【アメリカあるある】テレビをつけても何も映らない?どうする?

日本では、購入したテレビの電源を差し込めば、とりあえず地上波は映りますよね。住んでいる地域によって、どのチャンネルが映るかは異なりますが、とりあえず最低でも1つぐらいのチャンネルは映るのではないでしょうか。

しかしアメリカでは、その1つのチャンネルすら映らない、つまり電源を差し込んでもテレビの画面に何も映らないということが、割と普通に起こります。

目次

  1. 映らない理由とは?
  2. DirecTVからHuluに変えて毎月100ドル以上の節約
  3. Huluって何?どんなサービス?
  4. Huluのメリットとデメリット

1.映らない理由とは?

都市部に住んでいる人は、この経験はないと思います。しかし「その他大勢」的なエリアに住んでいる人は、テレビを無料で楽しめるという感覚は持ち合わせていません。だって、電源を差し込んでも何も映らない、真っ暗な画面のみなのですから。

その理由は一つ。テレビの電波が遠すぎて届かないからです。

私は渡米したばかりの時、引っ越しの時にテレビが壊れたのかと思いました。当時はテレビの量販店として人気だったBest Buyへ行って聞いてみると、「この辺は、テレビは映らない。有料サービスを利用しなきゃ無理。」と言われました。

テレビの有料サービスというのは、日本でいうならスカパーみたいなもので、アメリカにもサテライトタイプ、ケーブルタイプ、そしてネットタイプなどがあります。テレビ局から発信される電波をキャッチすることはできなくても、有料サービスを利用すれば、有料チャンネルに加えて地上波の番組も映るようになります。

2.DirecTVからHuluに変えて毎月100ドル以上の節約

私が渡米したばかりの時には、地上波すら見れない人のためのサービスと言えば、屋根にアンテナを立てる衛星放送系のサービスしかありませんでした。そのため、DirecTVを契約しました。

細かい話は省略しますけれど、このサービス、決して悪くはないのですけれど、毎月の利用額が高いのです。屋根に建てるアンテナは1つでOKなのですが、テレビごとにチューナーなるものが必要で、これはレンタル。つまり毎月の月額料金がかかります。アメリカの家は広いですから、テレビの数も複数台あるわけですよね。そのため我が家では、解約直前には毎月150ドル程度の料金を払っていました。

しかし時代の流れとともにネット回線を利用した有料サービスが使えるようになりました。変化をあまり好まない夫は、高くてもDirecTVの継続利用を所望しましたけれど、ほとんど見ないサービスに毎月150ドルも払うのは嫌だったので、半ば強制的にHuluに切り替えました。

3.Huluって何?どんなサービス?

Huluにもいろいろなサービスがありますが、地上波のテレビをしっかり見たい人にオススメなのは、Hulu Liveというサービスです。これは、地上波放送も含めたテレビ番組を、録画ではなくリアルタイムで見られるというもので、天気予報やニュースを見たい人にとっては、おすすめです。

我が家も、このサービスを5年ほど前から利用し始めました。

利用し始めた頃は毎月の利用料金は49ドルほどでしたが、数年ごとにどんどん料金が値上がりしており、現在では毎月69ドルにもなっています。

でも、こうした値上がりはHuluだけに限ったことではないので、我慢です。

4.Huluのメリットとデメリット

メリット

Huluのメリットは、

サーバーが安定している

これは、テレビを見る際には重要なポイントだと思います。格安のストリームTVだと、サーバーやネット環境が安定しないために画質が悪くなってしまうようですが、Huluでそういう経験をしたことはありません。普通にテレビを見ているような感覚で楽しめます。

安い

リアルタイムで番組を見たい人は、私が契約しているHulu Liveのサービスなら$69.99です。もしも数分ごとに入ってくる広告を抹消したければ、追加で6ドル払うと、鬱陶しい広告なしで番組を楽しめます。

ただ、ドラマや映画を中心に見たい人なら、料金はずっと安くなります。今だと月額料金が$7.99で、学生ならディスカウント割引があるので、毎月$1.99です。

引っ越しでも面倒な手続きは不要

衛星放送系のサービスだと、引っ越しの時にサテライトを外せとか、チューナーを返却しなければいけないといった面倒な作業が必要です。

それに、新天地に行っても、サービス開始の手続きをしなければテレビすら見ることができません。

でもHuluなら、ネット回線があれば視聴できますし、ネット回線でなくスマホからの接続でも問題なく番組を見ることができます。これは、とっても便利だと思います。

リアルタイムでニュースや天気などの情報番組を見れる

これは、NetflixとHuluの大きな違いだと思います。我が家では、映画がドラマのシリーズが大好きな息子様と夫様のために、Netflixも契約しています。重複する作品は多いのですが、それは仕方ないと割り切っています。

デメリット

しかし、デメリットもいくつかあります。契約する前に知っておくと、助かります。

ロケーションを認識するので、遠方の家族とシェアできない

Huluは、家族がそれぞれアカウントをもって、好きなチャンネルを登録し、カスタマイズできます。それはとても便利なのですが、ロケーションを認識するため、遠方で暮らす人とアカウントを共有するということができません。

例えば私の場合、息子が離れた場所の大学に通っていますが、息子が寮のパソコンやスマホを使ってHuluを見ることはできません。

ネットがダウンすると見られない

Huluを利用するためにはネット環境が必要です。そのため、ネットが接続されていないと見られません。

ただし、ネットがあればスマホやパソコンで見られるので、屋根にサテライトを立てるとか、別途でケーブルを引き込むという作業は不要です。

一度にアクセスできる人数が決まっている

Huluでは、一度にアクセスできる人数が決まっています。確か、2つか3つのデバイスぐらいだったと思います。我が家は3人家族ですし、3人が同時に違うデバイスから違う番組を見ることはほとんどないので、これで問題ありません。

ただ、家族が多い世帯だと、それぞれが見たい番組が違っていたりしてケンカになってしまうかもしれませんよね。その場合には、追加料金を払うと、一度にアクセスできるデバイスの数を無制限にできます。

もしも現在、毎月70ドル以上の料金をテレビに払っている人は、ぜひHuluのようなストリーミング系のサービスを検討してみてはいかがでしょうか?私は乗り換えたことで大きな節約ができ、大満足です!

Huluの申し込みはこちらから

選択肢が多いアメリカのネット銀行!メリットとデメリットとは?

日本にも、楽天銀行をはじめとするネット銀行はいくつかあります。ネットを良く使う人にとっては、抵抗なく選択肢の一つとなるのではないでしょうか。アメリカにも、ネット銀行はたくさんあります。店舗を持つ銀行よりもメリットが多いので人気がありますが、具体的にどんなメリットとデメリットがあって、どんな人におすすめなのでしょうか?

目次

  1. ネット銀行とは?
  2. ネット銀行のメリット
  3. ネット銀行のデメリット
  4. 出金はどうすれば良い?
  5. おすすめのネット銀行はココ!

1.ネット銀行とは?

ネット銀行とは、店舗を持たずに全てのサービスをネットで受けることができる銀行のコトです。アメリカにはネット銀行はとても多く、私も口座を持っています。ネット銀行には、店舗がないという大きな特徴があります。入金や送金などはすべて、パソコンもしくはスマホのアプリを使うわけですが、普段スマホを愛用している人なら、ネット銀行を使うメリットは大いにあると思います!

2.ネット銀行のメリット

アメリカのネット銀行には、いろいろなメリットがあります。

自宅で24時間いつでも口座を開設できる

ネット銀行は、口座の開設はネットで完結します。口座開設に必要な書類は、店舗型の銀行と大きく変わることはありません。

  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • ソーシャルセキュリティ番号
  • 運転免許証

があれば、Webで口座開設のアプリケーションに記入して、約10分から15分程度で開設できます。ただし、身分確認のために、運転免許証を写真撮影してアップロードするとか、ソーシャルセキュリティ番号を確認するために、ソーシャルセキュリティカードの写真を撮ってアップロードする、と言った作業が必要になります。

必要な書類を見てもらうと分かりますが、ソーシャルセキュリティ番号と運転免許証がありますよね。これは、既にアメリカで暮らしている人なら、普通に持っているものです。しかし、渡米したばかりの人だと、持っていない事もあるでしょう。その場合には、残念ながら書類が揃わないという理由で、ネット銀行の口座を開設するのは難しいかもしれません。

ネット銀行ごとに、カスタマーサービスをしてくれる電話番号、もしくはチャットの機能がついています。もしも必要書類はないけれど不法滞在じゃない!という人は、カスタマーサービスに問い合わせてみるのが良いと思います。

私のおすすめは、チャット方式のカスタマーサービスです。英語力がなくても、文字をタイプしてチャットができるので、安心です。聞き取れずに意味不明なまま電話を切る、なんて悲劇も起こりません!

