楽しい!でもカネがない!クリスマスのショッピング、他の家はいくら使ってる?

今年もいよいよやってきました。年に一度の大セール。そう、クリスマスのシーズンです。近年では、サンクスギビングデーよりも早くからネットでブラックフライデーのセールがフライング気味にスタートし、クリスマスまでは容赦のないセール期間のオンパレードです。

我が家も例にもれず、この時期にはかなりの出費をします。しかし、いつも気になるのです。他の家庭はどのぐらいクリスマスに使うのだろう?と。

そこで今回は、クリスマスのお金事情を調べてみました。

アメリカ人の多くは「借金なんて怖くない」

統計によると、41%のアメリカ人は、クリスマスのショッピングで借金を負うことを、痛くもかゆくもないと思っています。借金と言っても、Payday Loanみたいな闇金に行ってお金を借りるというわけではありません。クレジットカードを使ったりすることも、一括返済しないので「借金」に含まれています。

カード払いをすることは、決して悪いことではありません。現金を持ち歩かずに安全ですし、ポイントやマイルがつくというお得感もあります。しかも間違ったチャージなどは訂正できるという点で、おすすめの決済方法です。

しかし、カードの返済に不安しかない人でも、クリスマスの時期になると太っ腹になってカード払いをしてしまうというのが、アメリカ人の気質なのかもしれません。

もちろん、そういう人ばかりではありません、半数のアメリカ人は、持っている範囲でやりくりする、という姿勢をクリスマスの時期も維持しています。

平均的な出費はギフト代で$886

person wearing santa claus outfit while holding christmas gift

クリスマスの時期に使うギフト代の平均は、一人当たり$886です。世帯当たりではなく、一人当たりなので、夫婦や子供のいる家庭では、さらに多くなりますね。

この$800超の金額を、高いとみるか低いとみるかは、あなた次第。それに、何人に対してギフトを買うかによっても、かかるコストは大きく変わるでしょう。

どんどん増えるオンラインショッピング

クリスマスのギフトをどこで買うかについては、個人差がありますね。私はオンラインが大好きなので、ほぼすべてをオンラインで完結します。しかし夫はショッピングの雰囲気が好きらしく(私は全く理解できませんが)、大混雑のブラックフライデーにわざわざモールへ出かけていきます。

ちなみに統計を見ると、約56%(半数以上ですね)はほぼ全てをオンラインで購入するそうです。その他ディスカントストアで購入する人は全体の30%程度、JCPenneyやMacy’sなどの百貨店で購入する人は全体の25%、そして専門店に行く人は全体の18%程度となっています。

しかも、この時期になるとネットショッピングの走りでもあるカタログショッピングもニーズが高まり、約6%程度はカタログを見て注文するのだそうです。確かに、カタログで注文するのも楽しいですよね。

子供へのギフトにはいくらかけてる?

decorated room with christmas tree and toys

それでは、各家庭ごとに、子供へのギフトにはどのぐらいかけているのでしょう?うちは一人っ子で、夫も私も子供を溺愛していました。特に夫は息子にモノを買うことが自身の喜びとなっている感があり、クリスマスの時期には、アレもコレもと買ってしまうのです。息子が全く興味を示さないものに対しても、「これをきっかけに興味を持ってくれたら」なんて思うのだそうです。

ちなみに各世帯ごとの平均的な出費額は、子供一人当たりに約$280ドル程度だそうです。

ただし、小さな子供はおもちゃの価格がそれほど高くないので、予算は低め、ティーンになると一つ一つのモノやガジェットがクソ高くなるので、かかる費用は自然と高くなると思います。

ギフト選びにかける時間はどのぐらい?

誰に何を贈るか、選ぶ時間って結構かかりますよね?何を贈れば喜んでもらえるのか分からない相手たと特に、迷ってしまいます。

アメリカ人女性の平均は、20時間だそうです。男性はその半分。やはり女性の方が、あれもこれもと吟味しながら選びたいという事なのでしょう。

私は贈る相手が何を喜ぶか分からない時に限り、百貨店に行って選んでいます。その理由は、色々なものが陳列してあって、選びやすいからです。見た目の豪華さとか使い勝手、失敗しないギフトを選びやすいですし、ラッピングされているアイテムもこの時期には多いので、手間をかけずに済むというメリットもありますね。

昔も今もこれからも!アメリカはATM後進国!その理由は?

私は普段ほとんど現金を使わないので、ATMに行く機会は年に1回ぐらいしかありません。現金が必要な時には、スーパーなどで買い物をした時にキャッシュバックを利用して、「20ドルを5ドル札で下さい!」のように現金を手に入れています。

つい先日、ATMに行く用事があったのですが、なんとATMマシンが進化していて驚きました!

なんと、お金を引き下ろす際に、紙幣の種類を選ばせてくれるボタンが登場していたのです!

以前は、そんな気の利いたオプションなんてありませんでした。アメリカにある従来のATMは、20ドル札しか出てきませんでしたし、それが当たり前でした。だから引き出す現金は、20ドルの倍数でなければいけませんでした。20ドルとか40ドル、100ドルなどは引き出せても、50ドルとか10ドルといった20ドル紙幣で出せない金額は無理でした。

しかしこの間ATMに行ったら、ATMのマシンが「欲しいお札、自分で選びたいですか?それとも機械が決めて良いですか?」と聞いてきたのです。

選択肢は

  • 10ドル札
  • 20ドル札
  • 100ドル札

でした。1ドル札と5ドル札は選択肢には入っていませんでした。ちなみに私が使ったのは、Bank of AmericaのATMです。

このオプションができたことで、私たちは、20ドルの倍数ではない10ドルとか30ドルなどもATMで降ろせるようになりました!ぴったり必要な金額だけ下ろしたいという人にとっては、これは嬉しいニュースかも!

全てのATMが対応しているわけじゃない

私が利用したのはBank of AmericaのATMでしたが、Chaseではすでに紙幣の種類を選ばせてくれるサービスを展開していたようですね。選べる紙幣の種類はBank of Americaとは違っていて 5ドル、20ドル、そして100ドルの3種類。チップなど細かい紙幣が欲しい時には、とっても便利ですね。

その他にも、CitiやPNCなど広く展開している銀行だと、すでにこのサービスが導入されているようです。

ちなみに、ATMで紙幣を選ばせてくれるサービスは、すべてのATMが対応しているわけではありません。ローカルな銀行などでは、まだ対応していない所はあると思います。

もしもATMに行って細かい紙幣をゲットしたいときには、ATMの種類を選ぶという方法もアリかもしれません。

今後もっと進化するのか?

アメリカは、日本よりもキャッシュレス化が進んでいます。デビットカードやクレジットカードすら時代遅れ感のある昨今では、スマホを使ってさっと支払うスタイルが増えています。また、アパートや光熱費の支払いにはオンライン決済が増えており、キャッシュのやり取りをしたり、チェックを封筒に入れて郵送する機会は、小規模なローカルビジネスぐらいしかありません。個人間のやり取りでも、電子送金アプリなどを使います。

そう考えると、今後ATMの機能が進化する可能性は低そうですね。むしろ、ATMを設置している際のリスクやコストを考えて、ATMの数が減っていきそうな気すらしてしまいます。

[マネー講座2]過去を振り返るべからず!無意味な期待もするべからず!

人間は誰でも、自分が現在置かれている状況を、客観的に把握することは難しいものです、簡単だと思っても、そこに過去の栄光や未来への期待が混ざってしまうことが多く、自身で冷静かつ客観的に状況把握できる人は、それほど多くありません。しかし、自身の環境を正確に把握することで、思い描いたとおりの未来への一歩を踏み出すことができます。

目次

  1. 人は過去にとらわれやすい
  2. 過去にとらわれると何がいけないのか?
  3. 家庭で徹底しておきたいこととは?
  4. まとめ

1.人は過去にとらわれやすい

私たちは、100人いれば100通りの性格があります。その中には、過去にとらわれやすい人もいれば、過去は全く振り返らず前だけを見て生きている人もいるでしょう。

「自分は過去にとらわれていない」

と考えている人でも、実際には過去を引きずりながら、過去の姿を現在の自分に投影していることが少なくありません。

  • 自分は月収100万円を達成した過去があるから、やればできるのだ
  • 異性にモテすぎてウハウハだったことがある。
  • 投資で元本を10倍に増やした実績がある

など、過去の栄光とも呼べるような素晴らしく輝かしい過去を持っているかもしれません。またその一方で、

  • 貧しい家庭で育ったので、今でも貧乏根性が残っている
  • 子供の頃にいじめられた経験があるので、今でも人と話すことがストレス

など、ネガティブな過去が現在の自分に大きな影響を及ぼしていることもあるでしょう。

私たちの性格や習慣、クセや価値観は、子供の頃の生活環境やこれまでの経験によってつくられています。過去の経験なくして、現在の自分はあり得ません。

性格や考え方は遺伝?それとも環境によって決まる?

blonde haired woman lying on bed

私たちは、生まれ持った性格があります。これは、母親と父親から受け継いだ「遺伝」で、私たち自身で選ぶことはできません。

しかし、性格は遺伝だけによって決まるわけではありません。生まれてからどんな環境で育つかという点によっても、大きく変わります。海外では、同じ母親から生まれた双子を、全く異なる環境で育てて性格や行動にどのような違いがあるかを研究するという実験が行われたことがありました。

親が同じなので、遺伝的な性格はある程度共通している部分はあったものの、育つ環境によって性格や価値観は大きく影響を受け、思春期を迎えるころには双子とは思えないほどの差が出たそうです。ちなみにこの実験は、成長した双子からの申し出により、打ち切りとなりました。

実際に、遺伝的な要素と環境的な要素が自身の性格形成に占める割合を見ると、だいたい半分ずつぐらいなのだとか。しかし遺伝的な要素はあくまでも潜在的なポテンシャルなので、育つ環境によってはポテンシャルが大きく開花することもあれば、影をひそめたまま全く表に出てこないということもあるようです。

カネの扱いが苦手なのは、遺伝ではない

貯金や資産形成の点でも、これは適用されます。貯金をすることが苦手な人の中には、

「性格的に貯金は好きじゃない」

「江戸っ子だから宵越しの鐘は持たない主義」

「貯金できないのは、遺伝」

のように、責任は自分以外の所にあるような物言いをします。しかしこれは、決して本人の性格ではありません。生まれた後に植え付けられた後天的な価値観や習慣によって,カネに好かれない体質を自分自身で作ってしまった結果です。

後天的に植え付けられた価値観や習慣は、変えることができます。時間がかかるかもしれませんし、本人の強い意志と継続的な努力も必要ですが、変えることは可能なのです。

2.過去にとらわれると何がいけないのか?

