アメリカの視力検査が分かりづらい!

日本からアメリカにやってくると、単位がいろいろ変わってややこしいなぁと感じることはありますよね。視力のフォーマットは、そんな中でも私が何年やっても一向に覚えられないものの一つです(笑)。

目次

  1. 視力の表示はなぜか分数
  2. そもそも、なんで20?

1.視力の表示はなぜか分数

私たちが慣れている視力の表示方法と言えば、1.0とか1.5などの小数です。しかしアメリカでは、なぜか分数。しかも、なぜかよく分からない、20/20とか20/10という、分子が20なのです。発音は、 20/20ならTwenty-Twenty となります。

20/20と言われたり、20/10と言われれば、それが私たちが良く知る少数フォーマットでどのぐらいの視力になるかは、わかりますよね。だって、約分すれば良いだけなので、簡単です。

しかし、じゃあ0.8という視力を、分子20だといくつになるか?と聞かれても、多くの人は「。。。へ?」となってしまうと思います。はい、私もなります。

その理由は、小数を分数に、そして分数を小数に変換しようと数学が脳裏を駆け巡るからなのです!

アメリカの視力は分数なので、最初から分数で感覚的に覚えるのが得策かもしれません。

2.そもそも、なんで20?

どうして謎の数字20が分子になっているのか、不思議だなーと思っている人は多いと思います。そうだよね、そうなっているよね、とは知りつつも、なぜ20なのか理由がよく分からないアメリカ人も多そうですね。

分子が20というのは、20フィート(約6メートルぐらい)離れた場所を基準にしているという背景があります。20/20なら、20フィートの場所から見えるべきターゲットが、ちゃんと20フィートの場所で見えてますよ、という意味なのだそうです。

じゃあ、私が若い頃に誇った2.0という視力はどうでしょう?

2.0を分子20で表示すると、20/10と表示できます。これは、10フィート近づかなければ見えないものを、この人は20フィートの場所から見えますよ、という事です。

はい、わかりづらいですね。

ちなみに、息子様はかなりの近視で、気づいた時には裸眼での視力が0.1になっていました。これは、分子20フォーマットだと、20/200となります。つまり、200フィート離れた所から見えるべきものが、この人は20フィートまで近づかなければ見えません。という事です。

この分かりづらーいアメリカの視力フォーマット。どうやって覚えておけばよいかというと、分子は必ず20になるという事。そして分母の数が大きくなれば視力が悪い、小さければ視力が良い、ぐらいに覚えておけば良いと思います。

フォーマットは国によって違う

ちなみに、ヨーロッパはさらに難易度がアップします(笑)。基本的な考え方はアメリカと同じなのですけれど、ヨーロッパではメートル表示なので、20フィートの場所から見えるはずのものを。。ではなく、6メートルの所から見えるはずのものを。。という感じです。

ちなみにこの表記で視力1.0は6/3となり、0.8は6/7.5となります。

もうこうなってしまうと、自分の視力を暗記するだけで精いっぱいかもしれませんね(笑)

アメリカで親知らずを抜く!

アメリカでは医療が専門分野ごとに細かく分かれています。歯医者も例外ではなく、虫歯の治療をしてくれる歯医者に行っても、親知らずを抜いてもらうことはできません。

ここでは、息子が親知らずを抜いたエピソードをご紹介します。

目次

  1. 親知らずはいつ抜く?
  2. どこで抜いてくれるの?
  3. 基本は全身麻酔で一気に4本
  4. 気になるのはやはりコレ。費用はいくらかかる?

1.親知らずはいつ抜く?

私が自分の親知らずを抜いたのは、大人になってすでに親知らずが歯並びをガタガタにした後でした。はい。最悪です。当時はネットなどありませんでしたから、情報収集はできませんでしたし、私の親は

「親知らずなんてものが生えるのは、お前が親の言うことを聞かないからだ!」

と意味不明な説を語る宇宙人でした。なので結局、大人になってから親知らずを抜いた後に矯正などもして、かなりの出費になってしまいました。

歯並びがとても大切なアメリカでは、子供たちはかなり早い段階で親知らずを抜きます。私の息子も例外ではありませんでした。息子は小さい頃からなぜか歯並びがすごくよく、私は自分自身の経験もあったので、歯並びがクソ親知らずのせいでガタガタにされる前にさっさと抜いてしまおうと、ずっと思っていました。

親知らずの根っこが生えるのを待ち伏せ

息子は半年ごとに歯医者へクリーニングに行っており、私は彼がミドルスクールに入ったころから、このクリーニングに行くたびに「親知らずはどうですか?生えてませんか?」としつこくドクターに聞きました。

ドクター曰く、親知らずはある日突然現れるものではなく、まず歯の根っこが出没するのだそうです。この根っこができてから歯茎の上に出てくるので、根っこが完成すればいつでも抜ける、とのことでした。

半年ごとに「親知らずの根っこはどこですか?まだ生えてませんか?」という攻撃を繰り返し、そのたびにドクターは「うーん、まだです」の繰り返し。この問答をリピートしながら、息子が9年生の時、ようやく「そろそろ抜けると思う」とドクターからOrthodontistへの紹介状をゲットしました。

2.どこで抜いてくれるの?