太っ腹な利子がつく

日本では、銀行に預金をして受け取る利子は、マイナス金利と言われているぐらい「スズメの涙」です。アメリカでも、ここ数年は利子がどんどん少なくなっていますが、それでも日本と比べると高額利子を受け取ることができます。

アメリカの銀行の多くは、Checking Accountには利子がつかないという所がとても多いです。しかしネット銀行の場合には、Checking Accountでも利子がつくという銀行がありますし、銀行や口座を賢く選べば、なんと利子が2%もつくという太っ腹な銀行もあります。

メイン口座とリンクすればサブ口座として使える

すでに銀行口座を持っているという人にとっても、ネット銀行の口座を持つことはメリットがあります。それは、サブ口座として使えるからです。ネット銀行の多くは、残高が少額でも口座維持費がかかることはなく、自由に出し入れしながら預金の管理ができます。店舗型の大きな銀行だと、毎月口座維持費がかかったりするので、複数の口座を持とうという気にはなりませんよね。しかしネット銀行なら、いくつ口座を持っていても、口座維持費がゼロなので、ラクチンです。

ちなみに私は、渡米したばかりの頃に、大手銀行に足を運んで口座を開設しました。それは現在でも使い続けています。その口座はメイン口座として使っており、お給料はそこに振り込まれます。

それとは別に、数年前にネット銀行のセービング口座を開設して、絶対に手を付けたくない貯金は、その銀行にしています。セービング口座なのでデビットカードはなく、出金する際にはメインの銀行への送金という扱いになります。お金をおろすという点に関しては多少面倒ですが、その面倒さのおかげで、その口座に入れたお金はすくすくと成長しつづけています!

こんな痛快方もできますよ、という参考にしてくださいね。

家計簿アプリと連動できる

アメリカにも、家計簿アプリなるものはあります。最初に予算を決めて置き、毎日の出費をカテゴリー分けすれば、アプリが自動的に、予算オーバーだとか、もう少し余裕があります、と言った計算をしてくれるアプリですね。

ネット銀行の口座は、店舗型の銀行と同じように、こうした家計簿アプリとか資産管理アプリと連動できます。そのため、毎日いろいろな口座のアプリを開いて残高や取引状況をチェックしなくても、資産管理アプリを使えば、リンクさせた全ての口座の情報が、アプリにリアルタイムで反映できるので、ワンストップで資産チェックができるのです。

これは、とっても便利ですよ。

手数料が安い

ネット銀行は、店舗がありません。そのため、店舗の運営に必要な設備投資や人件費は一切かかりません。その分、私達ユーザーへ還元してくれています。利子が高くつくのもそうですし、店舗型の銀行では容赦なくかかる各種手数料も、ネット銀行だと無料、もしくはリーズナブルな料金です。

例えば、ネット銀行の多くは、口座維持費はかかりません。それに、リンクさせているメイン銀行口座への入出金に関しては、無料で対応してくれます。できるだけ手数料を節約したい人や、少額のお小遣いを管理したい人にとっては、ネット銀行は理想的だと思います。

3.ネット銀行のデメリット

ネット銀行にも、いくつかデメリットはあります。

パスワードをなくすと大変

ネット銀行口座へのアクセスには、ログインIDとパスワードを使います。パスワードをうっかりなくしたり忘れてしまうと、ログインできなくなってしまいます。もちろん、口座開設の際に住所や電話番号、メールアドレスなどを登録しているので、カスタマーサービスへ連絡すれば、アカウントにログインすることは可能ですし、パスワードを忘れたとしても、ログイン画面からパスワードをリセットできる機能がついているので、パスワードが分からないからと言って、その口座に入っている資産がゼロになる、なんてことはありません。

ネット環境が必要

ネット銀行へパソコンからアクセスするなら、ネット環境がなければアクセスすることはできません。しかしスマホがあれば、スマホの通信網を使えば、問題なくアクセスができます。

アメリカのスマホは、別の記事でもご紹介していますが、基本的にはデータ使い放題プランがデフォルトとなっています。そのため、スマホからネット銀行へアクセスしたからといって、使用料金が気になってストレスになる、ということはありません。

スマホ紛失や機種交換は少しストレス

ネット銀行だけでなく、金融機関のサービスの多くは、ログインIDとパスワードだけで簡単にログインできるわけではなく、2Way Authenticationという、セキュリティを二重にするシステムを採用しています。方法はいくつかあって、

  • 登録した携帯電話へコードを送信する
  • Authenticationアプリを使う
  • 登録しているメールへコードを送信する
  • 登録している電話番号へ機械が電話をしてくれる

などから、選ぶことができます。このうち、最もセキュリティが高いのは、Authenticationアプリを使う方法なのですが、スマホを紛失したり、また機種変更の際にデータ移行に失敗したりすると、Authenticationアプリにアクセスできない→ネット銀行にもログインできない、という事態が起こりかねません。

ただし、これはネット銀行だけではないので、ネットを使って資産管理をする人全員が理解しておきたい注意点だと言えますね。

4.出金はどうすれば良い?

ネット銀行を開設する時に、私が最初におもった疑問と不安は、ATMから出金できるの?という事でした。少し前までは、その点が不便なネット銀行もありましたが、現在では、ほぼすべてのネット銀行では、街中にあるATMを使っての出金が可能になっています。

ネット銀行でチェッキング口座を開設すると、デビットカードが発行されます。このデビットカードにVISAとかMasterのロゴがついていれば、どのATMからでも出金できます。

手数料はどうなるの?

アメリカの銀行では、銀行の系列ATM以外を使うと、銀行から「ネットワーク外ATM使用料」が徴収されると同時に、ATM側からも「ネットワーク外カード使用料」が二重でかかります。かかる手数料はATMによっても、また銀行によっても異なりますが、だいたい2ドル~3ドルぐらいが多いですね。つまり、系列外の銀行のATMを使うと、その度に5ドルぐらいが手数料としてかかってしまうのです。

ネット銀行の場合には、まず、銀行側からかかる手数料はありません。ほとんどの場合には無料です。そして多くの場合には、ATM側からチャージされる手数料に関しては、月の上限が決められていて、その上限までなら返金してもらうことができます。1日おきにATMに行くという人だと、手数料を自己負担することになるでしょうけれど、ほとんどATMを利用しない人なら、ATM使用にかかる手数料は実質無料です。

お店でキャッシュバックをする方法もアリ

わざわざATMに行ってお金をおろすのが面倒な人は、ショップで買い物した時に、キャッシュバックをするという方法もアリです。クレジットカード払いの場合にはキャッシュバックはできませんが、デビットカード払いなら、キャッシュバックが可能です!

キャッシュバックは、基本的にお札なら何ドルからでもできます。1ドルのキャッシュバックはしたことがありませんけれど、5ドルとか10ドルの少額でもOKですし、100ドルのキャッシュバックもできます。

この方法なら、ATMに頻繁にいかなくても、必要なキャッシュを簡単にゲットできますね。

5.おすすめのネット銀行はココ!

上記のメリットとデメリットを考慮して、そして私の経験とネットをリサーチしまくり、おすすめのネット銀行をいくつかピックアップしてみました。

Capital One 360

私はここのSaving Accountを、10年以上利用しています。Checking Accountとは違いますが、サイトやアプリがとても使いやすいですし、利子も大手の銀行よりは多めについている実感があります。Checking Accountなら、口座維持費などがかからないようなので、少額を管理したい人にとっては使いやすいと思います。

Capital One360のメリットは、海外でデビットカードやATMを使っても、海外取引手数料がかからないという点です。日本を含めたアメリカ以外の場所で使う可能性がある人にとっては、これは大きな安心感だと思います。

Chime

ネットでオンラインバンクを検索すると、ほとんどの比較サイトでトップにランキングされているのが、このChimeです。口座維持費がかからないだけでなく、Overdraftも200ドルまでなら無料で対応してくれるという点が、大きな魅力です。アプリの評価も高いので、検討する価値はありそうです。

日本人学校や補習校、行かせた方が良いの?

アメリカには、日本人学校や補習校などがあります。子供がいる家庭なら、実際に通うかどうかは別として、一度ぐらい検討したことがあるのではないでしょうか?ここでは、アメリカにある日本人学校や補習校は何をする所なのか、そして自分の子供を通わせた方が良いのかどうかについてご紹介しますね。

目次

  1. 日本人学校とは?
  2. 補習校とは?
  3. 現地校との掛け持ち、大変じゃないの?
  4. アイデンティティ、そして将来の教育設計で決めるべし

1.日本人学校とは?

日本人学校とは、海外にある日本人のための学校のことで、文部科学省がある程度の経費を負担してくれています。基本的には義務教育の年齢が対象となるので、小学校と中学校がメイン、高校も探せばあります。

日本人学校はアメリカだけでなく世界中に設置されていて、その数は95。そのうち5校がアメリカにあります。

カリフォルニア西大和学園カリフォルニア校
イリノイシカゴ日本人学校
ニュージャージーニュージャージー日本人学校
ニューヨークニューヨーク日本人学校
グアムグアム日本人学校
文部科学省ホームページより

メリット

  • 場所は海外だけれど日本の学校
  • カリキュラムは日本の公立の学校と同じ(文部科学省が認定)
  • 全日制で、月曜日から金曜日まで、日本の学校と同じように通学できる
  • 教科書は日本国内で実際に使われているものを採用
  • 現地の日本人会が運営
  • 卒業すれば日本国内の学校と同じ卒業資格を得られる
  • 日本語での授業、友達との付き合いもすべて日本語
  • 校長や教頭は日本から派遣

デメリット

  • 現地の人と交流する機会が少ない
  • 現地の言語を習得できる環境が少ない
  • 現地の税金は投入されない、私立校の扱い
  • 学費は無料ではない
  • 入学審査や定員がある
  • PTA参加義務など、親の関わりが求められる
  • ロケーションが限定されている

日本人学校に向いているのはどんな人?

