クレジットカードに多いDeferred interestって何?

クレジットカードやストアカードなどを作る時に、

「12か月間はNO INTERESTです」

と謡っているカード、たくさんありますよね。これは、カードを作ってから12か月間は、いくら使っても全く利子がつかないのでお得なのですが、実は大きな落とし穴が待ち伏せしている可能性がとても高いので、気を付けなければいけません。

例えば、$500のショッピングをした時に、ショップのスタッフから「12ヶ月間は利子がつかないNO INYTERESTだから、ストアカードを作らない?」なんて誘われたとしましょう。

12か月後に、このストアカードの残高がゼロなら、全く問題はありません。利子がつかずにお得だったね、ですみます。

しかし、もしも残高が$1でも残っていたら、なんと残っている$1だけに利子が発生するのではなく、カードを作った最初の$500までさかのぼって、しかもNO INTERESTの期間中の利子もすべてさかのぼって、一気にチャージされます!

これが、Deferred Interestの仕組みです。

鬼ですよね?クソですよね?詐欺みたいですよね??

金融機関もそれほど親切なわけではないので、

  • ビザやマスターなどのクレジットカード
  • ストアカード

など、カード類のほとんどは、Deferred Interestタイプだと考えてよいと思います。

じゃあ、どうすれば良い?

そんなこと言われても、カードを作りたいし、No Interestならお得じゃないの?

という人は、

No Interestの期間内に必ず完済する

ことを厳守すれば、問題ありません。毎月ミニマムを払ってるから大丈夫なんてことはありませんし、返済を遅れたことはなかったから大丈夫、なんてこともありません。

うまい話には裏がある

作ろうと思っているカードがDeferred Interestタイプかどうかは、カードの説明部分に明記されています。しかしFine Printと呼ばれる細かい文字なので、どこに書かれているか見つけるのはとても大変です。自宅でのんびり熟読できるなら良いですが、すでにショップにいて目の前にスタッフがいる場合には、そんなの熟読していたら嫌がられるでしょう。

こういううまい話に載せられて、後から号泣する羽目にならないためには、

うまい話には必ず裏があると考えるのが賢明かもしれません。

ちなみに私がカードを選ぶ際には、No Interestかどうかは眼中にありません。そんな目先のエサよりも、長期的に適用される年利をチェックして、できるだけ低いものを選ぶように心がけています。

このストアカードは要注意

Deferred Interestタイプのカードは、数か月間はNo Interestで0%と謡っている所が多いです。例えば、

  • JCPenney
  • Sears
  • Home Depot
  • DELL
  • Wayfair
  • Pep Boys
  • Pie1 Imports
  • Amazon
  • KAY Juwelers
  • Best Buy
  • Lowes
  • Staples
  • Office Max

などがあります。これらの店でストアカードを作るなら、必ず期間内に完済することが基本です!

毎月カードの完済は無理!それなら低利率のカードを選ぼう!

日本でも最近ではリボ払いが普及していて、皆さん気軽にリボ払いを選ぶようですね。アメリカのクレジットカードは、住んでいる方はご存じの通り、毎月完済する必要はありません。ミニマムペイメントと呼ばれる最低返済額が残高に合わせて毎月計算され、その金額だけを払えば良いシステムになっています。

しかし、完済しないということは、残債に対して容赦なく利子がかかるという事でもあります。アメリカでクレジットカードを作るなら、この利子をきちんとチェックしなければ、地獄をみます!