アメリカで親知らずを抜く場合、一般のGeneral Practice的な歯医者では対応できません。そのため、Orthodontist(オーソドンティスト)と呼ばれる専門医のクリニックへ行きます。

おそらく紹介状がなくても行けるのかもしれませんけれど、多くはかかりつけの歯医者から紹介状をもらって来院している人ばかりでした。

歯医者が専門医を紹介してくれる場合、自分が加入している保険が適用されるかどうかを確認してから紹介してくれることもあれば、患者の健康保険の適用有無に関係なく、その歯医者が提携している専門医を紹介してくれることもあります。

息子が通っていた歯医者はとても親切で、健康保険が適用される専門医をいくつかピックアップしてくれました。その中からおすすめの医者を聞いて、そこへアポを取りました。

3.基本は全身麻酔で一気に4本

Orthodontistでは、初回にカウンセリングを行い、レントゲンをチェックしてから当日の注意事項などを聞き、施術日の予約を取ります。この時、費用がいくらになるかも聞いて、施術日に支払うという流れでした。

カウンセリングの時には、施術後に飲む抗生物質や化膿止めみたいなお薬の処方箋もすべてもらえます。それを事前にそろえておけば、施術の後はすぐ帰宅できて効率的というわけですね。

息子はハイスクールでまだ車の免許を持っていなかったので、当然ですが私が送迎をしました。しかし全身麻酔で歯を抜くので、運転できる子でもこの日は送迎が必須です。事前に医師から「自分で運転してきても帰れません。送迎のドライバーが必要です」と言われました。

親知らずを抜歯する間、私は待合室で待っていました。かかった時間は、どのぐらいでしょうか、1時間ちょっとぐらいではなかったかと思います。スマホと充電用のバッテリーも持参したので、私はとても快適な待ち時間を過ごすことができました。

4.気になるのはやはりコレ。費用はいくらかかる?

息子が抜歯したときには、他にも親知らずの抜歯に来ていた人がいました。

皆さん一律料金ではなく、数百ドルぐらいの料金差はありました。もしかしたら、親知らずがどんなふうに生えているか、によって費用が違うのかもしれません。

ちなみに息子が支払った料金は、4本で2,100ドルでした。これが安いのか高いのかは、私にはわかりません。でもほぼ根っこのみの親知らずなので、抜きづらいということはなかったと思います。なので、おそらく安い方ではないでしょうか。

でも私が日本で健康保険を使って親知らずを抜いた時には、1本たぶん1,500円ぐらいでした。日本と比較したら当然ですが、信じられないほど高額ですね。

植物状態や胃ろうはやめて!それならLiving Willを書くのがおすすめ!

皆さん、Living Willって知ってますか?Willというのは遺言書のことで、自分がなくなった後に資産を誰に譲るとか、まあそういう事を書く法的文書ですよね。これに対してLiving Wilというのは、まだ死んでいないけれど自分で意思決定できなくなった時に、自分の意志を家族に遂行してもらうための法的文書です。

目次

  1. Living Willは誰に必要?
  2. 家族のトラブルを回避できることもある
  3. Living Willは遺言書ではない
  4. 最近はネットで簡単に作成できる

生きているのに意思決定ができなくなってしまうのは、主に病気の時ですね。Living Willには主に、どこまで医療サービスを受けたいかという点を意思表示します。

例えば

  • 人工呼吸器をつけるかどうか
  • 胃ろうをするかどうか
  • 透析や抗生物質など、延命につながる処置をするか
  • 緩和ケアのステージで治療のための検査をうけたいかどうか
  • 亡くなった後には臓器や体を寄付するかどうか
  • 葬儀は火葬か埋葬か
  • 死因を解明するために剖検するかどうか

などがあります。

1.Living Willは誰に必要?

自分も家族も健康な時には、自分の最期がどうなるかなんてことはあまり考えませんよね。しかし自分で意思表示ができなくなってしまうと、自分が希望しない延命治療を無理にされる可能性が十分にあります。

どうして?

それは、人間が生きていることで収入が発生すると、それで恩恵を受ける人がいるから。

アメリカでは日本のように、毎月の医療費が一定以上を超えたら支払わなくて良い、なんて制度はありません。そのため、病院に入院してこうした治療を受ければ、毎日チャリンチャリンと出費がかさんでいきます。そのため、あまり延命を希望する家族は少ないようです。

しかし、生きているだけで多額の年金が入ってくる場合、そしてかかる医療費よりも収入の方が圧倒的に多くなる場合には、話は違ってきます。

本人の意志とか希望、苦痛などの優先順位は低くなり、家族の経済的な希望が優先されてしまうかもしれません。

そう考えると、Living Willはどんな人にも必要だと思います。

2.家族のトラブルを回避できることもある

もしも夫婦間で意思表示ができていたとしても、実際にそんな状況になった時には、横やりが入る可能性はとても高いものです。

例えば、結婚相手の親や兄弟がしゃしゃり出てきて、延命すべきだと主張したらどうでしょう?

本人の意志を尊重と言っても、書面になっていなければ証明出来ません。

病院や医師は、基本的に配偶者の意思を尊重してくれますけれど、義家族から殺人犯扱いを受けることに対して、嫌な気分になることは簡単に想像できますよね。

3.Living Willは遺言書ではない

Living Willは主に、医療行為に関する希望を記載します。財産の相続に関して書く遺言書とは、根本的な性質が違います。

4.最近はネットで簡単に作成できる

Living Willは、自分で正常な判断ができなくなってから作成しても、それは無効とみなされてしまうことがあります。そのため、できるだけ早めに作成して、自宅の中の金庫にしまっておくのが良いかもしれません。

私がLiving Willを夫と作成したのは10年以上前になりますが、その時には法律事務所に行って作成しました。

しかし近年では、ネットで簡単に記入ができてプリントアウトもできるサービスがたくさんあります。かかる費用もリーズナブルで、20ドルぐらいから作れるようです。もちろん、法的効力もあるみたいですよ。

もしもアメリカに骨をうずめようと覚悟を決めている人なら、作っておいて損はない書類かもしれません。

予防接種はどこで受けてる?