  • 数年間の駐在で、日本へ帰ることが分かっている人
  • 海外に駐在している間に、子供の教育面がとても心配な人
  • 日本へ帰って子供が高校や大学を受験しなければいけない人
  • 日本人としてのアイデンティティを強く持ち続けたい人

2.補習校とは?

補習校とは、土日にだけ行われる塾のようなもので、普段は現地の学校に通っている子どもたちが、週末に補習校に通うというスタンスが一般的です。日本人学校へ通わせたいけれど定員で入れなかった場合や、すぐそばに日本人学校がないので補習校という選択肢しかないなど、補習校を選ぶケースは様々です。

補習校は、世界中に229校あり、アメリカにも大小さまざまな補習校があります。

アラスカアンカレッジ 日本人補習学校
アラバマバーミングハム日本語補習校
アーカンソーリトルロック日本語補習校
アリゾナアリゾナ学園スクール
カリフォルニアサンフランシスコ日本語補習校
カリフォルニア三育学院サンタクララ校
カリフォルニアサンディエゴ補習授業校みなと学園
カリフォルニアポートオブサクラメント補習授業校
コロラドコロラド日本語学校
コロラドデンバー日本語補習校
コネチカットハートフォード日本語補習校
フロリダオーランド日本語補習校
ジョージアジョージア日本語補習校
ハワイホノルル日本語補習校
イリノイシカゴ補習授業校
インディアナグレータールイビル日本語補習校
インディアナフォートウェイン日本語補習授業校
インディアナインディアナ日本語補習校
カンザスカンザスシティ日本語補習授業校
ケンタッキーエリザベスタウン日本人補習校
ケンタッキーシンシナティ日本語補習校
ケンタッキーセントラルケンタッキー日本人補習校
ルイジアナニューオリンズ日本語補習校
ルイジアナバトンルージュ日本語補習校
マサチューセッツボストン日本語補習校
マサチューセッツアムハースト日本語補習校
メリーランドワシントン日本語補習校
ミシガン駿台ミシガン国際学院
ミシガンデトロイトりんご会補習授業校
ミネソタミネソタ日本語補習校
ミネソタミネアポリス日本語補習校
ミズーリセントルイス日本語補習校
ミシシッピノースミシシッピー日本語補習校
ノースカロライナシャーロット日本語補習校
ノースカロライナローリー日本語補習学校
ニュージャージーニュージャージー補習授業校
ニュージャージープリンストン日本語補習校
ネバダラスベガス学園
ニューヨークロチェスター日本語補習校
ニューヨークニューヨーク補習授業校
ニューヨークバッファロー日本語補習校
オハイオシンシナティ日本語補習校
オハイオコロンバス日本語補習校
オハイオクリーブランド日本語補習校
ペンシルバニアフィラデルフィア日本語補習校
ペンシルバニアピッツバーグ日本語補習校
サウスカロライナグリーンビル日本語補習校
サウスカロライナ松葉学園
テネシー中部テネシー日本語補習校
テネシーイーストテネシー日本語補習校
テネシーメンフィス日本語補習校
テキサスエルパソ日本語補習学校
テキサスオースチン日本語補習校
テキサスサンアントニオ日本語補習校
テキサスダラス日本語補習校
テキサスヒューストン日本語補習校
ユタユタ日本語補習校
バージニアニューポートニュース 補習授業校
ワシントンシアトル日本語補習校
グアムグアム日本人学校
北マリアナ諸島サイパン日本人補習校
文部科学省のホームページより

メリット

  • 日本人学校で使われている教材を採用
  • 授業は日本語
  • 土日のみなので、現地校に通える
  • 義務教育以外の年齢、幼稚部や高等部が設置されていることもアリ
  • 運営は現地の日本人会
  • 入学式や運動会、遠足や七夕などの伝統行事もアリ
  • 現地の言語を習得しやすい
  • 現地の友人を作りやすい
  • 現地の学校へ進学する際にスムーズな移行が可能
  • 保護者主体のクラブ活動もある

デメリット

  • 全教科を習うわけではない。国語と数学がメイン。
  • 宿題が多く、現地校とのバランスが難しい
  • 週末はスポーツの試合や習い事などで忙しい
  • ロケーションが限られており、場合によっては片道数時間かかることもアリ
  • 学費がかかる
  • 日本国内の学校を卒業した場合と同等の資格は得られない
  • 学校によってカリキュラムの内容や進度がちがう
  • 狭い日本人社会の中で人間関係のトラブルが生まれるかも
  • 親の負担は少なからずある

補習校に向いているのはどんな人?

  • アメリカ人としてのアイデンティティを確立しながらも、日本人のアイデンティティも維持したい人
  • 日本へ帰国の際には帰国子女の枠で受験することを考えている人
  • 国語と算数をしっかり学べれば良いと考えている人
  • 現地校と補習校からの宿題のどちらにもしっかり取り組める人
  • 親が子供の学習をサポートできる人
  • 将来は現地校への進学を考えている人
  • 日本のカリキュラムよりアメリカのカリキュラムに沿うことのメリットが大きな移住組

3.現地校との掛け持ち、大変じゃないの?

全日制の日本人学校なら、現地の人とあまり関与することなく数年間のアメリカ生活を全うし、日本のカリキュラムに遅れることなく帰国できる可能性は高いでしょう。しかし平日は現地校、そして週末は補習校となると、子供は週休0日で学校に通うことになります。掛け持ち、大変ではないのでしょうか?

宿題は大変です

補習校と現地校を掛け持ちしている家庭からよく聞くことは、宿題が多くて大変、ということですね。アメリカの現地校では、年齢が上がるにつれてどんどん宿題の量が増えていきます。ハイスクールになると、毎日数時間、宿題をしなければいけないということもあります。

だからと言って、補習校は手加減してくれません。補習校に通う子供の中には、日本へ帰国する前提で通っている子もいるので、しっかりカリキュラムをこなしてほしいという希望は少なくありません。1週間分の授業を土日の2日間に凝縮して行い、宿題も1週間分がみっちり出される、というスタンスなのです。

子供によっては、現地校からの宿題と、補習校からの宿題の両方を、毎日することが習慣になる子もいるようです。宿題が忙しすぎて現地校のクラブ活動とか、お友達と遊ぶこともできないというケースも珍しくありません。

年齢が上がると社交面で問題が浮上しやすい

子供達が社交に積極的になり、Sleep OverとかSlumber Partyと言った「お泊り会」をするようになると、「補習校はもう行きたくない」「休みたい」という子が増えます。そうしたお泊り会は金曜日の夜に行われることが多く、土曜の朝早くから補習校に行かなければいけない子だと、参加しづらいからです。

また、現地校でスポーツなどのクラブ活動をしている場合にも、週末ずっと補習校ということは、問題が生じてしまいます。アメリカのクラブ活動は、練習は平日の放課後、そして試合は土日だからですね。

子供の年齢が9歳か10歳ぐらいになると、多くの家庭では「そろそろ補習校は辞め時なのかしら?」という壁にぶつかるのだとか。

4.アイデンティティ、そして将来の教育設計で決めるべし

補習校に子供を通わせるかどうか、またいつまで通わせればよいのかを決めるには、家庭の中で長期的なプランニングが必要です。

我が家の例ですが、我が家では子供を補習校へ通わせませんでした。その理由は、

  • 夫は転勤族だったため、日本のカリキュラムに沿った教育を継続できる確証がなかった
  • 子供は現地校でのクラブ活動やお友達との社交に積極的だった
  • 将来はアメリカの大学へ進学する予定だったので、アメリカのカリキュラムで学んでほしいと考えた
  • 国語と数学に関しては、私が自宅で教えることが可能だった
  • 日本語という言語よりも文化を学べば良いと考えた
  • 帰国の予定はなかった

などですね。

私は学生の頃に数学が得意で、アルバイトで塾や予備校の講師をした経験がありました。そのため、息子はキンダーから高校を卒業するまで長期休みも含めて毎日30分~1時間、私と一緒にテーブルに座って「ママ塾」をしていました。

マンツーマンで教えることは、限られた時間の中でも密度の濃い内容で学べるというメリットがあります。教える側も、マンツーマンなら解き方を観察しながら弱点を把握し、克服のための応用問題を出せます。

親子で学習習慣をつけたことは、子供が大学へ進学してからも、それなりに役立ったような気がします。長時間の勉強でもそれほどストレスに感じないようですし、息子はコンピューターサイエンス(CS)を専攻しており、基本的な数学的な考え方ができることは、少なからず役立っているようです。そうした些細な成果があっただけでも、親としては息子の人生に役立ったような気がして、嬉しいですね。

私の周囲には、最初から補習校は検討していないという人もいましたし、絶対に補習校はマストという人もいました。いろいろな口コミを聞いた中で、「行かない」という決断をした場合に考えられるデメリットをいくつかご紹介しますね。

  • 日本人のお友達が少ない
  • 日本語で会話できる人が親以外にいない場合も
  • 日本語の読み書きに関しては、補習校に通っている子よりもレベルが劣る

などが挙げられます。途中まで通わせていたけれど辞めたという家庭では、宿題の量が減ってストレスが減ったとか、補習校関連の親子喧嘩が減ったなど、良いこともあるようです。

補習校に通わなくても、こんなチャンスがあります

補習校に通わないという選択をすると、どうしても日本語の読み書きや会話のレベルは、補習校でスパルタ的に学んでいる子よりも劣ります。これは、仕方ないと思います。

しかし、「それなり」のレベルでも日本語をある程度話せる子なら、大学で日本語をダブルメジャーで専攻して完成度を上げるという方法もあります。

息子の友人は、小学校2年生まで補習校に通っていました。日常会話は問題ないレベル、しかし学術的な分野ではイマイチだったそうですが、大学に入って経済学を専攻するのと並行して日本語も専攻した所、ゼロの状態から始める同級生と比べるとやはり基本が既にできていることは大きなメリットだったらしく、大学2年生でも上級生向けのクラスを受けていました。もちろん成績優秀者として、就職の際の履歴書にもしっかり記入したそうです!