資産を形成する上では、現在の自分が置かれている状況を冷静かつ客観的に判断して、それにあった決断をすることが必要です。具体的な例を出してご説明しましょう。

ケーススタディ:幻の株価

white android tablet turned on displaying a graph

株取引など、投資をしたことがある人なら、株価が常に変動していることはご存知でしょう。全ての株価は、上下に変動します。また特定の銘柄だけでなく、業界全体でも上向きのトレンドにあったり、逆のトレンドになることもあり、現在の株価が半年後、1年後にも同じということはありません。今よりも上がる事もあるでしょうし、下がることもあるでしょう。

銀行に勤務するAさんは、子供のころから親に「投資はギャンブルだから、絶対に手を出してはいけない」と教えられて育ちました。そのため、社会人になって周囲が投資に熱くなっても、彼だけはどこか冷めた考えを持っていました。

Aさんには、学生時代から仲良くしていた親友がいました。半年ほど前に親友から、「今XX業界が延びているから、資産を増やすなら今投資したほうが良い」というアドバイスを受けました。しかしAさんは全くやる気にならなかったどころか、親友に「気を付けろ」とアドバイスをしたほどです。そう、投資はAさんにとっては怪しすぎるアクティビティだったのです。

しかし先日、再び親友と飲みに行ったとき、彼は半年前に購入した株が爆上がりして、価値が10倍になったと大喜びでした。飲み代も、太っ腹な彼がおごってくれました。

帰り道で、Aさんは考えました。半年で資産価値が10倍になるなら、50万円が半年後には500万円になるということだよな。これは試す価値があるかもしれない、と。

そうです。Aさんは取らぬ狸の皮算用をしてしまったのです。

実際にAさんは、50万円を投資しました。すると、半年どころか3か月程度で、価値は10倍になりました。これに味を占めたAさんは、更に150万円を追加投資。それも面白いぐらいに増えたため、更に300万円を投資しました。

Aさんが1年間に投資した金額は、なんと500万円。これはAさんがこれまでコツコツ貯蓄してきた全額です。彼は元手500万円を、時価総額9000万円までに増やすことに成功したのです。これで彼は、成功者の仲間入りという夢を達成しました。

さて、この先の展開は、みなさんの予想通りです。

株価の変動は、常にあがりっぱなしということはなく、下がることももちろんあります。それに、バブルが崩壊したように、業界バブルが崩壊することもあります。Aさんも場合にも、9000万円まで増えた株が遅かれ早かれ下がるとは全く思わず、さらに増えるだろさんは考えてしまったのです。

しかし株価は下がり始めました。株価の低下はAさんにはどうすることもできず、もしかしたら再び上昇してくれるのではないかという淡い期待を胸に、下がり続ける株価を見守るしかありませんでした。

Aさんが気づいた時には、株価を手放せば元本の500万円すら回収できない状態となっていたのです。

考察:Aさんの何がいけなかったのか?

それでは、Aさんの一連の行動の中で、何がいけなかったのでしょうか?

親友の影響で始めた株投資で、Aさんはこれまで手にしたことがない「巨額の富」を手に入れることができました。しかし、Aさんはこれまで投資の経験がなく、買うタイミングも売るタイミングも考えずに、ただ「元金が増える」ことを夢見て投資を続けてしましました。

その結果、株価が下がり始めても迅速に行動できなかったのです。ここが、Aさんのいけなかった部分かもしれません。

投資についての詳しい解説は避けますが、投資においては損切りと呼ばれるリスクヘッジがあります。これは、株価が一定額もしくは一定割合以上下がった場合には、それまでの利益を確定するために、もしくは損失を最小限に抑えるために、持ち株を売却するという戦略です。

もしもAさんが、天井高から下がり始めて雲行きが怪しくなってきた頃に、このリスクヘッジをしていたなら、ここまで泣きを見る羽目にはならなかったでしょう。9000万円の時価をそのまま教授というわけにはいかなかったかもしれませんが、それに近い額を手元に残せたのではないでしょうか。

過去の栄光はかなぐり捨てるべし

過去の経験によって培われた性格や価値観の中には、捨てずに持っていたほうが良いものもあるでしょう。しかし輝かしい過去の栄光に関しては、とくにカネに関しては、持っていても現在と未来の自身には何の役にも立ちません。

「輝かしい過去の栄光」とは、現在がそれほど輝いていないから使う言葉です。過去よりも今の方が輝いていたとしたら、決して「過去の栄光」とは呼ばないでしょう。まずこの点は、理解しておきましょう。

また私たちは、「過去の栄光」という言葉を使うことで、その時に戻れたらよいのにという根拠のない期待をしてしまいます。特に自身の経済的状況が下り坂の時には、現在の客観的な状況を受け入れたくないために、過去の幻にしがみつきたくなってしまうのです。人間の心は弱いため、それは仕方ないことです。

しかし、心が弱いから仕方ないと考えることは、残念ながら自身にとっては何の役にも立ちません。事態を好転してもくれません。自己満足の域を出ないでしょう。

だからこそ弱い心をかなぐり捨て、これからの自分に目を向けるべきです。それが、カネを引き寄せるために必要な策です。

投資するなら現在を直視するべし

Aさんのように、投資で少ない元手を大きく増やすことは、決して間違ったことではありません。しかし、

「この銘柄は過去にXXX円まで上がった実績があるから信頼できる」

「この業界は波がきてるから、持っていれば必ず得をする」

などという考え方は、残念ながら全く自身の投資には役に立ちません。もちろん、信頼に値する銘柄なのかという分析をする際には、過去のパフォーマンスなども含めて情報収集が必要でしょう。また、業界全体にトレンドが来ていることも、どの銘柄を購入するかを決める際には、役立つ情報かもしれません。

しかし実際に投資をして銘柄を購入する際には、いくらで購入したのかを覚えておき、いくらの利益が出れば満足できるのか、そのためには株価がいくらまで上がればよいのかという点をメモしておきます。買取挽き直後に売却の予約注文を入れてしまうという方法も良いでしょう。目安としては、5%から10%の上昇で売る、というスタンスが賢明です。

また銘柄を購入する際には、いくらまでの損失なら受け入れられるのかに合わせて、損切り注文も入れておくことをおすすめします。このラインをあらかじめ設定しておかなければ、根が下がり始めた時に「持ち直すはず」「いや、Ⅴ字回復するのでは?」と淡い期待を持ってしまいます。そうした感情が、銘柄を手放すタイミングを狂わせてしまうのです。

ポイント:投資をするなら、利益を確定するライン、損切りするラインを最初に決めておくこと。

過去の自分は入らなくなったジーンズと同じ

blue jeans side by side

私達の体型は、年齢と共に少しずつ変わっています。10代の頃に履けていたジーンズが、40代になって入らなくなってしまうのは、いたって自然なことですよね。体重が増えたという理由もあるでしょう。しかし、仮に体重が同じだったとしても、年齢によって体型は少しずつ変化しますし、醸し出す雰囲気も年齢によって変わるので、入ったとしても似合わなくなってしまうのです。

過去と現在の自分も、ジーンズのようなものではないでしょうか。過去と現在の自分とでは、年齢が違うだけでなく、考え方や経験値が異なります。仮に同じ金額の資産を持っていたとしても、過去の自分と現在の自分とでは、資産の活用方法が大きく変わるでしょう。

過去にとらわれていると、「あの時はこうして成功したから、今回もうまくいくはず」と考えてしまいます。しかし、時代やトレンドなども変わっているので、過去に照準を合わせて何かをしようとしても、上手くいかないことは多いでしょう。

大切なのは、現在です。今。今の状況に合わせて必要なことをすべきなのです。

3.家庭で徹底しておきたいこととは?

過去にとらわれ過ぎていたり、根拠のない未来を夢見ることは、経済的な視点からみるととてもリスキーです。それは、個人や世帯の家計という小さな規模だけでなく、会社のような大きな組織規模になっても、基本的なメカニズムは同じです。

それでは私たちは、これから家庭という単位において、何をすれば良いのでしょうか?できることはたくさんあります。

お金の話はしにくい。それでもする。

結婚している世帯では、夫と妻、どちらが家計を管理していますか?夫が管理しているという世帯もあれば、妻が管理している世帯もあるでしょう。共働きの世帯なら、共同の口座を作ってお互いが毎月一定額をそこに家賃や食費などの経費として入れていて、その中でやりくりしているかもしれませんね。

どちらが管理するかは、ここでは大きな問題ではありません。大切なことは、夫婦で定期的にお金の話をできているかということです。これは、一方が専業主婦や専業主夫でも同じです。

「夫はお金にしっかりした人だから、管理してくれているはず」

「妻に任せっきりなので、僕は一切関知していない」

何て事態になっていませんか?他人事なら、「なんてラクチンなのだろう」と羨ましく思うかもしれませんね。しかし、定期的にお金の話をしていなければ、経済的な現在地の認識にギャップが生じてしまいます。

10年前にはしっかりお金の管理をしてくれていたパートナーでも、もしかしたら日常的なイライラやストレスによって浪費癖がついてしまった可能性があります。それに、親が金銭的な苦境に立たされたために、パートナーに内緒で貯金を渡してしまった可能性もあるでしょう。

数年前には「これで毎月5万円ぐらい貯金ができそうだね」と言っていたパートナーの言葉を信じてざっくり現在の貯蓄高を予測してみたけれど、実際はそれよりずっと少なかったというガッカリな経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。

