EBayを使ったら詐欺師がまとわりついてきた話

日本だと、自宅に眠っている不用なアイテムを手放すなら、楽天やYahooのオークションとか、メルカリあたりが人気ですよね。

我が家では、息子様も成人したことだし、もう二度と使わないことが分かっているアイテムは断捨離しようと思い、今更ジローなEBayを初めて使ってみました。

そうしたらなんと、初日から詐欺師としか思えない嫌な野郎がまとわりついてきたのです。その時のエピソードをお話ししますね。

目次

  1. 売り出したのは人気のスポーツ設備
  2. 数時間でオファー。それが詐欺だった。
  3. 紆余曲折しながら見つけたBuyerは、私と同類のバカ親女子
  4. Ebayで多いのはこんな詐欺

1.売り出したのは人気のスポーツ設備

我が家で最初の断捨離対象となったのは、息子様がハイスクールの時に購入した、フットボールマシンです。

これはJugsというメーカーからラインナップされているプロ仕様のマシンで、フットボールを投げ出してくれる設備です。自由自在のスピード、角度、高さで打ち出せるという便利なもので、ボールを上手にキャッチしなければいけないスキルポジションにとっては、ボールを投げてくれる人が居なくても練習ができるアイテムですね。

この設備、100lb以上あってかなり重く、私一人では持ち上げる事すらできません。

私たちが購入した時には、定価で$2,100でした。それが今ではモデルチェンジをしたせいか、なんと価格が高騰して$3,800までなっています。

息子様はもうフットボールはしませんし、この高くて重い機械がガレージの中で腐っていくのなら、誰か私達のように子供に金をかけたい方にお譲りしたほうが良いだろうというのが、売却の理由でした。

我が家がこのマシンを購入した当時、周囲からは「馬鹿じゃね?」とよく言われました。はいそうです、バカ親ですから。重くてデカくて、しかも高額な業務用設備なので、家庭で持ってる人はほとんど見たことありません。

でもね、世の中には私たちのようなバカ親がほかにもワンサカといるのですよ(笑)。

ちなみにこのマシンは、アマゾンでも売ってます。フットボール以外にも、野球のピッチングマシンもあります。

amzn_assoc_placement = “adunit0”; amzn_assoc_search_bar = “true”; amzn_assoc_tracking_id = “samuraipasspo-20”; amzn_assoc_ad_mode = “manual”; amzn_assoc_ad_type = “smart”; amzn_assoc_marketplace = “amazon”; amzn_assoc_region = “US”; amzn_assoc_title = “My Amazon Picks”; amzn_assoc_linkid = “d6756ed2823fd1c50534f55587ff282d”; amzn_assoc_asins = “B001DOQ7XG,B07JX6MWM5,B018RBAHQU,B07JKW19RT”; //z-na.amazon-adsystem.com/widgets/onejs?MarketPlace=US

2.数時間でオファー。それが詐欺だった。

ちなみにこのマシン、Ebayで売却に出しましたけれど、発送できないのでローカルなピックアップのみと設定しました。つまり、落札した人は我が家まで受け取りに来なければいけないというわけです。

持ち上げる事すらできない重たい重機なので、どうやって何で梱包すればよいかもわかりませんでした。それに、そんな苦労をして配送しても、配送中に壊れでもしたら、もう目も当てられません。だったら、引き取りに来たときに作動確認をしてもらい、直接引き渡すのがベストです。

自宅まで取りに来れる人限定だったので、私は売れるかどうかは半信半疑でした。でも息子様と共に青春時代を過ごした機械なので、売れなければ私たちが最期まで面倒を見ようという気持ちもありました。

しかし夫は、人気があるマシンだからすぐ売れると確信していました。

そしたら夫の言う通り、出品してからわずか数時間でオファーが入ったのです!

しかしそれは、正式なオファーではなくて「僕と個別に内緒話しようぜ」的なメッセージでした。

それが、詐欺だったと思います。そいつは、なぜかオクラホマ局番の電話番号を教えてきて、ここに今すぐダイヤルして!と言いました。DC近郊にある私の自宅まで取りに来れるのか?と半信半疑でその人のプロフィールを見たら、なんとロケーションは「モーリシャス」。

ふざけてるのか?を通り越して苦笑してしまいました。

ただし、詐欺じゃなくて本当に取りに来るつもりだったらと思い、

  • あなた今どこにいるの?
  • ここまで取りに来れるの?
  • Ebayの外では取引しません

と送ったら、案の定その後は音信不通となりました。

3.紆余曲折しながら見つけたBuyerは、私と同類のバカ親女子

その後、何人かから問い合わせをもらいましたが、その中でフロリダ女子から「送料は払うから送ってくれない?だってフロリダから取りに行くのって不可能でしょ?」というメールをいただきました。

はい、こんな感じの軽い口調だったので、私も相手に合わせて

「それは無理!だって100Lb以上あって超重いのよ!持ち上げる事すらできないの!」

と返しました。

まぁ音信不通になるだろうなと思いきや、彼女はどうしても破格のフットボールマシンを買いたかったらしく、梱包から配送まですべてに対応してくれる業者を見つけました。

後からこんなはずじゃなかったとトラブルになるのは嫌だったので、梱包もピックアップも全部やってくれるのね、と何度も確認した上で、オファーを受けました。

ちなみに彼女は、まだ小学校の娘がフットボールを嗜んでいるらしく、レシーバーというスキルポジションの練習用に、このマシンがピッタリだと考えたのだそうです。まさにそれは、私たちがハイスクールの息子様に対して考えたことと同じです(笑)。

彼女もきっと私と同じバカ親なのかな、なんて考えたら、少し親近感を覚えました。

4.Ebayで多いのはこんな詐欺

気になったので調べたところ、Ebayで多発している詐欺の手口はいくつかのパターンがあるようです。ご紹介しますね。

あなたが買い手の時に注意するべき手口

  • 空箱にアイテムの写真が入っているだけ→確認しない買手が悪いと言い張る
  • 偽の追跡番号→そして相手は送ったと言い張る
  • 意図的に名前を間違えて返送されるように仕向ける
  • 偽造品や模倣品を送り付ける

あなたが売り手の時に注意するべき手口

  • Ebayの外で取引しようとする→現金は偽札、電子マネーはDispute、チェックは不渡
  • 盗んできたクレジットカードで支払う →売り手はお金を回収できない
  • 中身を抜いて空箱を返送、空箱だったと主張する

などがあります。もしも可能なら、あなたが売り手・買い手どちらの立場でも、まずは相手のプロフィールやレビューをチェックした上で、信頼できる相手かどうかを見極めることをおすすめします。

欠航のお知らせは離陸24時間前!困りすぎる!

台風や大雪などの天候によって、飛行機が飛ばないことはあります。珍しくはないですが、あります。航空会社がどの段階で飛行機を飛ばすかどうか決めるのは、おそらく航空会社によってルールが異なるのでしょうし、国際線か国内線かによっても線引きは違うと思います。

私は過去に、日本とアメリカの両方で、飛行機が飛ぶかどうかわからない状況に追い込まれたことがあります。その経験の中で感じたことをご紹介しますね。

目次

  1. 日本はギリギリの判断
  2. 2022年のアメリカ
  3. 欠航かどうかを決めるのは誰?