そういう例もあるということで、ご参考にしてくださいね。

アメリカで温泉気分!家庭で湯船に浸かるには?

日本人にとっては、とても重要な生活習慣の一つに、お風呂があります。一日の終わりにアツアツの湯船に浸かれば、その日の疲れもストレスもすっきり解消できそうですよね。しかし、アメリカでは、残念ながら湯船に浸かるという文化はありませんし、自宅の作りも湯船仕様にはなっていません。バスタブはありますが、日本人がお風呂に入ることを想定しているわけではないため、とても使いづらいものです。

このアメリカで、私達が快適に湯船に浸かるには、何をしたらよいのでしょうか?

目次

  1. アメリカで快適なお風呂に入れない理由とは?
  2. 持ち家ならウォーターヒーターを変えてみる
  3. 日本のような瞬間湯沸かし器はある?
  4. 富裕層なら、自宅にお風呂を設置するのもアリ
  5. アパートの人はどうする?

1.アメリカで快適なお風呂に入れない理由とは?

アメリカのバスタブは、アツアツのお湯を溜めて浸かれば、日本の湯船を再現することは可能です。しかし、実際にトライしてみると分かりますが、とても使い勝手が悪いのです。その理由は、

などがあると思います。

洗い場がないので、文字通り「お湯につかる」ことしかできない

アメリカのバスルームは、アパートだと、狭い空間にトイレとバスタブ、そして洗面台が並んでいる、いわゆるユニットバススタイルです。そのため、バスタブにお湯を張って湯船をして使うと、体を洗うための洗い場がなくなってしまいます。トイレにも洗面台の所にも何も置かず、完全にお風呂として使えるなら、洗面台の前のスペースで体を洗うことはできるかもしれません。しかし、バスタブの外は防水仕様となっていないので、日本のお風呂の中の洗い場のように、シャワーを流すなんてことはNG。階下に水が漏れてしまいます。


お湯の温度がかなり微妙

日本では、基本的に一戸建てでもアパートでも、瞬間湯沸かし器がデフォルトで設置されています。そのため、アツアツの火傷しそうな温度のお湯を大量に使っても、お湯がなくなるということはありません。

しかしアメリカでは、大半の家庭では、ウォーターヒーター(Water Heater)と呼ばれるタンク式の設備が一般的です。これは、何十リットルというタンクの中で水を沸かしてお湯を作り、キッチンや洗濯、バスルームでお湯をひねった時に供給してくれるシステムです。

アパートや一般的なサイズの戸建て住宅では、ウォーターヒーターのタンクの大きさは、40Lから50Lぐらいが平均だと思います。豪邸なら、もう少し大きめサイズのタンクを設置したり、タンクを2台設置することも可能ですが、庶民家庭ではなかなかそうしたアップグレードは難しいかもしれません。

お湯の容量が決まっているので、バスタブの中にお湯を貯めると、あっという間に熱湯切れの状態となり、お湯をひねってもぬるいお湯しか出てこなくなってしまいます。そのため、アツアツのお湯に肩まで使って疲れをいやす、なんて贅沢なことはできないのです。


お湯がすぐに冷める

これも、アメリカで生活している日本人にとってはアルアルだと思います。セントラルで冷暖房が完備されている家が多いアメリカですが、バスタブに必死に熱いお湯を入れても、あっという間に冷めてしまいます。

その理由は、やはりバスルームの構造とか、バスタブの素材にあるような気がします。

2.持ち家ならウォーターヒーターを変えてみる

もしも自宅が、購入した所有物件なら、ウォーターヒーターを交換するという方法が最短かもしれません。ウォーターヒーターは、サイズやメーカーによって価格は異なりますが、現在設置されているタンクがまだ健在なら、40L~50L 程度のタンクをもう一つ設置して、2タンク仕様にすることで、バスタブにアツアツのお湯を張って存分にお風呂を楽しめます。

ちなみに、40L~50Lサイズのウォーターヒーターは、600ドル~1,000ドル程度で購入できます。

ウォーターヒーターの寿命はどのぐらい?

ウォーターヒーターの寿命は、約15年程度です。これは、サイズやメーカーによって多少の誤差はありますが、だいたいどの製品でも同じです。

寿命が近づいてくると、シャワーを浴びる時に出てくるお湯が、普段ほど熱くならないという微妙な異変に気付きます。夫はシャワーの温度にあまり敏感ではないので、気づくことはありませんでしたが、私は、気づきました。

また、ウォーターヒーターが寿命を迎える1年~2年ぐらい前から、お湯がなんとなく濁ることもあります。私は以前住んでいた家で、このお湯の濁りを経験したのですが、きっと水道管から出てくる水質が悪いのかな、なんて思ってやり過ごしていました。

しかし、ウォーターヒーターが寿命を迎えて交換した途端、この濁りがなくなったのです。つまり、お湯が何となく茶色く濁っていたのは、ウォーターヒーターが原因だったということですよね。もっと早くに気づけばよかった、なんて少し後悔してしまいました。

3.日本のような瞬間湯沸かし器はある?

リーズナブルなRheem製品

アメリカにも、日本のような瞬間湯沸かし器はあります。これは、タンクレスと呼ばれていて、LowesとかHome Depotなどにもありますが、アメリカでは一般的ではないので、きっと在庫は少ないです。

“Instead of storing hot water, these units heat water as it passes through a series of coils. Because they only heat water when needed, tankless heaters are typically more energy-efficient. Available in electric, liquid propane and natural gas models.”

Lowe’s

Lowesのラインナップはこちらから

Home Depotのラインナップはこちらから

ラインナップという点でいうなら、やっぱり最強はAmazonです。大型の電化製品ですが、Amazonでも販売されています。

4.富裕層なら、自宅にお風呂を設置するのもアリ

もしもお金に余裕があるなら、自宅のバスルームを改造して、日本仕様にするという方法もあります。ただし、アメリカで日本仕様のバスルームを作るためには、

  • バスタブとお湯の重みに耐えられるように床の補強
  • 防カビ対策や通気性
  • 洗い場も含めて防水処理

など、しなければいけないことはたくさんあります。職人レベルのスキルがあれば、もしかしたらDIYでやってのけられる人もいるかもしれません。しかし多くの場合には、日本のお風呂の文化になじみがある職人を探し、完全カスタムメイドでのリモデルとなります。

将来の自宅売却ではデメリットになることも

日本人にとっては、日本式のお風呂を手に入れることは、まさに理想的なライフスタイルですよね。しかし残念ながら、アメリカで日本スタイルのお風呂を作ってしまうと、自宅を将来売却する際には、マイナスになってしまう可能性があります。

費用をかけて作ったバスルームでも、「バスルームが嫌だ」と嫌がられたら、本当にショックなものです。そうならないためには、近い将来に引っ越す予定がない人限定の解決法かもしれません。

アメリカでも深めの湯船はトレンド

日本スタイルのバスルームを作るのは嫌だけれど、日本人の清潔さには脱帽、というアメリカ人はたくさんいます。そんな人たちのトレンドとなっているのが、ジャパニーズスタイルのバスタブです。お値段はまだまだ高く、タブだけなのに1500ドル~6000ドル程度してしまいますが、肩までゆっくりお湯につかりたい人にとっては、とりあえずバスタブの中に寝そべらなくても実現できる方法はありそうです。

5.アパートの人はどうする?

不動産を所有している人なら、メリットとデメリットはあるものの、自宅を改造するという方法があります。しかし、アパートで暮らす人にとっては、勝手に改造することはできません。その場合には、どうしたら良いのでしょうか?

