アメリカ人が考える理想郷ってどこ?

アメリカで暮らす私たちが考える理想的な生活と言えば、

  • 不動産が安い→大きくて庭付きの家をリーズナブルに購入できる
  • 仕事の選択肢が多く求人数も充実している
  • 犯罪が少なく安心して暮らせる
  • 通勤時間が短い
  • 気候が良くて暮らしやすい

など、色々ありますよね。現実的には、雇用機会が充実した都会は不動産は高いですし、不動産が高い場所は必然的に犯罪率とホームレス率も高くなってしまいます。

だからと言って、安心して暮らせる場所を探すとなると、通勤時間が長くなってQOLが爆下がり、なんてことにもなりかねません。

アメリカ人が考える「全米の中でもすべての要素を兼ね備えた理想郷」には、どんな所があるのでしょうか?

目次

  1. 第1位:ウィスコンシン州グリーンベイ
  2. 第2位:アラバマ州ハンツビル
  3. 第3位:ノースカロライナ州ライリー
  4. ランキングを見る際の注意点

1.第1位:ウィスコンシン州グリーンベイ

アメリカ人が考える「住む都会的であろう街」ランキングのナンバーワンに輝いたのは、ウィスコンシン州にあるグリーンベイです。ここはフットボールのPackersのホームとしても知られていますけれど、すぐそこはカナダと言うほど北部にあるので、冬はかなり寒いです。

グリーンベイが人気の理由は

  • 物価がそれほど高くない
  • メトロが発達しているので通勤時間は短め
  • 冬は寒いけれど自然災害のリスクや異常気象のリスクは低め

です。

2.第2位:アラバマ州ハンツビル

第2位は、アラバマ州のハンツビルです。ここは毎年こういうランキングで上位に食い込む人気都市です。

  • 大学が多くて賢い人が多い→民度が高め
  • 物価が安い
  • 平均年収が高い
  • 暖かい気候

などが理由として挙げられます。

3.第3位:ノースカロライナ州ライリー

ノースカロライナ州も、アメリカ人にとっては住んでみたいと思う街が多い州のようです。その中でもライリー(Raleigh)はリサーチやテクノロジー業界ではたくさんの雇用があり、賢い人が多い街として人気があります。

ただし、ここで暮らす人々の平均年収は高めですが、不動産も高めなので、期待値によってはガッカリする人はいるかもしれません。

4.ランキングを見る際の注意点

アメリカの住みやすい街は、毎年ランキング形式で発表されています。基本的には公開されているデータを元にしているので、とても客観的な結果となっています。

しかし!ここで注意したいのは、人種的な部分やホームレスなどに関しては一切考慮されていないという点ですね。

もしも憧れの理想郷へ引っ越そうかなと考えている人は、収入や物価というデータだけでなく、人種の多様性、犯罪率、ホームレス率などについても地震でリサーチすることをおすすめします。

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気づいたら不法滞在!私は一体どうなるの?

二重国籍などで生まれた時からアメリカのパスポートを持っている人でない限りは、私達はビザなどアメリカ国内で合法的に滞在できる資格を持って渡航します。学生ビザや就労ビザなど、ビザにはいろいろな種類がありますが、結婚によって取得したグリーンカードと呼ばれる移民ビザにも、有効期限はついています。

この有効期限、移民の私たちにとってはとても重要な日付です。気づいたら有効期限過ぎてたけどどうする?なんて事態になってしまうと、最悪の場合にはアメリカから永久追放され、家族と離れ離れになってしまう地獄を経験することになるかもしれません!

この記事は、不法滞在を勧めるものではありません。不法滞在者へのアドバイスをするものでもありません。もしも不法滞在となってしまった人は、必ず法律の専門家に相談してください。

目次

  1. 有効期限が切れたらオーバーステイと言う不法滞在?
  2. 不法滞在は強制送還されるのか?
  3. 不法滞在者はどうすればよい?

1.有効期限が切れたらオーバーステイと言う不法滞在?

アメリカに入国したときには、ビザと呼ばれるスタンプがパスポートに押されのではないでしょうか。そのビザには有効期限があり、ビザが切れたら大変です。

学生ビザや就労ビザなど長期滞在することを目的としたビザの場合には、パスポートに書かれている滞在期限が切れていなければビザの有効期限が切れたとしても、すぐに手続きをすれば問題ないようです。

しかし、滞在期限が切れてしまうと、そんなのんきなことは言っていられません。基本的には有効期限をを1日でも過ぎると、あなたは「合法的にアメリカに滞在している人」ではなく「不法滞在者」へと格落ちしてしまうからです。

ビザの有効期限が切れてもアメリカで生活するオーバーステイと呼ばれる不法滞在は、不法期間がどのぐらいあるかによって、処罰が異なります。

不法滞在期間が180日以下再入国できないリスクはあるけれど気づいたら早めに対応するべし
不法滞在期間180日以上アメリカを出たら最後、3年間は入国禁止
不法滞在期間1年以上アメリカを出たら10年間は入国できません
不法滞在期間とペナルティ

2.不法滞在は強制送還されるのか?

法的には、不法滞在者は強制送還の対象となります。しかし現実的には、アメリカには不法滞在者が多すぎるため、移民局が一人一人を見つけ出して強制送還させることは、あまりないようです。

ただし、通報されたり犯罪を犯すなどして不法滞在者であることが分かると、かなり高い確率で強制送還されて、二度とアメリカへは入国できなくなるリスクが高くなります。

ちなみに、アメリカから強制送還されると、何年間の入国禁止と言う生ぬるい措置ではすまず、永久追放となります。もしも大切な家族や恋人がアメリカにいても、もう二度とアメリカへは入国できません。最強の弁護士を雇っても、残念ながらこの措置を覆せる可能性は、きわめて低いです。

3.不法滞在者はどうすればよい?

アメリカに不法滞在している人は、たくさんいます。意図的に不法と理解して滞在している人もいるでしょうし、パスポートを見るまで自分が不法だと気付かなかったという人もいるでしょう。

もしも自分が不法滞在だと分かった場合には、どうすればよいのでしょうか?