私は毎月しっかり完済しているので利子なんて関係ありませんわよ、という人は、この記事を読んでもあまり役立つことはないかもしれません。

しかし、毎月の完済なんて無理無理!という人なら、ぜひクレジットカードを選ぶ際には利率が低いものを選ぶのがおすすめです。

目次

  1. 低利率のカードはこんな特徴がある
  2. オススメのカードはこちら

1.低利率のカードはこんな特徴がある

クレジットカードにはいろいろな種類がありますが、やはり特典が充実しているモノは、年利は高めの設定となっています。どのぐらい高いのか?はい、ものすごーく高いです。年利が20%超なんて当たり前ですし、私が持っているヒルトンアメックスなんて30%近くの年利です。

特典狙いでクレジットカードを持っている人は、必ず何としても毎月必ず完済することをおすすめします。

一方の低年利のカードは、全般的に特典は期待しない方が良いです。年利が低いという最強の特典がついているので、キャッシュバックとかマイレージとか、そうした特典はほぼありません。

でもいいじゃないですか、年利が低いのですから、毎月支払う利息も少なくて済みます。

2.オススメのカードはこちら

おまけで学費がもらえて年利13.99%

これは、私がもう20年近く持っているカードなのですが、子供の学費を貯蓄するという最強の目的が大前提となっているので、年利は市場最低と言っても過言ではない13.99%です。

このカードを使うと、利用金額に合わせてキャッシュバックがあるのですが、キャッシュバックはリンクさせている529プランへ行くのが特徴です。

529プランについて知りたい方はこちらから

このカードを作りたい人はこちらから。もれなく$100のキャッシュバックがついてます。

軍人のみが持てるUSAAは年利11.40%

USAAは、軍人とその家族、退役した軍人しか持つことができないメンバーシップ制のサービスを提供している機関です。こちらのカードも、ミリタリーという最強の切り札のおかげで、年利は市場最強11.40%です。

ネットで見た所、特典は特についておらず、最強の低年利という特典を満喫できるようですね。

ホテル系クレジットカードがオススメな理由

アメリカのクレジットカードは、全般的に利率が死ぬほど高いです。良心的と言われているクレジットカードでも、以前は10%ぐらいだったものが、政策金利やインフラなどいろいろな要因で、今では年利がアップしています。

しかしカードの中には、アマゾンカードのように、ベネフィットがとても便利すぎるものもたくさんあります。

例えばアマゾンカードなら、年会費は$119ぐらいかかります。年利も確か30%近かったと思います。はい。日本では明らかに有罪レベルの高さです。

でもアマゾンで買い物をすると、利用金額にかかわらず送料が無料になるという優秀すぎる特典がついてきます。そのため我が家では、この送料無料のために毎年年会費を払ってアマゾンのプライムカードを持っているわけです。

便利なカードは、アマゾンカードだけではありません。実は、ホテル系のアメックスカードも、とっても便利なのでおすすめです。

目次

  1. ホテル系クレジットカードがおすすめ理由
  2. 特典が充実したカードの注意点

1.ホテル系クレジットカードがおすすめ理由

我が家では、出かけた時に宿泊するのはいつもヒルトン系です。いろんなホテルが加盟しているし、全米にたくさんホテルがあるし、何よりも息子様のキャンパスそばにあったホテルもヒルトン系だったというのが、大きな理由ですね。

ヒルトン系だけではありませんが、同じ系列のホテルに泊まると、ポイントが貯まっていろいろな面でお得になります。それに会員ステータスなるものが上がるので、同じ宿泊でも多くの特典を受けられるようになり、さらに快適になります。チェックインの時に水をもらえたり、売店での買い物が無料になったり、また遅めのチェックアウトでも無料で対応してもらえたりもします。

しかしホテルのポイントは、定期的に利用しなければ持ち越せず、失効します。息子様が大学にいた頃には、定期的に利用していたものの、卒業してからはそんな頻繁に利用することもないでしょう。失効して便利なステータスがなくなるのは、少し嫌だなと思っていました。

そんな時に知ったのが、ホテルのクレジットカードでした。アマゾンカードのように年会費はかかりますが、持っていれば年間の宿泊数がゼロでも、上客ステータスを維持できるというおまけがついてくることはご存じですか?