可動式のタブをお風呂に入る時に持ってきたり、折り畳み式のタブを使うなど、いくつか選択肢はあります。これを、バスルームのバスタブのすぐ隣に置けば、バスタブを洗い場として使うことができ、タブの中にお湯を張って浸かれます。

ただし、どんな形式のタブでも、使った後にいはお湯を抜かなければいけません。結構な重さになるので、タブを持ち上げてバスタブに流すという作業は無理でしょう。タブを購入する際には、排水のことも考えて、使いやすいものを選んでください。

医者に行って1億円⁉アメリカの医療費と健康保険の仕組み

アメリカにも、健康保険制度はあります。しかし、日本の仕組みとかなり違うので、慣れるまでは戸惑ってしまう人が多いですね。ここでは、アメリカの医療費の仕組み、健康保険の種類などについてご紹介します。

目次

  1. アメリカの健康保険制度は複雑
  2. 保険会社が加入拒否?
  3. 健康保険のプランは大きく分けて3種類
  4. 医療費の自己負担分が計算される仕組み
  5. かかる医療費をできるだけ安く抑えるコツ

1.アメリカの健康保険制度は複雑

日本の健康保険制度といえば、職場の組合を通して加入する社会保険課、市役所を通して加入する国民健康保険、どちらかに加入しなければいけません。税金の一つなので、加入しないという選択肢はありませんよね。これは、日本が、国民皆保険制度を採用しているからです。

しかしアメリカでは、オバマ政権によって大きく変わりましたが、基本的には国民は健康保険に加入する義務はありません。つまり、加入するかどうかを選択できる仕組みとなっているのが特徴です。もちろん、加入しなければ病院に行った時にかかる費用がびっくりするほど高額になりますが、それでも「僕は健康、保険なんて必要

なし」という人がたくさんいます。

アメリカで健康保険に加入するには、

という方法があります。

職場を通して健康保険に加入する

仕事をしている人なら、職場を通して健康保険に加入するのが一般的です。日本の場合だと、健康保険と年金などをあわせて社会保険料として、収入によって決められた金額が源泉されますよね。高収入の人と低収入の人とでは、納める健康保険料は違います。

しかしアメリカの場合には、収入に関わらず、健康保険料はプランによって毎月の価格が決まっています。低収入の人も高収入の人も、同じ金額がかかるわけです。職場を通して健康保険に加入する場合には、保険料は源泉されますが、企業によってはかかる保険料の一部を会社が負担してくれるため、毎月の保険料は個人で加入するよりもリーズナブルになることが多いです。

しかし、ここで大きな問題があります!それは、収入が低い人にとっては、保険料が高すぎて払えない、いや、払いたくないというケースがあることですね。例えば、毎月のお給料が10万円で、健康保険料が8万円かかるとしましょう。ほとんどの人は、払いたくないという判断をするのではないでしょうか。だって、給料10万円から8万円が引かれたら、手元にはたったの2万円しか残りません。そこから家賃や食費を払うなんて、無理ですよね.

そこで、健康保険に加入しない人が生まれるわけです。基本的には加入するかどうかは選択なので、加入したくないという人もいれば、加入したいけれど高額すぎて無理、という人もいます。

保険会社が販売する商品を個人で購入する

健康保険は、職場を通して加入しなくても、保険会社がそれぞれ販売しているプランに加入するという選択肢もあります。よく知られている保険会社と言えば、

  • BlueCross BlueShield
  • Aetna
  • United Heathcare
  • Humana

などがあります。それぞれ複数の健康保険プランをラインナップしており、毎月かかる保険料や、どこまで健康保険がカバーしてくれるのかという点が異なります。個人で購入するタイプの保険はどれも、職場を通して加入する健康保険と比較すると、割高感があるプランが多いです。

しかも、同じ保険会社でも、州によって支社があり、プランが異なります。そのため、まずは住んでいる場所によってどんな健康保険の選択肢があるのかを知ったうえで、比較検討することが大切ですね。

人で購入できる健康保険はこちらから

メディケイドを利用する

オバマ大統領の医療保険制度改革法によって誕生したのが、通称オバマケアと呼ばれているメディケイド(Medicaid)です。これは、低所得者向けのリーズナブルな公的な健康保険プランとして注目されました。

このメディケイドが施行された2018年からは、アメリカも国民皆保険にしようという動きが高まり、健康保険に加入していない人には罰金が科せられました。(大人1人あたり$695,子供1人あたり$347と高額です)

このメディケイドは、その世帯の収入によって保険料が変わるというシステムとなっているため、これまで「加入したいけれど高額すぎて無理」だった人達にとっては、大きな救いの手となったわけです。

2.保険会社が加入拒否?

アメリカの健康保険は、社会福祉という要素よりも、ビジネス的な要素が強いですね。日本の場合だと、基礎疾患を持っているとか、健康上でたくさんのトラブルを抱えている人でも、健康保険に加入することはできますよね。

しかしアメリカでは、職場を通して加入する場合には問題はないものの、保険会社が販売する保険商品に個人が加入する場合には、基礎疾患があったり、健康面でハイリスクと判断されると、加入拒否をされてしまいます。

病気がちな人こそ健康保険に加入するべき、という声が聞こえてきそうですよね。確かに、正義という点ではそうかもしれません。しかし保険ビジネスモデルとしては、健康保険をたくさん使いそうな人を加入させてしまうと、保険会社の損失が大きくなってしまうと考えるようです。そのため、健康保険に加入する際には、健康診断を求められることが多く、その結果次第では、加入したくても加入できない状態となってしまいます。

メディケアでは、基礎疾患がある人でも加入できる制度が確立されました。そのため、それまで健康保険が必要だったけれど加入できなかった人でも、安心して健康保険に加入できるようになったのです。

3.健康保険のプランは大きく分けて3種類

各保険会社が提供している健康保険、および職場を通して加入する健康保険は、大きく分けるとサービス内容によって3つのタイプに分類できます。

HMO保険会社が決めた医療機関を受診するプラン。これはネットワークと呼ばれていて、各保険プランごとに、どの医療機関が該当するか異なります。
HMOプランでは、医療機関を受診した際にかかる自己負担分(Co-Pay)があらかじめ決められていて、その金額のみを支払います。Co-Payはプランによって異なりますが、20ドル~40ドル程度と比較的リーズナブルです。
PPO患者自身が自由に医療機関を選べるプランです。ただし、年間の持ち出し負担分(Deductible)があり、その負担額をクリアするまでは、保険の適用はありません。このDeductible、年間で2000ドル~5000ドルと高めなので、健康な人だと、健康保険が適用されないままほぼ全額が自己負担となってしまうことも珍しくありません。
POSHMOとPPOの中間に位置するプランで、両者の良い所を抽出したハイブリッドタイプの保険商品です。ネットワーク内の医療機関を受診することを前提とするものの、それ以外の医療機関を受診しても、保険が適用されるという魅力があります。

おわかりでしょうか。健康保険のプランが変わると、同じ疾患で同じ医療機関を受診しても、自己負担分が大きく変わります。20ドルの自己負担分だけで済む人もいれば、300ドルを請求される人もいるわけです。

4.医療費の自己負担分はどう計算する?

アメリカの医療費の計算方法は、とても複雑です。日本のように、かかる医療費は病院が変わっても同じ、というわけではなく、医療機関ごとによって治療費の設定額は異なります。

もしも健康保険に加入していなければ、この医療機関が設定する金額を、そのまま請求されることになります。例えば、インフルエンザかなと思って病院に行き、簡単な検査を受けたとしましょう。無保険の場合には、病院が設定した「Office Visit代$300」を全額請求されます。

それでは、健康保険に加入していた場合にはどうでしょうか?どこで加入したかに関わらず、健康保険はプランごとに、提携価格があります。上記のOffice Visit代も、医療機関が設定した価格は$300ですが、プランの提携価格は$100だとします。この場合、医療機関は治療費をプランとの提携価格に修正しなければいけません。その結果、治療費は$100となります。

さぁここで、HMOやPPOによる違いが出ます。

この健康保険で、患者の自己負担額は$40というHMOプランに加入していた場合、患者さんに請求されるのは$40だけです。そして、健康保険会社が医療機関に対して支払うのは、残額の$60となります。

PPOプランはどうでしょうか?年間の自己負担額(Deductible)が$2000と設定されているプランなら、かかる$100は全額が患者さんの負担となります。

ちなみに、このDeductibleは、1月1日~12月31日までの自己負担分が蓄積されていきます。たくさん病院に行ってDeductible額をクリア(自己負担で$2000払ったということ)した後には、プランが定めるカバー率で、医療費の一部が健康保険によって負担されます。

5.かかる医療費を安く抑えるコツとは?

アメリカの医療費は、日本とは比較できないほど高額です。仮に無保険だったとすると、ケガや病気で入院すると、数日間の入院だけでも数万ドルという信じられない医療費を請求されることも珍しくありません。

そういえば、新型コロナウィルスで入院した場合、無保険だと医療費の請求が1億円ぐらいになる、という噂がまことしやかにささやかれました。本当かどうか、信じるのはあなた次第、なのですが。

それでは、医療費を少しでも安く抑えるコツには、どんなものがあるのでしょうか?

  • 健康保険は、家族の健康状態を見て決める。健康ならHMOプラン、基礎疾患がある人はPPOプランがオススメ
  • ER(Emergency Room)ではなくUrgent Careを利用する
  • 気軽に病院には行かず、まずは家庭で様子をみる

などがありますね。

日本からアメリカへの荷物送付ガイド

日本からアメリカへの引越しは、日本国内の引越しとは比較できないほど多額の費用がかかります。そのため、基本的には衣類など身の回りのものだけを持参し、家具や寝具など生活に必要なものは現地で調達するというスタンスが一般的ですね。

目次

  1. 日本からアメリカへ荷物を送る方法
  2. 荷物はどこから送る?

1.日本からアメリカへ荷物を送る方法

日本からアメリカへ荷物を送るには、

という選択肢があります。

渡米の際に手荷物として持っていく

飛行機で渡米する際には、手荷物として一定量の荷物を持っていくことができます。エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスによって荷物1つ当たりの許容重量は異なりますが、渡米してすぐに必要となる服や下着など身の回りのものは、手荷物として持参するのがおすすめですね。

手荷物として持っていく場合には、基本的に2つまでは無料で持って行けます。しかしその数を超えると追加料金がかかりますし、一つ一つの荷物にも重量制限やサイズの制限があるため、詳しくは航空会社の規定をチェックしてください。

JALの手荷物規定

ANAの手荷物規定

アメリカン航空の手荷物規定

ユナイテッド航空の手荷物規定

デルタ航空の手荷物規定

航空便で送る

手荷物として持っていく以外の方法の中でもスピード重視なのは、航空便です。最も高額なのはEMS便で、送ってから1週間~2週間程度で現地へ到着します。EMS便よりもリーズナブルなのはSAL便と呼ばれるもので、船便よりも早く、そしてEMSよりも早く到着するという点で、アメリカへ引越しする人に人気があります。

重量費用の目安
2kg3,850円
4kg6,150円
6kg8,350円
8kg10,455円

船便で送る

日本からアメリカへ荷物を送る方法の中でも、最もリーズナブルなのは船便です。コスト重視で送りたい人におすすめですが、到着までの時間が2ヶ月程度かかってしまうため、渡米後すぐに必要なアイテムを送るのは控えたほうが良いかもしれませんね。

重量費用の目安SAL便との差額
2kg2,350円1,500円
4kg3,450円2,700円
6kg4,550円3,800円
8kg5,650円4,800円

2.荷物はどこから送る?