  • 移民問題に強い弁護士に相談するべし。費用は掛かるけれどベストな選択。
  • アメリカ人と結婚している人ならグリーンカードをアメリカ国内でゲットできる可能性あり
  • DV被害者は特別な免除措置でグリーンカードをゲットできる(違法入国も対象)
  • 移民局が再入国禁止令を解除してくれる(可能性は極めて低いけれどゼロではない)

と言う選択肢があります。

現在の滞在資格が不法滞在でも、入国したときにきちんとパスポートを使って正規に入国した人なら、アメリカ市民と結婚することで、不法滞在中でも移民ビザをもらうことは可能です。しかしこれは、ビザ目当ての偽装結婚の可能性があるので、ゲットできる移民ビザの有効期限は2年間のみです。

また近年では、さまざまな理由で、ビザの発行が厳しくなっていると聞きます。昔は出してもらえたものでも今は無理、なんてこともあるかもしれません。ご注意を。

不法滞在にならないように、きちんと考えながら計画的に行動できるのが理想です。でも人生いろいろありますから、気づいたら不法滞在だった、なんてことがあるかもしれません。

その時には、金に糸目をつけず、移民に強い弁護士へ相談して解決策を仰いでください。ただし、結婚も就労もしておらず、学生でもない人は、弁護士に相談しても「帰るしかない」というアドバイスを受ける可能性はもちろんあります。

大切なスマホが盗まれた!さぁどうする?

私は一日の大半を家で過ごしていますし、外出の際はDoor to Doorで車です。だから、万が一にもスマホが盗まれてしまうだなんて考えたこともありませんでした。

しかし息子様がサンフランシスコへ引っ越すことが決まってから、私が知っている日常とはどうやら異次元の生活が、都会には存在していることを知りました。

その一つが、スマホの紛失です。

目次

  1. スマホを盗まれると何もできない
  2. 追うことはかならずしも賢明ではない
  3. スマホの盗難にはどうすればよい?
  4. 盗まれたスマホは戻ってこない。でもできることはある。

1.スマホを盗まれると何もできない

スマホを手放せない人は、少なくないと思います。電話にテキストなど、コミュニケーションにスマホは必須です。というか、スマホがなければどこの誰にも連絡する手段がありません。

土地勘がない場所に行った時にも、スマホは活躍してくれます。だってGPSがついていますから。旅行中でもスマホ1つあれば、自分がどこにいるか分かるし、行きたい場所まで正確に行けますよね。

でもスマホがなければ、自分がどこにいるのかすら分からなくなってしまうかもしれません。

それだけじゃありませんよ。スマホは、LyftやUberなど交通手段を確保する時にも使いますし、地下鉄に乗る時にもスマホで支払う人は多いですよね。つまり、スマホをなくすと電車やバスにすら乗れないということになってしまいます。

2.追うことはかならずしも賢明ではない

スマホをどこかに紛失したのなら、Find My Phone機能を使えば、なくした場所を特定できます。スマホが手元になくても、Apple Watchとかタブレットがあれば、とりあえず場所を特定できます。

しかし、自分がどこかに置き忘れたのではなく、強盗に遭ってスマホを奪われたとしたら、必ずしもスマホがある場所を特定して追跡することが賢明な選択とは言えません。よほど腕力に自信があって確実に取り返せると確信している人か、自身が武器を持っていて、命に代えてでも絶対に取り返すぞという強い意志がある人以外は、私は追いかけることはおすすめしません。

3.スマホの盗難にはどうすればよい?

それでは、スマホを盗まれたら、どうすればよいのでしょうか?

盗まれる前の今だからできる事

スマホが実際に盗まれてからパニックになるのではなく、有事に備えることは大切です。たかがスマホ、されどスマホ、ですから。

  • スクリーンがロックされるまでの時間を最短に設定する
  • スマホのキャリアで保険に入っておく
  • クラウド同期を有効にしておく

スマホのスクリーンがロックされていると、残念ながらよほどハイレベルなスキルを持った強盗でない限り、何もできません。Face IDや6桁の暗証番号が設定されていれば、かなり高い確率であきらめるかもしれません。

またスマホのキャリア、もしくはApple Careなどでは、万が一の紛失や盗難の際には、新しいスマホをもらえる保険があります。なくしたら買い替えようと考えている人なら加入する必要はありませんが、スマホ機種によっては新品で購入したら1,000ドル以上するので、買ったばかりの時期には加入しておくのが賢明です。

クラウド同期の機能をオンにしておくことも、防犯対策というか、いざというときには役立ちます。これは一言でいうなら、スマホの中身をクラウドにバックアップするという機能で、設定画面でオンにしておけば、普段特に意識しなくてもスマホの内容が勝手にクラウド上で保管されます。

そうすれば、スマホを盗まれた時に電話の中に格納されているデータを全消去しても、大切なデータはクラウド上にあるので痛くもかゆくもないという安心感につながりますね。

盗まれたらどうする?

もしもスマホが目の前で強盗に盗まれたら、どうすればよいのでしょう?

  • 遠隔でスマホのデータを全消去→iCloudからできます
  • 速やかにスマホのキャリアへ連絡。→新しいスマホを手配できます
  • スマホとリンクしているアプリやサイトのパスワードを全て変更

4.盗まれたスマホは戻ってこない。でもできることはある。

盗まれたスマホが戻ってきたら、天にも昇る気持ちになれるかもしれません。しかし現実の世界では、かなり高い確率で戻っては来ないでしょう。だって、盗んだスマホを取引する闇市場がありますし、そこに売り飛ばすつもりで盗む強盗だっているのですから。

戻ってくることを期待すると、ガッカリ度が大きくなってしまいます。だから期待はせず、自分にできることを速やかにすることで、経済的かつ精神的なダメージを最小限に抑えることが賢明かもしれませんね。

もちろん一番ベストなのは、スマホが盗まれないことですけれど。

消えゆくWalmart店舗、その理由とは?