日常生活の中では、不測の事態が起こるものです。夫婦で同じ立ち位置で同じ認識を持ち続けることは、定期的にお金の話をしている夫婦にとっても、簡単なことではありません。お金の話をしにくい雰囲気のカップルなら、経済的な現在地が大きく異なっている可能性は大きいでしょう。

「でもお金の事って話しづらい」

「カネにがめつい奴だと思われたくない」

「お金の話をしようとすると不機嫌になったりキレたりする」

という夫婦もいるかもしれません。それでも、お金の話をする事は大切です。決して相手を責めるのではなく、二人が同じ場所にいることを確認し、同じ方向を向いて歩み続けるためには、これは必要不可欠な作業です。

我が家の決算は年に1度

我が家では、夫も私も収入がありますが、私が全てを管理しています。夫はお給料をもらってくるだけで、後はどこにいくらかかっているかすら知りません。きっと、どの金融機関にどんな口座を持っているかすら知らないと思います。

これは、夫婦間で絶対的な信頼があるからできることなのですが、この信頼関係を築くには紆余曲折医でした。

私はもともとマネー教育を受けて育ったので、カネに関しては子供のころからしっかりしていました。数百円のお小遣いをもらっても小遣い帳をつけていたほどです。

しかし夫は貯金という概念を持たず、収入に合わせて使い、余ったら貯金すれば良いと気楽に考えていた人でした。

結婚後、アメリカで生活していたため、銀行口座はすべてジョイントとなり、私一人が管理しても、見ていない所で夫が散在しまくる生活となったのです。

→アメリカのジョイント口座についてはこちらの記事で

その後二人で話し合い、結婚3年目あたりからは、私が全てを管理するようにしています。我が家の場合には、これでうまくいっています。

しかし、管理させてもらっているからと言って、そこに胡坐をかくのはよくありませんよね。夫から絶対の信頼を受けているわけですし、夫にも資産状況を知る権利はもちろんあります。

なので我が家では、年に1回、これは毎年変わらず12月31日なのですが、どの口座にいくらの残高があり、去年と比較してどのぐらい増えたかという点を、全てチャートやグラフにまとめて夫と共有しています。職場でのちょっとしたプレゼンのようですね。

どんな方法でも良いので、夫婦が世帯の資産について同じ認識を持つことは、これからの資産形成においては、とても重要なことなのです。

情弱は罪である。

laptop technology ipad tablet

情弱とは、情報弱者の事です。ネットに接続すればどんな情報でも収集できる昨今において、情弱であることは自身にとって大きなハンデとなります。インターネットが存在しなかった時代なら、情報を収集するためにはセミナーに行ったりして経験者から知識をおすそ分けしてもらうしかなかったわけですが、現在ではネット上にたくさんの情報があふれています。それらを取捨選択しながら、情報のクロスチェックもしながら真偽を確認することもできます。

情弱であることは、何かに挑戦する際にもスキルが低いということを意味します。ケーススタディで説明したAさんにしても、投資についての情報収集をほとんどしないまま突入してしまったために、引き際を見極めることができずに大きな損失を抱えることになってしまいました。

情報は、ネットさえあれば誰でも収集できます。専業主婦とか専業主夫、学生だから、ということは言い訳にしかなりません。ネットで情報収集をする中で分からないことが出てきたら、ネットで質問すれば先輩たちが教えてくれます。動画を活用するのも良いでしょう。

資産形成において自身が情弱だと自覚することは、危険行為です。まずは可能な限り必要だと思われる情報を徹底的に収集して、ザックリとでも良いので基本的な知識を手に入れましょう。その上で、実践しながら同時進行で学び、限られた収入を賢く効率的に、そして効果的に資産形成したいものですね。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか?今回のマネー講座では、資産形成をする上で、多くの人が陥りやすい「過去と未来にとらわれる」トラブルを解説しました。今回学んだことは、

  • カネに対する考え方や習慣は、遺伝ではない。後天的に植え付けられたもの。だから軌道修正できる。
  • 過去にどうだったかは自己満足にすぎない。今を客観的かつ冷静に判断するべし。
  • 過去の栄光にしがみつくのはリスキー
  • 投資をするなら、利益確定と損切りを最初に決めた上で始める。感情に流されてはいけない。
  • 夫婦では資産の現在位置を定期的に確認する
  • 情弱にならないように、ネットを駆使しでできるだけたくさんの情報を収集する。

です。

読んでいただき、ありがとうございました!

    医者に行って1億円⁉アメリカの医療費と健康保険の仕組み

    アメリカにも、健康保険制度はあります。しかし、日本の仕組みとかなり違うので、慣れるまでは戸惑ってしまう人が多いですね。ここでは、アメリカの医療費の仕組み、健康保険の種類などについてご紹介します。

    目次

    1. アメリカの健康保険制度は複雑
    2. 保険会社が加入拒否?
    3. 健康保険のプランは大きく分けて3種類
    4. 医療費の自己負担分が計算される仕組み
    5. かかる医療費をできるだけ安く抑えるコツ

    1.アメリカの健康保険制度は複雑

    日本の健康保険制度といえば、職場の組合を通して加入する社会保険課、市役所を通して加入する国民健康保険、どちらかに加入しなければいけません。税金の一つなので、加入しないという選択肢はありませんよね。これは、日本が、国民皆保険制度を採用しているからです。

    しかしアメリカでは、オバマ政権によって大きく変わりましたが、基本的には国民は健康保険に加入する義務はありません。つまり、加入するかどうかを選択できる仕組みとなっているのが特徴です。もちろん、加入しなければ病院に行った時にかかる費用がびっくりするほど高額になりますが、それでも「僕は健康、保険なんて必要

    なし」という人がたくさんいます。

    アメリカで健康保険に加入するには、

    という方法があります。

    職場を通して健康保険に加入する

    仕事をしている人なら、職場を通して健康保険に加入するのが一般的です。日本の場合だと、健康保険と年金などをあわせて社会保険料として、収入によって決められた金額が源泉されますよね。高収入の人と低収入の人とでは、納める健康保険料は違います。

    しかしアメリカの場合には、収入に関わらず、健康保険料はプランによって毎月の価格が決まっています。低収入の人も高収入の人も、同じ金額がかかるわけです。職場を通して健康保険に加入する場合には、保険料は源泉されますが、企業によってはかかる保険料の一部を会社が負担してくれるため、毎月の保険料は個人で加入するよりもリーズナブルになることが多いです。

    しかし、ここで大きな問題があります!それは、収入が低い人にとっては、保険料が高すぎて払えない、いや、払いたくないというケースがあることですね。例えば、毎月のお給料が10万円で、健康保険料が8万円かかるとしましょう。ほとんどの人は、払いたくないという判断をするのではないでしょうか。だって、給料10万円から8万円が引かれたら、手元にはたったの2万円しか残りません。そこから家賃や食費を払うなんて、無理ですよね.

    そこで、健康保険に加入しない人が生まれるわけです。基本的には加入するかどうかは選択なので、加入したくないという人もいれば、加入したいけれど高額すぎて無理、という人もいます。

    保険会社が販売する商品を個人で購入する

    健康保険は、職場を通して加入しなくても、保険会社がそれぞれ販売しているプランに加入するという選択肢もあります。よく知られている保険会社と言えば、

    • BlueCross BlueShield
    • Aetna
    • United Heathcare
    • Humana

    などがあります。それぞれ複数の健康保険プランをラインナップしており、毎月かかる保険料や、どこまで健康保険がカバーしてくれるのかという点が異なります。個人で購入するタイプの保険はどれも、職場を通して加入する健康保険と比較すると、割高感があるプランが多いです。

    しかも、同じ保険会社でも、州によって支社があり、プランが異なります。そのため、まずは住んでいる場所によってどんな健康保険の選択肢があるのかを知ったうえで、比較検討することが大切ですね。

    人で購入できる健康保険はこちらから

    メディケイドを利用する

    オバマ大統領の医療保険制度改革法によって誕生したのが、通称オバマケアと呼ばれているメディケイド(Medicaid)です。これは、低所得者向けのリーズナブルな公的な健康保険プランとして注目されました。

    このメディケイドが施行された2018年からは、アメリカも国民皆保険にしようという動きが高まり、健康保険に加入していない人には罰金が科せられました。(大人1人あたり$695,子供1人あたり$347と高額です)

    このメディケイドは、その世帯の収入によって保険料が変わるというシステムとなっているため、これまで「加入したいけれど高額すぎて無理」だった人達にとっては、大きな救いの手となったわけです。

    2.保険会社が加入拒否?

    アメリカの健康保険は、社会福祉という要素よりも、ビジネス的な要素が強いですね。日本の場合だと、基礎疾患を持っているとか、健康上でたくさんのトラブルを抱えている人でも、健康保険に加入することはできますよね。

    しかしアメリカでは、職場を通して加入する場合には問題はないものの、保険会社が販売する保険商品に個人が加入する場合には、基礎疾患があったり、健康面でハイリスクと判断されると、加入拒否をされてしまいます。

    病気がちな人こそ健康保険に加入するべき、という声が聞こえてきそうですよね。確かに、正義という点ではそうかもしれません。しかし保険ビジネスモデルとしては、健康保険をたくさん使いそうな人を加入させてしまうと、保険会社の損失が大きくなってしまうと考えるようです。そのため、健康保険に加入する際には、健康診断を求められることが多く、その結果次第では、加入したくても加入できない状態となってしまいます。

    メディケアでは、基礎疾患がある人でも加入できる制度が確立されました。そのため、それまで健康保険が必要だったけれど加入できなかった人でも、安心して健康保険に加入できるようになったのです。

    3.健康保険のプランは大きく分けて3種類

    各保険会社が提供している健康保険、および職場を通して加入する健康保険は、大きく分けるとサービス内容によって3つのタイプに分類できます。

    HMO保険会社が決めた医療機関を受診するプラン。これはネットワークと呼ばれていて、各保険プランごとに、どの医療機関が該当するか異なります。
    HMOプランでは、医療機関を受診した際にかかる自己負担分(Co-Pay)があらかじめ決められていて、その金額のみを支払います。Co-Payはプランによって異なりますが、20ドル~40ドル程度と比較的リーズナブルです。
    PPO患者自身が自由に医療機関を選べるプランです。ただし、年間の持ち出し負担分(Deductible)があり、その負担額をクリアするまでは、保険の適用はありません。このDeductible、年間で2000ドル~5000ドルと高めなので、健康な人だと、健康保険が適用されないままほぼ全額が自己負担となってしまうことも珍しくありません。
    POSHMOとPPOの中間に位置するプランで、両者の良い所を抽出したハイブリッドタイプの保険商品です。ネットワーク内の医療機関を受診することを前提とするものの、それ以外の医療機関を受診しても、保険が適用されるという魅力があります。

    おわかりでしょうか。健康保険のプランが変わると、同じ疾患で同じ医療機関を受診しても、自己負担分が大きく変わります。20ドルの自己負担分だけで済む人もいれば、300ドルを請求される人もいるわけです。

    4.医療費の自己負担分はどう計算する?

