国籍喪失後のトラブル、どんなケースが考えられる?

アメリカ市民権を取得すると、日本国籍は自動的に喪失します。それが法律です。

でも、日本へ国籍喪失届を出さないと、日本では私たちがアメリカ国籍を取得したことを知るすべがないので、戸籍謄本には何も記載されない状態となってしまいます。

もしも、アメリカ市民権を取得したのに日本へ国籍喪失届を提出せずにいた場合、将来はどんなトラブルになる可能性があるのでしょうか?

国籍喪失届に関する情報はこちらから (リンクは在アメリカ日本国大使館のものですが、各日本総領事館でも手続きできます)

国籍喪失=外国人になる

国籍喪失届を提出してもしなくても、私たちはアメリカ市民権を取得した瞬間に、日本国籍を失います。つまり、記録上はまだ戸籍が残っていたとしても、私たちは「外国人」「元日本人」となってしまいます。

そのため、日本へ3か月以上滞在するのなら、ビザが必要となります。

元日本人でも、関係ありません。必要です。

国籍喪失後の手続きは全て削除

国籍喪失届が出ていないと、役所に管理されている戸籍謄本はそのままの状態です。

そのため、子供が生まれて出生届を提出したり、戸籍を別の場所へ移す転籍をしたりした場合、役所では手続きが受理される可能性は十分にあります。

だって、役所はあなたが日本国籍を喪失した事実を知らないわけですから。

しかし、受理されたからOKというわけではありません。

数年後、家、数十年後に国籍喪失の事実が分かると、役所では過去にさかのぼって記録を訂正します。

そして、日本国籍喪失後に行った手続きの種類によっては、記録が削除される可能性も高いので注意が必要です!

子供の出生届が消えた?

日本国籍を喪失した後に出産し、子供の出生届を日本へ提出したとしましょう。

役所側では、上記の通り、国籍喪失の事実を知らないので、そのまま出生届は受理されるでしょうし、子供は日本国籍を取得し、日本のパスポートを手に入れることができるでしょう。

しかし、後からあなたの日本国籍喪失の事実が発覚したら?

残念ながら、国籍喪失後に提出した子供の日本国籍は削除されてしまいます。

元日本人(つまり外国人)が生んだ子供は、日本国籍を取得できないからです。

持っていたバスポートも無効です。

子供の出生届に関する地獄を経験したくない人はこちらをどうぞ

日本から出禁を言い渡されることもある

しかも、その時に親子で日本に滞在していたとしたら、滞在ビザを持たない外国人が不法に日本に滞在、つまりオーバーステイとして、強制送還される可能性も高いです。

オーバーステイによる強制出国だと、日本から出禁の刑を言い渡される可能性もありますね。一般的には5年から10年の出禁です。

出入国在留管理局はこちらから

そうなると、、、、親の最期にも駆けつけることができません。

国籍喪失後の戸籍手続きは原則的に全て無効

国籍喪失後に提出した戸籍関連の手続きは、例えその場で受理されたとしても、後から戸籍喪失日まで遡って全て無効の扱いとなります。

そのため除籍謄本を請求する際には、国籍を喪失する直前の本籍地から取り寄せなければいけません。

アメリカ在住日本人の帰国決断を探る

アメリカには、日本人もしくは日系を自負する人が約170万人住んでいます。しかしその中には、アメリカに永住する決意をしてきたけれど、やっぱり日本の方が自分に合っているかなと考えて、永久帰国する人も少なくありません。

永久帰国の理由って、どんなものが多いのでしょうか?

  • ビザや永住権が取れない→学生が卒業とともに帰国せざるを得ない理由として多い
  • 物価が高すぎて生活できない→都市部は特にこの傾向が高い
  • 治安が悪くて怖い
  • 差別に耐えられない→就職・昇進しづらいといった問題や、ポリコレなどがあります
  • 英語に自信がないので友達を作りづらい
  • 医療費が高すぎる

私は国際結婚でアメリカに来たので、ビザや永住権の問題で悩んだことはありませんし、都市部で生活したこともないので、治安が悪くて怖い経験をしたとか、物価が高すぎて手をぢっと見たこともありません。それでもやはり、日本なら経験しないであろう不便さや不快さは、たまに経験することはありますね。

もちろん、↑↑のような理由で帰国する人もいるでしょうし、帰国しない人もいます。どうするのが正解という答えはないので、最終的には自分自身で決断するしかありません。

私が↑↑のような不快体験をした時には、美味しいものを食べて数日間、家に引きこもります(笑)。そうすることで、嫌なことを自分の中で消化して、また日常生活を前進しようというモチベーションが芽生えてきます。あ、でもこれは私のやり方なので、皆さんは自分なりにピッタリの解決法を見つけてくださいね!

国際結婚とアメリカ市民権の関係

アメリカ市民権とは、アメリカ国籍のこと。これを取得すると、アメリカのパスポートを持ち、アメリカ人となります。

日本人とアメリカ人との国際結婚カップルはたくさんおり、結婚のタイミングで渡米する人もいるでしょう。

日本国籍を持っている私たちがアメリカ人と結婚して、アメリカで暮らす際には、移民ビザが必要です。結婚したから何も手続きをせずに渡米してもOKというわけではありませんし、結婚と同時にアメリカ国籍を取得できるわけでもありません。

アメリカが発行するビザには、いろいろな種類があります。

を取得することになります。

当然ですが、結婚している人が婚約者ビザを申請しても却下されますし、結婚していないのに「結婚による移民ビザ」を申請しても却下されます。気を付けてくださいね。

どちらのビザも、日本にあるアメリカ大使館で手続きできます。時間と手間がかかるので、できれば入籍したらすぐに手続きを始めることをおすすめします。

「えっ、知らなかった。。もうアメリカに住んでるし」

という人は、今すぐに弁護士に相談してください。結婚しているから大丈夫、だなんて鷹をくくっていると、あなただけが不法滞在となって、アメリカから強制出国させられる可能性が大です。

私は不法滞在かもしれない、どうしよう。。という人はこちらをどうぞ

海外生活が吉と出るか凶と出るか?心の変化を知れば楽になれるかも。

海外旅行と海外留学、海外駐在や海外移住は、海外に身を置くという点では共通していますが、どんな環境でどのぐらいの期間そこにいるのかは大きく異なります。期間限定なのか半永久そこで生活しなければいけないかによっても、心構えは大きく違いますよね。

今回は、片道切符でアメリカに来た人の心の変化を考えてみました。

  1. 環境が変わると誰でも不安定になる
  2. それでも人間は環境に適応できる
  3. まとめ

1.環境が変わると誰でも不安定になる

アメリカに来てから心配性になったとか、不安でたまらないという人は少なくありません。何もかもがバラ色で楽しくて仕方ない!という人もいると思いますが、そうでない人もたくさんいます。

その理由は、人間はもともと環境の変化を望む動物ではないからです。人間は未知な環境に置かれると、多かれ少なかれ不安を感じるものです。それが24時間毎日続くのですから、仕方ないと言えば仕方ないかもしれませんね。

私がアメリカに移住してきたのは夫との結婚が理由ですが、結婚した時にはアメリカに来る決意はできていました。そして、帰りたくても帰れない片道切符であることも承知してました。

だから、大げさな話ですが親の死に目に会えないことも覚悟して、納得して渡米しました。右も左も分からない環境でも、試行錯誤しながら頑張ってこれたのは、帰れないという思いがあったからかもしれません。

しかしそんな中でも、やはり言葉や文化の壁、そして人種の壁を感じて落ち込むことは少なからずありました。

皆そんなもんです。最初は、みんな同じです。

2.それでも人間は環境に適応できる

私がアメリカに来たばかりの頃、当時はインターネットも最低限しかなく、現在のように情報がネット上にあふれていたわけではありませんでした。そんな中で偶然目にしたサイトで、海外で暮らす人の心の変化が紹介されていました。その変化は、どういうわけか、今でも私の心の中に焼き付いていて、はっきりと覚えています。

アメリカ生活で心が葛藤している人に、参考にしていただけたら幸いです。

ステージ1:ハネムーン期

アメリカにやってきた人が最初に感じるのは、すべてがバラ色に見えて楽しい!というとてもポジティブな気持ちです。何もかもが新鮮で、家は広いし人はみんなフレンドリー、食事はボリュームたっぷりでアメリカ生活サイコー!なんて思う事でしょう。