日本からアメリカへ荷物を送る際には、どこから送るかという選択肢がいくつかあります。

郵便局

日本からアメリカへ荷物を送る際には、郵便局から送ることができます。SAL便も船便も、荷物の大きさと重量にいは規定があるので、あまり大きな家具などを送ることはできません。

重量の制限30kgまで
最長辺の長さ1.5メートル以内
長さ+胴回り3メートル以内

DHL

「金に糸目はつけないから、とにかく早く送りたい」という人におすすめなのは、世界220か国以上に対応しているDHLです。日本からアメリカへ荷物を送る際でも、早ければ3日程度でついてしまうという超高速スピードが魅力です。郵便局から送るSAL便よりも早いので、超特急で送りたい人にはおすすめの方法ですね。

DHLは、日本国内に170カ所の受付ポイントがあります。中には24時間受付ているオフィスもあるので、要チェックです。

気になる価格ですが、DHLが規定する箱の大きさによって価格が変わります。

梱包材料金
封筒5,800円
ボックス28,800円
ボックス312,100円
ボックス418,400円
ボックス525,600円
DHL料金表

Fedex

Fedexは、世界220か国以上に流通している大手サービスで、1日に取り扱う貨物の数は、なんと1500万個にも上ります。価格はDHLと変わらない割高感があり、SAL便と比べるても高めです。

梱包材価格
封筒6,470円
2kg15,410円
プライオリティ4kg30,610円
プライオリティ5kg37,750円
Fedex 料金表

集荷は、オンラインが便利です。最初にオンラインでアカウントを作る必要がありますが、重たい箱をいくつも搬送するなら、自宅まで受け取りに来てくれるオンライン予約をおすすめします。

ヤマト運輸

日本国内の宅配業者として大人気のヤマト運輸もまた、アメリカへの荷物を受け付けています。ただし、クロネコヤマト便がそのままアメリカにサービスを提供しているというわけではなく、日本側ではクロネコヤマトが集荷を行ってくれて、実際の配送はアメリカの輸送会社であるUPSが担当するという仕組みとなっています。

重量価格
2kg22,200円
3kg28,100円
5kg38,900円
ヤマト運輸/UPSの料金表

アメリカで携帯電話を契約しよう!渡米前にゲットする方法やおすすめのキャリアは?

アメリカは、日本よりもスマホ普及率が高く、使い勝手は良くなっています。日本の携帯電話普及率は92%、スマホ普及率は2021年現在で77%ですが、アメリカでは携帯電話普及率は94%、スマホ普及率は82%と高めです。

世界各国のスマホ普及率はこちらから

これから渡米する人にとっては、やはり気になるのは、アメリカのスマホ事情ではないでしょうか。ここでは、アメリカのスマホの仕組みや購入方法、おすすめのキャリアまでご紹介します。

目次

  1. アメリカの携帯電話の形態
  2. アメリカで携帯電話を購入する方法
  3. 購入に必要な書類
  4. どんなキャリアがある?
  5. アメリカの携帯を購入してから渡米することもできる?
  6. 通話もデータも使いたい放題プランがオススメ
  7. 日本から携帯を持ってきたら、使える?

1.アメリカの携帯電話の形態

アメリカの携帯電話は、大きく分けるとプリペイドタイプ(PrePaid:先払い)と、ポストペイドタイプ(Post Paid:後払い)に分類できます。

プリペイド

  • 契約が必要なく、誰でも気軽に購入できる。観光客でも購入可能。
  • 購入したら、その場ですぐに使用できる
  • 機種の選択肢は少ない。
  • 通話コストの単価は高め。
  • プリペイドなので、残高分しか通話ができない。
  • 使い捨てタイプもあれば、料金を追加して長く使えるタイプもアリ

ポストペイド

  • クレジットカードのような後払い制なので、契約をして審査を受ける。
  • 機種の選択肢が多い
  • 申し込んだ当日に携帯電話をゲットすることも可能だが、契約に時間がかかる。
  • 1分当たりの通話コストなど、コスパが良い。
  • 機種の購入でディスカウントが適用される

2.アメリカで携帯電話を購入する方法

アメリカで携帯電話を購入するには、

という方法があります。

店舗に行って購入

これは、携帯キャリアの店舗に足を運び、必要な書類を提示して契約するという方法です。最新の機種を選べますし、申し込んだ当日に携帯電話をゲットできるという点で、大きなメリットがあります。アメリカではじめて携帯電話を持つ人にとっても、日本で使い慣れている機種とよく似た機能を持つ機種が欲しいという人にとっても、また自分の携帯の使い方パターンが分かっている人にとっても、フレキシブルに対応してもらえる方法ですね。

店舗で購入するメリットは、全ての初期操作はすべてスタッフが目の前でしてくれて、店舗を出る際には使用できる状態になっているという点です。携帯の仕組みや使い方がイマイチ分からないという人なら、店舗に行くのが安心です。

携帯キャリアのオンラインで購入

携帯キャリアの多くは、オンラインで機種を購入して、契約までできます。マイペースで自分なりに比較検討しながら機種やプランを決めたい人にとっては、この方法がおすすめです。また、オンラインで購入することでディスカウントが適用される場合もあり、コスト面でもお得度が高い購入方法です。

オンラインで購入する場合でも、契約に必要な書類のチェックはあります。

また、オンラインで携帯機種を購入すると、郵送で自宅まで配達してもらえますが、その際にはキャリアごとに、受領サインを求められることもあります。

オンラインで配達された携帯電話は、自宅でアクティベートして使える状態にできます。しかし、もしも上手くできなかったとか、やり方がイマイチ分からんという人なら、自宅に届いた携帯電話を持って、契約したキャリアの店舗に足を運んでもOKです。追加料金がかかることなく、初期設定をしてもらえます。

量販店のブースで購入

携帯キャリアの中には、CostcoとかSamsなどのホールフーズストア、Best Buyなどの家電量販店、またショッピングモールの中にブースを出し、そこで携帯電話の購入と契約をしている所もあります。キャリアの店舗ではなく量販店で購入する場合には、必要な手続きや書類などは変わりませんが、価格面でリーズナブルになりやすいですね、

日本でも、家電量販電に携帯キャリアのブースが出ていて、そこで機種を購入したり契約できたりしますよね?あれと同じです。

3.購入に必要な書類

アメリカで携帯電話を購入・契約するために必要な書類は、いくつかあります。

申し込みをすると、まず最初に身分証明書を確認されます。そして、申込書に記入しながら、ソーシャルセキュリティナンバーで審査が行われます。審査にかかる時間は数分~数十分程度で、その場で結果が分かります。

日本から渡米したばかりの人だと、ここで審査落ちする可能性があります。なぜなら、アメリカ国内におけるクレジットヒストリーがないからですね。

また、渡米したばかりでまだ生活の拠点が決まっておらず、とりあえずホテル暮らしをしているという人も、残念ながらポストペイドタイプの携帯を契約することは難しいですね。基本的には、運転免許証のような現住所が反映された身分証明書が必要です。

高額なDepositを払えば契約できるキャリアも

基本的には、アメリカはカード社会なので、携帯電話の利用料金などはすべて、クレジットカード払いなどを求められます。渡米直後の場合には、上記のような理由でポストペイドタイプの携帯電話を購入したり契約することは難しいのですが、 中には例外的に、高額なDepositとよばれる保証金を納めれば契約できるキャリアもあります。

例えば、大手キャリアのAT&Tでは、初期デポジットは~$800と高額です。しかしこれはあくまでも保証金なので、12ヶ月間利用料金を遅延することなく支払っていれば、12か月後に保証金を全額返金してもらうことができます。

4.どんな携帯キャリアがある?