1.日本はギリギリの判断

あれは確か、2010年ごろだったと思います。当時、沖縄の那覇空港から羽田空港へJALで飛ぶ予定でした。しかし皆さんご存じのように、夏の沖縄は次から次へと台風が通り過ぎ、そのたびに島内はひどい混乱になってしまいます。

私が那覇空港から飛ぶ日にも、あいにく台風が上陸するかどうかという感じだったと記憶してます。その時には犬を連れてのフライトだったため、荷物はかなり多く、前日ごろから飛ぶのか飛ばないのかストレスを抱えていました。

当日の朝テレビをつけると、ほぼすべての便が「欠航」となっています。しかし私が乗るはずの便はまだ飛ぶかどうかは未定となっていました。

忙しいとは思いましたが、私はJALの那覇事務所まで電話をしました。なんせ犬がいますし、片道切符でホテルもチェックアウトしなければいけませんでしたので、飛ばないなら早く知りたかったのです。それに、空港へ向かって良いものかどうかも迷いました。

ちなみに私たちが乗るはずの便は、午後3時ぐらいのフライトでした。

朝7時ぐらいに電話をかけると、けんもほろろに「まだ分かりません」と。

9時にかけても「まだ分かりません」。何時にかければ分かりますか?と食い下がったところ、おそらく少し偉い人だと思うのですが、その方が電話口に出られて、どんな仕組みで飛ぶかどうかを決定するかというプロセスを説明してくださいました。

その方のお話によると、

  • 飛行機はシャトル式になっていて、羽田から来た便に給油をして羽田に戻る
  • 羽田から来た便が着陸できなければ、飛びたくても機体がないから飛べない
  • 飛行機は離陸は簡単だけど着陸が難しい。着陸さえできて機体をゲットできれば飛べる
  • 機体は特定の着陸便が特定の離陸便に使われるので、前後の便が飛べても自分の便は飛べない事態も起こる

とのことでした。そしてその方は、私が乗るはずの離陸便は、午前11時15分に着陸するJALなんちゃら便なので、それが着陸できれば飛びます、空港へいらしてください。とおっしゃってくれました。

那覇から羽田へのJAL便は、夏の繁忙期だったこともあり、おそらく一日に10本近くあったと思います。

そしてその日に離陸で来た便は、10便のうち私の便を含めた2便のみ。前後の便がキャンセルとなる中、どういうわけか私が乗る便は超絶ラッキーだったらしく、飛ぶことができました。

機内では機長様が、「今日のフライトは揺れます。とても揺れます。酔い止めを持っている方は今すぐに飲んでください。飲まないと吐きます。揺れますが、飛びます。皆様を羽田までお連れします。」と男気のあるスピーチをしてくださいました。乗り物酔いする私は、機長様の指示がなくてもとっくの昔に酔い止めを服用していましたが、息子にも酔い止めを飲ませました。

2.2022年のアメリカ

これは私自身ではなく、息子様が去年に経験したことです。

息子様はニューヨークの田舎にある大学へ通っており、車で行くと高速を飛ばして6時間程度かかるのですが、冬季は雪の心配があるので基本的には飛行機で帰ってくるように手配しています。

去年の春、といっても春が訪れるはずの3月に、どういうわけか北西部全体が大雪となりました。しかし息子様が利用するシラキュース空港にとっては、雪なんて冬の風物詩。日常茶飯事です。鼻くそ程度なはずだから雪ぐらいで欠航なんてならないだろう、と思っていました。

そして離陸時間の24時間前、いよいよアプリでチェックインする時間が来ました。ちなみに航空会社はアメリカン航空です。

すると!

ちょうど24時間前に、いつものように「チェックインの時間ですよ~」とメールが来たと思いきや、メールを開いたら、そこに見えたのは「キャンセル」の文字。

へ?????

と思いました。

なぜ24時間前のこんな早い段階で、すでにキャンセルなの??

息子様は明日帰宅しなければいけません。本人そのつもりですし、もうキャンパスから空港へのバスも手配しています。

一瞬、何が起きたかよく分からず、パニックになりながらも息子様へ電話をして事情を伝え、代替手段を模索することにしました。

とりあえずシラキュース空港のサイトへアクセスして離陸便のスケジュールを見ると、なぜか全便がキャンセルとなっており、それも息子様が飛ぶ予定の日だけでなく前日も、ついでにその後も2日ほど余裕をもってキャンセルの扱いとしているようでした。

AMTRAKという電車を使うことも考えましたが、死ぬほど時間がかかる上に、息子様はそんな経験がないので心配です。雪の中、事故リスクを冒しながら夫様と一緒に車で行こうかとも考えたものの、夫様は全く行く気なし。「仕方ないから雪が止むまでキャンパスか空港そばのホテルにいたら良い」と余裕のよっちゃんです。

結局、パニック発作を起こしそうになりながらも、予定していた日の夕方に別の空港へ到着する便を予約でき、残り1席をゲット出来ました。

当日息子様は、ほぼ1日中小さなシラキュース空港で過ごし、昼寝をしたり映画を見たり、またスマホの充電をしながら、とても暇だったそうです。

3.欠航かどうかを決めるのは誰?

どうやらどの段階で欠航にするかを決めるのは、航空会社によって違うようです。私の経験というたった2つの少ない経験から偉そうに考察すると、日系はギリギリまで飛ぶ方向で頑張ってくれるのに対して、アメリカ系は万が一を考えた安全重視で、早い段階でさっさと欠航を決める傾向があるのかもしれません。

ただし、冬季においては空港が離着陸が危険と判断して、空港自体をクローズにする可能性もあります。この場合には、航空会社が飛ぶ気満々でも飛べないというわけですね。

ちなみに空港がクローズとなるのは、凍結などによって滑走路をクリアにできない場合、安全な視界を確保できないなどの理由が挙げられます。

もしも旅行や出張、引っ越しなどで飛行機を利用する場合、すぐにキャンセルする航空会社よりも、ギリギリまで待ってから状況判断してくれる航空会社を選んだほうが、私が沖縄で体験したような奇跡のラッキーチャンスを得られる可能性がありますね。航空会社を選ぶ際には、そんなことも考慮するのが良いかもしれません。

アメリカ宅配業者UPSで経験した数々のトラブル!