アメリカ全国民の約80%か90%が通う店と言えば、やはりどこに行っても必ず存在しているWalmartではないでしょうか。NYCやサンフランシスコなどの大都会にはさすがにありませんけれど、少し不便さを感じるような場所に行けば、食品も販売しているWalmart Super Centerなるものがデフォルトであります。全国に展開している店舗数は5,100店舗以上、泣く子も黙る最安店としてアメリカに君臨しています。

私もWalmartには定期的に通っています。だって基本的にワンストップで必要なものは何でもありますし、何よりも安いのです!食料品だって、鮮度をチェックする眼力があれば全く問題ありません。

そんなアメリカ人の生活を支えるWalmartの実店舗が今、少しずつ姿を消しつつあることはご存じですか?

目次

  1. Walmartが閉店を決める理由とは?
  2. どうしてWalmartは業績が出ないのか?

1.Walmartが閉店を決める理由とは?

全米あちこちにあるWalmartが閉店を決断する理由は、いくつかあります。

  • 万引きが多すぎて利益が出ない
  • 治安が悪すぎて手に負えない

が主な理由です。もともと治安が悪い場所にでも果敢に進出するWalmartですらお手上げの無法地帯が、アメリカに増えているということなのでしょうか。

例えば2023年には、すでに20店舗をクローズする予定としています。その中にはDC店やハワイのホノルル店なども含まれており、少なからず観光客にも影響は出そうですね。イリノイ州のシカゴに至っては、なんと容赦なくエリア内の半数にあたる8店舗がクローズされてしまうそうです。

貧困層で売り上げが厳しい店舗も、クローズ傾向にあるようですね。ただしこの場合、全店を閉店にするのではなく、1店舗を残して広いエリアから客を集めるといった戦略もしています。

業績という面を見ると、海外にも進出したりオンラインにも上手く対応したり、またまとめ買いが好きな人のためにホールセールのサムズクラブを展開するなど、幅広く事業を展開しています。この辺りは、さすがウォルマート、お見事です。

そういえば20年ほど前、おもちゃを買いに行く店と言えば、トイザらスが定番でした。しかしアマゾンのオンラインショップ攻撃、そしてWalmartの安売り攻撃に打ちのめされ、デジタル化にもブランド化にも上手く対応できなかったトイザらスは、悲しいかな、倒産となってしまいましたよね。

当時のWalmartの勢いはとどまるところを知らず、ブランドのおもちゃに類似したストアブランドのおもちゃを作るなどして、幅広い客層へアプローチしたのが勝因だったのかもしれません。

そんな絶対王者のはずのWalmartなのに、どうして業績が出ないのでしょうか?

2.どうしてWalmartは業績が出ないのか?

Walmartが「業績の悪い店を閉鎖します」という理由は、万引きや治安が悪いという理由はもちろんあるのですけれど、それ以外にも、コロナの影響もあるでしょうし、Walmartの「お客様を優先して社員をないがしろにする」という体質ともそれなりの関係があるかもしれません。

ここからは、私がネット及びWalmart関係者などから見聞きした都市伝説をご紹介します。事実確認はしていません。あらかじめ私の独り言だと思ってご覧ください。

コミュニティからの嫌われ者

Walmartは、コミュニティから嫌われる存在です。そりゃそうです。何でも揃うワンストップの巨大な店、しかも安いのですから、少しぐらい遠くても客は足を運びます。

その割を食うのは、地元のスーパーや個人店ですね。Walmartは地域から「あいつさえいなければ、、」と妬まれる存在なのです。そうした理由で意図的にWalmartへ行かないと強い意志を持っている客層は、少数ではあるものの存在します。

従業員に優しくない企業

企業としてのWalmartの評判も、最悪です。客にできるだけ安く商品を提供するため、従業員の賃金や待遇を最大限に削っていることは、多くの人に周知の事実です。しかもコロナの影響でWalmartも利益が半減したため、さらに人員カットをしているようです。

私はたまにWalmartで働くスタッフとおしゃべりすることがあるのですけれど、皆さん人員カットで人手が足りない、客層も最悪でここは地獄だと泣いていらっしゃいます。

薄利多売のために何でもするぞ

Walmartでは、衣類やアクセサリーなども販売されています。海外の工場で超絶チープに作らせているWalmartオリジナルブランドもあれば、メーカーと直接契約して安く仕入れているブランドなども販売されています。

海外工場での製造については、どこを調べても黒い噂しか出てきません。例えば中国の工場で子供を時給10円ぐらいで働かせているとか、不法移民を不法賃金で働かせているとか、探すとたくさん出てきます。

万引きしやすい環境も良くない

Walmartでは、客の万引きを見ても指摘しない追わないというポリシーがあるそうです。現行犯で見つけても、指摘したり怒ったりせず、できることはただ一つ、じっと見て圧をかけることだけです。

そして、客が万引きで店外へ逃走したとしても、店の外まで追ってはいけないというルールがあったり、客の何フィート以内まで接近してはいけないというルールもあるようですね。

これはどうしてかというと、万引き客がナイフとか銃で従業員を襲ったら大変だという「従業員を思う」対策だと思います。しかしウォルマート関係者の多くは、もし押したり捕まえたりして万引き客がケガをしたら、訴えられて損害賠償金が発生するのが嫌だから、と思っているようです。

従業員に対しては厳しいルール

客にとっては、なんでもやりたい放題の店というイメージのあるWalmartですが、その反面、従業員に対してはかなり厳しいルールを敷いていることでも知られています。

以前、劣悪な労働環境に耐えられなくなった従業員が、オフィスにあったタイプライターで退職願いをタイプして提出したことがあったそうです。

そうしたら会社側はなんと、会社の備品を個人的な目的で悪用したという理由で懲戒免職の刑に処したのだとか。犯罪を犯したという理由での解雇となり、その人はWalmartをやめても失業保険も受け取れず、しかも犯罪者扱いされて再就職先も見つからないという地獄沼に陥ってしまったとか。

以上が、Walmartに関する私が見聞きした都市伝説です。信じるか信じないかは、あなた次第です!

電話ハラスメントを受けたらどうする?