はい、私もそうでした。バラ色にしか見えない生活がどのぐらい続くかは、人によって異なります。置かれている環境によっても変わります。日本人がたくさんいるエリアで、都会的な生活を存分に満喫でき、財力もあれば、このハネムーン期が長く続くかもしれませんね。しかし、日本人が誰もいないアメリカの田舎にやってきて、コンビニの一つもなく、あからさまな人種差別攻撃を受けるような場所だと、ハネムーン期は数日で終わってしまうこともあるでしょう。

ステージ2:イヤイヤ期

全てのものがバラ色に見えるハネムーン期が過ぎると、「普通のアメリカ」の「日常生活」が少しずつ見えてきます。これは、リゾラバで出会った相手が実は超絶ダサかったとか、結婚相手の嫌な部分が見えて耐えられない、なんて現象と似ているかもしれません。

医療がクソ高くて破産しないために病院に行けないとか、人が優しいのは表面上だけとか、車がなければどこにも行けず自宅という名の刑務所に入っているようだとか、日本食が買えない、あっても高いなど、色々あると思います。

この時期には、みな「日本はこうだった」「日本ならこうなのに」「ああ、日本へ帰りたいな」なんて気持ちになります。

私にも、もちろんこうした時期はありました。しかし、毎日がイヤイヤ期というわけではなく、嫌なことがあるとイヤイヤ期が顔を出し、「アメリカって本当サイテー!」となっていました。

ステージ3:順応期

人間、ずっと暗い洞窟の中から抜け出せないことはありません。嫌ながらも日々の生活を送っていれば、少しずつお友達ができたり、良いことがあったり、言葉や文化が理解できるようになり、「アメリカも悪くないかもな」と思える日が増えてきます。

これが順応期ですね。

順応期をいかに早く迎えるかは、自分がどれだけ外の世界と関わっているかによると思います。たくさんの人と関われば、悪い人もいるけれど良い人もいることを知り、楽しくて幸せな日が増えるのではないでしょうか。

ステージ4:そしてあなたもアメリカ人

良いこともあれば悪いこともある、それはどこに住んでいても同じです。アメリカには、日本では経験したことがない人種差別がありますし、言葉だって母国語ではない言語を話しているわけですから、ジレンマや屈辱的な経験もあるでしょう。でも、それは仕方ないことです。

だって、母国語じゃない外国語を話しているんですから!

アクセント上等、意味わからない上等。なんだって良いのです。アメリカ人だって、そんなに分かってませんって。私達よりも上手に立ち回れるのは、生まれた時からそういう環境にいるから。ただそれだけです。と思います。たぶんねww

3.まとめ

きっと知らない土地で暮らし始める人は、海外でなくてもこうした心の変化を経験するのかもしれません。何もかもが日本とは違うアメリカでは、想像をはるかに超えた事態も起こります。

それも含めて、アメリカ生活なのです。「生きてるだけで丸儲け」ではありませんけれど、嫌なことは「気にしない」。嬉しい時には「自分サイコー」。

アメリカへの移住を考えている人や、アメリカが嫌いでたまらないという人には、ぜひその先に明るい光もあるという事を知っていただきたいです。

ペットを日本からアメリカへ連れて行く方法

日本からアメリカへ引っ越す際には、パスポートやビザは必要ないけれど別途で手続きが必要なメンバーがいます。そうです、ペットですね。犬や猫などのペットに関しては、手続きをすれば日本からアメリカへの引越しで連れてくることができます。同じ飛行機に乗って渡米することも可能です。

私も日本からアメリカへ、大切なワンコを連れてきた経験があります。最新の情報に私の経験も交えながら、日本からアメリカへペットを連れてくる方法やかかるコストをご紹介しますね。

目次

  1. 日本からアメリカへペットを連れていくことはできる?
  2. 最初に知っておくべきこと
  3. 手続き方法
  4. 現地での隔離は必要?

1.日本からアメリカへペットを連れていくことはできる?

日本からアメリカへ犬や猫などのペットを連れていくことは、できます。犬と猫以外の動物については、私は経験がないので分かりませんけれど、全ての手続は動物検疫所という公的機関が対応してくれるので、問い合わせてみることをおすすめします。

動物検疫所はとても親切

動物検疫所は何をしてくれるかというと、ペットを日本からアメリカへ「輸出」する際に、健康面で問題がないことを確認するという作業を行います。渡米の何カ月前から準備しなけばいけないというルールはありませんが、必要な書類が揃わなければ許可が下りません。そのため、渡米することが決まったなら、できるだけ早めに動物検疫所へ連絡をして、手続きを始めることをおすすめします。

私の場合、渡米する1年ほど前から準備を始めました。今はすべてメールでコミュニケーションができますし、さすが日本の政府機関、レスポンスはかなり早いので、助かりますよ!

動物検疫所のホームページはこちらから

2.最初に知っておくべきこと

ペットの引越しでは、この日に渡米しなければいけないとか、そうした私たちの事情や都合は一切考慮してもらうことはできません。しっかり準備しなければ、連れていきたくてもつれて行けないという悲惨な状況になってしまいます。もしも日本の実家でペットの引越して続きができるまで預かってもらえるなら、バックアップとして最悪の結末にはならないでしょう。しかしそれでも、大切な家族と離れてしまうことは、ペットにとっては私たちが受けるよりも大きなストレスです。

私達がきちんと前もって準備をすれば、問題なくペットと同じ飛行機で渡米できます。そのためにも、前もって準備を始めることが必要なのです。

渡米のための条件

ペットが渡米するためには、

  • マイクロチップが埋め込まれていること
  • マイクロチップに必要な予防接種の記録が入力されていること
  • 必要な予防接種の種類や回数、時期が条件にあっていること

が必要です。

ただしこれは、動物検疫所から課せられる条件です。条件を満たしても、航空会社が定める条件を満たさなければ、ペットは一緒に渡米できないので注意してください。その条件とは、

  • ペットが安全に渡航できる気温であること(航空会社によって規定はちがいます)
  • 事前に予約してあり、スペースを確保していること
  • 動物検疫所から輸出の許可が出ていること

です。このうち、私が一番頭を抱えたのは、「その日の気温」でした。

犬種や気温による制限にはご用心

10年ほど前から、ペットの渡航条件がどの航空会社でも厳しくなっています。これは、ワンちゃんの渡航で事故が多発したために決められたルールです。

ペットが渡航する際には、座席の下に立った状態で収まる小さな子を除いては、貨物の扱いで飛ぶことになります。飛行機の中の貨物スペースは、それなりに温度調整はされています。しかし空港のフライトラインで荷物を詰め込む際には、どうしてもケージに入ったペットたちは、灼熱のコンクリート地獄を味わうことになってしまいます。

当時、パグとかフレンチブルドッグのように鼻が短いワンちゃんたちの悲しい事故が相次ぎました。そのために、航空会社は足並みをそろえて「鼻の短い犬種」に対して気温が何度を超える場合の渡航をNGにしたのです。

現在では、犬種による制限や気温による制限など、航空会社ごとにさまざまな制限が設けられています。犬種によっては条件を満たしても飛べないということがあるので、その場合にはペットを家族として迎えてくれる人を探さなければいけません。

特に、気温制限が設けられている航空会社は要注意です。

動物検疫など手続きを済ませてケージに入れたペットと共に、空港のチェックインカウンターに行きますよね。ペット連れの場合には、その場で外気の気温をチェックします。そう、チェックインする時点での気温が一定範囲の温度でなければ、その場で却下されます。最高気温だの最低気温だの、また上空での気温などは一考慮してもらえません。

そのため、夏のフライトならできるだけ早朝便を抑えたり、冬のフライトでは午後の早い時間のフライトを抑えることで、ペットも一緒に飛べる可能性を高くできます。

もちろん、それでも飛べないというリスクはあるでしょう。そうした万が一に備え、空港へのお見送りには、事情を把握している人に来てもらうことをおすすめします。

航空会社ごとに対応は違う

そのほかの条件
JAL温度制限なし温度制限なし犬種制限アリ
ANA温度制限なし温度制限なし犬種制限アリ
アメリカン航空出発地と目的地が85℉(29.4℃)以上出発地と目的地が45℉(7.2℃)以下・1回のフライト時間は12時間以内
・夏は目的地や経由地に制限あり
ユナイテッド航空あり(詳細な情報は非公表)あり(詳細な情報は非公表)・貨物としての預け入れはペットセーフプログラムへの登録が必要
・乗り継ぎ回数が制限
デルタ航空出発地と目的地が80℉(29℃)以上出発地と目的地が20℉(7℃)以下