    アメリカの医療費の計算方法は、とても複雑です。日本のように、かかる医療費は病院が変わっても同じ、というわけではなく、医療機関ごとによって治療費の設定額は異なります。

    もしも健康保険に加入していなければ、この医療機関が設定する金額を、そのまま請求されることになります。例えば、インフルエンザかなと思って病院に行き、簡単な検査を受けたとしましょう。無保険の場合には、病院が設定した「Office Visit代$300」を全額請求されます。

    それでは、健康保険に加入していた場合にはどうでしょうか?どこで加入したかに関わらず、健康保険はプランごとに、提携価格があります。上記のOffice Visit代も、医療機関が設定した価格は$300ですが、プランの提携価格は$100だとします。この場合、医療機関は治療費をプランとの提携価格に修正しなければいけません。その結果、治療費は$100となります。

    さぁここで、HMOやPPOによる違いが出ます。

    この健康保険で、患者の自己負担額は$40というHMOプランに加入していた場合、患者さんに請求されるのは$40だけです。そして、健康保険会社が医療機関に対して支払うのは、残額の$60となります。

    PPOプランはどうでしょうか?年間の自己負担額(Deductible)が$2000と設定されているプランなら、かかる$100は全額が患者さんの負担となります。

    ちなみに、このDeductibleは、1月1日~12月31日までの自己負担分が蓄積されていきます。たくさん病院に行ってDeductible額をクリア(自己負担で$2000払ったということ)した後には、プランが定めるカバー率で、医療費の一部が健康保険によって負担されます。

    5.かかる医療費を安く抑えるコツとは?

    アメリカの医療費は、日本とは比較できないほど高額です。仮に無保険だったとすると、ケガや病気で入院すると、数日間の入院だけでも数万ドルという信じられない医療費を請求されることも珍しくありません。

    そういえば、新型コロナウィルスで入院した場合、無保険だと医療費の請求が1億円ぐらいになる、という噂がまことしやかにささやかれました。本当かどうか、信じるのはあなた次第、なのですが。

    それでは、医療費を少しでも安く抑えるコツには、どんなものがあるのでしょうか?

    • 健康保険は、家族の健康状態を見て決める。健康ならHMOプラン、基礎疾患がある人はPPOプランがオススメ
    • ER(Emergency Room)ではなくUrgent Careを利用する
    • 気軽に病院には行かず、まずは家庭で様子をみる

    などがありますね。

    日本からアメリカへの荷物送付ガイド

    日本からアメリカへの引越しは、日本国内の引越しとは比較できないほど多額の費用がかかります。そのため、基本的には衣類など身の回りのものだけを持参し、家具や寝具など生活に必要なものは現地で調達するというスタンスが一般的ですね。

    目次

    1. 日本からアメリカへ荷物を送る方法
    2. 荷物はどこから送る?

    1.日本からアメリカへ荷物を送る方法

    日本からアメリカへ荷物を送るには、

    という選択肢があります。

    渡米の際に手荷物として持っていく

    飛行機で渡米する際には、手荷物として一定量の荷物を持っていくことができます。エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスによって荷物1つ当たりの許容重量は異なりますが、渡米してすぐに必要となる服や下着など身の回りのものは、手荷物として持参するのがおすすめですね。

    手荷物として持っていく場合には、基本的に2つまでは無料で持って行けます。しかしその数を超えると追加料金がかかりますし、一つ一つの荷物にも重量制限やサイズの制限があるため、詳しくは航空会社の規定をチェックしてください。

    JALの手荷物規定

    ANAの手荷物規定

    アメリカン航空の手荷物規定

    ユナイテッド航空の手荷物規定

    デルタ航空の手荷物規定

    航空便で送る

    手荷物として持っていく以外の方法の中でもスピード重視なのは、航空便です。最も高額なのはEMS便で、送ってから1週間~2週間程度で現地へ到着します。EMS便よりもリーズナブルなのはSAL便と呼ばれるもので、船便よりも早く、そしてEMSよりも早く到着するという点で、アメリカへ引越しする人に人気があります。

    重量費用の目安
    2kg3,850円
    4kg6,150円
    6kg8,350円
    8kg10,455円

    船便で送る

    日本からアメリカへ荷物を送る方法の中でも、最もリーズナブルなのは船便です。コスト重視で送りたい人におすすめですが、到着までの時間が2ヶ月程度かかってしまうため、渡米後すぐに必要なアイテムを送るのは控えたほうが良いかもしれませんね。

    重量費用の目安SAL便との差額
    2kg2,350円1,500円
    4kg3,450円2,700円
    6kg4,550円3,800円
    8kg5,650円4,800円

    2.荷物はどこから送る?

    日本からアメリカへ荷物を送る際には、どこから送るかという選択肢がいくつかあります。

    郵便局

    日本からアメリカへ荷物を送る際には、郵便局から送ることができます。SAL便も船便も、荷物の大きさと重量にいは規定があるので、あまり大きな家具などを送ることはできません。

    重量の制限30kgまで
    最長辺の長さ1.5メートル以内
    長さ+胴回り3メートル以内

    DHL

    「金に糸目はつけないから、とにかく早く送りたい」という人におすすめなのは、世界220か国以上に対応しているDHLです。日本からアメリカへ荷物を送る際でも、早ければ3日程度でついてしまうという超高速スピードが魅力です。郵便局から送るSAL便よりも早いので、超特急で送りたい人にはおすすめの方法ですね。

    DHLは、日本国内に170カ所の受付ポイントがあります。中には24時間受付ているオフィスもあるので、要チェックです。

    気になる価格ですが、DHLが規定する箱の大きさによって価格が変わります。

    梱包材料金
    封筒5,800円
    ボックス28,800円
    ボックス312,100円
    ボックス418,400円
    ボックス525,600円
    DHL料金表

    Fedex

    Fedexは、世界220か国以上に流通している大手サービスで、1日に取り扱う貨物の数は、なんと1500万個にも上ります。価格はDHLと変わらない割高感があり、SAL便と比べるても高めです。

    梱包材価格
    封筒6,470円
    2kg15,410円
    プライオリティ4kg30,610円
    プライオリティ5kg37,750円
    Fedex 料金表

    集荷は、オンラインが便利です。最初にオンラインでアカウントを作る必要がありますが、重たい箱をいくつも搬送するなら、自宅まで受け取りに来てくれるオンライン予約をおすすめします。

    ヤマト運輸

    日本国内の宅配業者として大人気のヤマト運輸もまた、アメリカへの荷物を受け付けています。ただし、クロネコヤマト便がそのままアメリカにサービスを提供しているというわけではなく、日本側ではクロネコヤマトが集荷を行ってくれて、実際の配送はアメリカの輸送会社であるUPSが担当するという仕組みとなっています。

    重量価格
    2kg22,200円
    3kg28,100円
    5kg38,900円
    ヤマト運輸/UPSの料金表

    アメリカで携帯電話を契約しよう!渡米前にゲットする方法やおすすめのキャリアは?

    アメリカは、日本よりもスマホ普及率が高く、使い勝手は良くなっています。日本の携帯電話普及率は92%、スマホ普及率は2021年現在で77%ですが、アメリカでは携帯電話普及率は94%、スマホ普及率は82%と高めです。

    世界各国のスマホ普及率はこちらから

    これから渡米する人にとっては、やはり気になるのは、アメリカのスマホ事情ではないでしょうか。ここでは、アメリカのスマホの仕組みや購入方法、おすすめのキャリアまでご紹介します。

    目次

    1. アメリカの携帯電話の形態
    2. アメリカで携帯電話を購入する方法
    3. 購入に必要な書類
    4. どんなキャリアがある?
    5. アメリカの携帯を購入してから渡米することもできる?
    6. 通話もデータも使いたい放題プランがオススメ
    7. 日本から携帯を持ってきたら、使える?