先日私は、アメリカではじめて業者からのハラスメント電話の被害を受けました。

息子様が夏に引っ越しをする計画だったため、半年前あたりから業者探しをはじめ、見積もりを取りながら比較検討をしました。

アメリカの業者だけでなく、おそらく日本の業者も似たような感じなのかもしれませんが、業者の中には、

  • 他業者の悪口しか言わない。優良な業者は自分だけだと主張する
  • 来週もしくは来月から値上がりして大変なことになるから、今すぐ決めろと急かす

などが数多くあります。

私はこれまで何度も転勤をしているので、引越しの作業がどれだけ大変かは心得ています。しかし夫の転勤による引越しは、業者を決める作業から支払いまで、すべて会社がしてくれるため、私達は自分で業者探しをする必要が一度もありませんでした。

しかし息子様の引っ越しでは、会社側はそこまで手配してくれず、基本的には自分たちで決めなければいけませんでした。

目次

  1. 決めようと思っていた業者。でもやめた。その理由は?
  2. ハラスメントの嵐
  3. 業者からのハラスメント電話、対策はあるのか?
  4. 電話するなリストに載せるのは少しだけ効果あり
  5. 最後の手段は警察へ通報。どうやればよい?

1.決めようと思っていた業者。でもやめた。その理由は?

私がのちにハラスメント攻撃を受ける羽目になった業者は、ファミリーでやってる引っ越しビジネスだと言っていました。引っ越しの仕組みや比較の仕方を詳しく教えてくれたりして、とても献身的だと私は感じたので、いくつか比較したらそこに決めても良いと8割決心していました。

しかし、土壇場で私は別の業者にしました。その理由は、

  • BBBのレビューが悪かった。契約したら音信不通になるというレビュー多数。
  • 急かし方がすごい。来月から値上がりするから、来週から値上がりするに変わり、挙句の果てには明日から高くなるから今ここで決めろとなった。しかも、いくら高くなるか聞いても知らないと言う始末。
  • 少し考えたいと言ったら、じゃあ明日の朝決めろをごり押し。
  • クロスチェックした所、話が違うことに気づいた。不信感が募った。
  • 引っ越す本人が息子なら、息子の電話番号を教えろと迫ってきた

でした。

引っ越し業者は春から夏にかけてが繁忙期です。それは知ってます。その時期に高くなることも、分かってます。でも、だからと言って今すぐ決めることはできないといったところ、半分キレ気味に、考えている間に値上がりするぞと脅してきました。

この時点で、辞めたほうが良さそうだなという勘が働きました。

そのため、大手の引っ越し業者へ見積もりを取り、交渉して値下げしてもらうことができたので、最終的にはそこに決めました。

その大手業者へは何度も電話をしていますが、夫婦がやっているイカサマ事業ではなく、きちんとカスタマーサービスに複数人が勤務しており、きちんと対応してくれているので、満足しています。

2.ハラスメントの嵐

別の業者へ決めて、引越しの準備も着々と進めていた頃、その業者から再び電話がかかってきました。

後から電話がくるのはフォローアップなので、よくあることです。ほかの業者からも、こういう電話はかかってきました。そして大半は、別の業者で決めましたと言えば、分かりましたと言って電話を切ります。

しかしその業者だけは、違いました。

「うちだって安いじゃないか、なんでほかで決めたんだ」

「どこの業者にしたのか教えてくれ!」

「嫌がらせの電話なんてしてないよ!」

と、行き場もなく解決策もでない文句の嵐です。

電話を切っても一瞬でかかってくる。ブロックしても別の番号からかけてくる。放置してもすぐかけ直してくるのです。結局、4分間で10本の電話がかかってきました。

4分間で10本の電話

電話を無視し続け、やんだ瞬間にブロックするという作業をしたところ、最後の2本はUnknown出かけてきましたけれど、私が電話に出る気がないとようやく理解したのか、電話はトータル10本で終わりました。

3.業者からのハラスメント電話、対策はあるのか?

こうしたハラスメント電話は、正直、私がアメリカに住んでから初めての経験でした。本当に嫌な気分というか、怒りがこみ上げてきましたね。

そんな時、冷静かつ迅速に的確で最も効果的な反撃をするためには、どうすればよいのかを知っているかどうかで変わります。

私は残念ながら、ハラスメント被害の経験がなかったので、どうすればよいか分からず、ただ怒りでワナワナするだけでした。

でも、次の万が一に備えようと、調べてみました!

鍵を握るのは電話会社

毎回同じ電話番号からハラスメント電話をかけてくるなら、ブロックすればそこでハラスメントは終わります。しかし私のように、ブロックしても別の電話番号からかけてくる場合は、エンドレスです。

この場合、電話番号に関係なくどこからかけてきたのかを突き止めて根本的にブロックしてくれるかどうかは、電話会社が鍵を握っているそうです。

ちなみに、スマホよりも固定電話の方がこうしたハラスメント対策はしやすいようです。

解決できないケースが大半

私のように、敵がいろいろな電話番号を使ってハラスメント電話をかけてくる場合、この方法なら絶対に解決できるという天才的な方法は、残念ながらありません。スマホのキャリア、そして警察がチームになって取り組んでも、難しいのだそうです。

ネットをくまなく調べたところ、おすすめされているのは

我慢できなければ自分の電話番号を変える

事でした。

4.電話するなリストに載せるのは少しだけ効果

私が受けたハラスメント電話は、人間が嫌がらせ目的でかけてくる電話でした。この場合には、相手がすでに私の電話番号を知っているので、どうすることもできません。

しかし、セールスやマーケティング目的のロボコールや、市場に流通している私たちの電話番号を、ロボコールのリストから削除することはできます。これによって、ロボコールは少しだけ減るのではないでしょうか。

それが、National DO NOT CALL Registryです。これはFederal Trade Commissionという政府機関が運営しているサービスで、私は過去に何度も登録しています。以前では、何年かで有効期限が切れていましたが、近年では一度登録すると半永久的に有効となっています。

National DO NOT CALL Registryへの登録はこちらから

5.最後の手段は警察へ通報。どうやればよい?

