アメリカの学校や職場のポットラック、何を持ってく?

banquet dish of fried shrimps with herbs

ホリデーシーズンになると特に増える学校や職場でのポットラック。もともとは、友人たちと食べ物を持ち寄って気軽にパーティしましょうよ、的な位置づけですね。

しかし料理がそれほど得意ではない人、そして何を持っていけばアメリカ人が喜んでくれるか分からない!という人にとっては、ポットラックと聞くたびにげんなりしたり、ストレスを抱えてしまうかもしれません。

私もこれまでポットラックに参加した経験は数知れず。何が喜ばれるかは、正直、集まるメンバーによって全く違います!同じアイテムを持って行っても、あっという間に完売することもあれば、誰も手を付けずに号泣。。なんてこともあるものです。

ここでは、これまでの経験から(日本のことをよく知らない)アメリカ人にも喜んでもらえるもの、ガッカリだったりだったものなどをご紹介しますね。

目次

  1. 絶対に失敗したくないならフルーツ
  2. 料理好きなアメリカ人はキャセロールが多い
  3. 料理に自信がない人ならコレが一押し
  4. 日本食は喜ばれる?
  5. サラダは意外と人気
  6. 男性おひとりの参加なら「買ってきました感」のあるデザートでもOK

1.絶対に失敗したくないならフルーツ

sliced fruits on tray

フルーツの盛り合わせは、どんなポットラックに持参しても失敗することがない無難なアイテムです。オリジナリティや個性などはほぼゼロですが、失敗するリスクは低いでしょう。

フルーツの切り方が分からない!という人なら、スーパーで販売されているフルーツの盛り合わせを自宅で素敵な器に移し替えれるだけでも問題ありません。

フルーツを持っていく際には、色が変色するリンゴなどは避けて、グレープやイチゴなどがおすすめです。イチゴが大きければ、縦に半分に切ればOK。食べやすい大きさになるので喜ばれます。

オレンジやマンゴーなども、食べやすいサイズにカットしておけば安心です。

メロンやスイカ、パイナップルなどは、そのままスライスしてももちろんおいしいのですが、かわいい形にくりぬける型やスプーンなどがショップで販売されているので、活用すると見栄えがぐんとよくなります。他人と差をつけるスキルがある人なら、形や盛り付けを工夫するのがおすすめです!

ただし注意したいのは、フルーツなら失敗しないと考える人は多く、場合によってはフルーツだらけになってしまうことがあるという点です。特に女子ばかりの集まりでは要注意ですね。

オリジナリティほぼゼロのフルーツですが、食べやすくてニオイも気にならず、準備にそれほど時間をかけなくても用意できるという点ではチャンピオンな存在かもしれません。

2.料理好きなアメリカ人はキャセロールが多い

料理好きを自負するアメリカ人女子が多く持ってくるのは、キャセロール。グラタンみたいなものですね。気を利かせて下にライスを入れてドリアにしてしまうと、「ギャー!なんでこんなところに米が入ってるんだ?」と嫌がる失礼な人もいるので、キャセロールを持っていくならアメリカ流のままが無難です。

キャセロールは暖かい状態でいただくのがおいしいので、もしも持参するなら、できるだけ温度が冷めない工夫をしてポットラック会場まで運搬しましょう。保温バッグなどは、ポットラックの日にはよく見かけるアイテムです。

3.料理に自信がない人ならコレが一押し

ポットラックには、何か1品持っていなかければいけません。しかし、何を持っていけばよいのか分からない、料理にも自信がないという人にとっては、まさに考えることが地獄の時間と化してしまうでしょう。

そんな人にオススメなのは、簡単に作れて失敗することがなく、それでいて必ず食べてもらえる定番アイテムです。

ベイクドポテト(Baked Potato)

家庭でいただくベイクドポテトなら、大きなジャガイモを使います。しかしポットラックでは、色々なものを少量ずついただくという醍醐味があるので、使うジャガイモは、小さなサイズがおすすめです。スーパーに行くと、ちょうどプチトマトぐらいのサイズをしたジャガイモたちが並んでいます。それを使って、見た目が良さそうなベイクドポテトのレシピを真似すれば、失敗しません!