郵便局から送るUSPSが全くあてにならなくなってから数年。私はこれまで、USPSではなく民間の宅配業者UPSをよく利用してきました。以前は全く問題がなかったUPSですが、去年からやたら問題が起こるようになり、最近はでは何か問題が起こるたびに「またか。。」となってしまいます。

ここでは、私が経験したUPSとのトラブルを書いています。UPSバッシングをするわけではなく、あくまでも経験談です。気分を害される方がいるかもしれませんので、あらかじめご了承ください。

UPSに毎日ピンポンされて請求書を送りつけられたエピソードはこちらから

目次

  1. 意味不明な値上げ地獄の巻
  2. Apple Watch行方不明の巻
  3. 意味不明な請求書の巻
  4. 結論:相性が悪いに違いない

1.意味不明な値上げ地獄の巻

UPSに限ったことではありませんが、私は普段パッケージを送る時には、自宅でサイズや重さを測って送料をカード払いにしています。そのうえで、ドロップオフできる店舗まで持ち込んでいます。

自分でサイズや重さを測ると、場合によっては若干のズレが出てしまい、本来かかるべき送料を払ってないじゃないか!というトラブルが起こることがあります。自宅で配送ラベルを印刷している人はカード払いをしているので、その場合にはUPSが発送後にチャージ額の変更を行う流れとなっています。

私はこれまで何度も利用していますが、一度も送料の間違いというトラブルを経験したことはありませんでした。

それが,去年の夏ごろから、急に金額修正されるようになったのです。しかも、毎回。はい、毎回です。

最初は修正されても1ドル程度だったので、「あれ?」と思う程度でした。

それが数か月前には、なぜか10ドルの配送料が修正されて20ドルになっていたり、修正される金額が格段に高くなったのです。

「これはおかしい、何かが変だ」

と思いました。だってサイズは巻き尺でしっかり図ってますし、重さも体重計で測り、若干多めの重量で送料を計算しているのです。送料が倍に修正されるなんて、まったく思い当たる節がありませんでした。

もちろん、UPSに電話とメールで問い合わせしました。料金修正の理由を明確にしてほしいと質問しましたが、ノー返信。

あまりにもそういう事態が毎回起こるし、理由も分かりません。仕方ないので最後の手段として、カード会社へDisputteしました。

Disputeの仕組みについてはこちらから

UPSからの返信はなく、そのまま私のDisputeは通りました。その数、6件です。かなりの数です。

2.Apple Watch行方不明の巻

クリスマスに、息子様が少し前から欲しと言っていたApple Watchを贈ろうと、私はブラックフライデーのセールを利用してAppleの公式サイトで購入しました。

Appleが高額なガジェットを販売していることは誰でも知っていますし、ネットショップで購入すれば当然ですが商品は配送されてきます。FedexやUPSなど追跡できる業者が配送を担当することが多いのですが、犯罪や盗難のリスクを避けるために、Apple製品とはわからない梱包をしてくれます。これは、Appleの配慮ですね。

以前にも何度か利用していますが、特に問題はありませんでした。しかし今回は、届くはずの日にApple Watchが来なかったのです。

UPSのアプリでは「Out for Delivery」と出ていました。つまりこれは、ドライバーがパッケージをトラックにすでに載せていて、配達ルートを巡回しているという事です。

それが来ないのです。

ブラックフライデー後だったので、もしかしたらドライバーが忙しくて配達が翌日に持ち越したのかもしれないと思い、2日ほど待ちました。

それでも来ません。

そこで確信しました。これは盗られたに違いないと。

すぐにAppleへ連絡すると、あちらもそうした事情には慣れているらしく、すぐに同じ商品を再送する手配をしてくれました、

アメリカのネットショップでは、こうした荷物の紛失時の対応は、ショップごとに異なります。Appleのように速やかに再送してくれる神対応のメーカーもあれば、2週間待って届かなければ再送するとか、ひどい業者だと6週間待てというところもあります。

はい、待ってる間にクリスマスは終わります。

3.意味不明な請求書の巻

以前のUPSからのピンポン被害では、誰かがどこかでスマートピックアップなるサービスを勝手に申し込んだらしく、私は訳が分からないまま15ドルの請求書を受け取りました。

その件に関しては、度重なる電話とメールで、解決しました。と思っていたのは私だけでした。

その後、なぜか毎月のように15ドルの請求書が自宅に届くようになったのです。

そして、そのたびにUPSへメールをして、使ってないサービスの請求書が届いたというやり取りのリピートです。作業自体はそれほど時間や手間がかかるわけではないのですが、なんせ毎月同じことを繰り返し、それでも請求書を送りつけてくることを辞めないわけですから、もうこれはハラスメントの域だと思いました。

結局、半年ぐらい同じことを繰り返し、そんな私を可哀そうだと思った夫は、それはハラスメントだから弁護士に相談するかと聞いてくれる始末。そうしている間に、半年ぐらいたってようやく、請求書が送られてこなくなりました。

4.結論:相性が悪いに違いない

UPSと言っても全米各地にブランチや営業所があり、それぞれ信頼度は違います。私が住んでいる地域を管轄しているブランチだか営業所だかは、残念な部類に入るでしょうね。

私はネットショップをよく利用するので、これからもUPSとの付き合いは続きます。でも自分から荷物を発送する際には、もうUPSではなくFedexを使おうと思っています。だって私とUPSは相性がどうやら悪そうだから。

君子危うきに近寄らず。

何それ聞いてない!空港でターミナルが変更になったらどうする?

飛行機のフライトでは、同じターミナルの中でゲートが変更になることは良くあります。その場合、荷物を持って変更された新しいゲートまで歩けば問題ありません。かかる時間も、おそらく数分程度で済むでしょう。

しかしアメリカの国内線では、ゲートだけではなくターミナルそのものが変更されることもあります!しかも、頻繁に起こります。空港によっては、ターミナル間の移動には、トラムやバスなどを使わなければいけないこともあるでしょう。

自分が搭乗を予定しているフライトが、ゲートのみならずターミナルまで変更されたら、どうすれば良いのでしょうか?

目次

  1. ターミナル移動には時間がかかる!
  2. 空港によってはセキュリティの列に並び直し
  3. スーツケースはどうなるの?
  4. ターミナル変更はいつわかる?
  5. 間に合わない時にはどうする?
  6. 飛行機が遅れる可能性はアリ

1.ターミナル移動には時間がかかる!

私は普段、フィラデルフィア空港(PHL)を使用しています。この空港はターミナルがAからFまで6ターミナルありますが、規模はそれほど大きくはなく、すべてのターミナルが直線に並んでいます。そのため、ターミナル変更を言い渡されても、テクテクと歩けば移動できます。仮にターミナルAからFまでを歩くと、所要時間はおそらく15分程度ではないでしょうか。

まっすぐ歩けばよいだけとはいえ、距離はかなりあります。そのため、息子のような若い人ならイライラするだけで済む距離ですが、運動不足の人だと確実に息が切れますし、車いすの人だと、もっと時間がかかるでしょう。

アメリカには、フィラデルフィア空港よりも規模が大きな空港はたくさんあり、ターミナル間の移動にはトラムと呼ばれるモノレール的な乗物が必要だったり、空港間を走るバスを使わなければいけないこともあります。その場合には、もっと時間がかかることを想定しておきましょう。

2.空港によってはセキュリティの列に並び直し

多くの空港では、セキュリティチェックに長い列ができていて、通過するだけでも数十分かかってしまうことが少なくありません。

一度セキュリティチェックを通過した人がターミナル移動をする場合、空港によって、セキュリティチェックをもう一度通過するかどうかは扱いが異なります。

例えばダラスフォートワース空港(DFW) では、一度セキュリティを通過すれば、ターミナル間を移動しても再び長い列に並んでセキュリティを受ける必要はありません。

しかし私が利用するフィラデルフィア空港では、ターミナルが変わると再び長い長蛇の列に並ばなければいけません。そうした作業もすべて含めて、搭乗時間までに間に合わせなければいけないわけですから、場合によってはパニックになることも十分に予想できますよね。

3.スーツケースはどうなるの?

ターミナルが変更となった場合、すでに預け入れたスーツケースに関しては、何もする必要がありません。スーツケースはフライトごとに、フライトライン側で分類されてから飛行機へ積み込まれます。どのターミナルからスーツケースがチェックインされたかは問題ではないので、どこから預け入れてもターミナルの変更には全く影響はありません。この点は安心ですね。

4.ターミナル変更はいつわかる?