JALのペットルールはこちらから

ANAのペットルールはこちらから

アメリカン航空のペットルールはこちらから

ユナイテッド航空のペットルールはこちらから

デルタ航空のペットルールはこちらから

3.手続き方法

STEP1:電子手続の申請をする

動物検疫所では、NACCS(動物検疫関連業務)として、電子手続を行っています。

まずは公式サイトから申請書をダウンロードして、記入した上でメールに添付して送ります。

その際には、狂犬病やワクチン接種の記録やロットナンバーなども必要です。動物病院へ連絡をして、カルテの必要な部分をコピーしてもらった上で、それをメールで動物検疫所へ送ります。

この手続きは、簡単そうで意外とややこしいですし、必要な書類なども複数あります。渡米ギリギリになってからあたふたするのは大変なので、時間に余裕をもって済ませておくことをおすすめします。

私自身、渡米する半年ぐらい前からこの申請を始めました。あれが必要、これも、といろいろ言われるので、動物病院でカルテをもらったりしながら、動物検疫所の人にサポートしてもらいながら申請書を作って提出しました。何度メールで質問しても、嫌な対応をされたことはなく、とても親切で丁寧に教えてくれます。これは、さすが日本のカスタマーサービスだと思います。

STEP2:ケージを準備する

ワンちゃんでも猫ちゃんでも、体に合ったサイズのケージが必要です。普段使っているものをそのまま使えることもありますが、航空会社ごとにケージの規定が決まっていて、満たしていないとダメと言われてしまいます。

ケージは、

  • ペットがケージの中で立ち上がることができる
  • ペットがケージの中で反対側を向ける事(十分なスペースがあるかということ)
  • 頑丈な素材出てきていて耐衝撃性があること

などの条件が付いています。私が実際に使って、検疫所の人からも空港の人からも「このメーカーは安心だ」と言われたのは、Vali Kennel(バリケン)と呼ばれているメーカーのものです。

ケージには給水ボトルと給仕トレイをセット

ペットショップなどで、ケージに装着できる給水ボトルや給仕トレイなどが販売されています。中に直置きするタイプだと、輸送の際にはひっくり返ってしまうので、ケージの扉に固定できるタイプがおすすめです。

ボトルは、↑のようなタイプがイチオシです。ボトルもセット販売されているタイプもあれば、自身で手持ちのペットボトルを自由に装着できるタイプもあります。どちらでも良いですが、私はコンビニで買った500mlのペットボトルをセットして使いました。

ここで注意したいのは、日本のペットボトルは装着できますが、アメリカ仕様のペットボトルは装着できないという点です。ボトルの口の部分のスペックが日米で違っているので、アメリカで購入したペットボトルは残念ながら、ボトルサイズやメーカーを問わず、使えません。

ケージに装着する給餌トレイは、↑のようにケージの扉に固定できるタイプがおすすめです。飛行中には恐怖やストレスで元気に食事をしてくれる子はそれほど多くないので、どのぐらいの量が入るかはそれほど問題ではないと思います。ただ、ケージについていないといけないので、とりあえずつけました、的な感じでOKです。

STEP3:予防接種などの条件を満たすこと

日本からアメリカへの渡航では、この条件を満たすことは、それほど難しくありません。ただし、既往症を持っているペットの場合には、疾患によっては飛行機に乗ることがハイリスクだったり、連れて行けない可能性はあると思います。

STEP4:渡航日の前日もしくは当日に検疫をうける

渡航予定日の1週間以内に、動物病院で健康診断書を取得します。英語で書かれている必要はありません。また、検疫所にテンプレートがあるので、それを動物病院へ持参して、獣医さんに記入してもらうというのもアリです。

テンプレートはこちらから

健康診断書に係れている内容は、マイクロチップの番号や狂犬病およびワクチンの接種日などの記録です。

この健康診断書を持って、空港にある検疫所で渡航前の最終的な検査を受けます。アポなしでは対応してもらえないので、必ず事前にアポを取ってから足を運んでください。

検疫検査は、渡航日当日でなければいけないということはありません。もしも可能なら、前日とかその前あたりに検査を受けておくこともできます。私の場合、実家が成田空港からそれほど遠くなかったので、渡航日の前日に検疫を済ませておきました。そうすることで、渡航日の当日は時間に追われることなく、チェックインカウンターに直行すれば良かったので、とても楽でした。

ちなみにこの検疫は、24時間体勢で対応しているわけではありません。営業時間がありますし、土日などは対応していない可能性もあります。そのため、時間や日数に余裕を持った渡航計画を立てることをおすすめします。例えば、普段は朝早い便で渡航する人でも、ペットがいる時には平日の午後の便にするなど、工夫できることはあると思います。

検疫所での検査は、時間にして約30分から1時間程度かかります。書類をチェックするだけでなく、実際にペットの体に獣医さんが触れる触診もします。混んでいることはほとんどないと思いますが、他のペットが検疫を受けていれば、当然ですが待ち時間が発生しますよね。そうした点も、考慮しておくと良いと思います。

STEP5:証明書を持って航空会社のチェックインカウンターへ行く

ペットの検疫が終了したら、後は航空会社のカウンターでペットをチェックインするだけです。事前に予約をしていれば、乗れないということはありませんが、ギリギリに行ったら「もうペットの数が満席なので乗れません」と言われることはあるようです。そのため、できるだけ早い時間にチェックインすることをおすすめします。

チェックインする際には、ケージがうっかり開いてしまうことがないように、プラスチックタイで扉が固定されます。安全対策なので仕方ないですが、私はこのせいで、アメリカに到着して解放されても、プラスチックタイのせいでペットをケージから出せない!という悲劇を経験しました。

当然ですが、ハサミの機内持ち込みは禁止されていますし、目的地に到着しても誰もハサミを貸してはくれません。絶対持ってるじゃん!と思える業者やショップでも、絶対に貸してはくれません。これもすべて、テロ対策なのです。

そのため、スーツケースの中にハサミを入れておくことを、強くお勧めします。

また、ペットの渡航ではスペースを確保するために、事前の予約が必要です。しかし、予約をした時に料金を払うわけではなく、チェックインのカウンターで150ドル程度のペット料金を払います。この料金は、客席に手荷物として持ち込む場合でも、貨物として預ける場合でも同額です。

4.現地での隔離は必要?

基本的に、日本を出国する際に手続きを全てしていれば、アメリカについてから難しい手続きは一切ありません。

アメリカに到着すると、入国審査を済ませてスーツケースを受け取る場所に行きますよね。ペットが入ったケージは、そこに運ばれてきます。スーツケースと同じようにターンベルトの上を流れてくるわけではなく、スタッフがケージを持って来てくれます。私は心配だったので、その辺にいたスタッフを捕まえでペットはどこでピックアップできるかと聞いたところ、あるドアを指さして「あそこから出てくるよ」と教えてもらうことができました。

そこで待っていたら、ペットが出てきました。受け取りの際には、特に身分証明書を確認されることもなく、「ほーら、ママだよー」みたいな感じで渡してくれて、そのまま自宅に連れてくることができました。

アメリカの場合、ハワイ州だと隔離措置があるようですが、その他の州ではそういう措置は全くありません。

アメリカでの引越し、子供は転校!学校の探し方や手続き、スクールカーストについても!