そして、見た目重視のポットラックのために、スーパーで販売されている新鮮なローズマリーなどのハーブを上に散らしてみてください!それだけでゴージャスな見た目になって、ポットラックにふさわしい存在感のあるベイクドポテトに完成します。

デビルドエッグ(Deviled Egg)

sliced boiled egg on white plate

これは固ゆでしたゆで卵の黄身を取り出して、ピクルスなどと混ぜ合わせて、器に見立てた白身に盛るだけの、超簡単かつ失敗しないレシピです。アメリカ人なら皆さん大好きなアイテムなので、誰も手を付けないという悲しい思いをする心配もありません!

見た目を工夫するなら、取り出した黄身を何と混ぜるかを工夫して、3種類ぐらい作っていけば良いと思います。

4.日本食は喜ばれる?

日本食が喜ばれるかどうかは、参加するメンバー次第です。私はこれまで、同じメニューを持参して、大人気であっという間に完食になった経験もあれば、最後まで誰も手を付けず泣きそうになった経験もあります。

日本人が多く参加するポットラック、日本に行ったことがあるとか日本食が大好きという人が多いポットラックでなら、日本食を持っていくと喜んでもらえると思います。しかし、「日本、何それ?」的な人が多いポットラックには、持っていかないほうが無難かもしれません。

子どもがいるなら揚げ物がオススメ

tray of cooked food

子供が参加するポットラックや、20代から30代の男性が多いポットラックなら、揚げ物を持っていくと喜ばれます。日本にちなんだ揚げ物なら、

  • 餃子
  • 唐揚げ
  • チーズ揚げ
  • 春巻き
  • コロッケ

などが良いかもしれません。ニンニクがたっぷりの餃子などは、中に何が入っているのかをリストアップして器に貼っておくのが親切です。

寿司は喜んでもらえる?

sushi roll on white ceramic plate

アメリカで暮らす日本人にとっては、ポットラックで寿司が登場すると、それだけで興奮しますよね。しかしアメリカ人の中には、魚を食べないという人も意外と多いので、誰が参加するかによって寿司の立ち位置は大きく変わります。

また、ポットラックでは常温においておくので、食中毒なども気にしなければいけません。そのため、私は生のお魚を使った寿司をポットラックに持参したことはありません。

もしもお寿司を持っていくなら、カリフォルニアロールですね。中には、カニカマやアボガドなどを入れて、アメリカ人が抵抗なく食べやすい配慮をすれば、失敗する確率がグンと下がります。

親日家が多いポットラックなら、いなり寿司やちらし寿司などでも食べやすく分けておくと喜んでもらえます。

串ものは注意したい

アメリカにも串モノはあります。例えば、BBQで大人気のケバブがよく知られている所でしょうか。大人のみのポットラックなら、焼き鳥などを串に刺したままの状態で出すのもアリでしょう。しかし子供が参加するポットラックでは、万が一のことを考えて串は外しておくのが安全です。串に刺した大人用と、串から外した子供用に分けて提供するのもアリですね。

5.サラダは意外と人気

person holding clear glass bowl

温かい食べ物だと、どうしてもポットラックの直前に調理しなければいけません。忙しくて準備する時間がない!という人なら、サラダを持参するという方法もアリです。

サラダにはいろいろな種類がありますが、その中でもウケが良いのはグリーンサラダではなく、手を加えたパスタサラダや春雨サラダなどですね。春雨サラダはアジアン風で、日本食に好意を持っていない人でも「少しだけなら食べてみようかな」という気になるらしく、食べてビックリとてもおいしい!という結果になりやすいと思います。

パスタサラダは、マヨネーズを使うと常温で食中毒のリスクがアップするので、私はイタリアンドレッシングやレモンなどであえていました。オリーブやミニトマト、セロリなどを入れると、アメリカ人が好きそうなパスタサラダに完成するので、失敗したくない人にオススメです。

6.男性おひとりの参加なら「買ってきました感」のあるデザートでもOK

cookies in ceramic plates

直前にスーパーで買ってきました感のあるデザートは、実はとても喜んでもらえるアイテムです。要冷蔵の心配がないクッキーやブラウニーでも良いですし、小ぶりのマフィンやケーキでも、皆さん食事の後に食べます!

もちろん、手作りデザートも喜ばれます。ただしその際には、アレルギーを持っている人に配慮して、使った材料を紙に書いて貼っておくなどすると感謝されます。

投稿者: samuraipassport

こんにちは!アメリカ在住のジャーナリスト兼ライターです。アメリカへの移住から生活まで初心者が知っておきたい情報を発信していきます!アメリカに住んでみたい人や海外に憧れている人にとっても役立つ情報が満載です!

コメントを残す

アメリカ生活 情報 マニュアルをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む