ターミナルの変更は、航空会社の都合で行われます。搭乗時間の24時館前あたりに分かる余裕のよっちゃん的なケースもあれば、すでにゲートで待っている時にターミナル変更のお知らせを受けて、半狂乱になりながら別のターミナルへ他の乗客とダッシュしなければならないことも、もちろんあります。

5.間に合わない時にはどうする?

すでに航空会社のカウンターでチェックインを済ませており、片手にチケットを握りしめながらターミナルを移動する場合でも、時間的に間に合わない可能性は十分にあります。特に、大きな空港が混雑していて、セキュリティチェックを通過するまでに長蛇の列に並ばなければいけない時には、のんびり並んでいると間に合わない可能性はもちろんあるでしょう。

そんな時には、セキュリティチェックの所にいる案内係の人に、事情を説明しましょう。案内係の人は意地悪をするためにそこで働いているわけではないので、列に並んでいると間に合わないと判断したら、優先的に通してくれることもあります。

6.飛行機が遅れる可能性はアリ

飛行機は電車とは違うため、すでにチェックインしている乗客が搭乗時間に現れないからと言って置いていくことはありません。待ちます。特に直前でターミナルが変更になった場合には、そうした点も考慮して待ってくれます。

飛行機のフライトでは、常にテロのリスクを考えなければいけません。そのため、スーツケースを預け入れてチェックインもしたけれどやっぱり乗らないというケースは基本的には認めていません。

少しぐらいなら辛抱強く待ってくれますが、その後は「おーい、どこにいるんだ?早く来い!」的なアナウンスを空港中に流しますし、変更前のターミナルやセキュリティチェックの列、他のゲートにいるのではないかと、スタッフ総出で探し回ります。

そうした作業にはもちろん時間がかかるわけです。

目的地まで直行便で行く人なら、イライラするだけで済むかもしれません。しかし、もしも乗り継ぎ便があり、時間的にぎりぎりだと、場合によっては乗り遅れる可能性もありますよね。

たかがターミナル変更、されどターミナル変更。場合によっては、自身の旅行に大きな変更を余儀なくされる可能性もあります。旅のプランは、そんなことも考えながら時間に余裕をもって行うことをおすすめします。

うっかりするとヤられる!車上荒らしの予防法と対処法

車上荒らしは、世界中どこにでもいます。日本にもアメリカにも、もちろんいます。統計によると、アメリカで車上荒らしを経験した人の割合は5人に1人。自宅への不法侵入と比べると4倍も多い数字です。

我が家では、車は息子の分も入れて3台所有しています。ガレージの中に駐車する車もあれば、ドライブウェイに出しっぱなしの車もあります。息子が通学で運転していた時には、家の前の道にも駐車していました。

今回は、アメリカでも比較的被害にあいやすい車上荒らし事情をご紹介します。

目次

  1. 被害経験これまで2度
  2. 車上荒らしが狙うもの
  3. 予防することはできる?
  4. 車上荒らしにあった!どうすれば良い?

1.被害経験これまで2度

私はこれまでの人生の中で、車上荒らしの被害にあったことが2度あります。1度目は若い頃に日本で。車の後部座席に放置していたお気に入りのバッグを、窓ガラスを割って取られました。これは危機管理ができていなかった自分自身にも責任がありますね。

2度目はアメリカで。自宅のドライブウェイに車を停めていたら、やられました。この時被害にあったのは、なんと20年落ちの夫のセダン。自宅のドライブウェイに駐車していたという事、比較的安全だと思っていたエリアだったこともあり、車はロックせずに駐車していました。

朝起きて夫が出勤しようとしたら、車のグローブボックスが開けられており、車内にモノが散乱していました。車をロックしていなかったので窓ガラスを割る必要もなく、車上荒らしはドアを開けるだけで車内に侵入できたのですが、特に何かを取られた形跡がありません。

夫はとりあえず警察に連絡をすると、警官がすぐにやってきました。

何も盗られたものがないことを告げると、警察官は驚いた様子。

「本当に??たいていは、カーステレオとか盗られちゃうんだよね。」

と言っていました。盗人は、盗品をネットで売りさばくのだそうです。

しかし夫の車は20年落ち。ステレオもついていましたけれど、おそらく古すぎて泥棒ですら欲しくなかったのでしょう(笑)。

しかもちょうどその時、車内には300ドルほどしたブランド物のサングラスがあったのですが、残念ながら見た目の高級感に欠けるらしく、盗られませんでした。

2.車上荒らしが狙うもの

車上荒らしは、目的をもって車にアプローチしてきます。何を狙うかというと、

  • 現金
  • 貴金属や時計(高級そうに見えるもの限定)
  • カーステレオ
  • バッテリー
  • カーナビ
  • オシャレな服やバッグなども盗られます

などがあります。近年では個人でも中古品をネットで販売できるので、ブラックマーケットでなくても盗品を簡単にカネに変えることができます。そのため、ネットで販売してカネになりそうなものは、狙われると思って間違いありません。

3.予防することはできる?

車をどこに駐車していても、すぐそばで人がずっと見はっていない限りは、完全に予防することはできません。しかし、車上荒らしも見つかるかもしれない、捕まるかもしれないというリスクを冒して窓ガラスを壊したりするわけですから、そのリスクに値するものが車の中に入っていなければ、狙われる可能性は低くなりますよね。

私たちが今すぐにできることは

  • 車内には何も残さない
  • 後付けのカーナビは外して外から見えない所に隠しておく
  • 個人情報が分かりそうな書類は絶対に置かない

でしょう。

また停める場所を工夫することも、予防策として有効です。

  • ドライブウェイが家の裏にあったり暗い場所にあるなら、灯りを付けて真っ暗にしない
  • 木の陰やフェンスの影など、死角になりそうな場所には駐車しない
  • バレットパーキング(係員がいる駐車場)があれば、少し高くてもそっちが安全
  • 防犯アラーム機能があるなら使う

防犯システムは効果アリ

アメリカで車上荒らし予防対策として多く人が選択しているのは、セキュリティシステムですね。自動車によっては、すでに購入時に装備されていますが、そうでない場合には後付けタイプでも高い防犯効果があります。

車の鍵を車内に残すのは危険

私の周辺にはいませんが、映画やドラマの中では、車のサンバイザー裏やシート下に鍵が置かれている光景をよく目にします。これは、とても危険です。特に高級車や人気車種は、車ごと取られてしまうリスクがあるからです。

車のボディには、VINと呼ばれる車体番号が複数個所に刻印されています。盗難車を発見できれば、そのVINから自分の車だと認識できるでしょう。しかし車を盗む犯罪集団は海外へ盗難車を売り飛ばしてしまうこともあるため、手元に車が戻ってくる可能性は限りなく低くなってしまうかもしれません。

4.車上荒らしにあった!どうすれば良い?