日本でも終身雇用はすでに崩壊した感がありますが、アメリカでは終身雇用という概念がなく、みなさん気軽に転職をします。日本のように転職が多すぎるからと言って仕事探しで不利になることは少ないようで、給料アップやキャリアアップを求めて積極的に転職していますね。

しかし転職による転居となると、影響を受けるのは働く親だけではありません。子供の学校のことも、調べて手続きしなければいけません。

目次

  1. アメリカの学校は高校まで学区制
  2. 転校の準備
  3. 転入の準備
  4. アメリカで転校生になることはストレス?
  5. アメリカのスクールカーストについて

1.アメリカの学校は高校まで学区制

アメリカの学校は、School Districtと呼ばれる学区制となっています。これは小学校から高校までずっとです。アメリカの高校は、日本のように高校受験をして入学が認められるというシステムにはなっておらず、中学校の延長として高校へ進学します。

アメリカの学区は、それぞれ保護者の満足度やカリキュラムが異なります。もしもお子さんがいる家庭で、引っ越し前にある程度住む場所を自分たちで選べるなら、まずは学区をチェックして、住むエリアをザックリと決めることから始めると良いでしょう。

学区や学校、カリキュラムや保護者の感想などは、GreatSchool.netで調べることができます。このサイトでは、それぞれの学校が1から10までのスコア評価されていて、学校のザックリとした目安が分かるシステムとなっています。

  • 学校の生徒数
  • 生徒の人種割合
  • Reduced Lunch適用となる生徒の割合(貧困層)
  • 教師の数や経験値
  • カリキュラム
  • 実際に関係した保護者や生徒からの口コミ

などが分かりやすくまとめられています。

高スコア=学力レベルが高い、わけではない

GreatSchools.netのスコアは、学校を選ぶ際には目安の一つとなります。スコア評価には親の満足度が大きく影響しているため、満足度が高ければスコアは高くなる傾向があります。

親の満足度が高くなる要素は、いろいろあります。もちろん、学力が高ければ親としても満足度は高くなることが多いのですが、必ずしもそうとは言えないのが、アメリカらしいのです。

私はこれまで何回か引越しをしており、その度に子供は転校生となりました。その時に、複数の学校を比較しながら住む場所を選んで来ました。リサーチの結果、私が分かったことを、独断と偏見となってしまいますが、いくつかあげたいと思います。

  • 学力レベルが高い学校は、アジア人生徒の割合が高い。
  • 白人が90%以上で多様性がない学校は、親の満足度が高い傾向にある。
  • 貧困層が多い学区にある学校では、難易度が高いカリキュラムを提供して生徒集めに頑張っている。

あくまでも、これは私が自身でリサーチした中で、ぼんやりと浮かんできた傾向です。必ずそうだというわけではないので、参考程度にしてくださいね。

2.転校の準備

転校することが決まったら、現在通っている学校のカウンセラーに届出を出します。何カ月も前に通知する必要はなく、2週間~3週間ぐらい前でも十分です。

カウンセラーに届出を出すと、次の学校へ転入するために必要な書類を集めてくれます。大きめの封筒にいろいろな書類が入っていて、主に成績表などの記録が渡されます。しかしこの封筒は、封印されていて、転入先の学校のカウンセラーに封印された状態で渡さなければいけません。うっかり中を見たり、破ってしまうと、無効になるので注意してくださいね。

小学校の場合には、クラスの先生が気を利かせて、最終日にサヨナラパーティをしてくれる、なんてことがあるかもしれません。しかし、特別なことは何もなく、いたって普通の最終日、ということも多いです。私の子供が小学校の時に転校した時には、最終日に担任の先生が使い捨てカメラをくれて、友達との思い出を写真にとって楽しんでいました。また別の時には、クラスの友達が大きな画用紙に一言ずつ寄せ書きをしてくれたものを、最終日に持って帰ってきました。

転入手続きに必要な書類は手荷物として持参

引越しでは、家財道具を全て荷造りして業者に運んでもらうことが多いですよね。しかし、引越し先で転入の手続をすぐにしたい場合には、できるだけ転入に必要な書類は、手荷物として持っていくようにしましょう。梱包されてしまうと、どのダンボールの中に必要な書類が入っているか分からなくなってしまいますし、最悪の場合には紛失のリスクもあります。

子供は、転校することに対して精神的に大きなストレスを抱えます。だからこそ、できるだけスムーズに手続きを済ませて、新しい環境に慣れてもらうためには、親としてできる限りの準備をしておくのが良いと思います。

3.転入の準備

引っ越したら、まず最初に転入の手続をしに、新しい学校へ足を運びます。アメリカの学校では、それぞれの学区を管理しているISD(Independent School District)がありますが、転入の手続でISDのオフィスに行けと言われることはほとんどなく、大抵は学校のカウンセラーが対応してくれます。

転入の手続には、

などが必要でした。

住所を確認できる書類

ISDごとに学区が決まっているので、それを確認するために必要な書類です。引っ越したばかりの時には、光熱費の領収書などは持っていないことが多いので、アパートの賃貸契約書とか、家を購入した人ならその契約書を持って行けばOKです。

住所を確認したいだけの書類なので、住宅を購入する手続きをしているけれどまだクローズになっていない、という状態でも問題ありません。

生徒のBirth Certificate

子供が学校に通う資格があることを確認するための書類です。

Birth Certificateがなければ、代わりにパスポートでもOKかもしれませんが、日本発行のパスポートが認められるかどうかは、ごめんなさい、経験がないので分かりません。でも、日本のパスポートと有効なビザがあれば問題ないと思います。

ちなみに、観光というステータスだと、子供を学校に入れることは難しいですね。

ちなみに、アメリカの学校はさまざまなスタイルがあり、通学だけが選択肢ではありません。そのためでしょうか、転入に必要な書類が揃わなければ、揃ってから出直すように言われます。とりあえず学校に通わせながら、書類を後から揃えてください、という親切な対応は、期待しないほうが良い気がしますね。

不法滞在の移民でも子供は学校に通える?

税金で運営されているアメリカの公立学校ですが、不法滞在の子供でも教育を受ける権利は、法律によって認められています。少し前までは、不法滞在という理由で学校側が拒否出来ましたが、現在では基本的には学校側は拒否できません。

不法滞在だからといって、「税金払ってないのだから代わりに学費をよこせ」なんてこともありません(1970年代にはテキサスで実際にあり、裁判まで発展しました)。

生徒のSocial Security Card

これも、持参するように言われた書類の一つです。とりあえず持って行った所、その場でコピーを取ってすぐに返してくれました。

予防接種カード

これは、生徒が生まれてから現在に至るまでの予防接種の記録が記載されているVaccination Recordです。日本では、子供が小さい頃なら母子手帳にどの予防接種をいつしたかという記録を残すことができますが、持っていないという人は多いでしょう。

アメリカでは、生まれた時に黄色いカードをくれて、次回からはその紙を予防接種の度に持参して、ドクターに記録を書いてもらうことになります。

ちなみにこの予防接種カードは、いろいろなところで提出しろと求められます。大学への入学でもチェックされますし、アルバイト先からもチェックされたりします。

この予防接種カードには、摂取した日やLot 番号、対応した医師の名前とサインなどがかかれています。このうち、学校がチェックしたいのは「国や州が義務付けている接種を済ませているかどうか」という点です。ロット番号などは詳しくチェックされませんが、いつどの予防接種をしたかという点は確認されます。

予防接種カードをなくした。どうすれば良い?

もしも予防接種カードをなくした場合には、おもいだせる限り、これまでに通ったクリニックに連絡をして、いつどこでどの予防接種をしたのかを確認することをおすすめします。

転校する前の学校で入学の手続をしていれば、その記録が残っているでしょうし、転校すれば予防接種記録も封印されている封筒の中に入っています。

どうしても見つからない、いつ何を受けたかを思い出せない、記録もない時には、どうなるのでしょうか?

私自身、経験がないのでわかりませんけれど、打ち直しという羽目になる可能性は十分に考えられますね。

4.アメリカで転校生になることはストレス?