私に対して行ったクソ業者のハラスメント行為は、違法行為です。一度だけでおさまれば私も警察へ通報するといった面倒なことはしませんけれど、頻繁に行ったり、あえて深夜とか早朝などにかけてくる完全な嫌がらせ行為に発展した場合には、私も適切な対応をしなければいけないでしょう。

ハラスメント行為は違法なので、証拠をそろえて警察へ通報すれば、面倒だなと思われてもそれなりに刑事事件として取り扱ってもらえる可能性はあります。

  • スマホの着信記録をプリントアウト(上記のスクショなどでもOKです)
  • ハラスメントをしてくる人物に関する情報(名前や住所、電話番号、関係性など

基本的には、この2つが証拠として使われます。メールでデータを送信できるのか、それとも郵送での通報となるかは分かりませんけれど、必ず書類を紛失された場合に備えて、

  • 内容をまとめたカバーレターを作る
  • 自分用のコピーをとる
  • Certified Mailで送り、警察が確実に受け取ったことを確認できるようにする

をしておきましょう。

警察も忙しいですから、いたずら半分のような通報は受け付けてくれません。そのためカバーレターとは別紙で、自身の連絡先を必ず明記してください。

ちなみに、警察はCityやCountyごとに異なります。もしもハラスメント野郎がどこに住んでいるのか分かっているのなら、ハラスメント野郎の住所を管轄している警察署へ書類を送付します。もしも可能なら、直接持参して通報するのがベストです。

二重国籍の子はいつ国籍を選べばよい?

私のように、もともとは日本国籍で、国際結婚をしてずっとアメリカに住み、その中でアメリカ市民権を取得したという人は、「いつ国籍を選べばよい?」なんて贅沢は言えません。アメリカ市民権を取得した瞬間に、自動的に日本国籍を失うというルールを、日本では決めています。

しかし、私の息子は違います。アメリカ国籍の夫と、日本国籍の私の間に生まれたので、生まれた時には日本とアメリカ、両方の国籍がもれなくついてきました、日米2つのパスポートを持ち、日本のパスポートを問題なくアメリカで更新し続けています。

目次

  1. ターニングポイントは20歳
  2. 国籍を選ばなければどうなるの?

1.ターニングポイントは20歳

息子はずっと、アメリカで生活しながら日本のパスポートを二重国籍者として更新し続けてきました。

息子はずっとアメリカで生まれ育ち、母国語は英語です。頻繁に日本へ行くわけでもありませんし、将来アメリカと日本のどちらで生活するかを選べと言われたら、迷うことなくアメリカを選ぶアメリカ人です。

そのため、日本のパスポートは絶対に必要なものではなく、「あると便利かもしれない」位置づけです。

そんな息子様のパスポートがちょうど今年、更新の年になりました。これまでは未成年だったので5年ごとの更新でしたが、今回は息子様22歳となり、10年パスポートを初めてゲットできます。

私が住んでいる場所は、日本領事館から遠いため、申請は郵送ですることができ、受け取りだけ本人が直接領事館に足を運ぶ、というルールになっていました。

指定された書類をすべてそろえて郵送で申請した所、パスポート担当の方から、お電話をいただきました。内容は、二重国籍の選択についてでした。

その方のお話によると、

  • 選べと言われているけれど、選ばなくても現時点では罰則は特にありません
  • 選ばない、選びたくない、選べない、どんな理由でも、選ばないことで処分や処罰を受けることは、今はありません
  • もし将来、法務大臣が国籍選択を催告した場合には、強制的にどちらかを選択することになります
  • 今は、その可能性がゼロではないことを念頭に入れておいてください

とのことでした。もちろん、公的機関の方ですから、「選ばなくてOK」とはおっしゃいません。そんなこと、言えるはずがありません。

国籍選択については私も了解していたので、そのように伝え、息子様にも伝えました。

息子様も選択に関しては理解していたので、了解しました。

2.国籍を選ばなければどうなるの?

2023年現在では、息子様のように生まれた時に勝手に二重国籍になったという人は、特に国籍を選べと迫られることはありません。

しかしもし将来、法務大臣が「選べ」と催告したなら、その時には必ず選ばなければいけません。具体的にその催告がどんな内容かというと、

  • 催告を受けてから1か月以内に国籍を選ぶこと
  • 選ばなければ、日本国籍を自動的に喪失します

という流れです。つまり、隠れていれば大丈夫というわけではなく、こちらから何もアクションを起こさなければ、失うのは日本国籍となるのです。

息子のように、アメリカで生まれ育ってアメリカ人という人なら、催告を受けて何もせずに日本国籍を失ったとしても、残念の一言で終わるかもしれません。

しかし出生によって二重国籍となった人の中には、日本で日本人として暮らしている人もたくさんいますよね。そういう人の場合には、選べと催告を受けて選ばなければ、日本国籍がなくなって外国人の扱いになってしまいますし、最悪の場合には不法滞在の外国人の扱いを受け、強制退去とか逮捕なんてことも無きにしも非ず。

怖い怖い。

アメリカには実質無料のスマホはあるのか?

日本でも最近では、一括0円とか実質0円と言った「もってけドロボー」価格のスマホは消滅してしまったようですが、ずいぶん前にはスマホだろうがガラケーだろうが、購入代金を24ヶ月払いにすると、同額をキャンペーンとして返金してくれる、なんていう実質無料のスマホがごく普通にありました。

しかしアメリカでは、無料で配布しているスマホもありませんし、実質無料となるようなスマホも見かけません。

私が利用しているT-mobileでも、新しいスマホを購入する時に古い機種をトレードインすれば、その分の買取価格を24ヶ月にわたってチビチビと請求額から引いてあげますよ、的なサービスはあります。しかし、残念ながら実質無料にはなりません。毎月50ドルぐらいの機種代が、古い機種をトレードインしたことで40ドルになる、ぐらいなものです。

スマホって、購入すると結構なお値段がしますよね。最新のiPhoneじゃなきゃ絶対に嫌だという人は別ですが、機種は問わないのでとにかく安くスマホが欲しいという人には、どんな選択肢があるのでしょうか?今回は、無料に近い価格でゲットできるアメリカのスマホをリサーチしてみました。

目次

  1. スマホを無料でゲットする方法は、ある!
  2. 大手キャリアの「無料」って本当に無料?

1.スマホを無料でゲットする方法は、ある!