どんなに注意していても、どんな予防策をしていても、被害にあってしまう可能性はあります。万が一被害にあってしまったら、速やかに警察へ連絡しましょう。

警察へ連絡というと、緊急通報の911をイメージする人は多いのですが、命の危険が迫っているような一刻も争う事態でなければ、911ではなく最寄りの警察へ電話をするのがおすすめです。

警察が来ると、ポリスレポートという報告書を作ってもらえます。このレポートは、保険会社へ請求する際に必要となるので、必ず作ってもらいましょう。

この時、具体的に何が盗まれたのかとか、何が破壊されたかという点をレポートに明記してもらうと、加入している保険会社によっては補償を受けられることもあります。

車上荒らしは優先順位が低い犯罪

アメリカでは車上荒らしよりもはるかに凶悪な犯罪が多く起こるため、車上荒らしぐらいで速やかに警察が足を運んでくれるとは限りません。軽犯罪が多発する地域だと、ポリスレポートを作りたければ警察署に免許証と登録証を持参しろと言われることもあります。

その場合、現場の状況をスマホで写真撮影をしておくことをおすすめします。車内や外の様子、周辺の様子などを複数枚撮影しましょう。

保険は使ったほうが良い?

アメリカの自動車保険は、使うことで保険料が上がります。これは日本でも同じですね。そのため、保険会社に連絡する際には、保険を使うと保険料が上がるのかどうか、あがるならいくら上がるのかという点を質問しましょう。

もしもダメージがそれほど大きくなく、自己負担した方が安上がりだと感じるなら、保険を使わずに修理するという方法もアリです。

UPSが毎日ピンポン!なんじゃこりゃ!もうやめて!

数か月前の話ですが、ある日突然、UPS(アメリカの民間宅配業者の一つ)がやってきて、玄関をピンポンしました。普段UPSが荷物を持ってくるときには、たいていは玄関ドアの前にドンと置かれていて、親切にピンポンしてくれることはありません。

それが今回は、なぜか手ぶらのUPSが玄関をピンポンし、しかも外で待っているのです!

「サインが必要な箱でもあるのかな?」

と思いドアを開けると、なぜか半ギレな配達人が

「で?どこ?」

的な表情で待ってます。人の家をピンポンしておいてキレてるなんて、私にとっては意味が分かりません。

「何か用?」

というと、彼は

「荷物だよ、荷物。で、どこ?ないの?」

と言います。どうやら、彼の巡回ルートの中に私の住所が入っていたらしいく、それでやってきたようでした。

そんなこと言われても、私にとっては全く意味が分かりませんし、何かのミスだろうと思ってやり過ごしました。

そこから毎日、UPSの人が荷物をピックアップにやってきました。

私は3日目でキレてしまいました。スッピンの不細工な顔面を相手につきつけ、

「どうして毎日来るの?荷物なんてないの!昨日も今日も、明日もない!」

というと、私よりもはるかに大人な配達員が

「いや、僕たち時給制だからさ、荷物なければなくても良いんだよ。ないって追い返してくれたらいいだけだよ。」

と私をなだめてくれました。

1週間後、なぜか請求書が来た

ten dollars with inscription and building

そこから1週間後、なぜか自宅に請求書が届きました。UPSからです。

開けてみると、中には$15の請求書が入ってました。何も注文したり登録した記憶がないので、また意味不明です。気持ちを落ち着けて熟読すると、Weekly Smart Pickupというサービスに、どうやら私が登録されたようでした。

何のことかさっぱり分からないので、さっそくUPSへ電話しました。

回線は混雑しているらしく、待たされること10分。ようやくオペレータが出ました。事情を話すと、

「それでもあなたの請求書だから、あなたが払ってくださいね。次回からは届かないようにしますから。」と言います。

「へ?知らない間に勝手に誰かがやったことで、どうして私がはらうんだ?」

と思い、怒りに任せて抗議した所、彼女はいたって冷静な声で

「それでは、知らなかったとのことなので、払わなくて結構です。こちらで処理しておきます。」

とおっしゃいました。えっと、知らなかったというのは最初から言っていたことだし、私が抗議しなければ払わせるつもりだったんだ、と少し呆れました。

でもまあ、最初から登録していないサービスを無事に解約でき、支払い義務もないとのことなので、結果オーライにしました。

それから1週間、毎日UPSが来た

登録した覚えもないサービスを解約する際に、今すぐ解約するか、それとも数日後の解約にするかを聞かれました。もしも今日とか明日に箱をピックアップしたいのなら、数日後の解約にしておけば楽じゃん、という事なのでしょう。

箱を送る予定はありませんでしたし、時差を発生させるとアメリカではややこしくなることが多いので、今すぐの解約にしました。

それなのに!

翌日から約1週間、なぜか毎日UPSの人が家にやってきて、ピンポン。そして私が出ると、「で、箱は?どこ?」の攻撃を受けました。

請求書はエンドレス

解約したはずなのに、解約されていない…というのは、アメリカに一定期間以上住んでいる人にとっては、もう驚くことじゃありません。

私はこの件でも、解約したはずなのに請求書が毎週届き、その度にUPS連絡して同じ手続きを繰り返しました。

解約したと言うのに実際には解約されておらず、別の人がまた「解約しました」と言う…の無限ループです。

こう言う時には、電話よりメールが役立ちます。やりとりした記録が残るからです。私は4回か5回ほど、解約しましたゲームに付き合う羽目になりました😭。

最終的にはBilling部署へようやく辿り着いたようで、解約したと言うメールを別途でいただきました。これで大丈夫。なはずです。

ビジネスをしている人なら便利なサービス

私は自宅で物販ビジネスをしているわけではないので、毎日たくさんの箱を発送する必要はありません。だから、毎日UPSの人に立ち寄ってもらう必要はありませんでした。

でももし、自宅で物販ビジネスをしているなら、$15を払ってもSmart Pickupというサービスは便利だろうなと思います。もしも必要な人は、検討してみてくださいね。ただしこの$15が週当たりの料金なのか、月当たり何かは不明です…(私が申し込んだサービスではないので)

コレやったらブラックリスト入り?~クレジットカード編~

クレジットカードのDisputeは、不正なカード使用から私たち消費者を守ってくれる便利な制度です。日本ではチャージバックと呼ばれていますが、基本的には同じことです。今回は、Disputeについて意外と知らない裏側をご紹介しますね。

目次

  1. Disputeのメカニズム
  2. 旅行関連のDisputeには注意しよう
  3. 結論

アメリカに住んでいる人なら、誰でも1度や2度は経験したことがあるDispute。私もこれまで、何度も経験があります。多くの場合には、カードを紛失していないのに、どこかから情報が漏洩して不正チャージがあり、それを「私じゃありません!」とDisputeするというものですね。

このタイプのDisputeなら、その後トラブルに巻き込まれたり、生活の中で不便を感じることはありません。大半は、カード会社に連絡すればその場で返金対応してもらえます。

しかしDisputeにはもっとほかにも理由があります。「使ったのは自分だけれど異議を唱えたい」場合です。例えば

  • 返品して返金されたはずなのに、クレジットカードに反映されていない
  • チャージされないと言われたのにチャージされてる
  • 使っていないサービスが追加でチャージされてた

など、色々あります。

1.Disputeのメカニズム

Disputeは、

  1. ユーザがカード会社にDipute。正当性を証明する証拠を提出。
  2. カード会社がレビューして認められたら、VisaやMasterのネットワークへ行く。
  3. そこから業者へDisputeの連絡。
  4. もしも業者が反論する場合には、業者が書面であちらの正当性を主張する証拠を提出。
  5. カード会社がレビューをして、最終的に判断する。