転校生になることは、アメリカでも日本でも、生徒にとっては大きな精神的なストレスです。私自身、小学校1年生の時に転校した経験がありますが、小学校1年生ですら緊張したことを覚えています。

私の子供は、小学校の時に数回の転校、そしてハイスクールで1回の転校をしました。全て夫の異動による転居が理由でしたが、親としては、何度も転校させてしまい、本当に申し訳ないと今でも感じています。

そんな複数回の転校を間近で見てきた感想をご紹介します。

  • 小学校低学年まではウェルカムムード満載なので、転校はストレスになりにくい
  • 小学校高学年からは、クラスメートに自分から話しかけるなどの積極性が重要
  • 授業ごとにクラスが変わるミドルとハイスクールの転校は、難易度高め。スポーツや音楽など、所属するクラブがあれば、救いになる。
  • 男の子より女の子の方が、馴染むのは大変かも
  • スポーツをしているイケメンや美女は例外の可能性大

年齢が上がると、学校内でヒエラルキー(スクールカーストとも呼ばれていますね)が確立されるので、転入生が来ると、みな子供なりにも防御的になることは多いです。陰湿ないじめなどは、あまり見たり聞いたりしたことはありませんが、積極的に社交をしなければ、ぼっちのまま時間が過ぎる、ということは十分にあり得ます。

私のように、引っ越しが多くて子供の転校回数が多いというお母さんは、他にもいると思います。私がこれまでしてきたことは、

  • 学校のボランティアやクラスのボランティア、遠足の付き添いは、積極的にすること。
  • クラスのボランティアは、募集されるのを待つのではなく、学校に押しかけて何かないか聞けば、何かしらあるものです。
  • 子供がクラブ活動をしているなら、進んでボランティアをしたり、役員などをする。
  • 親が積極的に他の親と社交をして、子供のプレイデートやスリープオーバー、スランバーパーティをホストすること。

などがありました。親がボランティアをすると、親自身も子供の学校の様子とか事情、内情が分かるというメリットもありますし、子供にとっても、親がすぐそばにいることが、なんとなく安心感につながることもあるようです。もちろん、これは私自身がやってきて良かったなと思っていることなので、全てのケース当てはまることではないかもしれません。

5.アメリカのスクールカーストについて

ここからは、アメリカのスクールカーストについて、一般論をお話しします。あくまでも一般論なので、もちろん例外もあります。参考程度にしてくださいね。

アメリカのミドルスクールやハイスクールでは、クラブ活動とか趣味などで共通点を持つ友達同士がグループを作ります。これは、日本でも同じですね。そして、このグループがそのまま、スクールカーストに直結することは多いです。

例えば、このカーストの頂点に君臨するのは、男子なら「ジョック」と呼ばれているスポーツクラブのメンバーたち。スポーツの種類は特に問わず、それぞれのスポーツチームごとに固まってグループとなっていることが多いです。どのスポーツがベターかという競争はなく、フットボールもサッカーも野球も、みなジョックとして学校内ではリスペクトされることが多いようです。

女子の場合には、クイーンビー(女王バチ)と呼ばれる女王様がいて、その周囲にオシャレな取り巻きがいる、というイメージですね。クイーンビーは、だいたいお金持ちの娘が多く、チアリーダーのキャプテンをやっていたりします。

その下には、スケボーが好きな子のグループとか、ゲームが好きな子のグループとか、異性に興味ありありなグループ(女の子に多い傾向あり)などがいます。

勉強熱心な生徒のグループは?と気になりませんか?多分、います。でも、スポーツとか外見がすべて、みたいなアメリカのスクールカーストでは、目立たない存在です。

グループ間の会話はほぼなし

このアメリカのスクールカーストでは、グループ間の会話はほとんどないようです。場合によっては、話しかけても無視されるなんて扱いもあります。

自分がどこかのグループに所属していれば、他のグループと会話がなくても、それほど困ることはないかもしれません。しかし転校生の場合、これは一大事です!

私の息子の場合には、アメフトをしていたので、転校初日からアメフト部のグループに入ることができました。比較的シャイな息子だったので、親としてはひそかに心配していました。初日に帰宅した息子に聞くと、ボッチにならないようにアメフト部の子が気を使ってくれて、カフェテリアで一緒に座る席を確保してくれたりなど、息子を仲間に入れてくれたようです。

こういう救いの手があれば、ハイスクールで転校生になっても、それほどロンリーな時間を過ごすことは少ないと思います。でもクラブ活動をしていない子だと、手を差し伸べてくれる子が転校初日に現れるとは限りません。そうすると、慣れるまでは腹をくくってボッチになるのかな、という気がしてしまいました。

後日アメフトの試合の日、息子に気を遣ってくれた第一人者の子の親を見つけたので、私は律義にお礼に行ったほどです。子供の学校生活のことってハイスクールぐらいになるとなかなか親の耳に入ってこないので、そういう良い話は、私は積極的に当人の親とシェアするように心がけていましたね。

ベッドのお悩みを解決!日米でサイズはどう違う?日本のシーツはアメリカで使える?

日本で使っていたお気に入りのシーツ、そのままアメリカにも持って行けるかな?と考える人は多いと思います。私もそうでした。しかもご丁寧に、アメリカで使うためにシーツを日本で購入したり、なんてこともしたほどです。しかし、そうした手間はすべて徒労に終わりました。だって、日本とアメリカとでは、ベッドのサイズが微妙に違うのですから。

目次

  1. 日本のベッドのサイズ
  2. アメリカのベッドのサイズ
  3. 日本からベッドやシーツを持って来ても使えない?
  4. アメリカでベッドの選び方
  5. ベッドはどこで買う?

1.日本のベッドのサイズ

日本のマットレスのサイズは、

ベッドの種類サイズ(幅x長さ)cm
シングル97 x 195
セミダブル120 x 195
ダブル140 x 195
ワイドダブル150 x 195
クイーン160 x 195
キング180 x 195

私達が知っているサイズだと、独身の人は普通はシングルサイズ、リッチな感じのベッド夫婦の寝室にベッドを2台置くならセミダブル。夫婦で同じ布団で寝る場合にはダブルぐらいの幅が欲しいかな、というイメージではないでしょうか。

2.アメリカのベッドのサイズ

アメリカのマットレスのサイズは、どうなっているのでしょうか?

ベッドの種類サイズ(幅x長さ)cm
Twin(ツイン)96 x 190
Twin XL(ツインエクストラロング)96 x 210
Full(フル)135 x 195
Queen(クイーン)152 x 203
King(キング)193 x 203
California King(カリフォルニアキング)180 x 210

多くの場合、子供のベッドはTwinサイズが多いですね。大学の寮では、身長が高い子に配慮してTwin XLサイズがデフォルトになっています。

日本と同じ呼び方のクイーンサイズやキングサイズもありますが、サイズは異なります。つまり、同じクイーンサイズやキングサイズでもマットレスのサイズが違うので、シーツもフィット感が違うとか、入らないという事態が起こります。

3.日本からベッドやシーツを持って来ても使えない?

日本から数年だけの駐在で渡米するなら、ベッドも使い慣れたものを持ってきたいと考えるかもしれません。もしもベッドを持ってくるのなら、合うシーツも持参することをおすすめします。

もしもベッドをアメリカで調達するなら、あえて日本からシーツを持参する必要はありません!アメリカの方がリーズナブルに購入できると思います。

ただし、既に日本で使っていたシーツを、アメリカのマットレスにフィットしないからポイ捨てする、というのはもったいないですよね。正確なサイズは多少違いますが、マットレスの厚さによってはシーツがフィットする可能性はゼロではありません。なので、一応持って来て、現地のマットレスに合わせてみてから考える、というスタンスでも良いと思いますね。

4.アメリカでベッドの選び方

アメリカでは、いろいろなところでベッドのマットレスが販売されています。多くの場合、

↑のように、マットレスの下にはボックスと呼ばれるものがあり、その下には床との隙間を作るフレームがあります。それぞれベッドのサイズごとにボックスやフレームのサイズも違うので、買うときには注意してください。

このタイプは、ベッドに高さが欲しい人におすすめです。特にマットレスはそれ自身にさまざまな厚みがあります。へたれにくいという点では、私は厚めのマットレスが好きです。

便利なアイテムBed Riser

もしも購入したベッドの高さがイマイチと感じている人や、ベッドの下にボックスなどを置いて収納スペースにしたいという人なら、Bed Riserというアイテムが便利です。

このアイテムは、ベッドのフレームの足の下に入れる台座のようなもので、プラスチックのような素材ですが、かなり頑丈です。我が家も何セットか持っていて、子供部屋ととゲストルームのベッドに使っています。ベッドに高さが出るだけで、なんとなく気持ち的に高級感が出ると感じるのは、私だけでしょうか。。

Bed Riserを選ぶポイントは、

  • Heavy Dutyであること(耐荷重が表示されていればなおよし)
  • フレームの足がRiserにフィットすることを確認。、フレームの足は丸型と四角があります。
  • ほとんどは4客で1セットとなっていますが、ベッドのサイズによっては2セットが必要なこともあります。要チェック。
  • Riserにも高さがいろいろ。チェックしてください。

近年のトレンドはローベッド

最近人気急上昇中なのが、↑のようなタイプのベッドです。これは、ボックスがベッドのフレームに内蔵されているのが特徴で、主に高級ホテルに置かれているイメージです。日本のベッドは、このタイプに近いですね。

低めのベッドは、部屋が広く見えるというメリットがあります。部屋全体のインテリアをオシャレにすれば、低めのベッドの方が落ち着くという声も多いです。

5.ベッドはどこで買う?