日本の携帯キャリアと言えドコモやソフトバンク、そしてauが3大ビッグキャリアとして知られていますよね。アメリカにも、携帯の大手キャリアがります。

少し前までは、ソフトバンク会長である孫正義氏がオーナーだったSprintという大手キャリアもありました。しかし現在では、SprintはT-mobileへ吸収合併されたので、これから携帯の購入や契約をする人は、この3つのキャリアから選ぶのがおすすめです。

キャリアによってカバレッジが大きく異なる

日本でもアメリカでも、都市部でしか使わない人なら、キャリアごとのカバレッジの違いを意識する必要はないでしょう。しかし、田舎や中都市で生活する人や、出張などでいろいろな場所に行かなければいけない人だと、携帯を購入契約する際には、カバレッジもしっかりチェックしておきたいものです。せっかく契約したのに、住んでいる場所や出先で自分のスマホが全く使えない、なんて事態も起こりかねません。

全米内のカバレッジで選ぶなら、Verizonがおすすめです。契約できるプランは全般的に高めですが、カバレッジ率は全米の99%と高いというメリットがあります。どんな田舎に行ってもとにかくつながりやすいのはVerizonでしょう。

T-mobileは、Sprintのネットワーク網をそのまま引き継いだため、以前よりもカバレッジは良くなっています。まだ成長を続けているキャリアなので、今後も少しずつ改善すると期待されていますが、カバレッジにおいてはVerizonほどではありません。少し郊外に行くと、つながりにくい状況に陥りやすいです。

しかし、T-mobileはコスト面でリーズナブルな点で人気があります。普段自分が生活する自宅や職場などの圏内で問題なくつながるなら、T-mobileでも良いかもしれませんね。

AT&Tは、VerizonとT-mobileの中間に位置しています。都市部では問題ありませんが、少し郊外に行くと使えないエリアが多くなるため、契約前にカバレッジマップをチェックすることをおすすめします。

Verizonのカバレッジはこちらから

T-mobileのカバレッジはこちらから

AT&Tのカバレッジはこちらから

5.渡米前にアメリカの携帯を購入することはできる?

アメリカには、日本人向けの格安携帯サービスがあります。これを利用すると、渡米する前にアメリカ国内で使える携帯の契約ができるので、渡米直後の空港でも電源を入れればすぐに利用できます。

渡米してからスマホがないと困るという人や、仕事やコミュニケーションでスマホが使えない期間が少しでもあるとまずいという人にとっては、とりあえずアメリカで落ち着くまでの期間だけでも、こうした日本人向けのサービスを利用するのがおすすめです。

3大キャリアから選べてリーズナブルな「アメスマ」

アメスマは、日本人向けの携帯サービスを提供している業者で、一言で言うなら的な位置づけになります。アメスマの特徴は、

  • 渡米前に、日本で契約し、日本で機種を受け取れる
  • アメリカ3大キャリアを選べる(Verizon$49.99~、T-mobile$29.99~、AT&T$69.99)
  • アメリカで正規の携帯契約をするよりもリーズナブル(通常は1台あたり$80程度かかります)
  • 契約期間の縛りがない、いつでも解約可能
  • 動画もデータも使いたい放題
  • SIMのみ購入プランもある
  • 日本へ一時帰国した時には、国際ローミングが無料

アメスマは、アメリカで長く生活している人にとっては、通信スピードの点などで若干の不便さを感じることがあるかもしれません。これは、格安SIMの宿命ですね。

しかし、日本へ里帰りする人や頻繁に一時帰国する人なら、日本でもアメリカでも不便なく使えるアメスマは、通信スピードの遅さなど吹き飛ばしてしまうほど、使い勝手が良いと感じるのではないでしょうか。

アメスマモバイルはこちらから

ハナセル(HanaCell)

ハナセルも、アメリカで暮らす日本人向けの携帯サービスです。ただしハナセルは、アメリカのニューヨークだけではなく、ロンドンや東京にも支社を展開し、グローバルに展開している企業です。ハナセルの特徴は

  • 格安SIMカードの販売
  • 日米どちらでも使用できる
  • カスタマーサービスは完全日本語の対応可能
  • アメリカでも購入可能、日本でも購入可能、しかもどちらで購入しても送料無料
  • 使い慣れている携帯機種をSIMロック解除すれば、機種変更する必要がない
  • 月額料金は、使った月だけ$59.00

ハナセルはこちらから

6.通話もデータも使いたい放題プランがオススメ

アメリカの携帯プランは、通話もテキストもデータも、使いたい放題プランがリーズナブルで、おすすめです。多くのキャリアでは、使いたい放題プランの料金は携帯1台当たり $40 ~$60程度で、家族で複数台を契約するとさらにディスカウントになったりします。

また、毎月どのぐらいのデータを使うか把握している人なら、使うデータ量をマックスにしたプランもあります。

無料Wi-Fiが充実

アメリカでは、日本よりも無料Wi-Fiが充実しています。特定のキャリアでなければ利用できないというものではなく、ホテルやレストラン、ショップでは利用客のために無料Wi-Fiを提供していますし、病院や学校でも無料Wi-Fiが使えるところがたくさんあります。スターバックスなどの故―フィーショップやカフェ、マクドナルドなどのファストフードでも普通にWi-Fiが無料提供されています。

都市部なら、地下鉄の中で無料で利用できるWi-Fiがあったり、公園などのアウトドアでもWi-Fiが使えたりします。(全米すべてではなく、あくまでも都市部です)

そのため、携帯の契約プランが上限なしプランでなくても、こうした無料Wi-Fiを使うことによって、使用データ量を低く抑えることができます。

7.日本の携帯電話は、アメリカでは使える?

日本で使っていた、使い慣れた携帯をアメリカでもそのまま使えたら、便利ですよね?基本的には、持っている携帯のSIMロックを解除すれば、ほとんどの場合には、アメリカに来てからSIMを入れ替えて、そのまま使えます。しかし、中には周波数が異なるために使えないものもあるので、注意してくださいね。

ちなみに、iPhoneは使えます。

日本から現金はいくら持っていく?

目次

  1. アメリカドルはどこでゲットできる?
  2. こんな方法もアリ

1.アメリカドルはどこでゲットできる?

アメリカへ行く際には、現地通貨のアメリカドルをいくらかゲットしておくと安心ですよね。アメリカドルを手に入れる方法には、

の4通りがあります。それぞれメリットとデメリットがあるので、ニーズに合わせて使い分けるのがおすすめです。

日本国内の銀行に行く

飛行機に乗る前にアメリカドルをキャッシュで持っていたいという人におすすめの方法です。都市銀でも地方銀行でも、基本的にはアポなしで両替することができます。

国際空港なら、空港内にも両替できる窓口があります。両替レートは若干割高かもしれませんが、搭乗ギリギリでやっぱりキャッシュが欲しいという時には安心ですね。

ただし、大金を持ち歩くのは危険なので、両替するのは渡米1週間から2週間に必要な金額に留めておきましょう。

日本国内の両替ショップへ行く

両替ショップや金券ショップでも、日本円かアメリカドルへの両替ができます。近年では、外貨両替宅配サービスなどもあって、ネットで両替の申し込みができる業者も多いですよね。

基本的には銀行とあまり変わらないレートですが、中には銀行よりレートが良い業者もあります。渡米までに期間がある人なら、どこがお得かリサーチするのも楽しいですね。

アメリカ国内のATMから引き出す

長期間アメリカに滞在する人や、移住や転勤などで生活の拠点をアメリカに移した人におすすめの方法です。日本の銀行で発行されたデビットカード、もしくはクレジットカードにvisaやMasterのロゴが入っていることが条件となりますが、アメリカ国内のATMに日本のカードを入れて、その時の為替レートでドルを引き出せます。

ただし、ATMごとに1日あたりの引き出し限度額が決められていて、その金額以上は引き落とすことはできません。上限は500ドル程度のところが多く、日本のATMとは使い勝手の良さが大きく違いますね。

ただ、レートはイマイチです。長期間アメリカで暮らす人なら、背に腹は蹴られないと諦めもつきますけど、短期間の留学だと、迷ってしまいますよね。

アメリカ国内の銀行へ行く

ATMで引き出せる上限額よりも大きな金額が欲しい時には、アメリカの銀行で両替するという方法があります。ただし、銀行の窓口へ日本円を持参する必要があるので、日本円を持っていることが条件となりますね。

この方法も、レートはよくありません。なので、アメリカに到着してすぐに車を買うなど目的がはっきりしているなら、日本で両替を済ませた方が賢明かもしれません。

2. こんな方法もアリ

アメリカはキャッシュレスが進んでいるので、日常生活で現金が必要になることはほぼありません。ウォルマートなどの大型チェーン店はもちろん、個人店でもほとんどがカード払いを受け付けていますし、自動販売機もカードが使えます。

そのため、日本で発行されたクレジットカードを使って支払いをし、利用分が日本の口座から引き落とされるという使い方もできますね。

クレジットカードの多くは、visaやMasterのロゴがついています。そのクレジットカードを使って、ATMからお金を引き出すという方法もできます。

この場合には、海外での使用ということで、カードによっては手数料がかかることがありますが、キャッシュアドバンスの扱いではなく、ショッピングの扱いになるので、キャッシュアドバンスの利用枠が小さい人でも安心ですね。

ただし、アメリカで日本発行のクレジットカードを使う際には、注意点もたくさんあるので、気を付けてください。→注意点はこちら

日本から送金したい!どうしよう?

目次

  1. 日本からアメリカへ送金する方法
  2. おすすめの業者
  3. 日本でアメリカの口座を作れる?

日本からアメリカへ送金する方法には、いくつかの方法があります。

1.日本からアメリカへ送金する方法とは?