    1.アメリカの携帯電話の形態

    アメリカの携帯電話は、大きく分けるとプリペイドタイプ(PrePaid:先払い)と、ポストペイドタイプ(Post Paid:後払い)に分類できます。

    プリペイド

    • 契約が必要なく、誰でも気軽に購入できる。観光客でも購入可能。
    • 購入したら、その場ですぐに使用できる
    • 機種の選択肢は少ない。
    • 通話コストの単価は高め。
    • プリペイドなので、残高分しか通話ができない。
    • 使い捨てタイプもあれば、料金を追加して長く使えるタイプもアリ

    ポストペイド

    • クレジットカードのような後払い制なので、契約をして審査を受ける。
    • 機種の選択肢が多い
    • 申し込んだ当日に携帯電話をゲットすることも可能だが、契約に時間がかかる。
    • 1分当たりの通話コストなど、コスパが良い。
    • 機種の購入でディスカウントが適用される

    2.アメリカで携帯電話を購入する方法

    アメリカで携帯電話を購入するには、

    という方法があります。

    店舗に行って購入

    これは、携帯キャリアの店舗に足を運び、必要な書類を提示して契約するという方法です。最新の機種を選べますし、申し込んだ当日に携帯電話をゲットできるという点で、大きなメリットがあります。アメリカではじめて携帯電話を持つ人にとっても、日本で使い慣れている機種とよく似た機能を持つ機種が欲しいという人にとっても、また自分の携帯の使い方パターンが分かっている人にとっても、フレキシブルに対応してもらえる方法ですね。

    店舗で購入するメリットは、全ての初期操作はすべてスタッフが目の前でしてくれて、店舗を出る際には使用できる状態になっているという点です。携帯の仕組みや使い方がイマイチ分からないという人なら、店舗に行くのが安心です。

    携帯キャリアのオンラインで購入

    携帯キャリアの多くは、オンラインで機種を購入して、契約までできます。マイペースで自分なりに比較検討しながら機種やプランを決めたい人にとっては、この方法がおすすめです。また、オンラインで購入することでディスカウントが適用される場合もあり、コスト面でもお得度が高い購入方法です。

    オンラインで購入する場合でも、契約に必要な書類のチェックはあります。

    また、オンラインで携帯機種を購入すると、郵送で自宅まで配達してもらえますが、その際にはキャリアごとに、受領サインを求められることもあります。

    オンラインで配達された携帯電話は、自宅でアクティベートして使える状態にできます。しかし、もしも上手くできなかったとか、やり方がイマイチ分からんという人なら、自宅に届いた携帯電話を持って、契約したキャリアの店舗に足を運んでもOKです。追加料金がかかることなく、初期設定をしてもらえます。

    量販店のブースで購入

    携帯キャリアの中には、CostcoとかSamsなどのホールフーズストア、Best Buyなどの家電量販店、またショッピングモールの中にブースを出し、そこで携帯電話の購入と契約をしている所もあります。キャリアの店舗ではなく量販店で購入する場合には、必要な手続きや書類などは変わりませんが、価格面でリーズナブルになりやすいですね、

    日本でも、家電量販電に携帯キャリアのブースが出ていて、そこで機種を購入したり契約できたりしますよね?あれと同じです。

    3.購入に必要な書類

    アメリカで携帯電話を購入・契約するために必要な書類は、いくつかあります。

    申し込みをすると、まず最初に身分証明書を確認されます。そして、申込書に記入しながら、ソーシャルセキュリティナンバーで審査が行われます。審査にかかる時間は数分~数十分程度で、その場で結果が分かります。

    日本から渡米したばかりの人だと、ここで審査落ちする可能性があります。なぜなら、アメリカ国内におけるクレジットヒストリーがないからですね。

    また、渡米したばかりでまだ生活の拠点が決まっておらず、とりあえずホテル暮らしをしているという人も、残念ながらポストペイドタイプの携帯を契約することは難しいですね。基本的には、運転免許証のような現住所が反映された身分証明書が必要です。

    高額なDepositを払えば契約できるキャリアも

    基本的には、アメリカはカード社会なので、携帯電話の利用料金などはすべて、クレジットカード払いなどを求められます。渡米直後の場合には、上記のような理由でポストペイドタイプの携帯電話を購入したり契約することは難しいのですが、 中には例外的に、高額なDepositとよばれる保証金を納めれば契約できるキャリアもあります。

    例えば、大手キャリアのAT&Tでは、初期デポジットは~$800と高額です。しかしこれはあくまでも保証金なので、12ヶ月間利用料金を遅延することなく支払っていれば、12か月後に保証金を全額返金してもらうことができます。

    4.どんな携帯キャリアがある?

    日本の携帯キャリアと言えドコモやソフトバンク、そしてauが3大ビッグキャリアとして知られていますよね。アメリカにも、携帯の大手キャリアがります。

    少し前までは、ソフトバンク会長である孫正義氏がオーナーだったSprintという大手キャリアもありました。しかし現在では、SprintはT-mobileへ吸収合併されたので、これから携帯の購入や契約をする人は、この3つのキャリアから選ぶのがおすすめです。

    キャリアによってカバレッジが大きく異なる

    日本でもアメリカでも、都市部でしか使わない人なら、キャリアごとのカバレッジの違いを意識する必要はないでしょう。しかし、田舎や中都市で生活する人や、出張などでいろいろな場所に行かなければいけない人だと、携帯を購入契約する際には、カバレッジもしっかりチェックしておきたいものです。せっかく契約したのに、住んでいる場所や出先で自分のスマホが全く使えない、なんて事態も起こりかねません。

    全米内のカバレッジで選ぶなら、Verizonがおすすめです。契約できるプランは全般的に高めですが、カバレッジ率は全米の99%と高いというメリットがあります。どんな田舎に行ってもとにかくつながりやすいのはVerizonでしょう。

    T-mobileは、Sprintのネットワーク網をそのまま引き継いだため、以前よりもカバレッジは良くなっています。まだ成長を続けているキャリアなので、今後も少しずつ改善すると期待されていますが、カバレッジにおいてはVerizonほどではありません。少し郊外に行くと、つながりにくい状況に陥りやすいです。

    しかし、T-mobileはコスト面でリーズナブルな点で人気があります。普段自分が生活する自宅や職場などの圏内で問題なくつながるなら、T-mobileでも良いかもしれませんね。

    AT&Tは、VerizonとT-mobileの中間に位置しています。都市部では問題ありませんが、少し郊外に行くと使えないエリアが多くなるため、契約前にカバレッジマップをチェックすることをおすすめします。

    Verizonのカバレッジはこちらから

    T-mobileのカバレッジはこちらから

    AT&Tのカバレッジはこちらから

    5.渡米前にアメリカの携帯を購入することはできる?

    アメリカには、日本人向けの格安携帯サービスがあります。これを利用すると、渡米する前にアメリカ国内で使える携帯の契約ができるので、渡米直後の空港でも電源を入れればすぐに利用できます。

    渡米してからスマホがないと困るという人や、仕事やコミュニケーションでスマホが使えない期間が少しでもあるとまずいという人にとっては、とりあえずアメリカで落ち着くまでの期間だけでも、こうした日本人向けのサービスを利用するのがおすすめです。

    3大キャリアから選べてリーズナブルな「アメスマ」

    アメスマは、日本人向けの携帯サービスを提供している業者で、一言で言うなら的な位置づけになります。アメスマの特徴は、

    • 渡米前に、日本で契約し、日本で機種を受け取れる
    • アメリカ3大キャリアを選べる(Verizon$49.99~、T-mobile$29.99~、AT&T$69.99)
    • アメリカで正規の携帯契約をするよりもリーズナブル(通常は1台あたり$80程度かかります)
    • 契約期間の縛りがない、いつでも解約可能
    • 動画もデータも使いたい放題
    • SIMのみ購入プランもある
    • 日本へ一時帰国した時には、国際ローミングが無料

    アメスマは、アメリカで長く生活している人にとっては、通信スピードの点などで若干の不便さを感じることがあるかもしれません。これは、格安SIMの宿命ですね。

    しかし、日本へ里帰りする人や頻繁に一時帰国する人なら、日本でもアメリカでも不便なく使えるアメスマは、通信スピードの遅さなど吹き飛ばしてしまうほど、使い勝手が良いと感じるのではないでしょうか。

    アメスマモバイルはこちらから

    ハナセル(HanaCell)

    ハナセルも、アメリカで暮らす日本人向けの携帯サービスです。ただしハナセルは、アメリカのニューヨークだけではなく、ロンドンや東京にも支社を展開し、グローバルに展開している企業です。ハナセルの特徴は

    • 格安SIMカードの販売
    • 日米どちらでも使用できる
    • カスタマーサービスは完全日本語の対応可能
    • アメリカでも購入可能、日本でも購入可能、しかもどちらで購入しても送料無料
    • 使い慣れている携帯機種をSIMロック解除すれば、機種変更する必要がない
    • 月額料金は、使った月だけ$59.00

    ハナセルはこちらから

    6.通話もデータも使いたい放題プランがオススメ

    アメリカの携帯プランは、通話もテキストもデータも、使いたい放題プランがリーズナブルで、おすすめです。多くのキャリアでは、使いたい放題プランの料金は携帯1台当たり $40 ~$60程度で、家族で複数台を契約するとさらにディスカウントになったりします。

    また、毎月どのぐらいのデータを使うか把握している人なら、使うデータ量をマックスにしたプランもあります。

    無料Wi-Fiが充実

    アメリカでは、日本よりも無料Wi-Fiが充実しています。特定のキャリアでなければ利用できないというものではなく、ホテルやレストラン、ショップでは利用客のために無料Wi-Fiを提供していますし、病院や学校でも無料Wi-Fiが使えるところがたくさんあります。スターバックスなどの故―フィーショップやカフェ、マクドナルドなどのファストフードでも普通にWi-Fiが無料提供されています。

    都市部なら、地下鉄の中で無料で利用できるWi-Fiがあったり、公園などのアウトドアでもWi-Fiが使えたりします。(全米すべてではなく、あくまでも都市部です)

    そのため、携帯の契約プランが上限なしプランでなくても、こうした無料Wi-Fiを使うことによって、使用データ量を低く抑えることができます。

    7.日本の携帯電話は、アメリカでは使える?

    日本で使っていた、使い慣れた携帯をアメリカでもそのまま使えたら、便利ですよね?基本的には、持っている携帯のSIMロックを解除すれば、ほとんどの場合には、アメリカに来てからSIMを入れ替えて、そのまま使えます。しかし、中には周波数が異なるために使えないものもあるので、注意してくださいね。

    ちなみに、iPhoneは使えます。

    ソーシャルセキュリティ番号とは?

    アメリカで生活する際に避けて通ることができないものの一つに、ソーシャルセキュリティ(Social Security)があります。これは、日本で言うマイナンバー制度のようなもので、アメリカ市民は生まれた時に申請し、子供でも一人一人が異なるソーシャルセキュリティ番号を持っています。

    ここでは、ソーシャルセキュリティ番号についてご紹介するとともに、日本から渡米した際のソーシャルセキュリティ番号取得の方法についてご説明しますね。

    目次

    1. ソーシャルセキュリティとは?
    2. ソーシャルセキュリティタックスって何?
    3. ソーシャルセキュリティ番号はどんな時に必要?
    4. ソーシャルセキュリティは日本人でも取得できるの?
    5. ソーシャルセキュリティ申請に必要な書類は?
    6. ソーシャルセキュリティ申請はどこでする?
    7. かかる費用は?
    8. カードはその場でもらえるの?
    9. ソーシャルセキュリティカードをなくした!再発行はしてもらえる?