日本でも、子供が小さければ自治体主体の集団予防接種があったような気がしますが、多くの場合には病院で6か月健診とか1歳健診みたいなタイミングで受けることが多いのではないでしょうか。

アメリカでも、子供が赤ちゃんの頃はたいてい、病院へ健診に行った時に受けます。しかしある程度の年齢になると、ワクチン接種だけのために病院に行くのは面倒だし時間がかかるということで、もっと気軽に接種できる場所へ行く子が増える気がしますね。

病院

アメリカ人は、年に1度健診に行く人が多いものです。特に病気でなくても、年に1回の健診は健康保険がカバーしてくれるので、自己負担なし。だから行く、という人は多いと思いますね。

私は、アメリカに来たばかりの頃には年に1度行っていましたけれど、特に問題もなく先生の顔を見るだけだったので意味がないと勝手に思い、10年以上行きませんでした。しかし40代後半になり、そろそろ夫の定年退職も視野に入ってきたので疾患は今のうちに完治しておこうと思い、今では年に1度クリニックへ足を運んでいます。

クリニックの中には、予防接種は一切していないというところもあります。しかし、してくれる所もあります。特に年に1度受けるインフルエンザの予防接種などは、もしも来院のタイミングがインフルエンザのシーズンと合えば、その時にワンストップで売ってもらうのが便利かなと思いますね。

アポは必要

クリニックで予防接種をうってもらう場合、予防接種だけのアポをとれるかどうかはクリニック次第です。例えば帯状疱疹(Shingles)やコロナワクチンのように複数回の接種が必要なもので、最初の1回をクリニックで打ったなら、記録を一元管理したいと医療機関側の意向もあるのでしょう、2回目以降もそこで打ってもらえる可能性はあります。

ドラッグストア

アメリカにあるドラッグストアの中には、薬局が設置されています。ここには看護師が常駐しており、多くの場合にはこの看護士が予防接種をしてくれます。

ドラッグストアの場合でも、基本的にはアポをとってくださいと勧めています。アポなしでもワクチンの在庫があればきっと打ってくれるのではないかと思うのですが、うちの近所にあるWalgreenではワクチン待ちで長蛇の列ができているので、アポなしだと拒否されます。

また、すべてのドラッグストアでワクチン接種ができるわけではありません。薬局はあるけれど予防接種はしていません、というところもあります。行く前にネットでチェックしてくださいね。

Walgreenの店舗検索はこちらから

CVSの店舗検索はこちらから

Rite Aidの店舗検索はこちらから

大学のキャンパスでも

大学のキャンパスでも、インフルエンザぐらいの予防接種なら打つことができます。しかしこの場合、生徒全員分の在庫があるわけではないため、限られた人数で先着順となることが多いです。息子の大学でもFlu Clinicが開催されましたが、たったの2週間で生徒の半分も利用できなかった模様。

そんな時には、ThanksGivingなどで自宅に帰ってきたタイミングでドラッグストアなどに予約を入れておき、そこで接種するのがおすすめです。

どこで予防接種をうてるかを検索したいからは、こちらから

無保険者の予防接種、料金はどうなる?

健康保険に加入しているなら、子供が生まれてから学校教育を受ける際に必要な予防接種をはじめ、インフルエンザなどはほぼ無料で受けることができます。しかしアメリカには、健康保険に加入していない人、できない人もいます。

大人なら、保険がないから予防接種はあきらめようという判断もできるでしょう。しかしアメリカの学校では、在籍するために義務付けられている予防接種がけっこうあります。しかも、種類によっては複数回の接種が必要で、ハイスクールぐらいになっても打たなければいけないものもあります。

義務化されている予防接種を受けていなければ、学校に在籍することはできません。そのため、無保険の人は自己負担で子供にワクチンを接種することになります。

自己負担分がいくらになるかはワクチンの種類によって異なりますが、相場としては1本当たり25ドル~75ドルぐらいなのだそうです。1度に3種類のワクチンが必要なら、支払額は200ドル超になってしまう可能性もありますよね。

これは痛い出費です。

子供がウッカリ薬を誤飲!どうする?

アメリカに限ったことではありませんが、子供が小さい時には、医薬品の誤飲リスクはあるものです。私自身、小さな時に自宅においてあったビオフェルミンという整腸剤がとてもおいしくて、親に隠れてこそこそと食べ続けていました。ビオフェルミンは善玉菌がたっぷりの整腸剤なので、たくさん食べても大きな事故にはなりませんでしたが、過剰摂取するとよろしくない医薬品だったら大変です。

そんな私がアメリカで経験した、息子様の薬誤飲事故をご紹介しますね。

目を離したすきに子供が薬のボトル1本を飲んだ!

確か、息子が1歳のことだったと思います。普段、医薬品は子供の手が届かない高い場所においてあるのですが、その日はたまたま、整腸剤のTumsをリビングルームのテーブルの上に置いたまま、私はキッチンで洗いものをしていました。

Tums

Tumsとは、胃もたれの時に服用する医薬品で、有効成分はAntacidというものです。胸やけしたときの制酸剤なのですが、胃もたれ、食べすぎた時に飲むと整腸作用があるようで、我が家でも常備しています。

Antacid(制酸剤)

制酸剤は、胃酸を中和する作用を持つ市販薬です。胃酸の分泌を減少もしくは防止することで、胃痛や胃逆流、胸やけ感や消化不良を改善します。

Healthline

上の写真を見てもらうと分かりますが、ボトル1本に何十錠も入っています。甘くておいしいこの薬を、息子は私が目を離したすきに、おやつのようにボリボリと完食してしまいました。

私はパニック、すぐにポイズンコントロールへ連絡

私がキッチンで洗い物を終えてリビングルームへ戻ってくると、ご機嫌な息子が空っぽののボトルを見せてくれました。一瞬「え?」となりましたが、事情を察知した私はパニックになりました。だって息子はまだ1歳なのです。

何を考えていたのかはわかりませんが、私はとりあえず息子の胃の中を薄めようと思い、水を大量に飲ませました。

その後どうしてよいか分からず、911へ電話することも脳裏をかすめました。しかし息子は元気そうですし、とりあえずたくさん飲んだらどんなリスクがあるのかを確認しようと思い、ボトルの裏面の説明書きを読みました。

すると、特に過剰摂取したときの注意点は書かれておらず、質問があったらここへ電話してください、とPoison Controlの電話番号が記載されていました。

Poison Controlとは、医薬品の専門家が常駐しているサービスで、電話をかけると専門家がどう対処すべきかをリアルタイムで教えてくれます。私はここに電話をしました。