という順序になります。ユーザーが明確な証拠を最初に提出できれば、それほど難航することなく、すんなりと返金してもらえます。しかし、口頭での約束だけだったり、主張に無理があると、当然ですが業者側から反論されます。

2.旅行関連のDisputeには注意しよう

gantas airplane

後から問題が起こりやすいのは、商品ではなくサービスに関するDisputeです。特に航空チケットやホテルでの宿泊、レンタカーなどはDisputeの定番らしく、クレジットカード会社も消費者も、そしてサービスを提供する会社も頭を抱えているようです。

航空券のDisputeはメールを保存していたかどうかで勝負が決まる

航空券のDisputeには、

  • キャンセルしたのにチャージされた
  • 返金されると言われたのにクレジットされてない

などが多いです。クレジットカード会社にDisputeを申請することはできても、自分の正当性を証拠として提出できなければ、残念ながら返金してもらうことは難しいのが、航空券のDisputeの特徴です。

例えば、キャンセルしたのにチャージされた場合、航空券のチケットを購入したときに受け取ったConfirmation Emailを見てみましょう。キャンセルポリシーはありますか?もしもそこに、「キャンセルしても返金しません」というポリシーが明記されていたら、残念ながらDisputeしても航空会社から反撃されてゲームオーバーです。

返金されると言われたのにクレジットされていない場合には、「返金します」と書かれたメールがあれば、問題なくDisputeで問題を解決できます。ただし、口頭で言われただけだと、「航空会社が返金すると約束した事実」を証明できないので、場合によってはDisputeしても徒労の苦かもしれません。

ホテルのDispute は意外と多い

light fashion man people

ホテルのDisputeは、私がつい先日経験しました。私の場合には、予定よりも数日早くチェックアウトし、ホテル側から受け取ったレシートにも「300ドル返金です」と明記されていたのにクレジットカードへのクレジットがなかったというものでした。これは、ホテル側から明確に「返金します」という旨がかかれたレシートがあるので、実際に返金しなかったホテルに落ち度があることになり、私のDisputeは勝利でした。

しかし中には、

  • タバコを吸っていないのにスモーキング清掃代を徴収された
  • 物品の破損やミニバーのドリンクを飲んだなど、追加チャージされている
  • 時間通りにチェックアウトしたにもかかわらず、Late Feeがチャージされた

などがあります。この場合にも、両者ともに書面で正当性を証明しなければいけません。

レンタカーは要注意

black cars on gray concrete road

レンタカーのDisputeは、旅行業界の中でも注意が必要です。それは、ブラックリストに簡単に載せられてしまうから。どんなDisputeがあるかというと、

  • ガソリン代が後から請求されていた
  • 傷があったとして後日チャージされていた

などがあるようですが、中には客側に悪質なケースが多いのもまた、レンタカーのDisputeの特徴なのだそうです。例えば

  • 車が気に入らなかった(だけど利用した)
  • 高すぎると思った(だけど利用した)
  • シンプルに払いたくない(悪質)

なども多いらしく、カード会社にいろいろな理由をつけてDisputeするのだそうです。もちろん、レンタカー業者は反撃するわけですが、予約をした時に書面で詳細を説明していなかったなどの理由でDisputeが通ることもあるらしく、その場合には激怒したレンタカー業者はその人をブラックリストに載せ、「永久にこいつには貸さない」という意思表示をすることが多いのだとか。

3.結論

クレジットカードの不正チャージやいわれのないチャージに対しては、断固として戦うべきだと思います。しかし、サービスが気に入らなかったから払わないとか、当たり屋的な理由でのDisputeは、あとから大きなしっぺ返しがきます!

悪徳なDisputeをすると、業者から法的に訴えられる可能性はありますし、実際に訴えられて損害賠償を払う羽目になった人もいるようです。

もしも旅行に行った時に返金してもらえることになった場合には、必ず返金のレシートを保管しておきましょう。それがなければ、返金すると言ってしない業者に対して、対抗する手段がありません。レシートをしばらく保管しておくことは、実はとても大切です。

一歩間違えたら誘拐犯になってたかも!?

アメリカには、日本の常識とは全く違う常識があります。特に子供に関しては、私たちが日本人として持ち合わせている常識とか親切心で行ったことでも、アメリカでは「余計なお世話」「するべきじゃない」「犯罪者の疑いあり」とみられてしまうことがあるかもしれません。

目次

  1. 事件は、街のお祭りで起きた
  2. 親切は犯罪?
  3. 知らない子供に触れることはハイリスク

1.事件は、街のお祭りで起きた

アメリカでは、人口1,000万人ぐらいの規模の町なら年に1回か2回ほど、Fairと呼ばれるお祭りが開催されます。これは簡易遊園地みたいなもので、ショッピングモールの駐車場のような広い場所に、子供向けのアトラクションがずらりと設置されて、子供たちが楽しく遊べるというものですね。

ちなみに、当たり前ですがアトラクションは有料です。

息子が2歳の時、私たちはカリフォルニアに住んでいました。それまでFairなるものに足を運んだことがなかった私は、ワクワクしながら夫と息子と3人で足を運びました。

Fairに設置されるアトラクションの多くは、小さい子供が喜びそうなものばかりです。子供だけで乗せる親もいますし、親が一緒に乗ってもOKな乗り物もたくさんあります。息子が乗りたいと指さした乗り物は、子供だけでもOKかつ親と一緒でもOKな乗り物で、私たちは家族で乗ることにしました。乗り込んだら、係の人がシートベルトを締めてくれました。

アトラクションが終了すると、私は自身のシートベルトを外して隣にいた息子のベルトも外し、降りようとしました。

その時、後ろから子供の泣き叫ぶ声が聞こえたのです。

2.親切は犯罪?

振り返ると、息子と同じぐらいの年齢の女の子が、どうやら降りたいのにシートベルトを外すことができず、しかも他の人はほとんど降りてしまったため、パニックになって泣き叫んでいたようでした。

あたりを見ると、係員は次の乗客のチケットを確認する作業で忙しく、誰も助けに来ません。

私は、余計な親切心を出してしまい、「大丈夫?」とその子に聞きました。するとその子は泣き叫びながら「外せない!」というのです。そのまま泣く子を放置して降りてしまうこともできましたが、その子のシートベルトを外すことぐらい大したことではないと思い、私は外してあげました。

今から考えると、おそらく私自身の危機管理が十分ではなかったのでしょう。今もし同じ状況になったならきっと、あなたの親がすぐ来るよと告げ、私はそのまま自分の家族と共に降ります。

しかしその時の私は、助けるのが親切だと思ったのです。

その後、私達は乗り物の台から地面へ伸びる階段を下りたのですが、その階段がけっこう急でした。夫がちょうど階段の所で息子を抱っこしてくれたので、私はその後ろからバランスを取りながら降りました。

その時真後ろで、さっきの子がまた泣き叫んでいます。振り返ると、怖くて降りられないから抱っこしてくれ的なポーズで、両手をあげて私を待ってます。

「へ?」

と思いました。階段が急だから怖いのだろうという事は分かりましたけれど、知らない子を抱っこするのはちょっとな、と思ったので、私は手を貸すことにしました。その子は私の手を握って階段を下りました。