ベッドは、結構どこででも販売されています。Bed Bath&Beyondのようなショップなら、快適で高級ブランドのベッドが、割高な価格(ごめんなさい)で販売されています。リーズナブルに購入したいなら、Sam’sとかCostcoでも販売されています。

普段は何でもオンラインで購入してしまう私ですが、マットレスだけはオンラインでは買いません。その理由は、寝心地をチェックしてからお金を払いたいから。人間は人生の3分の1をベッドの上で過ごすわけですから、マットレス選びでは失敗したくありませんよね。そのため、街の家具ショップのようなところに足を運び、実際にベッドの上に横になって寝心地を確認してから選んでいます。

買い替えなら古いマットレスを引き取ってもらえる

もしもマットレスを買い替えるなら、新しいマットレスを配達してくれる時に、引き換えに古いマットレスを回収してもらうことができます。無料というわけではありませんけど、確か数十ドルぐらいでリーズナブルな費用設定だったと思います。

大手ブランドは失敗しない

マットレス大国と呼ばれているアメリカには、たくさんのマットレスブランドがあります。その中でも、Sealy(シーリー)やSerta(サータ)、そしてSimmons(シモンズ)は大手ブランドです。価格の面では若干割高感はありますが、失敗しませんね。

近年、テレビのCMなどで増えているのが、ベッドの右側と左側とでフカフカさとか位置を調整できるという高級マットレスです。SllepNumberに代表されるブランドが増えていて、公式ホームページでも価格は公表していないほど。多分、数千ドルと言うレベルの価格なのだと思います。

いかがでしたでしょうか?これからアメリカで生活する人、もっと快適な睡眠を手に入れたい人、ベッドのニーズはいろいろな所にあると思います。次の買い替えでは、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

飲む前に読みたい!アメリカの水の不思議!何が入っているのか?

近年では、水道水をそのまま美味しくいただく人は、すっかり少なくなりました。首都圏ではあまりおいしくありませんが、地方では今でも、水道水が美味なエリアがたくさんありますよね。アメリカでも、水道水を飲むことはできるのでしょうか?

目次

  1. アメリカの水道水は日本とは違う?
  2. アメリカの水だって頑張ってる!
  3. 水道水に入っているフッ素って安全なの?
  4. フッ素のメリットとデメリット
  5. アメリカでフッ素を取るなら、これがオススメ!
macro photography of a stainless steel faucet

1.アメリカの水道水は日本と違う?

アメリカで生活している私たちは、難しいことはあまり考えず、水道をひねって出てくる水が美味しければ、そのまま普通に飲んでいます。しかし日本の国土交通省が定める水質基準によると、アメリカの水は、なんと「飲んではいけない水」に分類されています。

ちなみに、水道水を飲んでもOKなのは、ドイツやスイス、フィンランドやスウェーデンなどのヨーロッパ諸国に加え、南アフリカやモザンビークなどのアフリカ諸国、そしてアラブ首長国連邦など、世界でたったの15か国のみです。

その基準は、

  1. 世界保健機構(WHO)が定める基準値
  2. 水道法による51項目の水質基準値
  3. 厚生労働省が決める26項目の管理項目

の全てを満たす国が、全世界で15か国しかないから、ということです。アメリカの水道水は、おそらく厚生労働省が決める項目を満たしていないのだと、私は推測しています。

アメリカの水道水が日本の水と大きく違う点は、2つあります。

フッ素が入っている

アメリカの水道水は、あえて人工的にフッ素を配合しているエリアが多いです。その理由は、後程説明しますね。

フッ素が水道水に入っている国は、アメリカ以外にもたくさんあります。一応、フッ素は化合物なので、どのぐらいの濃度で混入するのが許されているかという点は、各機関ごとに基準が異なります。

  • WHOでは水道水1リットル当たり1.5mgまで
  • EUでは水道水1リットル当たり2.0mgまで
  • EPAでは基準なし
  • 日本では水道水1リットル当たり0.8mgまで

という規定があります。意図的にフッ素を混入しているアメリカなので、日本の厳しい基準はクリアできない、いや、あえてしない、という所なのでしょう。

ミネラル分が多い硬水

日本の水は、全国どこでも軟水です。これは、マグネシウムやカルシウムなどのミネラル分をほとんど含まない水ということです。しかしアメリカは、地域によってミネラル分がたくさん含まれているエリア、つまり硬水のエリアがあります。

硬水か軟水かを決める基準は、水1リットルあたりに含まれるミネラル成分の含有量で決まります。硬度120mgを超える場合には硬水に分類されることになります。ちなみに、硬水としてよく知られているヨーロッパの水は、硬度が200~400程度です。

アメリカの水がどのぐらい硬水なのかは、エリアによって大きく違います。ニューヨークは硬度15、サンフランシスコでも硬度30で、ここら辺は軟水ですね。しかし、ラスベガスでは硬度400、フェニックスでは300など、かなり高めの硬度なエリアもあります。

私が現在住んでいるDC近郊も、実は硬水です。どのぐらいの硬度かは、きっと水道局のホームページを何回も熟読すれば、きっと隅の方に小さく表記されていると思いますけれど、一度も調べたことはありません。

しかし日常生活の中でも、硬水のせいでお掃除が結構大変なので、硬水である実感はあります。例えば、シャワーヘッドにミネラル成分が詰まるので、3年に1回はパーツを交換する必要があります。それに、お風呂場のガラスについた水垢にもミネラル成分が含まれていて、専用の洗剤を使わなければ擦っても汚れが取れません。

2.アメリカの水だって頑張ってる!

日本の水質基準からすると、アメリカの水は「飲んではいけない水」です。しかしアメリカからすると、「日本の基準が厳しすぎるだけ」なのです。

アメリカにも、水質基準は設けられています。検査項目は300もあって、実は日本の検査項目よりもはるかに多いのです。フッ素に関しては、とても緩い基準ですが、アメリカの水では新種の細菌なども検査対象となっているので、人間が飲んでも大丈夫かと聞かれると、答えはYESです。

私はもうアメリカ生活20年以上なので、お腹はすっかりアメリカ仕様となっています。水道水をそのまま飲んでも、お腹を壊すなんてことはありません。でもこれは、渡米したばかりの人でも安全だと思いますよ。渡米したばかりの人が「水を飲んでお腹を壊した」という話は、今まで聞いたことがありません。なので、フッ素が入り過ぎていて怖い!という人は、水道水は飲まない方が良いかもしれませんけれど、フッ素なんて怖くないという人なら、問題なく飲んでも平気です。

3.水道水に入っているフッ素って安全なの?

アメリカの水道水は、硬水か軟水かにかかわらず、人工的にフッ素を添加している所がとても多いです。「何それ??安全なの?」と思う人もいるでしょう。しかし、フッ素の役割りが分かると、「ぜひフッ素が入っているエリアに住みたい」と思うかもしれません。私自身、日本で育ったので虫歯は珍しいものではなく、これまで虫歯と仲良く付き合ってきました。しかしアメリカ育ちの息子は、なんとテキトーな歯磨きしかしていないにもかかわらず、虫歯がゼロ。歯医者いわく、できる気配すらないのだとか。

そうなのです。フッ素は、虫歯と大きな関係があります。水道水にフッ素が入ることで、虫歯予防効果があるというわけなんですね。

ドラッグストアで販売されている歯磨き粉やマウスウォッシュを見てみてください。フッ素入り、って書いてある商品があると思います。そのフッ素が、アメリカの水道水に入っているフッ素なのです。

歯医者をしている知人の話では、集団検診で最初の10人を見れば、その町の水道水にフッ素が入っているかどうかが分かる、のだそうです。そこまではっきりとした違いがあるわけですね。

4.フッ素のメリットとデメリット

アメリカでは、なんと1950年代から虫歯予防の一環として、水道水に適量のフッ素を混入しています。水道水にフッ素が入っていることで得られるメリットは、

  • 虫歯になるリスクを軽減できる
  • 水道水なら貧困層でも気軽に飲める→低コストで虫歯予防ができる

があります。

メリットを知ったら、やはり気になるのはデメリットですよね。

  • 継続的にフッ素を摂取し続けると、脳神経の酵素をs買いすることで神経機能が低下する→IQが低くなる
  • 生殖機能にマイナスの影響があり、男児が生まれやすくなる(都市伝説の域)

などがあるようです。信じるか信じないかは、あなた次第!