Poison Control 1-800-222-1222

相手はプロ。英語なんてできなくても平気

woman in black blazer sitting on chair

ポイズンコントロールへ電話をすると、すぐにプロが電話に出てくれました。私が事情を説明すると、彼女はまず、具体的に何を飲んだのか、有効成分は何かと尋ねました。

「有効成分なんて知りません!」

パニックになった私は、有効成分がボトルの裏面に書いてあるなんて考えもせず、そんな専門的なことを聞いてくれるなと泣きながら答えました。

そしたら彼女は、ボトルの裏面にIngredientsと書いてある場所があるから、そこを読んでと指示。Antacidをどう発音してよいか分からない私が、

「発音できない」

と泣きつくと、

「どんな発音でもいいから、とにかく読んでみなさい」

とおっしゃいました。そしてその後、私が何をしたのかも質問してきたので、とりあえず水をたくさん飲ませたと告げました。彼女は、

「水をたくさん飲ませたのは、とても良い判断でした。息子さんの状態は?」

息子はゲラゲラ笑いながらテレビを見ていると話すと、

「ハイリスクな薬ではないので、様子見でOKです。医者に行く必要はありません。」

とアドバイスを受けました。

事なきを終えたのはラッキー

飲んだ薬がAntacidだったので、息子は特にその後、体調を崩すこともありませんでした。しかし、これはラッキーだったのだと思います。もしも飲んだ薬が過剰摂取がNGなものだったら、胃の中を洗浄したり、きっと大変な処置が必要だったかもしれません。

この経験から学んだこと

私がこの経験から学んだことは、どんな薬でも、子供のそばにはおかないという事です。当たり前のことなのですが、息子はいたずらをあまりする子ではなかったため、それまでは私が不注意すぎました。でもこの一件以来、私自身がとても気を付けるようになりました。

最近のChildProofはすごい

過剰摂取すると危険な医薬品は、ボトルにChild Proofがついており、大人でも簡単には開けられないような仕組みになっています。握力がなかったり、開け方のコツを知らないと、大人でも四苦八苦するほど優秀です。

しかも、どんどんそのChild Proof技術は進化していて、難易度も上がっています。そのため近年では、小さな子供が開けられないだけでなく、高齢者も開けることができなかったり、握力が弱い人でも開けることは難しいものが多いですね。

でもこれはすべて安全のための対策です。

ちなみに、このTumsにはChild Proofはついていません。今でも、大人が不注意だと子供は勝手にボトルを開けて完食できるスペックになっています。

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指先をスパッと切断した!医者に行かずに完治できる?

日本でもアメリカでも、ケガをしたら念のために医者に行くという人もいれば、できれば行かずに治したいという人もいます。医療費が高額なアメリカでは、行かずに治す人の数は多いような気がします。私もアメリカに来てからは、医者に行っても意味がなさそうなことに関しては、行かずに治すようになりました。

スライサーで指の先端をスパッと切断

数年前のことですが、日本のアマゾンで購入した優秀なスライサーを使ってキャベツを千切りしていた時のことです。よそ見をしていたのでしょう、スライサーでキャベツと共に指の先端もスパッとやってしまいました。

信じられない痛みでうめき声しか出ず、止まらない出血でパニックになりました。とりあえずティッシュを使って止血を試みたものの、何枚使っても血が止まりません。しかも痛い。30分ほど格闘しましたが止まらず。医者に行こうかと真剣に考え始めました。

しかしここはアメリカ。ERなんて言ったら数百ドルかかるにきまってます。しかも、縫合できる切り傷ならまだしも、指の先端をスパッと切り落としているので、縫うこともおそらくできないだろう、というくだらない考えが、瞬時に脳裏を駆け巡りました。

とりあえず傷口を見てみると、切り落とした指の先端はほぼ円形になっていて、確実に肉が露出していました。しかし、どうやら骨は出ていないようです。見た感じ、医者に行っても縫えないだろうと判断し、そのまま自力で治すことにしました。

大活躍してくれる常備薬Antibiotic薬品

日本でも、切り傷や擦り傷にばい菌が入って化膿したり感染しないよう予防できる抗生物質クリームはありますよね。アメリカにも、もちろんあります。その中でもよく知られているのはNeosporin(ネオスポリン)で、我が家では常に常備しています。

アマゾンでも販売されていますし、WalmartやTargetにもあり、いくつかの種類があります。どれも切り傷や擦り傷による炎症や化膿を抑えてくれる役割をしているので、とりあえずケガをして赤く なっていたらネオスポリンをつける、というのが我が家の習慣です。

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夫がドラッグストアで見つけてきた便利アイテム

とりあえず抗生物質クリームを塗ってバンドエイドを貼りましたが、正直何かに触れるだけで悲鳴が出るレベルの痛さでした。包帯をぐるぐる巻きにしたものの、これでは指を濡らせないので家事が一切できません。困り果てていたところ、夫がドラッグストアで便利なアイテムを見つけてきてくれました!

Finger Cotというアイテムは、一言でいうならゴム製の指サックですね。医療用として販売されているものは指にしっかりフィットするものが多く、お値段もリーズナブルなので使い捨てにできる点がメリットです。水を触る家事の時には、これをつけた上からゴム手をすることで、若干の痛みを軽減できました。

シャワーに入る時にも、この指サックはとても重宝しました。

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キズパワーパッドはアメリカにもあります

日本で大人気の傷パワーパッドは、温潤療法で傷跡を残さず素早く完治できることで知られています。これはハイドロコロイドという有効成分が入っているバンドエイドですが、アメリカでも販売されています!

ただし、ドラッグストアなどのショップに行っても、売り切れの可能性が高いので、家庭に常備するならアマゾンで購入するのが便利です!

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縫合スタイルのスティッチテープも!