銀行送金

日本にいる家族に銀行に行ってもらい、アメリカの口座へ海外送金してもらうという、従来の送金方法です。銀行に来店して送金を依頼するという点で安心感を感じられるという人はいますが、手数料が割高なので、コスト面ではあまりおすすめではありません。

銀行送金の場合、銀行が決めている為替レートでの送金となり、1ドルごとに手数料が何円か上乗せされています。それだけでも割高感がありますが、そこに為替変動のリスクが上乗せされてしまいます。例えば1ドル=100円のレートで1万円を送れば、手数料を考えなけえればアメリカ側では100ドルを受け取ることができます。しかしレートが円安になって1ドル=130円ぐらいになってしまうと、1万円送ってもアメリカ側で受け取れるのは76ドル程度です。

しかも、銀行送金では、送金手数料がかかります。新生銀行だと海外への送金手数料は2,000円でリーズナブルですが、為替レートに含まれている手数料+為替変動のリスク+海外送金の手数料を考えると、決してお得な送金方法とは言えません。

さらにアメリカの銀行では、海外送金を受け取るための手数料がかかるケースも少なくありません。送金受取手数料は銀行ごとに異なっていて、目安としては20ドルから30ドルぐらいなのですが、少額を頻繁に送金したい人にとっては、こうした手数料がかさむことで、かなり割高感が大きくなってしまうかもしれません。

アプリを使っての電子マネー送金

手数料が安くて素早い送金ができるおすすめの方法は、スマホのアプリを使っての電子マネー送金です。PayPalやWiseなどがよく知られていますよね。

こうしたアプリを使った海外送金では、

  1. 日本でアカウントを開設し、日本国内の銀行口座とリンクさせる。
  2. アメリカで別アカウントを開設する。そして、アメリカ国内の銀行口座とリンクさせる。
  3. 日本からアプリで送金。
  4. アメリカ側のアプリに入金される。
  5. アプリからアメリカの銀行口座へ支払いをする。

という流れで送金ができます。送金にかかる日数はアプリによって異なりますが、1日~3日程度が多く、銀行送金よりも迅速です。手数料も比較的リーズナブルな業者が多いので、まとまった資金を送金したい場合でも、頻繁に送金したい場合などにも便利です。

PayPalについての詳細はこちら

2.おすすめの海外送金業者は?

おすすめ業者1:Wise(ワイズ)

手数料が安く、為替レートもバツグンに優秀という点で人気なのは、Wiseです。イギリスのロンドンを拠点とする海外送金業者で、近年では日本でもたくさんの人が利用しています。

  • 世界900万人が利用しているから安心。
  • 60以上の国や地域に送金が可能
  • 為替レートに上乗せなしのリアル為替レートを適用

おすすめ業者2:PayPal(ペイパル)

海外決済のためのアプリですが、海外送金サービスにも対応しています。日本からアメリカへの送金だけでなく、ネットショップの決済方法としても使い勝手が良いですね。

  • 海外送金だけでなく、オンライン決済にも使える
  • 送金手数料は499円とリーズナブル
  • 為替レートに含まれた4%の手数料がデメリット

住所確認が必要

私も以前、PayPalを使っていました。アカウントを開設して送金できる体制が整えば、スマホ一つで送金できるので、とっても便利です。しかし、PayPalは、アメリカ側でアメリカの銀行口座にリンクしたアカウントと、日本側で日本の銀行口座にリンクした2つのアカウントが必要です。同じメールアドレスではNGなので、メールアドレスを1つしか持っていない人は、もう一つ作る必要があります。

そして、PayPalで10万円以上(1回につき10万円ではなく、生涯送金額の合計)を送金するためには、住所確認が必要です。特に日本側の住所確認はかなり厳しくて、運転免許証やパスポートなどの他に、光熱費や携帯大の請求書など、実際にそこに住んでいなければ入手できない書類の提出を求められます。

日本の実家を使って日本側のアカウントを作ろうと思っても、里帰り中にササッと片付ける、ということは残念ながらできません。

もしもこれから渡米予定の方は、まず日本でPayPalの口座を開設しておくことをおすすめします。

おすすめ業者3:楽天銀行

銀行からの送金なら、ネット銀行として大人気の楽天銀行がおすすめです。送金する金額にかかわらず、海外送金にかかる手数料はたったの750円。銀行によっては5,000円以上の手数料がかかるので、比較すると圧倒的なリーズナブルさが魅力です。

  • 銀行からの送金では最安
  • 中継銀行手数料1,000円がかかる。

口座を作るのがとても大変

楽天銀行はネット銀行なので、口座を作る手続きや必要な書類が、他の銀行よりも多いです。運転免許証がなければパスポートでもOKですが、海外在住ではないかと疑われると、(例えばスミス花子のように苗字がカタカナだったり)、納税証明書の提出を求められます。

そのため、これも里帰り中にサッと片付けようかな、ということはできません。

しかも楽天銀行では、キャッシュカードを定期的に送ってくれるのですが、転送はしてくれません。しかも、本人のみ受け取り可能な郵便で送ってきます。もしも住所が違うと、住民票を提出しなければいけませんし、そこで海外在住かもと疑われると、再び納税証明書を出せと言われてしまいます。

3.日本でアメリカの口座を作れる?

少し前は無理でしたが、2021年現在は、できます!

渡米前にアメリカの銀行の口座を開設しておけば、とりあえず渡米してからしなければいけないことが1つ減りますよね。

日本でアメリカの口座を開設するためには、まず三菱UFJ銀行に口座を作る必要があります。三菱UFJ銀行は、世界各国に支店を展開しているユニオンバンクと提携していて、渡米前に口座開設ができます。

日本でユニオンバンクの口座を開設する方法はこちらから

アメリカの医療費の闇は深かった!

アメリカの医療費って、信じられないぐらい高いですよね!アメリカで自己破産する人の60%は、医療費が払えないことが原因と言われているほどですし、新型コロナウィルスで入院すると、1億円の医療費請求を受け取るという噂もまことしやかにささやかれています。

どうしてアメリカの医療費は、こんなに高いのでしょうか?気になりますよね?

目次

  1. アメリカの医療費が高い理由(1) 医療費は自由価格
  2. アメリカの医療費が高い理由(2) 医師が高給すぎる
  3. アメリカの医療費が高い理由(3) 人件費が高い

1.アメリカの医療費が高い理由(1) 医療費は自由価格

※写真はイメージです

アメリカの医療費が高い1つ目の理由は、医療費は医療機関が自由に設定できる仕組みになっていることが考えられます。日本の場合には、同じ治療を受ける場合には、都道府県や病院が変わっても、かかる医療費は同じですよね?これは、厚生労働省が医療費を一元管理しているからです。

しかしアメリカでは、医療はビジネスという考えが根底にあるため、医療費は病院やクリニックがそれぞれ自由に設定できます。同じ治療を受けても、ニューヨーク州のマンハッタンだと治療費が2万ドル、しかしアーカンソー州の田舎町ではたったの500ドル、なんて雲泥の差が出てしまうことも、不思議ではありません。

2.医師が高給すぎる

アメリカの医師が稼ぐ給料は、他の先進国と比較しても驚くほど高額です。

日本を含めた先進国では、医師の平均給料は、870万円~1600万円程度です。もちろん、健康保険が適用されない美容整形の分野に行くと、アメリカのように治療費が医療機関ごとに自由設定となるので、私が大ファンの「イエス!」医師のように高給の医師もいますが、決して一般的ではありませんよね。

しかしアメリカでは、医師の平均給料は、なんと2200万円と超高給です。

医師が高給な背景には、学校のビジネス化がある

医師になるためには、大学や大学院などの教育機関でMedicalを専攻し、州のライセンスを取得しなければいけません。アメリカは医学部だけでなく、大学全体がとても高額で、社会問題にもなっていますが、その中でも医学部は特に高額な学部として知られています。

医師になるためには、この高額な学費を支払わなければいけませんよね。親が超リッチな富裕層なら良いですが、誰もが富裕層出身というわけではありません。庶民だと医師になるために多額の教育ローンを組み、卒業するまでに1000万円~2000万円のローン借り入れとなってしまうことは珍しくありません。

このローン、どうやって返済するのでしょうか?

ローン返済のためには、高給を稼げる仕事につくしかありません。医師の給料が少しずつ上がって現在の状況となっているのは、学費の高騰と連動しているのです。

訴訟対策にもお金がかかる

アメリカは、訴訟大国です。個人レベルでも簡単に訴訟できますし、訴訟とか裁判に対してハードルはとても低いですね。

アメリカの医療機関も、患者が望む結果にならなければ、訴えられるリスクを抱えています。医療ミスのような、明らかに病院側に問題がある場合だと、信じられないぐらいの高額な賠償金を支払うことになりますし、そうでなくても患者さんからの訴訟に対しては、常に不安が付きまといます。

そのため、アメリカの医療費には、この万が一の訴訟に備えた弁護士費用が含まれています。

また、アメリカの医療機関では、訴訟が嫌なので、患者に対して過剰なサービスや治療をする傾向があります。そうした過剰な治療に対して費用を支払うのは患者なので、結果的に医療費が高くなってしまうわけですね。

研究費にも巨額を投資

アメリカの医療機関の多くは、研究のために莫大な金額を投資しています。新薬の開発を始め、アメリカの医療技術が世界のトップレベルに君臨し続けているのは、こうした研究の結果によるものです。

その研究費は、どこから出ているのでしょうか?

そうです、私達、患者です。もちろん、いろいろな所から資金集めはしていますけれど、私達が支払う医療費の一部は、こうした研究費に回っているのでしょう。

3.アメリカの医療が高い理由(3) 人件費が高い

アメリカの医療現場には、医師だけでなく、看護師をはじめとするスタッフなど、たくさんの人が働いています。これらのスタッフには、全て人件費がかかります。アメリカは全般的に人件費が他の先進国と比較しても高額なため、これらの人件費が治療代の中に含まれていると考えると、必然的に医療費が高くなってしまうのも納得できるのではないでしょうか。

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