5.アメリカでフッ素を取るなら、これがオススメ

私は、自分が虫歯が多かったので、子供には虫歯フリーな人生を、と思って育児をしました。そのため、フッ素入りという商品には目がなく、ここにもフッ素、あれにもフッ素、と「フッ素まみれ」な生活をしたと思います。

上記したフッ素のデメリット、IQが低くなるという点に関しては、そういう実感はありませんね。親ばかかもしれませんが、息子の成績はずっと良かったので、フッ素のせいでこうなった、という実感はないです。

ちなみに、私が利用していたフッ素商品と言えば、

  • 子供用フッ素入りミネラルウォーター
  • 子供用フッ素入り歯磨き粉
  • 子供用フッ素入りマウスウォッシュ
  • フッ素入りのガム

などがありました。

ちなみに、これらの商品は、日本でも販売されているものもあると思います。販売されていなければ、アメリカのアマゾンから発送してもらうこともできますよ!

日本からアメリカへの荷物送付ガイド

日本からアメリカへの引越しは、日本国内の引越しとは比較できないほど多額の費用がかかります。そのため、基本的には衣類など身の回りのものだけを持参し、家具や寝具など生活に必要なものは現地で調達するというスタンスが一般的ですね。

目次

  1. 日本からアメリカへ荷物を送る方法
  2. 荷物はどこから送る?

1.日本からアメリカへ荷物を送る方法

日本からアメリカへ荷物を送るには、

という選択肢があります。

渡米の際に手荷物として持っていく

飛行機で渡米する際には、手荷物として一定量の荷物を持っていくことができます。エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスによって荷物1つ当たりの許容重量は異なりますが、渡米してすぐに必要となる服や下着など身の回りのものは、手荷物として持参するのがおすすめですね。

手荷物として持っていく場合には、基本的に2つまでは無料で持って行けます。しかしその数を超えると追加料金がかかりますし、一つ一つの荷物にも重量制限やサイズの制限があるため、詳しくは航空会社の規定をチェックしてください。

JALの手荷物規定

ANAの手荷物規定

アメリカン航空の手荷物規定

ユナイテッド航空の手荷物規定

デルタ航空の手荷物規定

航空便で送る

手荷物として持っていく以外の方法の中でもスピード重視なのは、航空便です。最も高額なのはEMS便で、送ってから1週間~2週間程度で現地へ到着します。EMS便よりもリーズナブルなのはSAL便と呼ばれるもので、船便よりも早く、そしてEMSよりも早く到着するという点で、アメリカへ引越しする人に人気があります。

重量費用の目安
2kg3,850円
4kg6,150円
6kg8,350円
8kg10,455円

船便で送る

日本からアメリカへ荷物を送る方法の中でも、最もリーズナブルなのは船便です。コスト重視で送りたい人におすすめですが、到着までの時間が2ヶ月程度かかってしまうため、渡米後すぐに必要なアイテムを送るのは控えたほうが良いかもしれませんね。

重量費用の目安SAL便との差額
2kg2,350円1,500円
4kg3,450円2,700円
6kg4,550円3,800円
8kg5,650円4,800円

2.荷物はどこから送る?

日本からアメリカへ荷物を送る際には、どこから送るかという選択肢がいくつかあります。

郵便局

日本からアメリカへ荷物を送る際には、郵便局から送ることができます。SAL便も船便も、荷物の大きさと重量にいは規定があるので、あまり大きな家具などを送ることはできません。

重量の制限30kgまで
最長辺の長さ1.5メートル以内
長さ+胴回り3メートル以内

DHL

「金に糸目はつけないから、とにかく早く送りたい」という人におすすめなのは、世界220か国以上に対応しているDHLです。日本からアメリカへ荷物を送る際でも、早ければ3日程度でついてしまうという超高速スピードが魅力です。郵便局から送るSAL便よりも早いので、超特急で送りたい人にはおすすめの方法ですね。

DHLは、日本国内に170カ所の受付ポイントがあります。中には24時間受付ているオフィスもあるので、要チェックです。

気になる価格ですが、DHLが規定する箱の大きさによって価格が変わります。

梱包材料金
封筒5,800円
ボックス28,800円
ボックス312,100円
ボックス418,400円
ボックス525,600円
DHL料金表

Fedex

Fedexは、世界220か国以上に流通している大手サービスで、1日に取り扱う貨物の数は、なんと1500万個にも上ります。価格はDHLと変わらない割高感があり、SAL便と比べるても高めです。

梱包材価格
封筒6,470円
2kg15,410円
プライオリティ4kg30,610円
プライオリティ5kg37,750円
Fedex 料金表

集荷は、オンラインが便利です。最初にオンラインでアカウントを作る必要がありますが、重たい箱をいくつも搬送するなら、自宅まで受け取りに来てくれるオンライン予約をおすすめします。

ヤマト運輸

日本国内の宅配業者として大人気のヤマト運輸もまた、アメリカへの荷物を受け付けています。ただし、クロネコヤマト便がそのままアメリカにサービスを提供しているというわけではなく、日本側ではクロネコヤマトが集荷を行ってくれて、実際の配送はアメリカの輸送会社であるUPSが担当するという仕組みとなっています。

重量価格
2kg22,200円
3kg28,100円
5kg38,900円
ヤマト運輸/UPSの料金表

アメリカで携帯電話を契約しよう!渡米前にゲットする方法やおすすめのキャリアは?

アメリカは、日本よりもスマホ普及率が高く、使い勝手は良くなっています。日本の携帯電話普及率は92%、スマホ普及率は2021年現在で77%ですが、アメリカでは携帯電話普及率は94%、スマホ普及率は82%と高めです。

世界各国のスマホ普及率はこちらから

これから渡米する人にとっては、やはり気になるのは、アメリカのスマホ事情ではないでしょうか。ここでは、アメリカのスマホの仕組みや購入方法、おすすめのキャリアまでご紹介します。

目次

  1. アメリカの携帯電話の形態
  2. アメリカで携帯電話を購入する方法
  3. 購入に必要な書類
  4. どんなキャリアがある?
  5. アメリカの携帯を購入してから渡米することもできる?
  6. 通話もデータも使いたい放題プランがオススメ
  7. 日本から携帯を持ってきたら、使える?

1.アメリカの携帯電話の形態

アメリカの携帯電話は、大きく分けるとプリペイドタイプ(PrePaid:先払い)と、ポストペイドタイプ(Post Paid:後払い)に分類できます。

プリペイド

  • 契約が必要なく、誰でも気軽に購入できる。観光客でも購入可能。
  • 購入したら、その場ですぐに使用できる
  • 機種の選択肢は少ない。
  • 通話コストの単価は高め。
  • プリペイドなので、残高分しか通話ができない。
  • 使い捨てタイプもあれば、料金を追加して長く使えるタイプもアリ

ポストペイド

  • クレジットカードのような後払い制なので、契約をして審査を受ける。
  • 機種の選択肢が多い
  • 申し込んだ当日に携帯電話をゲットすることも可能だが、契約に時間がかかる。
  • 1分当たりの通話コストなど、コスパが良い。
  • 機種の購入でディスカウントが適用される

2.アメリカで携帯電話を購入する方法

アメリカで携帯電話を購入するには、

という方法があります。

店舗に行って購入

これは、携帯キャリアの店舗に足を運び、必要な書類を提示して契約するという方法です。最新の機種を選べますし、申し込んだ当日に携帯電話をゲットできるという点で、大きなメリットがあります。アメリカではじめて携帯電話を持つ人にとっても、日本で使い慣れている機種とよく似た機能を持つ機種が欲しいという人にとっても、また自分の携帯の使い方パターンが分かっている人にとっても、フレキシブルに対応してもらえる方法ですね。

店舗で購入するメリットは、全ての初期操作はすべてスタッフが目の前でしてくれて、店舗を出る際には使用できる状態になっているという点です。携帯の仕組みや使い方がイマイチ分からないという人なら、店舗に行くのが安心です。

携帯キャリアのオンラインで購入

携帯キャリアの多くは、オンラインで機種を購入して、契約までできます。マイペースで自分なりに比較検討しながら機種やプランを決めたい人にとっては、この方法がおすすめです。また、オンラインで購入することでディスカウントが適用される場合もあり、コスト面でもお得度が高い購入方法です。