例えばヒルトン系のアメックスカードでは、

  • チェックインしたらミネラルウォーターを2本もらえる
  • ホテルの売店で購入した水とかお菓子などの費用が、1人1泊あたり$15~$18まで無料になる。2人で1泊すれば$30~$36相当。ホテルの外で水を買わずに済む。
  • ホテルの部屋が勝手にアップグレードされるので、期待していなかった景観も楽しめる
  • チェックアウトの時間を延長しても無料
  • 年会費が高い上級カードなら、リゾートフィーがかからない
  • 一般宿泊客は立ち入り禁止になっている「選民ラウンジ」を利用できる。
  • 年会費$95払えばゴールド会員がもれなくついてくる。
  • 年会費$450払えばダイヤモンド会員ステータスがもれなくついてくる
  • 空港ではアメックス系ラウンジを無料で使える。中は食べ放題&飲み放題、昼寝もできる。
  • ホテル宿泊だけでなく、関係ない所で使ってもポイントがすごい勢いで増える

などの特典がついています。ホテルのチェーンによって特典の内容は変わりますが、ヒルトン系のホテルに宿泊する人にとっては、持ってるだけでずいぶんお得になるカードではないでしょうか。

ちなみに、充実した特典がついているカードは他にもあります。例えば航空会社系のカードだと、

  • 預け入れ荷物が毎回1個無料
  • マイレージが勢いよく貯まる
  • 空港のラウンジを利用できる

などの特典があります。

2.特典が充実したカードの注意点

特典が充実しているクレジットカードは、アメックス系を中心にたくさんあると思います。しかしほとんどの場合、年会費がかかります。ヒルトン系カードでも無料で作れるものはありますが、ベネフィットという点ではどうしてもイマイチ感があります。なので、特典が欲しいからカードを持つという人は、年会費$100ぐらいのもので良いので、有料タイプを選ぶのが良いかもしれません。

私の友人には、会社を経営していて、賃貸店舗の家賃や光熱費、仕入れなどを含めてすべての出費をカード払いにしている人がいます。カード払いのおかげなのでしょう、彼女が持っている航空会社系クレジットカードは勝手にマイレージがたまりまくり、旅行する時には飛行機代がいつも無料なのだそうです。うらやましい限りですね。

ただし、注意点があります。この手のカードは全般的に、年利がバカ高いです。年利30%近くというカードも普通にあります。

なので、使ったら日本のクレジットカードのように、毎月しっかり完済するというスタンスで臨むのがベストです。

私が持ってるヒルトンアメックスをチェックする人はこちらから

アメリカで引越し業者を探す際の注意点とは?

私は夫が転勤族のため、結婚してからすでに7回引っ越しを経験しています。しかしこの引っ越し、すべて会社が提携している引っ越し業者へ直接手配してくれるので、私たちは何もする必要がありませんでした。

しかしこのたび、大学を卒業する息子が遠方へと引っ越すことになり、引っ越しの業者を探したり手配を私達ですることになりました。ローカルなエリアの引っ越しなら、おそらくどの業者に頼んでも大差ないでしょうし、何ならトラックをレンタルしてきて家族と友人総出で作業をしても良いでしょう。しかし、東海岸から西海岸までの 3,000マイル超の引っ越しでは、それは残念ながら私たちの選択肢にはありませんでした。

目次

  1. 業者探しはネットの一括見積サイトが主流
  2. 引越し業者vsブローカー
  3. 引っ越し業者と契約する際の注意点
  4. 自己防衛のためにはカード払いが鉄則

1.業者探しはネットの一括見積サイトが主流

ネットで引越し業者(Mover)を探すと、星の数ほど出てきます。州をまたぐ長距離の引っ越しに対応している業者もたくさんあります。

その中には、詐欺もたくさんいます。そのため、政府では引っ越しマニュアルなるものを作成しており、業者選びは慎重になるように呼び掛けていますね。

Federal Motor Carrier Safety Administrationの引っ越しマニュアルはこちら

私はとりあえず右も左も分からなかったので、ネットの一括見積的なサイトで、複数社へ見積もりをリクエストしました。そしたら、早い業者は秒で、遅い業者も30分程度で電話がかかってきたのです。