    1.ソーシャルセキュリティとは?

    ソーシャルセキュリティとは、アメリカの公的年金制度のことで、アメリカ国内で社会保障制度のことを指します。アメリカで働くと、自動的に給与からソーシャルセキュリティタックスなる税金が源泉される仕組みになっています。

    ソーシャルセキュリティは社会保障制度で、定年退職した時に国から受け取ることができる老齢年金(Retirement Benefit)を始め、心身の障害によって働けなくなった時に受け取ることができる障害年金(Disability Benefit)、そして低所得者向けの保障(Supplemental Security Income)や健康保険制度(MedicaidやMedicare)なども、全てこのソーシャルセキュリティに含まれます。

    ソーシャルセキュリティに関するベネフィットの詳細はこちら

    2.ソーシャルセキュリティタックスって何?

    アメリカで働くと、正社員だけでなくバイトでもパートでも、税金が源泉されます。ソーシャルセキュリティタックスと呼ばれるものもその一つで、収入に関係なく6.2%が引かれます。

    ただしこれは、会社に雇用されている場合です。従業員と会社がそれぞれ6.2%を負担して、国へ12.4%を収めることになっています。アメリカで自営業をする場合には、会社が負担してくれる分がないので、ソーシャルセキュリティタックス12.4%全額が自己負担となります。

    ただし、ソーシャルセキュリティタックスがかかる収入の上限は $137,700です。この金額を超える所得の分に関しては、ソーシャルセキュリティタックスはかかりません。

    3.ソーシャルセキュリティ番号はどんな時に必要?

    ソーシャルセキュリティ番号は、アメリカで生活するためには必要不可欠な番号です。そのため、駐在でも移住でも、アメリカに渡米したら、まず最初に取得しなければいけません。

    アメリカでは、ソーシャルセキュリティ番号が必要となるシーンが数多くあります。例えば、銀行口座を開設したりクレジットカードを申請する際には、当然のように聞かれます。運転免許証を取得する際にも、必要です。アパートの契約をしたり、自動車を購入する際にも必要ですし、スマホを購入する際にもなければ売ってくれません。

    つまり、アメリカで何かの手続をしたりサービスを受ける際には、ソーシャルセキュリティ番号が必要となるので、ソーシャルセキュリティ番号は渡米したらまず最初に申請したい手続きと言えます。

    4.ソーシャルセキュリティは日本人でも取得可能!

    アメリカ国籍を持つアメリカ人なら、赤ちゃんの頃に既にソーシャルセキュリティ番号を持っているので、大人になってからあえて取得する必要はありません。しかしアメリカに住んでいない日本人は、当然ですが持っていませんよね。そのため、アメリカに渡米してから申請をして取得することになります。

    ソーシャルセキュリティは、外国人に対しても発行されます。しかし、基本的にはアメリカ国内で働ける人が対象となるので、ビザなしで渡米している観光客とか、就労資格がない観光ビザで滞在している人には、発行してもらうことができません。

    結婚などで移民として渡米した人や、転勤などで渡米した駐在員の場合には、アメリカで働いて税金を納める資格があるので、ソーシャルセキュリティを発行してもらうことができます。

    駐在員の子供として渡米した場合には、就労予定がなければあえてソーシャルセキュリティを取得する必要はありませんし、申請しても却下されてしまいます。しかし、就労する資格を得た場合には、後から申請すれば受理されるので安心してくださいね。

    5.ソーシャルセキュリティの申請に必要な書類

    ソーシャルセキュリティ番号の申請には、以下の書類が必要です。

    • 申請書(SS-5) ダウンロードはこちら
    • アメリカでの滞在資格が確認できる書類 パスポートに押されているスタンプ(I-551)パスポートに貼られたビザのシール、労働許可証(I-766)、出入国カード(I-94)など
    • 日本のパスポート(有効期限内のもの)
    • 結婚による移民渡米なら、婚姻証明書も必要です(アメリカの日本領事館で発行可能)

    6.申請はどこでできる?

    ソーシャルセキュリティの申請は、最寄りのSocial Security Administrationオフィスでできます。自分の住所を管轄している特定のオフィスがあるわけではないので、足を運びやすいオフィスに行けばOKです。

    Social Security Administrationオフィス検索はこちら

    基本的に、このオフィスはアポは不要です。場所によってはいつもガラガラということもあれば、いつも激混みということもあります。場合によっては待ち時間が1時間以上ということもあるので、時間に余裕を持っていくことをおすすめします。

    アメリカのこうした公的オフィスの多くは、入り口で受付をし、整理番号を渡されます。受付に機械が設置されていて、自動的に整理番号をくれることもあれば、カウンターに受付の人がいて、整理券をくれることもありますが、どちらも難しくありません。

    自分の番号が呼ばれたら、窓口に行ってソーシャルセキュリティを新規取得したい旨を告げ、必要な書類を提示して確認してもらいます。以前ソーシャルセキュリティ番号を取得したことがあるかとか、申請する理由などを質問されますが、これは申請のために必要な手続きの一つで、難しいことはありません。

    7.かかる費用は?

    ソーシャルセキュリティ番号の申請には、費用は掛かりません。無料です。

    8.カードはその場でもらえるの?

    ソーシャルセキュリティ番号を申請して受理されても、カードはその場で受け取ることはできません。申請してから約2週間ぐらいで、郵送で送られてきます。

    ソーシャルセキュリティカードは、クレジットカードサイズの紙で、表に自分の番号が記載されていて、裏には署名するデザインとなっています。必ず裏に署名して、自宅の大切な場所で保管してくださいね。

    アメリカの生活では、ソーシャルセキュリティ番号を聞かれるシーンはたくさんあります。しかし、カードそのものを見せろと言われる機会はほとんどありません。そのため、基本的には自宅で保管するのがベターです。

    9.ソーシャルセキュリティカードをなくした!再発行はしてもらえる?

    普段の生活の中では、ソーシャルセキュリティカードがなくても困ることはありません。番号を聞かれるこ都は多くても、カードを見せろと言われることは少ないからです。

    しかし、近年では、実物のカードを使う機会が全体的に増えたような気がします。例えば、

    • 子供の学校の進学で身元確認のため
    • 金融機関の口座をオンラインで開設する際の身分確認用
    • 子供のバイトやインターン、就職などの雇用関係で身分確認用

    などでは、以前ではBirth Certificateのコピーを見せろということが多かったのですが、最近ではソーシャルセキュリティカードを見せろ、に変わってきているような気がしますね。

    話がずれてしまいましたが、ソーシャルセキュリティカードは、紛失しても再発行してもらうことができます。再発行はソーシャルセキュリティオフィスのオンラインサービスで神聖できます。→こちらから

    再発行してもらっても、ソーシャルセキュリティ番号が変わるわけではありません。安心してくださいね。

    Birth CertificateとSocial Security Cardの違い

    Birth Certificateは、アメリカ市民であることを証明するための書類として使われますが、出生で国籍を取得したわけではなく、後からアメリカ国籍を取得した場合には、出生証明書でなくNaturalization Certificateが発行されます。Birth Certificateがなくても、Naturalization Certificateがあれば、アメリカ国籍であることを証明できるわけですね。Birth Certificateがないからといって、アメリカ市民じゃないないとは言えませんし、アメリカで働くことが認められていない不法労働者にもなりません。

    一方のソーシャルセキュリティカードは、アメリカで働ける資格を持っていることの証明になります。しかし、アメリカ国籍の証明にはなりません。その理由は、アメリカ市民でなくても取得できるからです。

    分かりづらいですが、この2つには若干の意味の違いがあります。覚えておくと、将来何かの役にたつかも。

    日本から現金はいくら持っていく?

    目次

    1. アメリカドルはどこでゲットできる?
    2. こんな方法もアリ

    1.アメリカドルはどこでゲットできる?

    アメリカへ行く際には、現地通貨のアメリカドルをいくらかゲットしておくと安心ですよね。アメリカドルを手に入れる方法には、

    の4通りがあります。それぞれメリットとデメリットがあるので、ニーズに合わせて使い分けるのがおすすめです。

    日本国内の銀行に行く

    飛行機に乗る前にアメリカドルをキャッシュで持っていたいという人におすすめの方法です。都市銀でも地方銀行でも、基本的にはアポなしで両替することができます。

    国際空港なら、空港内にも両替できる窓口があります。両替レートは若干割高かもしれませんが、搭乗ギリギリでやっぱりキャッシュが欲しいという時には安心ですね。

    ただし、大金を持ち歩くのは危険なので、両替するのは渡米1週間から2週間に必要な金額に留めておきましょう。

    日本国内の両替ショップへ行く

    両替ショップや金券ショップでも、日本円かアメリカドルへの両替ができます。近年では、外貨両替宅配サービスなどもあって、ネットで両替の申し込みができる業者も多いですよね。

    基本的には銀行とあまり変わらないレートですが、中には銀行よりレートが良い業者もあります。渡米までに期間がある人なら、どこがお得かリサーチするのも楽しいですね。

    アメリカ国内のATMから引き出す

    長期間アメリカに滞在する人や、移住や転勤などで生活の拠点をアメリカに移した人におすすめの方法です。日本の銀行で発行されたデビットカード、もしくはクレジットカードにvisaやMasterのロゴが入っていることが条件となりますが、アメリカ国内のATMに日本のカードを入れて、その時の為替レートでドルを引き出せます。

    ただし、ATMごとに1日あたりの引き出し限度額が決められていて、その金額以上は引き落とすことはできません。上限は500ドル程度のところが多く、日本のATMとは使い勝手の良さが大きく違いますね。