近年では、と言ってもずいぶん前からですが、切り傷を縫合する際には糸でチクチク縫うのではなく、ホチキス的なもので傷口を縫合するのが一般的です。ぱっくり開いた傷口は、やはり閉じたほうが早いもの。医者に行かずに傷口を縫合できないかな、という人にオススメなのが、Stitch Bandageと呼ばれるアイテムです。

これは、バンドエイド的な細いテープに針金が通っていて、開いた傷口を閉じた状態で貼ると、傷が開いてしまうのを防いでくれるという優秀なアイテムです。

私の今回の傷は、大きくぱっくりと開いていたので、このStitch Bandageは活躍する機会がありませんでしたが、自宅に常備しておけば何かの時に役立ちそうだと思います。

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指カバーをつければ仕事もできました

今回の傷は、出血が止まるまでに5日ほどかかりました、この時点で、完治までかなり時間がかかりそうだなという嫌な予感はあったのですが、実際に完治までは1か月以上かかりました。

指の先端をスパッとやったので、日常生活の中では指先を使う作業に苦労しました。私は仕事でパソコンを使うのですが、指先がキーボードに当たると痛くて作業ができません。それどころか、指が何かに触れるだけで傷口を刺激してまた出血するという悪循環だったので、仕事を休もうかなと考えたほどです。

そんな時、便利なものを発見!仕事を休まずに済みました!これも夫が見つけてきてくれたアイテムなのですが、指を保護するカバーですね。金属もしくはプラスチックで指を保護してくれるもので、内側についているクッションが指への衝撃が吸収してくれます。キーボードをたたいても痛くありません!叩きづらいという難点はあったものの、それはケガをしたわけですから、ある程度は我慢ですね。

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最後に

アメリカの医療費はとても高いです。しかし高いからと言って医者が必ず何かをしてくれるわけではありません。医者に行っても「ドラッグストアに売ってる薬で治せ」と言われることもあれば、何もせずに「様子見」と言われることもあります。

だから私は、万が一に備えて家庭に最低限の医薬品を常備しておき、できるだけ行かない方向で対処するように心がけています。もちろん、それが理想的かどうかは知りません。でもどんな医薬品が市販されているのかを知っていれば、医者に行かずに治す方法を素早く見つけられる可能性はアップしそうですね。

病院へ行くなと言っているわけではありません。マズイかもと感じた時には、速やかにUrgent careもしくはERへ行ってください。

アメリカのペットファーストはどこまで?安楽死で私が感じたこと。

私は数年前、10年間一緒に暮らしていたワンコ様を安楽死で見送りました。生後8週間程度でお迎えしてから最期まで、息子様の弟分として大切に育ててきたのですが、9歳の時に糖尿病を患ってしまい、色々と手を尽くしたものの治療の効果が表れず、最後は安楽死というつらい決断をしました。ここでは、その治療の過程で感じたことをご紹介します。

突然の糖尿病

私のワンコ様は、9歳の頃に尻尾にできた大きな脂肪種を除去する手術を受けた直後、糖尿病という事が分かりました。

糖尿病はある日突然発症する病気ではありません。おそらく、それまでは全く症状が出ることなく生活していたところ、手術をきっかけにして体のバランスが崩れ、症状が出てきたのでしょう。

ある日私が帰宅すると、廊下一面に大量のオシッコをしていたのです。本人は申し訳なさそうにしていましたが、そんなこともあるだろうと私は後始末をしました。その時に、オシッコの臭いが普段とは違い、甘い香りがしたのです。もしやと思ったのが始まりでしたね。

病院へ連れて行くと、案の定、糖尿病だと診断されました。しかもその時には、血糖値がすでにとても高い状態で、すぐにインスリンの注射が必要だと言われました。

治療効果、ゼロ

person holding a syringe

犬の糖尿病には、本来はペット用のインスリンを注射します。打つ量は血糖値によって変わるのですが、私のワンコ様はすでに血糖値が測定不能な状態だったため、ボトル1本を1週間で使い果たすほどの量をうたなければいけませんでした。お金のことを言うのは少し気が引けますが、その動物病院ではボトル1本60ドル。ペット保険に加入していなかったため、全額が自腹でした。

ただインスリンを打つわけではありません。血糖値が安定しないので、週に1度病院へ行き、治療効果をチェックしに行きました。半日預かって様子を見るはずなのですが、いつも30分程度で連絡が来て、測定不能だから半日預かっても意味がないと言われるのです。この治療費、足を運ぶたびに200ドルかかりました。

糖尿病と診断されてから半年後、夫の異動で私たちは引っ越すことになり、ワンコ様の病院も転院となりました。

新しい病院で事情を説明した所、ペット用のインスリンではなく人間用のインスリンを使いましょうと、治療方針が変わりました。ヒューマン用インスリンは保険ナシでボトル1本30ドル程度でした。

引っ越してから3か月目、安定する気配すらない血糖値を測定するために週1で通う治療は、辞めました。経済的な負担が大きくなってきたこともありましたが、行くたびに針を刺されて血液を採られるワンコ様のストレスが大きくなってきたことが、大きな理由です。その変わり、3か月ごとに受診して、そのほかの部分をチェックしていきましょうという方針に変わりました。

肝臓も腎臓も機能していない

糖尿病を発症してから1年たったころ、ある日突然、ワンコ様が脳梗塞らしきものに襲われました。本人はつらそうに両眼を閉じた状態で、じっと動きません。すぐに病院で検査した所、肝臓と腎臓どちらも機能していないことが分かりました。

私もそれなりの覚悟を持って病院に行ったのですが、医師からは安楽死をすすめられました。

本人が苦しむなら安楽死で楽にしてやりたい、というのが私の気持ちでした。しかし、夫や息子も見送りたいだろうと思ったので、その場で「ですよね」とワンコ様を見送ることはできません。家族に相談する時間が必要だと伝え、強力な鎮痛剤を処方してもらい、帰宅しました。

すると、奇跡が起きたのです。

ワンコ様がその夜、目を開けて普段通りに活動し始めました。

本人は何事もなかったかのように元気にしているし、食欲もあるため、家族で話し合った結果、本人がつらくないならこのまま共に生活しようという結論に至りました。でもカウントダウンな状態であることは、家族全員で共通の認識となりました。

医師から電話

翌朝、心配してくださった医師から直接電話がありました、私は事情を説明し、痛そうにしていないので様子見で行くと伝えました。

医師からは、強く安楽死をすすめられました。最も大切なのは人間のQOLであり、ペットが最高の友でいられなければ、安楽死は妥当な決断だというのが、彼女の意見でした。

しかしその時には、ワンコ様は食欲もあり、正常なうんちもしていたので、私たちは、今回は安楽死はさせないという意思決定をしました。

ついにその日が

little dog sitting in light studio

それから2か月後、ワンコ様の体調が急変しました。体調がとても悪かったのでしょう、食欲もなく水も飲みません。心細いらしく、ずっと膝の上で寝ていました。1日様子を見ましたが、事態は改善するどこか悪化していくようでした。