引っ越し予定は半年以上先だったこともあり、期間に余裕がありました。そのため、即決する気は全くなく、とりあえず見積もりだけをとったわけですが、そこで感じたことは、

業者って本当にしつこい

という事ですね。見積もりの金額は、日本の引越しでもそうですけれど、業者によって千差万別です。しかも長距離なので業者による差は大きく、小さなワンルーム的な荷物しかなくても、見積もりが1万ドル超という強気な業者もあれば、2000ドルで良いですよという業者もありました。

2.引越し業者vsブローカー

日本だと、引っ越し業者と言えばだいたいが引っ越し業者としてトラックを持っていて、ローカルな引っ越しなら搬出から運搬、そして搬入までをその業者が対応してくれます。

アメリカにも、トラックを持っている引っ越し業者はあります。しかし、こちらが引っ越し業者だと思って電話していても、実際には引っ越し業者ではなく、ブローカーと呼ばれる仲介業者だったということもあります。

引っ越し業者とブローカーは、かかる費用の点では大差ありません。しかし明確な違いがあるので、業者を選ぶ際には理解しておくことも大切だと思います。

引っ越し業者の特徴

  • トラックを所有しており、搬出の際にはその業者が来てくれる
  • DOT番号とMC番号を持っている
  • FMCSA(Federal Motor Carrier Safety Administration)へ登録している
  • 引っ越しが終了するまで窓口となる

ブローカーの特徴

  • FMCSAには登録しているけれどトラックは持っていない
  • 基本的にはセールスのみを行う
  • 引っ越しの契約を取ったら、提携している運送業者や引っ越し業者とマッチングする
  • 基本的に契約を取ったら消える

長距離の引っ越しではあまり差異はない

引っ越し業者とブローカーには、上記の違いがあります。でも長距離の引っ越しでは、どちらに依頼しても、実際に数千マイルの運送をするのは契約した業者ではありません。そして、引っ越し先で搬入作業をしてくれるのは現地の業者となります。だから、あまり大きな差はないと思いますね。

ただし、トラブルが起こったときの窓口がどこになるかという点においては、引っ越し業者とブローカーとでは大きく変わる点ですね。

もしもブローカーを利用して引っ越しの計画を立てるなら、窓口がどこになるかをしっかり確認する必要があります。

3.引っ越し業者と契約する際の注意点

私自身、10社超の業者から見積もりを取り、そのたびに似たようなセールストークを聞かされました。その中で気づいたいくつかの注意点をご紹介しますね。

  • 頭金が必要。万が一に備えてクレジットカード払いにしよう。→チェッキングアカウントを教えろという業者がいます。
  • 支払いは3回。契約する時の頭金、搬出の時、最後の搬入の時。
  • 登録業者であることを必ず確認すること(公的機関のサイトで
  • BBBで過去のクレームをチェックする(BBBはこちらから
  • 追加料金がかかる可能性を理解しておく
  • 繁忙期となる夏季は料金が高い。できれば2月までに契約するのがおすすめ。
  • 今すぐ契約しろと言われても焦る必要はない。言ってるだけ。
  • 交渉可能。ほかの業者はいくらだったと言えば、値引きしてくれる可能性は大いにアリ。→私は偶然の産物的に1,000ドルの値下げに成功しました。

追加料金?何それ?

引っ越し業者で見積もりを取る際には、家具の数や段ボールの数など、重量と体積で計算します。しかしこの見積もりには含まれていないことがあるのです。それは、

引っ越し先のアパートに階段がある場合

ですね。エレベーターがあれば問題ありません。しかし低層階のアパートだと、階段しかない場合があり、その場合には搬入してくれる作業員は階段を使うことになります。

そうすると、なんと1階ごとにいくらと追加料金がかかる仕組みになっています。この点には注意が必要ですね。引っ越し業者の中には、見積もりには2階までの階段料金が含まれているといったこともあるので、その点を確認しておくことをおすすめします。

