日本でも、少しずつキャッシュレス化が進んでおり、現金がなくても安心して外出できる時代が到来していると思います。しかしここアメリカでは、そんな日本よりもさらに進んでいて、キャッシュレスはもちろんのこと、現金もカードも必要ない時代がすでに訪れています。
現金を持たない場合、支払いはデビットカードやクレジットカードとなります。決済する時には、お財布の中からカードを取り出して支払う、というのが一般的ですよね。アメリカでも私が住んでいる地域では、これがスタンダードです。
しかし息子様が暮らす大都会サンフランシスコでは、スマホがあればお財布すら必要ない生活を送ることができます。
それは、ApplePayなどスマホ決済ができる場所が大半だから。
目次
1.スマホ決済って何?
スマホ決済とは、iPhoneならApple Payのことです。自分が持っているクレジットカードやデビットカードを、Apple Payに登録しておくと、お店やレストランで決済する時にApple Payを選択し、カードを出さなくてもスマホでピピっと簡単に払えるという仕組みです。
Apple Payにはすでに自分のカードがリンクされているので、支払いは登録しているカード会社から受け取ります
2.どんな時にスマホ決済できるの?
私がサンフランシスコに滞在したのは3週間ほどでしたが、そのうちお財布を出してカードを使ったのは2回だけでした。しかも2回どちらも、ジャパンタウンにあるダイソー。レストランでも店舗でも、スマホがあればOKでした。
3.時代はアプリ
私が都会生活を満喫して感じたことは、時代はアプリだなということです。生活の中でスマホに頼る比重がとても高く、スマホがなければどこにも行けないし何もできないと言っても過言ではありません。
具体的に日常生活のどんな所でスマホ決済をしたかと言えば、
- アパートの家賃の支払い
- アパートでメンテナンスのリクエスト
- アパート内についているランドリー設備の利用(支払、マシンの利用状況や残り時間表示など)
- バスや電車の運賃(SuicaとかPasmoのような感じ)
- 交通機関の運行状況(バスがどこにいて何分遅れているなど)
- 生鮮品のデリバリー(インスタカートやアマゾンフレッシュなど)
- タクシーやシェアライドの利用(UberやLyft、Waymoなど)
アプリをスマホに入れることに抵抗がない人なら、生活がどんどん快適になる予感がしました。一方、アプリの存在に高いハードルを感じている人や、個人情報が抜き取られるのではないかと不安な人にとっては、残念ながら都会生活はどんどん不便になっていきそうな気がします。