スマホを完全無料でゲットする方法は、結論から先に言うと、あります。もちろん、最新のiphoneではありません。便利でみんなが憧れるような機種でもないと思います。しかし、無料です。スマホが欲しい人、お金をかけずにスマホが欲しい人にとっては、要チェックですね。

ざっとネットを見渡した限り、無料でスマホがゲットできるのは、

  • Metro(格安プリペイドのスマホが人気)→T-mobileの回線を利用
  • Qlink(政府による低所得世帯のためのスマホ福祉プログラム)
  • Whistle Out(iphoneが無料のプリペイド) →Verizon回線を使用

あたりでした。政府の公的支援制度を利用すれば、Qlink以外でもたくさんのサービス業者から無料でスマホをもらえます。ただし、誰でも気軽に利用できるわけではなく、世帯収入の面で一定の条件を満たさなければいけないので、意外と狭き門かもしれません。

2.大手キャリアの「無料」って本当に無料?

ネットでスマホを探すと、$0、つまり無料のスマホが大手キャリアからもたくさんラインナップされていることに気づきます。

しかしこれは、初期費用は無料で良いですよという意味で、無料でスマホがもらえるわけではありません。機種によってもキャリアによっても何回の分割払いかは異なりますけれど、買うときには頭金なし、そしてあとは24回の分割払いで毎月XXドルを払う、と言ったシステムになっています。

まとまった金額を準備しなくても最新のスマホを買えるという点では、こうしたサービスはとても便利ですよね。

知っておくべき注意点

我が家でも、大手キャリアでスマホを買っており、分割で払っても利息が付かないので、毎月の利用金額にプラス$40ほどの分割払いにしています。大きな出費にならずに済むという点はメリットなのですが、こういう買い方をする際には、いくつか注意点があります。

1つ目は、他のキャリアに乗り換える際には完済を求められるという点ですね。残金がいくらあるかに関係なく、完済しないとキャリアの乗り換えには協力しませんという所が大半です。

ただしキャリアの中には、乗り換える際に前業者から請求される分はXXドルまでなら負担しますよ、と謡っているキャリアもあります。そこにどんな落とし穴があるのかは分かりませんけれど、キャリアを乗り換えたいけど機種代を完済するお金がないという人にとっては、嬉しいメリットかもしれませんね。

2つ目の罠は、早めに完済すると損をすることもあるという点です。古い機種をトレードインした場合、トータルで$400~$500ぐらいのクレジットがもらえます。しかし、このクレジットは一気にもらえるわけではなく、毎月支払う機種代からクレジット分を引くという面倒な形になっていることが多いのです。

そして、視力が悪い人だと絶対に読めないようなFine Printを見ると、早く完済したらクレジットはそこでストップします、と言った文言があったりもします。だから、24回払いにしたなら、おとなしく毎月24回払うのが、トータル的にはベストと言えそうですね。

アパート探しの成功法則:新入社員編

息子様は大学を卒業したら、就職のためにサンフランシスコへ引っ越すスケジュールとなっていました。去年からすでに分かっていたことなので、春から少しずつ準備をはじめ、卒業直前には残るはアパートだけという状態まで準備が進みました。

しかし、簡単に行くとタカをくくっていたアパート探しで、予想外に難航してしまいました。今回は、そのアパート探しについてのエピソードをご紹介しますね。

目次

  1. 学生あがりの新入社員はアパートを借りづらい!
  2. それでもアパートは必要。どうすればよい?
  3. 大変なのは最初だけ。2回目からは楽になるはず

1.学生あがりの新入社員はアパートを借りづらい!

4月の終わりごろに、少し早いけれどアパートを決めようかという話になり、内見をして気に入ったアパートへ申し込みました。

すると、手続きがあまりにも面倒で、驚きました。うんざりを通り越して、嫌になったほどです。それもそのはず。息子様は

  • 学生だから職歴がない
  • 働いてないので安定した収入もない(バイトはカウントしません)
  • 学生だから資産と呼べるような満足な貯金もない
  • クレジットスコアもデータが少なすぎてそれほど高くない

のです。正直、アパートを貸す側にとっては、本当にこいつ家賃を毎月払えるのか?と思ってしまうプロファイルなのでしょう。

ちなみに、大昔に私と夫がアパートの契約をしたことがありますが、その時は、その場で書いた申請書がその場で通り、数秒で審査が通りました。その理由は、

  • 勤続年数が長い
  • 正社員で収入が安定している
  • 家賃と収入のバランスが取れている
  • クレジットスコアも悪くない

だったからです。

アメリカでは、学校を卒業して初めてアパートを契約する際には、誰もが審査に通りづらいというイライラ経験をします。その理由は、大家にとってはできれば学生上りの若造には貸したくないからです。

ちなみに息子様の場合にも、内見の時に必要だと言われた書類は、

  • 就職する会社からの内定通知書(Offer Letter)

だけでした。しかし実際に申し込むと、それだけでは全く十分ではなく、

  • 人事部から発行された雇用契約書(Verification of Employment)
  • 預貯金の残高明細

も必要だと言われました。出せと言われたので出しましたが、息子様は何度も伝えている通り、学生なのですから、預貯金に数万ドルなんて持ってるはずがありません。それでも出せというわけですね。

しかも、出せと言われた書類をすべて提出しても、審査落ちするケースは多いのだそうです。特に、賃貸アパートに住む借主を追い出しづらい法律が存在するカリフォルニアでは、一度入居させてしまうとなかなか追い出せないので、入居させる前の段階でしっかり厳しく審査しようという流れとなっているようです。

ちなみに息子様の場合にも、保証人を付けないと審査に通らないと言われました。さんざん振り回された挙句に、です。最初に言えよ、と思いましたね。

2.それでもアパートは必要。どうすればよい?

息子様のように、自宅から遠く離れた土地へ就職し、働き始める前にアパートが必要となるケースは、決して珍しくありません。その場合、アメリカの学生たちはどうしているのでしょうか?

保証人をつける(Co-signer)

多くの場合、若造は信用ならねぇから親に保証人になってもらえ、となることが多いようです。保証人は一般的に親がなりますが、親なら誰でも良いというわけではないので注意が必要です。保証人になれる人には、

  • 勤続年数がある程度ある人
  • 安定した収入がある人(申し込むアパート家賃の2.5倍以上が目安)
  • クレジットスコアが最低でも700台以上の人

などの条件があります。

保証人を見つけられない!どうする?