→FMCSAの業者チェックサイトはこちらから

4.自己防衛のためにはカード払いが鉄則

上記の通り、引っ越し業者への支払いは、クレジットカード払いが鉄則です。業者の中には、チェッキングアカウントを教えろとか、現金払いを進めてるとか、カード払いだと手数料がかかるので損だ、というケースもたくさんあります。

私の時もそうでした。業者が「チェックブックは近くにあるかい?」というので、銀行の口座番号を教えるのはどうしてもいやだ。カード払いじゃなきゃこの話はなかったことに。というと、あっさりカード払いにさせてくれました。

カード払いで何が良いかというと、万が一のトラブル時にはカード会社が私たちを守ってくれるからです。Disputeをすればカードが社が調査してくれて、速やかに返金してくれます。

ちなみに、多くの業者では、引越しの搬出の時にはカード払いできますというところは多いのですが、最終的な搬入作業では、キャッシュのみという業者がほとんどです。おそらく、後からあーでもないこーでもないと文句言われるのが嫌なのかもしれません。

しかし、手数料がかかってもカード払いしてくれるというなら、カード払いしておくという方法も検討したほうが良いかもしれません。

アメリカのスマホ!日本発行カードで毎月の支払いはできる?

日本で発行されたカードは、アメリカのすべての店舗やサービスで使えるわけではありません。インターナショナルな観光客が多い場所なら、それほど心配することはないでしょう。しかしスマホの支払いに関しては、契約するキャリアを間違えるととんでもないめんどくさくてひどい目にあうかもしれません!

アメリカのスマホキャリアの中でも、大手と言えばVerizon、T-mobile、そしてAT&Tですよね。少し前までは孫正義様がオーナーのSprintもありましたけれど、T-mobileに統合というより合併吸収されてしまったので、今では大手は3キャリアのみとなっています。

目次

  1. スマホの支払いはオンラインが一般的
  2. 日本発行カードとキャリアの相性
  3. 日本発行のカードで払いたいならVerizonの一択

1.スマホの支払いはオンラインが一般的

スマホの支払いは、オンラインでクレジットカード払いが一般的です。銀行口座を登録して引き落としにしてもらうという方法もありますが、便利なのは、マイルやキャッシュバックなどのサービスがついているクレジットカードを使っての支払いではないでしょうか。

各キャリアでスマホの支払いをする際には、

  • カードを登録しておき、毎月勝手に引き落としてもらうAuto-Pay
  • 毎月支払期限までに自分で払う方法

ができます。スマホのキャリアによって、日本発行のカードがどの方法で使えるのかは変わります。

2.日本発行カードとキャリアの相性

自動引き落としのカード登録日本発行カードでアプリ払い
Verizonできないできる
T-mobileできないできない
AT&Tできないできない

我が家ではこれまで、家族3人全員がSprintを使っていました。しかし息子様の大学キャンパスではSprintの電波が弱く、息子様だけおすすめされていたVerizonに変えました。

その後、SprintはT-mobileになったので、現在では、我が家はVerizonとT-mobileの2キャリアと契約していて、毎月この2社へスマホ料金の支払いをしています。

先日、Samsへ行った時に、日本発行のクレジットカードが使えなくなったことを知り、愕然としていたばかりなのですが、SprintとT-mobileの合併が完結し、初めてT-mobileから請求書が来ました。

その支払いをこれまで通り、日本発行のクレジットカードでしようと思いきや、できなかったのです。何度やってもできない。これはつまり、T-mobile側で、海外発行のクレジットカードは受け付けていないからです。

ちなみに、オンラインではPCからもアプリ下でもできませんが、カスタマーサービスへ電話をして払う場合には、日本発行のカードは使えます。でもそんな面倒な作業を毎月するのは嫌なので、我が家ではアメリカ発行のカードを使って支払いをしています。

3.日本発行のカードで払いたいならVerizonの一択

もしも期間限定で日本から来ている駐在の方や留学生の方が、日本発行のカードでスマホ料金を支払いたいなら、キャリアはVerizonがおすすめです。その理由は、アプリでも公式サイトからでも、支払いに日本発行のカードが使えるからです。わざわざ店舗に行く必要もなければ、面倒な電話での支払いを毎月強要されることもありません。

子供の世界もカード社会、でも子供でもカードは作れるの?