    ただ、レートはイマイチです。長期間アメリカで暮らす人なら、背に腹は蹴られないと諦めもつきますけど、短期間の留学だと、迷ってしまいますよね。

    アメリカ国内の銀行へ行く

    ATMで引き出せる上限額よりも大きな金額が欲しい時には、アメリカの銀行で両替するという方法があります。ただし、銀行の窓口へ日本円を持参する必要があるので、日本円を持っていることが条件となりますね。

    この方法も、レートはよくありません。なので、アメリカに到着してすぐに車を買うなど目的がはっきりしているなら、日本で両替を済ませた方が賢明かもしれません。

    2. こんな方法もアリ

    アメリカはキャッシュレスが進んでいるので、日常生活で現金が必要になることはほぼありません。ウォルマートなどの大型チェーン店はもちろん、個人店でもほとんどがカード払いを受け付けていますし、自動販売機もカードが使えます。

    そのため、日本で発行されたクレジットカードを使って支払いをし、利用分が日本の口座から引き落とされるという使い方もできますね。

    クレジットカードの多くは、visaやMasterのロゴがついています。そのクレジットカードを使って、ATMからお金を引き出すという方法もできます。

    この場合には、海外での使用ということで、カードによっては手数料がかかることがありますが、キャッシュアドバンスの扱いではなく、ショッピングの扱いになるので、キャッシュアドバンスの利用枠が小さい人でも安心ですね。

    ただし、アメリカで日本発行のクレジットカードを使う際には、注意点もたくさんあるので、気を付けてください。→注意点はこちら

    Check Bookって何?書き方や購入方法は?

    アメリカの銀行でChecking accountを開くと、チェックブックなるものを発行してもらえます。使ったことがない人にとっては、「何これ?」ですよね。

    ここでは、そんなCheck bookについてご紹介します。

    目次

    1. Check Bookとは?
    2. どんな種類がある?
    3. どんな時に使うの?
    4. 書き方は?
    5. Check Bookの注意点
    6. オンラインで買えるオシャレなチェックはココがオススメ
    7. Checkbookにカバーをかけるとオシャレ!

    1.Check bookって何?

    Check bookは、日本語で言うと「小切手」のことです。しかし、普通の生活をしている人は、小切手と言われてもどんなふうに使うのか知りませんよね。

    Check bookは、紙幣ぐらいの大きさで、誰にいくらの支払いをするかを記入して、現金の代替として使います。例えば光熱費の請求書が来たら、支払う金額をチェックに書き込んで、郵送で支払うというわけです。

    日本では、こうした支払いには口座振替が一般的ですよね。しかしアメリカでは、口座から引き落とされるお金は自分で管理したいという人が多く、口座振替はあまり人気がありません。その代わりに、毎月チェックを書いて光熱費の支払いをする人が多かったのです。

    現在では、こうした支払いにはオンラインを使ってカード払いが主流となっています。郵送の時間や切手代もかからず、チェックブックも必要ないという点で、人気です。

    Checkで支払いをすると、受け取った人が銀行へ行って換金します。そうすると数日後に、その金額分だけchecking accountから引き落とされるという仕組みです。

    2.どんな種類がある?

    Checkbookは、パーソナル用(個人用)とビジネス用とがありますが、記入する内容やレイアウトなどは同じです。違いがあるとすれば、ビジネス用チェックの方が、やサイズが大きめといったところでしょうか。

    Check bookは、複写紙の有無によって、singleとDuplicateとがあります。自分用に記録を残したい人はDuplicateがおすすめですが、銀行から毎月送られてくる取引明細には、換金されたチェックの画像も添付されていますし、オンラインバンキングでも確認できます。

    Check bookは、紙幣のように横長な形をしています。トップもしくは左サイドか切り離せるようになっているのが特徴で、個人用のものは1冊50枚程度です。

    Check bookは、銀行で発行してもらうだけでなく、ネットショップなどでも購入できます。その際には、銀行口座の情報をショップに送ると、ショップが銀行に確認を取ってくれます。ネットショップで購入するものは、デザインが多種多様なので、女性に人気がありますね。

    ちなみに、Check bookを発行する手数料ですが、多くの銀行では口座開設に伴って発行してくれる最初のCheck bookは無料という所が多いですが、2回目からは手数料として$5程度がかかります。

    オンラインで購入する場合には、デザインがオシャレという魅力がありますが、価格は高めとなり、200枚程度のセットで$10~$30ぐらいがかかります。

    3.どんな時に使うの?

    check bookの用途は多岐にわたります。個人で使う場合だと、光熱費の請求書の支払いに使ったり、学校からの集金などでもCheckが活躍してくれます。

    近年ではクレジットカード払いが主流となっているので、チェックはあまり見かけることがなくなりました。でもまとまった金額の支払いをするときなどには、現金を持ち歩くよりも安全なので、おすすめですね。アパートの契約とか、自動車を購入する際の頭金などでは、現在でもチェックを書くのが一般的です。

    4.書き方は?

    Check bookは、背景のデザインや色は多種多様ですが、フォーマットは同じです。

    ①自分の名前や住所などの個人情報

    この部分は、Check Bookを作る段階で、自分で決めることができます。基本的には、

    • 口座所有者の名前(ジョイントアカウントの時は、Hanako&Takeshi Yamadaのように連名にできます。
    • 住所 これも必須事項です。住所を記載しないとチェックを作ってもらえないということはないと思いますが、Checkを振り出す時に、手書きで住所を書けと言われるので、面倒です。
    • 電話番号 これも必須ではありませんが、書いていないと、チェックを書くたびに手書きで書かされるので、印刷したほうが楽だし便利です。

    ②チェックナンバー

    これは、チェックに最初から印刷されている番号で、チェックブックを見ると分かりますが、1枚ずつ番号が違います。個人が使うチェックは、基本的に4桁です。頻繁に使う人なら、5桁以上でもOKなチェック業者を探すと良いでしょう。

    どの番号から始まるかは、チェックブックを注文する時に決めることができます。0001からスタートしても良いですし、0100から始めてもOKです。

    ③日付

    これは、チェックを書いた日の日付です。こう書かなければいけないというフォーマットはないので、January 1,2022と書いても良いですし、Jan 1,22と書いてもOKです。また、01/01/2022とか、1-1-22 なんて書き方もあります。書きやすい書き方で問題ありません。

    ④誰に対してチェックを書いたのか

    これは、チェックを振り出す人や店の名前を書きます。ブロック体でも筆記体でも問題ありませんし、正式名称でなければいけない、というわけでもありません。

    例えば、Targetの支払でチェックを書くなら、この部分はTargetと書くだけでOKです。Target XX店みたいな書き方は必要ありません。

    ⑤チェックの金額

    ここは、チェックの代金をブロック体もしくは筆記体で、文字で記入します。こうすることで、右側に各数字を偽造されるリスクを回避できます。

    例えば$230.50という金額なら、

    Two hundred thirty dollars and 50/100

    となります。ドルとセントの間には、andを入れるのが正解です。たぶん、なくても問題ないとは思いますが。

    また、これは私が以前勤務していた会社で教わったことなのですが、金額を書くエリアは、更なる偽造防止対策として、

    -Two hundred thirty dollars and 50/100-

    のように、左右両側にラインを引くのが良いと教わりました。

    ⑥チェックの金額

    ここは、チェックの金額を数字で入力します。12ドル18セントなら、12.18となりますが、ピリオド(.)の部分は、うっかり間違えてコンマにならないように注意してください。

    私はいつも、このピリオドの点は、少し大きめの●のように、グリグリっと書いてます。

    ⑦銀行情報

    これは、チェック所有者が利用している銀行の情報が記載されています。チェックを注文する時には、チェックブックとリンクさせる銀行口座を指定するわけですが、その情報がここに自動的に記載されます。

    ただし、記載しないでほしいとリクエストできる場合もあるようですね。まあ、記載してあるからと言ってトラブルになったことはありませんし、記載していないからといって、銀行名を手書きで書けと言われたこともありません。

    ⑧目的

    これは、そのチェックをどんな目的で使ったのか、いわゆるメモを書ける場所です。店でチェックを書くときにその場で書いても良いですし、書かなくても問題はありません。光熱費の支払いなどでチェックを書く場合には、私はこの部分に、アカウント番号を記載してます。

    ⑨サイン

    チェックを書いた人のサイン(署名)をここにします。名前を適当に手書きすれば良いというわけではなく、万が一のトラブル時には、この署名と、銀行口座を開設する時に登録した署名を照らし合わせることもあるので、必ず銀行口座に登録した署名をしましょう。(トラブルがなければ、違うサインでも特に問題にはなりませんが)

    ⑩Routing Number(ルーティングナンバー)

    これは、Routing Numberと呼ばれるもので、自分で自由な数字をリクエストするわけではなく、持っている銀行口座の銀行名や支店名を示す9桁の番号です。

    普段の買い物などで、この番号が必要になることはありませんが、

    • チェックブックを新しく注文する時
    • クレジットカードなどの申し込みなどで銀行口座の情報が必要な時
    • 日本からの送金を受け取りたい時

    などには必要となります。チェックブックには記載されますが、銀行のオンラインバンキングでもRoutingナンバーを確認することができます。そのため、記憶しておく必要はありません。

    ⑪口座番号

    ここが、自分の銀行口座の番号です。桁数は銀行によって若干異なるようですが、口座番号の桁数が少ない場合には、0001234567899のように、最初がゼロで埋まります。

    そして、口座番号の右側にある4桁の数は、チェック番号です。チェックの右上にも同じ4桁の数字があるので、気ににある人は確認してくださいね。

    白紙でもOK店もある

    大手の店、たとえばWalmartとかTarget、そのほかCostcoやSam’sなどでは、レジのところでチェックを書かなくても、白紙チェックをレジの人に渡すことができます。レジの人は、受け散った白紙チェックをレジの機会に通し、白紙のままチェックを返却してくれます。

    とても便利なサービスですが、どのチェックをどこで使ったのかは、自分で管理しなければいけません。以前に私が会計を務めていた組織では、同じチェックを複数の店舗で使った人がいました。

    結果的に、銀行側でこれが問題になることはありません。個人の場合なら、自身が理解していれば良いでしょう。しかし法人の場合だと、プチトラブルになるかもしれないので、注意してくださいね。

    5.Check Book注意点

    Check bookを使う際には、いくつか注意点があります。

    十分な残高があるかをチェック

    降り出したCheckがいつ口座から引き落とされるかは、いつ換金されるかによります。早ければ1日、遅ければ何ヵ月もしてから換金されることもあります。

    口座の残高よりも大きな金額のチェックが換金されると、残高がマイナスになってしまいますよね?