多くの親は、子供が自力ではアパートを契約できないと知れば、保証人になると思います。しかしアメリカには、子供の保証人になりたくないという親、条件を満たさないので無理という親も、少なからずいます。

その場合、どうすればよいのでしょう?

いくつか方法はありますが、

  • 現在の条件で貸しても良いという貸主を探す
  • 頑張って貯金をして、家賃をある程度カバーできる金額になるまで待つ
  • 遠方での就職はあきらめて、まずは実家から通勤できる場所に就職する

などの選択肢があります。

3.大変なのは最初だけ。2回目からは楽になるはず

学校を卒業したばかりの人が賃貸アパートの審査に通りづらいのは、職歴がない初回だけです。次に引っ越すときには、すでに職歴がありますし、収入も安定していることでしょう。そうすれば、より自分が気に入った物件へ、自分のタイミングで引っ越せる日が来るはずです。

Political Correctness?アメリカ人が持つ表と裏の顔とは?

アメリカには、Political Correctness(ポリティカル・コレクトネス)、という言葉があります。直訳すると「政治的に正しい」という意味なのですが、分かりやすく一言でいうなら「公共の場ではこういうべきだ」みたいな事です。つまり、自分の発言によって誰も不快にならないように気を付けて言うならこういう発言だよね、というお手本がポリティカル・コレクトネスに当たります。

アメリカは多民族国家で、人種も違えば生まれ育ってきた背景や環境、経済的な立場も、何もかもが多種多様です。そんな中で自分が「誤解を恐れずに発言するなら。」なんて言ってしまうと、必ずどこかの誰かが不快になってしまうわけですね。ネットなら大炎上、有名人なら謝罪の刑となるかもしれません。

だからアメリカ人の多くは、公共の場では、特に多くの人が自分の発言を聞いている場では、優等生的な発言しかしません。それでやる気を掻き立てられるという人もいるのでしょうけれど、つまらんと感じる人ももちろんいます。

ここからは、不快になるかもしれない内容です。ネガティブな気持ちにさせてくれるなという人は、退出することをおすすめします。

目次

  1. 私が見たポリティカル・コレクトネスの裏側
  2. 表と裏がない人にとっては嫌悪感、だけど社会には必要

1.私が見たポリティカル・コレクトネスの裏側

息子が通っていた大学では、保護者のためのFacebookページがあります。これは、在学生でなければ閲覧も投稿もできない閉鎖された空間です。皆さん、普段は

「子供にケーキを配達したいんだけど、どこがおすすめ?」

「冬休みのシャトルバス、もう予約はじまった?」

なんてたわいもない情報交換の場になっており、私もたまに利用していました。

しかし先月、大学のキャンパス内でShooting Threat があり、地元の警察だけでなくFBIまで出動し、キャンパスが半日ほどロックダウンしたという事件がありました。

翌日、犯人が警察に逮捕されたのですが、それがなんと学生だったのです。

そのFacebookページでは、怒り狂った保護者たちが、ポリティカル・コレクトネスなどクソ食らえとばかりに本音を吐き出していて、私は怖くなりました。

100名ほどの保護者が髪を振り乱しながら感情をむき出しにして投稿していたその内容は、ざっくりまとめると、こんな感じでした。

「ちょっと、学生が逮捕されたんですって!誰よ?名前、誰か知らない?」

「それは、公表しないでしょ、大学側のポリシーなんだし」

「ポリシーなんてクソ食らえよ!うちの可愛いメアリーちゃんが恐怖体験をしたのよ!つるし上げるべき!」

「そうよそうよ!うちのボビー君だって、トイレにも行けずに大変だったって言ってたわ!逮捕だけなんて生ぬるい!民事にもして賠償責任を取らせるべき!」

「それはいいアイデアね、誰かニューヨーク州の弁護士、これ読んでない?」

「ちょっとみんな、落ち着いてよ。そんなことよりも、その学生がどうしてそうしたのか、理由を追求して必要な医療ケアを提供するべきじゃない?」←ポリティカル・コレクトネス

「あんた頭おかしいの?ケアなんて自分で勝手にやればいいのよ!最低でも永久追放!退学決定でしょ!」

「退学程度じゃ甘くない?まずは実刑、その後民事で搾り取りましょうよ!」

「いやだから、みんな、冷静になってよ。私たちも学生の親でしょ?まずはその子の心のケアを優先に考えるべきよ」←ポリティカル・コレクトネス

「そうよ、その子の親だってこれを見てるかもしれないわ」

「誰が知るかそんなこと!クソ食らえだ!」

「そうだ!制裁を!」

。。。。。とまあ、こんな調子で延々と討論されてました。

後日、その学生に対する退学を求める署名運動がFacebook上で繰り広げられていましたが、私は気分が悪くなったので詳しくは見てません。

2.表と裏がない人にとっては嫌悪感、だけど社会には必要

発言に表や裏がない人にとっては、ポリティカル・コレクトネ自体が不快かもしれません。ポリティカル・コレクトネスを使う人を、二枚舌だと呼ぶ人もいるでしょう。

確かに会話がポリティカル・コレクトネスだけだと、誰も本音を言わずに表面だけの浅い会話で終わってしまいます。アメリカではそういうケースはとても多く、会議をしても時間の無駄ということも少なくありません。

しかし、普段は耳障りが良い言葉で正義を語っていた人が、豹変して一人の学生をつるし上げようと声を大にする姿に、私は何とも言えない不快感を覚えました。

アメリカに限らず、社会人として生活する上ではある程度のポリティカル・コレクトネスは必要不可欠だと思います。でも人はどんなタイミングで本性を出すかは分からず、それを見た時には幻滅を通り越して反吐が出るほどの嫌悪感を感じることを、私は遅ればせながら経験しました。

信じるか信じないかは、あなた次第です!

自殺者も多いアメリカの大学!ストレスの原因や向き合い方とは?