その夜、深夜1時にワンコ様がトイレに行きたいというので、一緒に庭へ出ました。その時のワンコ様の便を見て、最期だと思いました。

朝いちばんで病院に行くと、安楽死の一択でした。この時は本人がとてもつらそうにしているので、人間の勝手な都合で先延ばしにするのはかわいそうだと思い、病院の待合室から夫と息子に連絡し、その日の午後に見送ることにしました。

私は日本でのペット安楽死がどうなっているのかは、分かりません。しかしアメリカでは、少なくても我が家のワンコ様が通っていた動物病院では、安楽死に対してはフレキシブルに対応でした。手術が詰まっていた医師のスケジュールのわずかな隙間に予約を入れてもらい、家族全員で見送ることができました。そうした対応には、今でもとても感謝しております。

焼骨や埋葬などのオプションについても、すべて動物病院で対応してもらえました。

1週間後、動物病院へ遺骨を引き取りに行くと、どうやら葬儀屋のサービスらしいのですが、遺骨が入った骨壺には名前が刻まれており、石膏で取った手形にも、ワンコ様の名前が刻まれていました。

安楽死を通して感じたこと

ペットという家族の安楽死を通して、私はいろいろなことを感じました。

日常生活においては、ペットは家族です。ショップやレストランへの入店が認められている所は多いですし、大型犬でも室内で生活します。アメリカでは、雪が降る寒い時期にペットを数時間以上外に放置したり、暑い季節の車内にペットを放置したら、飼い主が逮捕されます。

しかし病気などを発症すると、アメリカでは安楽死という選択肢がとても身近なところに浮上します。

もしかしたらそれは、人間だけでなくペットの医療費も高いことが理由なのかもしれませんし、人間のQOLを最優先するという価値観からくるものなのかもしれません。ペットがつらい思いをする前の元気なうちに旅立たせようという思いやりなのかもしれません。

私は子供の頃にヨークシャ・テリアを飼っていました。当時は安楽死という選択肢はなく、体が不自由になってもずっと母がお世話していて、彼の最期は18歳での大往生でした。それが幸せだったのかどうかは、母とワンコ様にしか分からないと思います。でも現代のアメリカでは、大往生を迎えられるペットは意外と少ないのかもしれませんね。

$0 の健康診断で$300の請求書が来た!

アメリカでは、子供は年に1回Annunal Checkupと呼ばれる健康診断を受けます。学校に医師がやってくる集団検診ではなく、個人がクリニックに行って受けるものですね。アメリカの健康保険の大半は、健康診断に関しては年に1度は無料、となっています。無料だから行く人が多いのだと思います。

目次

  1. アスリートは年に1回健康診断書を提出する
  2. 突然$300の請求が来た!
  3. 学校に医者が来ることもある

1.アスリートは年に1回健康診断書を提出する

shallow focus photo of man playing american football

子供の頃に年1回の健康診断を受けることは、政府や健康保険会社が推奨しているもので、義務ではありません。だから、どの子が受けているかどうかは、基本的に学校はノータッチです。

しかし学校でスポーツ部に所属している場合には、指定されるフォームがあり、医師が「スポーツをしても問題ない健康体です」と署名しなければいけません。これは、毎年必要です。スポーツ部という部活が始まるミドルスクールぐらいから大学まで、例外なくこのフォームがあり、そのために子供たちは毎年夏になると健康診断に行きます。

息子はずっとフットボールをしており、ほかの子と同じように、毎年夏休みに健康診断を受けていました。そして、シーズンが始まる8月に提出していました。ちなみに、提出しない場合には、練習にも試合にも参加できないという仕組みになっています。

アスリートが受ける子の健康診断は、Sports Physical(スポーツ・フィジカル)と呼ばれています。検査の内容は基本的に、年に1度の健康診断(Annual Checkup)と同じです。そのため、クリニックに予約を入れる際にはいつも、Sports Physicalde予約を入れてもAnnual Checkupとして予約を入れても、診察してもらう内容はほぼ同じです。多くの人は、Annual Checkupとして予約を入れると思います。

上記の通り、年に1度の健康診断は、無料です。毎年たくさんの子が「記入してください」と持ってくるSports Physicalの用紙に記入してもらうのも、無料で対応してもらえます。

2.突然$300の請求が来た!

小さなころから毎年無料だったAnnual Checkupですが、ある年、突然$300の請求が来ました。

「???」

と思って、健康保険会社から送付されてきたEOB(Explanation Of Benefit:保険適用の明細書)を熟読すると、「Sports Physicalは保険適用外です」と書かれていました。

健康保険会社に電話をして、いつもと同じ健康診断なのに、なぜ今年は適用外になるのかを聞いたところ、どうやらクリニックが健康保険会社へ申告する際に、

  • クリニックが保険会社へ「Annual Checkup」として申請→自己負担ゼロ
  • 「Sports Physical」と申告→保険適用外。つまり、全額が自己負担

となることが分かりました。クリニックにすぐ連絡してその旨を伝えると、「だって受けたのはSports Physicalですよね?」とか「スポーツ目的なんだから間違ってません」なんて言われることなく、「それではAnnual Checkupとして申請しなおします」との返事。とても良心的なクリニックだと思います。

その後、問題なく受理されて、自己負担額はゼロとなりました。

同じ検査内容でも、クリニックがどのように申告するかによって、患者側の自己負担は大きく変わるという事を、この時に知りました。

3.学校に医者が来ることもある

アメリカは日本のように国民皆保険ではありません。だから当然、健康保険がないという子もいます。健康保険がないという子は貧困層の家庭が多いのですが、そういう子だと、スポーツをするためだけにわざわざクリニックに行って、何百ドルも払うというのは経済的に難しいものです。

そのため学校によっては、1日数時間だけ医者が体育館みたいなところに足を運び、健康診断をしてくれるサービスがあります。スポーツをするけれどSports Physicalをまだ記入していない生徒を対象にしたもので、息子が通っていたハイスクールでは$20ぐらいの格安料金で受けられました。

これはとても便利で、わざわざ学校の後にクリニックへ行く必要がありませんし、夏休みの終わりにアポが取れないと焦る必要もありません。無料で受けられるサービスに$20を払うモヤモヤはあるかもしれませんが、何しろ楽という点は、大きなメリットだと思いますね。

健康保険のせいで給料ゼロ?アメリカどうなってるの?