地面まで降りたところで、私はその子に聞きました。

「パパかママのところに行ける?」

そしたらその子は「サンキュー」と言って親のところに走っていったようでした。親の所へ無事にたどり着いたかどうかまでは確認せず、私は夫と息子と歩き出しました。

その数秒後、なんとその親に呼び止められたのです。

びっくりしました。

おそらく、一緒にアトラクションに乗らずに外で待っていた両親は、娘が見ず知らずのアジア人の手を握って降りてきたものだから、誘拐犯かと思ったようでした。

私は憤慨しました。人の親切に対して誘拐犯とは何事だ!と思い、ワナワナしました。

その時は、一緒にいた私のアメリカ人夫がその子の父親に「お宅の娘が泣き叫んでいたので、私の妻が親切心でシートベルトを外してあげたんだ。階段を降りる時には手を貸したんだよ。見ろよこの階段、小さな子だと落ちそうだろ?」

というと、その子の父親が状況をようやく理解したらしく、「娘を助けてくれてありがとう。感謝します。」といって立ち去っていきました。

3.知らない子供に触れることはハイリスク

アメリカでは、誘拐が日常茶飯事に起こっています。それだけでなく、子供への性的いたずらを目的とした犯罪などもたくさんありますし、性犯罪や臓器売買目的の誘拐も多いです。子供から一瞬でも目を離したすきに子供がいなくなってしまうと言っても、大げさではありません。だから親は皆、子供の体に誰かが触れることに対してとても警戒します。

もしも私たちが親の立場でなくても、他人の子供に対しては、犯罪者だと勘違いされるような行動をしないように気を遣います。見ず知らずの子供に対しては、どんな行動のどの部分が切り抜かれてイチャモンを付けられるか分かりません。だから大人の方から、基本的には身体的な接触を全力で避けます。

(その子の親が目の前にいる状況でハイタッチをするとか、そういう接触はもちろん別です)

ハグやスモールトークが当たり前、とてフレンドリーなイメージがあるアメリカですが、そうした犯罪も多い国だからこそ、見知らぬ他人への警戒はもひときわ強いのかもしれません。

おい金返せ!ホテルで返金トラブルにあったらどうする?

ショップに返品したり、サービスで返金を受けたりすると、私たちは疑うことなく、クレジットカードに反映されているものだと盲目的に信じていることが多いものです。しかし、私が少し前に経験した返金トラブルは、目からうろこな経験でした。

目次

  1. 2週間の滞在
  2. チェックアウトの際に返金300ドル
  3. 案の定たらいまわし
  4. クレジットカード会社へ泣きついた
  5. 経験から学んだこと

1.2週間の滞在

数か月前に、息子が夏のインターンをするため、とある都市のホテルに2週間ほど滞在しました。ホテルはHome2というヒルトン系ホテルチェーンで、キッチンやリビングのスペースがついているSuiteタイプでリーズナブルな価格帯が人気です。彼はルームメイトとアパートを契約していたのですが、入居日まで2週間ほどあったため、それまではホテルにいたのです。

ホテルの予約は、私が半年ほど前に取りました。その時には具体的なチェックアウト日がまだわかっていなかったため、余裕をもって日数を確保しました。早めに予約を入れたため、本来なら一泊200ドル程度のホテルが、1泊当たり120ドルというお得な価格でとれました。

2.チェックアウトの際に返金300ドル

luxury reception in hotel

ホテルでは一般的に、チェックインした時点でチェックアウトまでの宿泊費が全額チャージされます。息子の場合もそうでした。しかし彼の場合、予定よりも数日早くチェックアウトして契約したアパートへ入居しました。

ホテルの予約システムは、何日前もしくは何時間前まででなければキャンセルできませんというルールになっています。定価で宿泊するなら24時間前までにキャンセルすればチャージはされませんが、格安料金で泊まる場合には、これが2日前とか3日前までにキャンセルしてください、というルールだったりします。

息子の場合もおそらく、数日前のキャンセルルールだったのだと思います。返金が発生すれば返してもらえるだろうと軽く考えており、細かい部分はチェックしませんでした。そして実際にチェックアウトの際に、300ドル程度の返金がありました。

こうした返金は、ケースバイケースではあるものの、多くは数日以内、遅くても2週間以内にはクレジットカードに反映されます。しかしこのホテルの場合、1か月待っても返金の事実がカードに反映されませんでした。

3.案の定たらいまわし

a sad man talking on the phone

私はホテルへ直接電話を掛けました。どうやらBilling部署で働いている人はリモートワークをしているのか、いつかけても不在で、毎回フロントデスクの人が彼のメールアドレスを教えてくれました。

彼のメールへ連絡しても、返信が返ってきません。

これまでの長いアメリカ生活の中で、このパターンはよく心得ています。シカトを決め込もうというパターンですね。ヒルトン系列の大きなホテルだったので、この対応には驚きましたが、ホテルへ直接連絡してもらちが明かないので、ネットからヒルトングループのカスタマーサービスを見つけ、そこへ連絡しました。

こちらも、アメリカらしく、人によって言うことが違います。グループの側で解決しましょうという人もいれば、ホテルへ直接連絡しろという人もいます。返金されているはずなのにカードへクレジットされていない事実を裏付ける証拠として、カードの取引明細などもすべて提出しているのですが、そうしたものに目を通していないのか、「返金したでしょ」という人もいました。挙句の果てには「グループは各ホテルの問題を解決することはできません。」と全く役に立たないアドバイスを頂戴しました。

夫に事情を話し、息子がお世話になったホテルだし、金額が300ドルでめくじら立てる金額でもなく、あきらめたほうが良いのかなと聞きました。彼は、それとこれとは全く異なる問題だから、解決するべきだと言いました。そして、時間を見つけて彼がホテルの支配人と話をしようと提案してくれました。

4.クレジットカード会社へ泣きついた

そんな中、ある日ふと、もしかしたらホテル側は返金したけれど、クレジットカード会社の側でシステムエラー的な何かが起こっているのではないか?という案がひらめきました。

そこで、カード会社へ連絡したのです。すると、

通常、法人が返金をした場合には、業者には2週間の猶予が与えられており、その期間内に返金額をクレジットする義務があります。猶予期間を超えた場合には、返金額に金利が付いた額をカード会社から業者に対して請求します。

ユーザーには、返金から2週間以内にクレジットがない場合には、Diputeする選択肢があります。

この場合には、Disputeすることをおすすめします。証拠書類とカバーレターをこちらの住所まで郵送してください。

Barclay Creditcard

とのアドバイスを受けました。つまり、ホテルが300ドルの返金をしなければ、私はホテルからチャージされた1000ドル以上を全額Disputeして良いですよ、とのことです。

本当かなと思いながらも、カード会社のアドバイス通り、Disputeしました。その後、1か月程度の調査を行った結果、私たちが払った全額ではない返金分を、無事に返金してもらえました。

5.経験から学んだこと

クレジットカード払いは、現金を持たなくて便利という利便性はありますが、それだけではありません。今回のようにトラブルが起こった時には、私たちユーザーを守ってくれる役割もしています。

これまでDisputeは、使っていないチャージをされた時にするものだと思っていました。しかし、今回のように返金されるべきものがなかった場合にも適用されることが分かりました。

ちなみに、そのホテルのレビューを読んだところ、多くの人がBilling Departmentとトラブルを抱えていることが分かりました。私たちのように返金がないという人もいれば、よくわからないチャージをされたという人もいました。皆が解決したのかどうかは知りません。夫曰く、誰かが何か悪いことをしている香りがすると。そうなのかもしれませんし、頭の悪い人が経理を担当しているだけなのかもしれません。その辺は、私にはわかりません。

もしも今回のようなトラブルが起こった場合、ホテル側が誠意のない対応をしても、クレジットカード会社が助けてくれるので、あきらめる必要はありません!