アメリカの大学生は、日本の大学生よりもはるかに多くの勉強が求められます。日本の大学へ進学した私自身と、アメリカの大学へ進学した息子様を比較しても、その差は一目瞭然でした。

日本では、大学に入る前の受験がものすごく大変だと言われています。私も受験は経験しましたし、確かにそれはその通りだと思います。

しかし私が大学受験の時にした勉強量と、息子が大学に入ってからしている勉強量とでは、やはり息子の勉強量の方が多いですね。

そんな勉強まみれの学生生活を余儀なくされるアメリカの大学では、精神的なバランスを崩してしまうのでしょうか、自殺者がとても多いことでも知られています。

目次

  1. キャンパスでShooting予告。そしてロックダウン。
  2. 生徒はいつも追い詰められている
  3. 大学での自殺者は多い
  4. 大学の対策とは?

1.キャンパスでShooting予告。そしてロックダウン。

数か月前、息子様が通う大学で、Shootingの予告がありました。大学側はすぐに地元の警察へ連絡して、キャンパスをロックダウンという措置をしました。ロックダウンというのは、建物も敷地もすべて封鎖して、誰も行き来できない状態にすることです。

息子はちょうどその時、すでにキャンパス寮にいたため、特に精神的なストレスを感じることもなく、普段通り勉強をしていたそうです。普段と違う事と言えば、カフェテリアへ食事に出かけられなかった、というぐらいでした。

しかしShootingの予告があったのは午後の早い時間帯。授業中の生徒も当然いましたから、ターゲットとなった建物は、地元の警察官だけではなくFBIも大量にやってきて封鎖され、トイレにも行けないような状況となってしまったそうです。

こうしたロックダウンは、アメリカの学校では日常茶飯事とまではいかなくても、それほど珍しくありません。世間をにぎわすビッグニュースにもなりません。予告があれば建物をロックダウンというのは、すべての高校でルールが決まっていて、危険な要因がないと確認されるまでは、誰もそこへ入ることも出ることもできません。

そして。

翌日には、そのShootingの予告をしたという犯人が逮捕されました。

犯人はなんと、大学キャンパス内で生活している学生の一人だったのです。

それを聞いて、私はなんだか複雑な心境になってしまいました。

だって、もしその犯人が精神的に追い詰められた上での犯行なら、誰に起こってもおかしくないと思ったからです。

はい、アメリカの大学生活は、それほど精神的なストレスが大きな世界なのです。

2.生徒はいつも追い詰められている

息子様の大学に限ったことではないでしょう。多くの大学では、学生は週末でも勉強漬けの毎日を余儀なくされます。昼間は授業に出席し、空いている時間は図書館で勉強したり、オフィスアワーと呼ばれる質問タイムには、皆が教授の元へ足を運んでいろいろと質問します。

勉強は、それだけでは終わりません。毎日、大量の課題が出るため、息子様は毎日、週末も含めて深夜まで勉強オタクな毎日を過ごしていました。

「QOLを大切にした方が良い」

「オンとオフのバランスをとればいいのに」

という声が聞こえてきそうですね。

はい。そんなことは、学生は百も承知です。しかし、無理なのです。のんびりリラックスしていると、単位が取れません。だから、壊れそうなギリギリのところでみんなが踏ん張り、必死に勉強をするのです。

そんな毎日を過ごす中では、当然、精神を病んでしまう子はいるものです。私自身も、息子様が必死に頑張る姿を見て、遠くからではありますが心配してきました。

そして、あともう少しで卒業だというタイミングで聞いたShooting予告事件。皆がギリギリのところで頑張っているからこそ、誰がああいう状態になってもおかしくないと、私はその時思いました。

勉強だけがストレスの原因とは限らない

一日のほとんどを勉強して費やすのですから、勉強がストレスの大きな原因となっていることは、言うまでもないことだと思います。

しかし、勉強だけではない点も、知っておかなければいけません。

例えば、人間関係の悩みとか、ホームシックとか、恋人と別れたというのも、きっと精神的なストレスだと思います。学校の雰囲気によっては、肌に合わないとか、環境になじめないという人もいるかもしれません。

3.大学での自殺者は多い

アメリカの大学は、他のライフステージと比較しても自殺者が多いことで知られています。大学生の16%はうつ病を患っており、その多くは大学生になってから発症したという統計もあります。

実際の数を見ると、自殺未遂を試みる学生の数は全米で年間24,000人程度、そのうち1,100人は自殺に成功しています。

また、日常的に大きなストレスにさらされる大学生活の中では、どうしても入学前と比較すると自殺のリスクは高くなってしまいます。

  • 女子は男子よりも自殺未遂リスクが2倍から3倍も高い
  • 男子は女子よりも自殺による死亡率は4倍から6倍高い
  • 学生の12%は在学中に真剣に自殺したいと考えている
  • 学生の26%は、頻繁に自殺したいと考えながら学生生活を送っている

息子様の大学でも、これまで何回か自殺未遂者が出たというお知らせが回ってきました。自殺で亡くなった生徒が出ていないことは不幸中の幸いですが、自殺未遂でも本人は相当に追い詰められていたのだと察します。また、精神的ストレスからドラッグに手を出してしまう生徒も、数多くいます。

4.大学の対策とは?

大学生が精神的に病んでしまうことは、今に始まったことではありませんし、特定の大学に限ったことではありません。だから多くの大学では、色々な対策を講じています。

  • キャンパス内のクリニックでカウンセリングを受けられる。無料。
  • 定期的にセラピードッグがキャンパスへ来る
  • キリスト教やユダヤ教ではキャンパス内に神父がいて、話を聞いてくれる
  • 気分転換のためにイベントが開催される

などが、息子様の大学で実際に行っている対策です。

全米どの大学でも、勉強がハードすぎるから少しマイルドにしますね、という対策はしていません。少なくても、息子が通う大学では、そういう対策は検討すらされてはいません。

「大学は精神的ストレスの強い場所なので、自分なりにバランスを取りながら乗り越えてください」

というのが、大学側の見解です。

これから大学へ子供を見送る方は、親と離れて生活するだけでなく、ストレスまみれのキャンパス生活が子供に与える精神的な影響を考えた上で、できる範囲で子供の心のサポートをしたいものですね。