アメリカは日本よりもカード社会が進んでいて、ショッピングやゲーム課金など、子供にとってもカードがあったら便利な社会になっていますよね。しかし子供の場合には、18歳未満はクレジットカードが作れませんし、18歳を超えていても無収入の学生を審査に通してくれるカード会社は少数です。

私の息子様はミドルスクールの時に、修学旅行に行きました。親がついていかないものの、お金はいくらか持たせなければいけません。でもまさか現金を持たせるのは危険ですし、いくらあれば十分なのかも分かりません。大人ならクレジットカードがあれば問題ないことですけれど、子供ではクレジットカードが作れないということで、大きく悩みました。

そんな時に学校の先生からアドバイスされたのが、プリペイド式かつリチャージ(Reload)ができるギフトカードです。今回は、この便利なギフトカードについてご紹介しますね。

目次

  1. プリペイドかつリチャージできるギフトカードって何?
  2. プリペイド式リチャージ可のギフトカードの問題点
  3. プリペイド式リチャージ可のカードは誰にオススメ?
  4. プリペイド式ギフトカードはAmazonでも買える?

1.プリペイドかつリチャージできるギフトカードって何?

これは、WalmartやTarget、そのほかスーパーなどでも販売されているギフトカードです。

ギフトカードというと、特定のショップで使えるカードをイメージする人が多いですよね。しかしギフトカードの中には、VISAやMasterCardが発行しているものもあり、店舗でもネットショップでも使えますし、ATMで現金を引き出すこともできます。

基本的には、最初に保証金を入れておくSecured Cardのように使うことになります。つまり、100ドルを最初に入金しておけば、カードを受け取った人は100ドル分を使えるというわけですね。

しかも、VISAやMasterのカードの多くはリチャージできる仕組みになっており、スマホやパソコンから追加入金ができます。(※リチャージできないカードもあります)

私のように、子供が修学旅行に行く時に持っていくカードとしては、まさにこうしたプリペイド式のカードがピッタリでした。

  • 万が一紛失しても、入っている金額しか使われないし、個人情報へのダメージもなし
  • 親が遠隔操作でリチャージできるので、子供が旅行先で一文無しになる心配がない
  • 審査がないので子供でも持てる
  • カードによってはATMで引き落としもできる
  • 店舗でもネットショップでも使える

などのメリットがあります。

2.プリペイド式リチャージ可のギフトカードの問題点

実際に使ってみて気づいたのですが、このリチャージ可能なギフトカードには、ちょっとした問題点がありました。それは、

月額料金がかかる

という点でした。金額はごくわずかなのですが、残高が数ドル程度だと、この月額料金のせいで気づいたら残高ゼロになってしまう可能性があります。

もちろん、ゼロになるだけでマイナスになることはありません。カードを持ってるだけで月額料金が雪だるま式に増えて後から請求書を受け取る、なんてこともありません。ゼロになったら使えない、ただそれだけです。

3.プリペイド式リチャージ可のカードは誰にオススメ?

このタイプのカードは、普通に銀行口座を持てる人とか、クレジットカードを作れる人にオススメではありません。なぜなら、

  • 月額料金がかかる(デビットカードは月額料金なんてかかりません)
  • 審査がないため、Credit Reportに反映されない
  • 紛失しても再発行してもらえないことが多い
  • 有効期限がついている

などのデメリットがあるから。しかし、このタイプのカードがオススメな人もいます!