    もしもSaving accountからOver draft protectionなどで対策をしていれば、マイナス分が自動的にSaving accountからChecking account振替されて、Checking Accountの残高がマイナスではなくゼロになるように調整されます。

    しかしそれができない時には、どうなるのでしょうか?

    その時には、insufficient という扱いになり、25ドル程度のペナルティがかかります。

    同時に、チェックを換金しようとした人も換金ができません。もしも光熱費の支払いだと、延滞料がかかりそうですし、学校への支払いなどでも迷惑がかかりますよね。

    偽造対策をしっかりすること

    Checkを書く際には、悪用されないようにしっかり対策を取りましょう。例えば、簡単に書き直せるような鉛筆を使うのはNG。黒か青インクで書くことをお勧めします。

    鉛筆で書くのはNG

    チェックブックに各金額は、そのまま銀行口座から引き落とされます。チェックブックを受け取った人が即日換金すれば、即日もしくは翌日と早いタイミングで、銀行口座から引き落とされます。

    もしもチェックを鉛筆で書いてしまうと、悪い人だと掻き直して偽造されるリスクがありますよね。10ドルと書いたつもりなのに、10000ドルに書き直されたとしたら、その金額が銀行口座から引き落とされるのです。

    そうしたトラブルや犯罪の被害を防ぐために、チェックを書くのは必ずインクのペン。色は黒でも良いですが、青とかパープルなどの色付を推奨するプロもいます。

    ちなみに私はいつも、油性のペンSharpieを使ってます。

    Disputeできない

    チェックは、受け取った人が銀行に行って換金したら、金額が間違っていても、うっかりミスで渡してしまった場合でも、キャンセル扱いにしてもらったり、やっぱりなかったことにして!というのはできません。Disputeできない点が、チェックブックのデメリットです。

    もしも金額にミスがあったり、書いたチェックをなかったことにしたい場合には、チェックが換金される前に、銀行へ行ってチェックをキャンセルしなければいけません。

    6.オンラインで購入できるチェックブックはココがオススメ!

    パーソナルチェックを取り扱っているオンラインショップは、たくさんあります。ネットで、Personal Checkと検索すると、サイトがたくさんでてきます。その中でも、おすすめのサイトをいくつかご紹介しましょう。

    Checks Unlimitedオシャレでキュートなチェックから、ビジネス向けのハイセンスなデザインまで、数多く揃っているチェック購入の老舗サイトです。セキュリティ面もしっかりしているので、安心です。価格は若干高めですが、ディスカウントコードをネットで探して安くすることも可能。チェックブックのクオリティがとても高く、★★★★★
    Vistaprint自分だけのパーソナルチェックをカスタムメイドで作れるサイト。チェックブック以外にも、ステーショナリーなどを取り扱っています。価格はリーズナブルですが、クオリティは★★★★
    Check Advantageデザインが充実していて、150枚なら$7.50~とリーズナブル。どんなデザインがあるのかを比較しながら選びたいという人におすすめのサイトです。

    そのほかのおすすめサイトはこちらから

    7.Checkbookにカバーをかけるとオシャレ!

    Checkbookを持ち歩く際には、そのまま「裸」の状態で持ち歩いてもOKです。しかし、バッグの中にオシャレに収納したい人、CheckBookがバッグの中で折れたり破れたりするのが嫌な人は、Checkbookカバーを使うのがおしゃれです!

    カバーは、Checkbookのタイプによって、Top TearタイプとSide Tearタイプとがあります。間違えないように選んでくださいね。

    日本から送金したい!どうしよう?

    目次

    1. 日本からアメリカへ送金する方法
    2. おすすめの業者
    3. 日本でアメリカの口座を作れる?

    日本からアメリカへ送金する方法には、いくつかの方法があります。

    1.日本からアメリカへ送金する方法とは?

    銀行送金

    日本にいる家族に銀行に行ってもらい、アメリカの口座へ海外送金してもらうという、従来の送金方法です。銀行に来店して送金を依頼するという点で安心感を感じられるという人はいますが、手数料が割高なので、コスト面ではあまりおすすめではありません。

    銀行送金の場合、銀行が決めている為替レートでの送金となり、1ドルごとに手数料が何円か上乗せされています。それだけでも割高感がありますが、そこに為替変動のリスクが上乗せされてしまいます。例えば1ドル=100円のレートで1万円を送れば、手数料を考えなけえればアメリカ側では100ドルを受け取ることができます。しかしレートが円安になって1ドル=130円ぐらいになってしまうと、1万円送ってもアメリカ側で受け取れるのは76ドル程度です。

    しかも、銀行送金では、送金手数料がかかります。新生銀行だと海外への送金手数料は2,000円でリーズナブルですが、為替レートに含まれている手数料+為替変動のリスク+海外送金の手数料を考えると、決してお得な送金方法とは言えません。

    さらにアメリカの銀行では、海外送金を受け取るための手数料がかかるケースも少なくありません。送金受取手数料は銀行ごとに異なっていて、目安としては20ドルから30ドルぐらいなのですが、少額を頻繁に送金したい人にとっては、こうした手数料がかさむことで、かなり割高感が大きくなってしまうかもしれません。

    アプリを使っての電子マネー送金

    手数料が安くて素早い送金ができるおすすめの方法は、スマホのアプリを使っての電子マネー送金です。PayPalやWiseなどがよく知られていますよね。

    こうしたアプリを使った海外送金では、

    1. 日本でアカウントを開設し、日本国内の銀行口座とリンクさせる。
    2. アメリカで別アカウントを開設する。そして、アメリカ国内の銀行口座とリンクさせる。
    3. 日本からアプリで送金。
    4. アメリカ側のアプリに入金される。
    5. アプリからアメリカの銀行口座へ支払いをする。

    という流れで送金ができます。送金にかかる日数はアプリによって異なりますが、1日~3日程度が多く、銀行送金よりも迅速です。手数料も比較的リーズナブルな業者が多いので、まとまった資金を送金したい場合でも、頻繁に送金したい場合などにも便利です。

    PayPalについての詳細はこちら

    2.おすすめの海外送金業者は?

    おすすめ業者1:Wise(ワイズ)

    手数料が安く、為替レートもバツグンに優秀という点で人気なのは、Wiseです。イギリスのロンドンを拠点とする海外送金業者で、近年では日本でもたくさんの人が利用しています。

    • 世界900万人が利用しているから安心。
    • 60以上の国や地域に送金が可能
    • 為替レートに上乗せなしのリアル為替レートを適用

    おすすめ業者2:PayPal(ペイパル)

    海外決済のためのアプリですが、海外送金サービスにも対応しています。日本からアメリカへの送金だけでなく、ネットショップの決済方法としても使い勝手が良いですね。

    • 海外送金だけでなく、オンライン決済にも使える
    • 送金手数料は499円とリーズナブル
    • 為替レートに含まれた4%の手数料がデメリット

    住所確認が必要

    私も以前、PayPalを使っていました。アカウントを開設して送金できる体制が整えば、スマホ一つで送金できるので、とっても便利です。しかし、PayPalは、アメリカ側でアメリカの銀行口座にリンクしたアカウントと、日本側で日本の銀行口座にリンクした2つのアカウントが必要です。同じメールアドレスではNGなので、メールアドレスを1つしか持っていない人は、もう一つ作る必要があります。

    そして、PayPalで10万円以上(1回につき10万円ではなく、生涯送金額の合計)を送金するためには、住所確認が必要です。特に日本側の住所確認はかなり厳しくて、運転免許証やパスポートなどの他に、光熱費や携帯大の請求書など、実際にそこに住んでいなければ入手できない書類の提出を求められます。

    日本の実家を使って日本側のアカウントを作ろうと思っても、里帰り中にササッと片付ける、ということは残念ながらできません。

    もしもこれから渡米予定の方は、まず日本でPayPalの口座を開設しておくことをおすすめします。

    おすすめ業者3:楽天銀行

    銀行からの送金なら、ネット銀行として大人気の楽天銀行がおすすめです。送金する金額にかかわらず、海外送金にかかる手数料はたったの750円。銀行によっては5,000円以上の手数料がかかるので、比較すると圧倒的なリーズナブルさが魅力です。

    • 銀行からの送金では最安
    • 中継銀行手数料1,000円がかかる。

    口座を作るのがとても大変

    楽天銀行はネット銀行なので、口座を作る手続きや必要な書類が、他の銀行よりも多いです。運転免許証がなければパスポートでもOKですが、海外在住ではないかと疑われると、(例えばスミス花子のように苗字がカタカナだったり)、納税証明書の提出を求められます。

    そのため、これも里帰り中にサッと片付けようかな、ということはできません。

    しかも楽天銀行では、キャッシュカードを定期的に送ってくれるのですが、転送はしてくれません。しかも、本人のみ受け取り可能な郵便で送ってきます。もしも住所が違うと、住民票を提出しなければいけませんし、そこで海外在住かもと疑われると、再び納税証明書を出せと言われてしまいます。

    3.日本でアメリカの口座を作れる?

    少し前は無理でしたが、2021年現在は、できます!

    渡米前にアメリカの銀行の口座を開設しておけば、とりあえず渡米してからしなければいけないことが1つ減りますよね。

    日本でアメリカの口座を開設するためには、まず三菱UFJ銀行に口座を作る必要があります。三菱UFJ銀行は、世界各国に支店を展開しているユニオンバンクと提携していて、渡米前に口座開設ができます。

    日本でユニオンバンクの口座を開設する方法はこちらから