乗ってる飛行機から降りろってどゆこと?オーバーブッキングの罠と対処法

民間の航空会社はどこも、ガラガラの状態よりも乗客をできるだけ満員にした状態で飛びたいものです。そのため、予約を入れても後からキャンセルする人が出ることを見越し、飛行機の定員よりも若干多めの予約を受け付けることがよくあります。

JALやANAでもするこのオーバーブッキングは、アメリカでももちろんあります。今回は、このアメリカ系航空会社のオーバーブッキングへの対処法と、あとから怒り心頭にならないためのコツをご紹介します!

目次

  1. 搭乗した後にオーバーブッキング対応?
  2. 降りても良いボランティアがいない!どうなるの?
  3. キャッシュのオファーもある!
  4. ボランティアで降りた人はどうなるの?
  5. 降りろと言われた。NOと言っても良い?
  6. バウチャーも現金ももらえないことがある?

1.搭乗した後にオーバーブッキング対応?

私はこれまで、飛行機に搭乗した後にCAが客席を右往左往しながら「オーバーブッキングなので自主的に降りてくれる客」を探している現場に何回か居合わせたことがあります。

皆さん、座席に座っているし、今更降りたくはないわけです。だから大抵は、CAを目を合わせないように下を向いたり寝たふりを決め込みます。

CAにとっては、決められた数をボランティアとして降りてもらわなければいけないので、必死です。誰も手を挙げなければ、あちらから客に声をかけてきます。多くの場合、中高年者が声を掛けられるケースはとても少なく、ターゲットとなるのは「時間にフレキシブルに対応できそうな」若者、特に若い男性などは良く狙われてしまいます。はい、私の息子も、これで何度も声をかけられました。

うちはアメリカン航空のマイルをためているので、基本的にフライトはすべてアメリカン航空にしています。なので、ほかの航空会社の対応方法は分かりません。しかしアメリカン航空の場合には、この状態になると、飛行機は飛びません。以前、ボランティア待ちで2時間ほど遅れたことがありました。

2.降りても良いボランティアがいない!どうなるの?

もしも、CAが必死にボランティアで降りてくれる乗客を探し回っても、誰もYESと言わない場合、航空会社は次に、バウチャーと呼ばれる割引券を提示してきます。

例えば、降りてくれたら1,000ドル分のバウチャーを差し上げます!みたいな飴を差し出してくるわけですね。

このバウチャー、実はとっても注意が必要です。

orange and green label airplane ticket

制限がありすぎて死ぬほど面倒

1,000ドルのバウチャーをもらっても、ネットで次のフライトを予約する時にさっと番号か何かを入力して無料で予約できる、なんて簡単なわけではありません。多くの場合、

  • バウチャーを換金するなら電話で予約を取らなければいけない。ネット予約は不可。
  • 電話しても予約を入れられない。仮予約しかできない。運を天に任せろということ。
  • 本予約するにはフライト時間の24時間前に空港に足を運んで、カウンターで直接予約を入れなければいけない。
  • 別の空港で使おうとすると「何それ?見たことない」と拒否されることもある

などの事態が起こるケースが多いのです。

近年ではなんでもデジタルなのだから、バウチャーもデジタルにすればよいのに!と思うところですが、デジタルバウチャーも存在はするようです。しかし、一般乗客は残念ながら使えないらしく、まったく役に立ちません。

一人分しかカバーされない

たとえ1,000ドル分のバウチャーをもらっても、500ドルのチケットを2人分取る時に使えるわけではありません。大半のバウチャーは、受け取った人にしか適用できません。そして、おつりなんて出ません。場合によっては、複数の人が一緒に使えるバウチャーもあるようですが、そこらへんはしっかり説明を受けたほうが良いかもしれません。

3.キャッシュのオファーもある!

航空会社のこのバウチャー作戦は、すでに多くの乗客に知れ渡っています。だから、「いいや、その手には乗らない」という人は多いですね。大学から飛行機で帰省する息子は、何度もこのバウチャーという飴で降りろと言われたそうですが、そのたびに私が「NOと言え」と断らせています。

もしもバウチャーで誰も釣れない場合には、次にキャッシュのオファーを出してくるそうです。もしかしたら、時間的に素早く降りてくれる人を見つけたいときには、バウチャーなんて遠回りなことをせずに、最初からキャッシュオファーをすることも、十分に考えられます。

ちなみに、こうしたキャッシュのオファーには上限はありません。つまり、交渉次第では、思いがけない高額キャッシュをゲットすることも可能です。

もしもキャッシュのオファーなら、時間的にフレキシブルに対応できる人なら、対応するのもアリかもしれません。

4.ボランティアで降りた人はどうなるの?

オーバーブッキングのためにボランティアで飛行機を降りた人は、通常は航空会社が無償で次の便にブッキングしてくれます。ただし、同じ経路というわけではなく、直行便のはずが経由便となったり、場合によっては目的地から数時間離れた「最寄りの」空港で降ろされるなんてこともあります。

食費と宿泊費も出してもらおう

もしも当日便がなく、翌日便になってしまった場合には、乗客側からリクエストした場合に限り、宿泊施設も確保してくれます。これはホテルバウチャーを支給してくれるというもので、もしかしたらこれも制限があるのかもしれません。。。

また、ボランティアで降りたために2時間以上の遅延となる場合には、フードバウチャーと呼ばれるものもリクエストすればもらえます。これも現金ではなくバウチャーとして受け取ることができるもので、リクエストしなければもらえないので注意しましょう

これを、降りる価値があると判断するか、いやいやカネなんていらないから予定通り飛んだほうがマシだと判断するかは、その人次第だと思います。

5.降りろと言われた。NOと言っても良い?

person holding letters

すでに飛行機に搭乗して座席に座っている自分に対して、CAがボランティアで降りてくれないかと圧をかけてきた場合、圧に負けずにNOという事は、もちろん可能です。もしも条件次第で降りても良いと考えるなら、譲れない条件を提示して、それを飲むなら降りてやってもいいぐらいの強気な態度でも良いでしょう。

多くの場合、そうした強気の態度をすぐに飲んでもらえるわけではなく、なんだこいつ的な軽蔑の視線を受けたり、「その条件じゃ無理」と言われるかもしれません。その場合には、「それなら降りない」で問題ありません。

6.バウチャーも現金ももらえないことがある?

アメリカ国内線の場合には、バウチャーや現金のオファーは良くあります。しかし、日本を含めた海外からからアメリカへの便だと、オーバーブッキングされてもこうした特典をもらえないので、注意してください。その理由は、アメリカの法律で認められていないから。つまり、日本からアメリカに来る時の便では、ボランティアで降りても何も見返りをもらえません。