日本では、健康保険は社会保険料の一部として組み込まれていて、有無を言わせずに毎月のお給料から天引きされますよね。細かい計算式については、都道府県によって異なるものの、収入に対して何パーセントという計算をするのが一般的です。だから、所得が高ければ、健康保険料も驚くほど高額になりますが、所得が低い人は稼ぎにあった負担分を払えばよいということになります。

しかし、アメリカは違います。何がどう違うのか、ご紹介しますね。

目次

  1. アメリカの健康保険はショッピング式
  2. 「医者には行かない。健康だし」という人は多い
  3. 無保険の人が病気になると、どうなるの?

1.アメリカの健康保険はショッピング式

アメリカでも、税金をはじめとする社会保険に関しては、収入に対して何パーセントという計算をします。しかし、健康保険に関しては、まったく計算方法が異なります。

アメリカの健康保険は、言うならショッピング方式となっていて、プランごとにすでに価格が決められています。それを見て、加入するかどうか、どのプランに加入するかを従業員が決める仕組みとなっています。

例えば、毎月800ドルの健康保険プランがああったとしましょう。この金額は、毎月の手取りが1,000ドル(12万円程度)の人でも1万ドル(120万円程度)稼ぐ人でも変わりません。月に1万ドル稼ぐ人にとっては、健康保険料800ドルと言われても、それほど大打撃にはならないでしょう。しかし、手取りが1,000ドルの人にとっては、保険代で給料のほぼ全てがなくなってしまうと、家賃が払えなくなってしまうかもしれません。

「健康保険に加入したくても無理」という人が存在するのは、アメリカのこんな健康保険のお値段にも原因があります。

2.「医者には行かない。健康だし」という人は多い

日本でもアメリカでも、頻繁に医者に行く人って少ないですよね。特に若くて健康な人なら、健康保険には加入しているけれど、医者に行くのは健診のために年に1回ということもあるでしょう。

もしも自分の所得が少なくて、健康で医者に行かなくても平気だと考えられる年齢なら、健康保険には加入しないという選択をする人が多くても、それはごく自然なことかもしれません。

それが「金額的に無理」という理由なのか、それとも「月に800ドルも払いたくない」という理由なのかは人によって違うでしょう。しかし長い間アメリカでは、こうした健康保険は「個人に与えられた選択の自由」として認められてきました。

3.無保険の人が病気になると、どうなるの?

自分が無保険だからと言って、病気にならないという保証はどこにもありません。若い頃には、おそらく毎月800ドルの健康保険代を節約しても、それほど痛手はないでしょう。しかし、健康保険には加入しない、医者にもいかないという生活に慣れてしまい、そのまま年齢を重ねるとどうなるのでしょうか?

病気になっても、基本的に病院や医者は、無保険者の面倒は見てくれません。残念ながら、人命第一ではありません。多くのクリニックでは、受診の前に健康保険の確認をされますし、支払い方法を確保するためにクレジットカードの番号を控えられたりもするでしょう。

病院へ入院する場合でも、病室利用料ぐらいは前払いで徴収されることが多いものです。

別の記事でもご紹介しましたが、私の夫は先日、開腹手術で1週間入院しました。その時に受け取った治療費は、健康保険に加入していなかったら$140K(2000万円近く)でした。→記事はこちらから

払えない場合、少額ずつ分割で払う以外には、債券回収業者に回されて嫌がらせを受けるか、それとも破産の手続きをとるか、ぐらいの選択肢しかありません。もしくは、募金を募って見知らぬ他人に助けてもらおうという戦略もあります。ちなみに個人が募金を募るサイトGo Fund Meでは、こうした「医療費が払えないので助けて!」というお願いをよく見かけます。寄付をするかしないかは、完全にあなた次第です。

アメリカの病院はアポなしだと受診できない?回避する方法はあるよ!

日本の病院では、歯科や美容系はほぼ完全予約制となっていますが、体調が悪いから内科に行きたいとか、けがをしたから外科に行きたいという場合などは、アポなしでも行けるのが通常です。しかしアメリカでは、どこもかしこも「アポなし完全お断り」となっている所がとても多く、急な時にはどこへ行けばよいのか途方に暮れてしまうほどです。

ここででは、アメリカでアポなしで病院に行く方法をご紹介します。

目次

  1. アポなしOKのクリニックはあるのか?
  2. アポなしでも行けるUrgent Care
  3. Urgent CareとEmergency Room(ER)の違いとは?
  4. こんな時はどうすれば良い?

1.アポなしOKのクリニックはあるのか?

アメリカのクリニックは、かなり高い確率で、アポがなければ見てもらうことはできません。しかし中には、アポがなくてもWalk-in Welcomeをうたっている所は少数ですが、あります。全ての街にあるわけではないので、もしも足を運べる距離にあるのなら、ラッキーだと思ってぜひスマホに登録しておくことをおすすめします。

もしも通いつけのクリニックがすでにあるとか、かかりつけのドクターがいるからそこに行きたい場合には、どうすれば良いのでしょうか。

アポなしで突撃するのは、おすすめしません。容赦なくNOと言われる可能性が高いからです。できればまずは電話をして、当日のアポが取れないか聞きましょう。混んでいないクリニックなら、当日でもアポを入れてくれますし、かかりつけのクリニックなら、けっこうねじ込んでくれたりもします。試す価値は、十分にあると思います。

