私は一日の大半を家で過ごしていますし、外出の際はDoor to Doorで車です。だから、万が一にもスマホが盗まれてしまうだなんて考えたこともありませんでした。
しかし息子様がサンフランシスコへ引っ越すことが決まってから、私が知っている日常とはどうやら異次元の生活が、都会には存在していることを知りました。
その一つが、スマホの紛失です。
目次
1.スマホを盗まれると何もできない
スマホを手放せない人は、少なくないと思います。電話にテキストなど、コミュニケーションにスマホは必須です。というか、スマホがなければどこの誰にも連絡する手段がありません。
土地勘がない場所に行った時にも、スマホは活躍してくれます。だってGPSがついていますから。旅行中でもスマホ1つあれば、自分がどこにいるか分かるし、行きたい場所まで正確に行けますよね。
でもスマホがなければ、自分がどこにいるのかすら分からなくなってしまうかもしれません。
それだけじゃありませんよ。スマホは、LyftやUberなど交通手段を確保する時にも使いますし、地下鉄に乗る時にもスマホで支払う人は多いですよね。つまり、スマホをなくすと電車やバスにすら乗れないということになってしまいます。
2.追うことはかならずしも賢明ではない
スマホをどこかに紛失したのなら、Find My Phone機能を使えば、なくした場所を特定できます。スマホが手元になくても、Apple Watchとかタブレットがあれば、とりあえず場所を特定できます。
しかし、自分がどこかに置き忘れたのではなく、強盗に遭ってスマホを奪われたとしたら、必ずしもスマホがある場所を特定して追跡することが賢明な選択とは言えません。よほど腕力に自信があって確実に取り返せると確信している人か、自身が武器を持っていて、命に代えてでも絶対に取り返すぞという強い意志がある人以外は、私は追いかけることはおすすめしません。
3.スマホの盗難にはどうすればよい?
それでは、スマホを盗まれたら、どうすればよいのでしょうか?
盗まれる前の今だからできる事
スマホが実際に盗まれてからパニックになるのではなく、有事に備えることは大切です。たかがスマホ、されどスマホ、ですから。
- スクリーンがロックされるまでの時間を最短に設定する
- スマホのキャリアで保険に入っておく
- クラウド同期を有効にしておく
スマホのスクリーンがロックされていると、残念ながらよほどハイレベルなスキルを持った強盗でない限り、何もできません。Face IDや6桁の暗証番号が設定されていれば、かなり高い確率であきらめるかもしれません。
またスマホのキャリア、もしくはApple Careなどでは、万が一の紛失や盗難の際には、新しいスマホをもらえる保険があります。なくしたら買い替えようと考えている人なら加入する必要はありませんが、スマホ機種によっては新品で購入したら1,000ドル以上するので、買ったばかりの時期には加入しておくのが賢明です。
クラウド同期の機能をオンにしておくことも、防犯対策というか、いざというときには役立ちます。これは一言でいうなら、スマホの中身をクラウドにバックアップするという機能で、設定画面でオンにしておけば、普段特に意識しなくてもスマホの内容が勝手にクラウド上で保管されます。
そうすれば、スマホを盗まれた時に電話の中に格納されているデータを全消去しても、大切なデータはクラウド上にあるので痛くもかゆくもないという安心感につながりますね。
盗まれたらどうする?
もしもスマホが目の前で強盗に盗まれたら、どうすればよいのでしょう?
- 遠隔でスマホのデータを全消去→iCloudからできます
- 速やかにスマホのキャリアへ連絡。→新しいスマホを手配できます
- スマホとリンクしているアプリやサイトのパスワードを全て変更
4.盗まれたスマホは戻ってこない。でもできることはある。
盗まれたスマホが戻ってきたら、天にも昇る気持ちになれるかもしれません。しかし現実の世界では、かなり高い確率で戻っては来ないでしょう。だって、盗んだスマホを取引する闇市場がありますし、そこに売り飛ばすつもりで盗む強盗だっているのですから。
戻ってくることを期待すると、ガッカリ度が大きくなってしまいます。だから期待はせず、自分にできることを速やかにすることで、経済的かつ精神的なダメージを最小限に抑えることが賢明かもしれませんね。
もちろん一番ベストなのは、スマホが盗まれないことですけれど。