オンラインで購入する場合でも、契約に必要な書類のチェックはあります。

また、オンラインで携帯機種を購入すると、郵送で自宅まで配達してもらえますが、その際にはキャリアごとに、受領サインを求められることもあります。

オンラインで配達された携帯電話は、自宅でアクティベートして使える状態にできます。しかし、もしも上手くできなかったとか、やり方がイマイチ分からんという人なら、自宅に届いた携帯電話を持って、契約したキャリアの店舗に足を運んでもOKです。追加料金がかかることなく、初期設定をしてもらえます。

量販店のブースで購入

携帯キャリアの中には、CostcoとかSamsなどのホールフーズストア、Best Buyなどの家電量販店、またショッピングモールの中にブースを出し、そこで携帯電話の購入と契約をしている所もあります。キャリアの店舗ではなく量販店で購入する場合には、必要な手続きや書類などは変わりませんが、価格面でリーズナブルになりやすいですね、

日本でも、家電量販電に携帯キャリアのブースが出ていて、そこで機種を購入したり契約できたりしますよね?あれと同じです。

3.購入に必要な書類

アメリカで携帯電話を購入・契約するために必要な書類は、いくつかあります。

申し込みをすると、まず最初に身分証明書を確認されます。そして、申込書に記入しながら、ソーシャルセキュリティナンバーで審査が行われます。審査にかかる時間は数分~数十分程度で、その場で結果が分かります。

日本から渡米したばかりの人だと、ここで審査落ちする可能性があります。なぜなら、アメリカ国内におけるクレジットヒストリーがないからですね。

また、渡米したばかりでまだ生活の拠点が決まっておらず、とりあえずホテル暮らしをしているという人も、残念ながらポストペイドタイプの携帯を契約することは難しいですね。基本的には、運転免許証のような現住所が反映された身分証明書が必要です。

高額なDepositを払えば契約できるキャリアも

基本的には、アメリカはカード社会なので、携帯電話の利用料金などはすべて、クレジットカード払いなどを求められます。渡米直後の場合には、上記のような理由でポストペイドタイプの携帯電話を購入したり契約することは難しいのですが、 中には例外的に、高額なDepositとよばれる保証金を納めれば契約できるキャリアもあります。

例えば、大手キャリアのAT&Tでは、初期デポジットは~$800と高額です。しかしこれはあくまでも保証金なので、12ヶ月間利用料金を遅延することなく支払っていれば、12か月後に保証金を全額返金してもらうことができます。

4.どんな携帯キャリアがある?

日本の携帯キャリアと言えドコモやソフトバンク、そしてauが3大ビッグキャリアとして知られていますよね。アメリカにも、携帯の大手キャリアがります。

少し前までは、ソフトバンク会長である孫正義氏がオーナーだったSprintという大手キャリアもありました。しかし現在では、SprintはT-mobileへ吸収合併されたので、これから携帯の購入や契約をする人は、この3つのキャリアから選ぶのがおすすめです。

キャリアによってカバレッジが大きく異なる

日本でもアメリカでも、都市部でしか使わない人なら、キャリアごとのカバレッジの違いを意識する必要はないでしょう。しかし、田舎や中都市で生活する人や、出張などでいろいろな場所に行かなければいけない人だと、携帯を購入契約する際には、カバレッジもしっかりチェックしておきたいものです。せっかく契約したのに、住んでいる場所や出先で自分のスマホが全く使えない、なんて事態も起こりかねません。

全米内のカバレッジで選ぶなら、Verizonがおすすめです。契約できるプランは全般的に高めですが、カバレッジ率は全米の99%と高いというメリットがあります。どんな田舎に行ってもとにかくつながりやすいのはVerizonでしょう。

T-mobileは、Sprintのネットワーク網をそのまま引き継いだため、以前よりもカバレッジは良くなっています。まだ成長を続けているキャリアなので、今後も少しずつ改善すると期待されていますが、カバレッジにおいてはVerizonほどではありません。少し郊外に行くと、つながりにくい状況に陥りやすいです。

しかし、T-mobileはコスト面でリーズナブルな点で人気があります。普段自分が生活する自宅や職場などの圏内で問題なくつながるなら、T-mobileでも良いかもしれませんね。

AT&Tは、VerizonとT-mobileの中間に位置しています。都市部では問題ありませんが、少し郊外に行くと使えないエリアが多くなるため、契約前にカバレッジマップをチェックすることをおすすめします。

Verizonのカバレッジはこちらから

T-mobileのカバレッジはこちらから

AT&Tのカバレッジはこちらから

5.渡米前にアメリカの携帯を購入することはできる?

アメリカには、日本人向けの格安携帯サービスがあります。これを利用すると、渡米する前にアメリカ国内で使える携帯の契約ができるので、渡米直後の空港でも電源を入れればすぐに利用できます。

渡米してからスマホがないと困るという人や、仕事やコミュニケーションでスマホが使えない期間が少しでもあるとまずいという人にとっては、とりあえずアメリカで落ち着くまでの期間だけでも、こうした日本人向けのサービスを利用するのがおすすめです。

3大キャリアから選べてリーズナブルな「アメスマ」

アメスマは、日本人向けの携帯サービスを提供している業者で、一言で言うなら的な位置づけになります。アメスマの特徴は、

  • 渡米前に、日本で契約し、日本で機種を受け取れる
  • アメリカ3大キャリアを選べる(Verizon$49.99~、T-mobile$29.99~、AT&T$69.99)
  • アメリカで正規の携帯契約をするよりもリーズナブル(通常は1台あたり$80程度かかります)
  • 契約期間の縛りがない、いつでも解約可能
  • 動画もデータも使いたい放題
  • SIMのみ購入プランもある
  • 日本へ一時帰国した時には、国際ローミングが無料

アメスマは、アメリカで長く生活している人にとっては、通信スピードの点などで若干の不便さを感じることがあるかもしれません。これは、格安SIMの宿命ですね。

しかし、日本へ里帰りする人や頻繁に一時帰国する人なら、日本でもアメリカでも不便なく使えるアメスマは、通信スピードの遅さなど吹き飛ばしてしまうほど、使い勝手が良いと感じるのではないでしょうか。

アメスマモバイルはこちらから

ハナセル(HanaCell)

ハナセルも、アメリカで暮らす日本人向けの携帯サービスです。ただしハナセルは、アメリカのニューヨークだけではなく、ロンドンや東京にも支社を展開し、グローバルに展開している企業です。ハナセルの特徴は

  • 格安SIMカードの販売
  • 日米どちらでも使用できる
  • カスタマーサービスは完全日本語の対応可能
  • アメリカでも購入可能、日本でも購入可能、しかもどちらで購入しても送料無料
  • 使い慣れている携帯機種をSIMロック解除すれば、機種変更する必要がない
  • 月額料金は、使った月だけ$59.00

ハナセルはこちらから

6.通話もデータも使いたい放題プランがオススメ

アメリカの携帯プランは、通話もテキストもデータも、使いたい放題プランがリーズナブルで、おすすめです。多くのキャリアでは、使いたい放題プランの料金は携帯1台当たり $40 ~$60程度で、家族で複数台を契約するとさらにディスカウントになったりします。

また、毎月どのぐらいのデータを使うか把握している人なら、使うデータ量をマックスにしたプランもあります。

無料Wi-Fiが充実

アメリカでは、日本よりも無料Wi-Fiが充実しています。特定のキャリアでなければ利用できないというものではなく、ホテルやレストラン、ショップでは利用客のために無料Wi-Fiを提供していますし、病院や学校でも無料Wi-Fiが使えるところがたくさんあります。スターバックスなどの故―フィーショップやカフェ、マクドナルドなどのファストフードでも普通にWi-Fiが無料提供されています。

都市部なら、地下鉄の中で無料で利用できるWi-Fiがあったり、公園などのアウトドアでもWi-Fiが使えたりします。(全米すべてではなく、あくまでも都市部です)

そのため、携帯の契約プランが上限なしプランでなくても、こうした無料Wi-Fiを使うことによって、使用データ量を低く抑えることができます。

7.日本の携帯電話は、アメリカでは使える?

日本で使っていた、使い慣れた携帯をアメリカでもそのまま使えたら、便利ですよね?基本的には、持っている携帯のSIMロックを解除すれば、ほとんどの場合には、アメリカに来てからSIMを入れ替えて、そのまま使えます。しかし、中には周波数が異なるために使えないものもあるので、注意してくださいね。

ちなみに、iPhoneは使えます。