2.アポなしでも行けるUrgent Care

急な高熱や病気、またスポーツ中に骨折したりケガをした場合など、アメリカに住んでいても急に医者に行かなければいけないニーズは、当然あります。そんな時に、「アポが取れない」なんて言葉は聞きたくありませんよね。

その場合には、Urgent Care(アージェントケア)がおすすめです。Urgent Careは、基本的にアポなしで行けるクリニックで、診療科目はオールマイティに対応してくれます。Emergency Room(ER)と呼ばれている救急救命ほど危機的な状況ではないけれど当日に診てもらいたい時には、このUrgent Careが対象となります。

Urgent Careは、探すと結構いろいろな所にあったりします。急なニーズが発生してからでは、頭がパニックになってしまって冷静にアージェントケアを探すことができなくなってしまうかもしれません。そのため、引越ししたり保険を変えたら、できるだけ早めに保険が適用できるUrgent Careを見つけておいて、電話番号や診療時間、住所などをスマホに登録しておくことをおすすめします。

診療は先着順

Urgent Careに行くと、まず受付をします。そこで、加入している健康保険などをチェックされて、待つことになります。アポなしで診てもらえるということで、結構混んでいることは多いです。

診療は先着順なので、場合によっては結構待つかもしれません。しかし基本的には、Urgent Careでは大掛かりな処置ができるわけではないので、意外と早く順番が回ってくることは多いです。ERのように、「死にそうなのに待ち時間が3時間」になってしまうことは、Urgent Careでは少ないと思いますね。

ただしコロナ渦においては、車の中でUrgent Careを5時間待たされた、なんて話もちらほら聞きました。込み具合によっては、当然そういうこともあります。

3.Urgent CareとEmergency Room(ER)の違いとは?

「急を要するのだから、Emergency Room(ER)に行けば良いのでは?」と考える人は、多いかもしれません。もちろん、行けば診てもらえます。しかし、後から請求書を見て目玉が飛び出るかもしれないので、注意してくださいね。

Urgent CareとERは、どちらもアポなしで行けるという共通点がありますが、大きな違いがあります。

Urgent CareEmergency Room
かかる自己負担額・通常のクリニックに行った時と同じ扱い
・HMOプランなら$40-$50程度のCo-PayのみでOK
・ER料金が別途設定されている
・最低でも$200程度かかることが多い
診療時間平日の昼間のみが多い365日24時間
診療目的死亡や後遺症のリスクがないケースに対応一刻を争う事態に対応
適用疾患インフルエンザなどの感染症
蕁麻疹など耐えられない皮膚疾患
軽度の喘息の発作
捻挫や軽度の骨折
縫合が必要な軽度の切り傷
耳の痛み
化膿や感染の疑いがある場合
急激な視力低下
急激な脱力や言語障害
呼吸困難
深刻な頭部への衝撃
背骨や脊椎の怪我
広範囲の火傷
重度の骨折
傷口が大きく開いた怪我
止まらない出血
入院の可能性なしそのまま入院になる可能性はあり
平均待ち時間30分程度2時間以上

4.こんな時はどうすれば良い?

行きたくなったのが夜間

people walking on the street between buildings

上記の通り、Urgent Careは基本的に平日の昼間のみの診療です。行きたいと思ったのが夜間だと、残念ながら行ってもクローズされています。

もしも翌朝まで待てるなら、それでも良いと思います。しかし、待った方が良いのか判断できない場合や、マズいなと直感した時には、迷わずEmergency Room(ER)へ行くことをおすすめします。

去年でしたが、夫が「何となくお腹の調子が悪い」と数日言っていました。ひどい便秘で何も出ないと。食物繊維を食べさせたり、下剤を飲ませたり、いろいろと手を尽くしましたが、ほとんど出る気配がなく、状況は悪化する一方でした。仕事を早く終わらせてUrgent Careに行くよう促しましたが、夫は面倒くさがりなため、結局行かずじまい。

お腹の調子が悪いと言い出してから3日目の夜、確か夜8時頃でしたが、夫が突然ERに行くと言い出したのです。

ごめんなさい、すぐに頭の中でカネの勘定をしてしまう癖のある私は、「昼間行けって言ったのに。行っておけばよかったのに。明日の朝まで待てないのか?」とかなり不満でした。しかし、本人が青い顔をして「ERに行った方が良いと思う」というので、連れていきました。

結局、大腸憩室症で腸閉塞の直前だったらしく、行かなかったら大腸が破裂してマズかったのだそうです。いろいろな検査をしたのち、抗生物質を処方してもらって朝5時に帰宅しました。(その後、いろいろ治療策を試しましたが、結局夫は入院して大腸切除術を受けました)

夫の入院に関する記事はこちらから

このように、朝まで待つとヤバイ、ということはあるものです。もしも行った方が良いなと思ったのが夜間なら、費用は多めにかかるかもしれませんけれど、命のために迷わずERへ行ってくださいね。

ERの待ち時間がとても不安

blue and yellow ambulance

自力でERに行くと、受付をして、先着順に診てもらえるので、かなり待たされることが多いです。平均して2時間以上、全米でも最も待ち時間が長いと言われているDCだと、平均286分、つまり5時間近くも待合室の窮屈な椅子の上に座って待ち続けなければいけません。、一刻も争うからERに来たのに、5時間も座った状態で待つなんて、気が遠くなるし耐えられないかもしれない・・・という不安を抱える人は多いと思います。

そんな時には、救急車を呼ぶことをおすすめします。救急車を呼べば、最低でも優先的に診てもらうことはできます。これは、救急車を呼ぶメリットですね。デメリットは、救急車は無料ではないので、利用すると後から請求書が来るという点です。いくらかかるかは加入している健康保険によりますが、私の友人は健康保険を適用した後の自己負担が$1,200だったと言っていました。はい、救急車って高額です。

ちなみに、全米の中でもERの待ち時間が長いワースト10はこちらです。

平均待ち時間
1DC268分
2デラウェア州153分
3ニューヨーク州153分
4メリーランド州152分
5コネチカット州152分
6ニュージャージー州150分
7カリフォルニア州150分
8ロードアイランド州147分
9マサチューセッツ州131分
10ハワイ州131分