  • 子供(子供の旅行など、持たせておくと親が安心できます)
  • 旅行者(普段は現金払いしている人でも、旅行の際にはカードが便利です)
  • 普通のカードが作れない人(銀行口座を作れない人、クレジットカードが作れない人にとっては、審査がないことは大きなメリット)

4.プリペイド式ギフトカードはAmazonでも買える?

Amazonを偵察したところ、プリペイド式のVisaカードやMasterカードは買えます。でも、リチャージ機能がついていない、ただのギフトカードというタイプが多いですね。

もしもAmazonでこうしたカードを探す際には、「Reloadable」と記載されているかどうかをチェックしてください。

amzn_assoc_placement = “adunit0”; amzn_assoc_search_bar = “true”; amzn_assoc_tracking_id = “samuraipasspo-20”; amzn_assoc_ad_mode = “manual”; amzn_assoc_ad_type = “smart”; amzn_assoc_marketplace = “amazon”; amzn_assoc_region = “US”; amzn_assoc_title = “My Amazon Picks”; amzn_assoc_linkid = “3b3f7ea69e8722dc93d8e1133d04d9b2”; amzn_assoc_asins = “B07HJHK8Y5,B07GHDHKPN,B01N5TMK8I,B01MSBQB1P”; //z-na.amazon-adsystem.com/widgets/onejs?MarketPlace=US

クレジットカードで現金ゲット!簡単だけど注意点もある!

日本で発行されるクレジットカードでも、ATMにクレジットカードを差し込んで現金を引きだすことは可能です。アメリカ発行のカードにも、このCash Advance(キャッシュアドバンス)と呼ばれる機能はついていて、現金が今すぐほしいけれど銀行のデビットカードが手元にない!というときには便利です。

しかしこのキャッシュアドバンスというシステムは、いくつか注意しなければいけない点があります。

目次

  1. 年利が高い
  2. 毎月の返済では優先順位最後尾
  3. どうしよう、キャッシュアドバンスしてしまった。どうする?
  4. カード社会だからこそ気を付けよう

1.年利が高い

クレジットカードを契約すると、ショッピング枠に対して年利が設定されています。アメリカ発行のカードは、年利に関しては消費者金融も顔負けの高さで知られており、銀行発行のクレジットカードなのになぜか年利が20%なんて普通にあったりします。

私がマイレージを貯めているアメリカン航空でも、クレジットカードを発行しています。作ると、スーツケースが無料だとかボーナスマイルがもらえるといった魅力的な特典はあるのですが、年利がなんと28%。軽く卒倒しそうになりました。はい、もちろん作ってません。

話がそれてしまいましたね。

もしもクレジットカードのキャッシュアドバンス機能を利用すると、キャッシュアドバンスへ適用される年利は、ショッピング枠よりもさらに高くなることはご存じでしょうか?

キャッシュアドバンスを目的にクレジットカードを持つ人は少ないので、カードを作る時にそこまでチェックしていないという人は多いでしょう。しかし細かすぎて誰も読んでなさそうなFine Printを熟読すると、キャッシュアドバンスの年利がいくらなのかも、きちんと記載されています。たいていは20%~30%の間。かなり高いです。

2.毎月の返済では優先順位最後尾

年利が高いだけでもゲゲゲっとなりますが、キャッシュアドバンスの注意点は他にもあります。

それは、クレジットカードの毎月の返済は年利が低い順に行うというルールがあり、年利が高く設定されているキャッシュアドバンスを利用してしまうと、ショッピング枠を完済するまでずっとその分が残ってしまうという悪夢がもれなくついてきます。

そうなのです。クレジットカードの返済は、使った日時の順で返済するわけじゃありませんし、どの利用に対して支払うかをユーザーが選べるわけでもありません。多くのクレジットカード会社では、年利が低い順に返済しますというルールに基づいて、まずはショッピング枠から返済し、次に年利が高いキャッシュアドバンスへの返済へと移行します。

つまり、クレジットカードの残高がたくさんあって毎月少しずつ返済している家庭にとっては、キャッシュアドバンスを利用してしまうと、高い年利の分が半永久的に残ってしまう事態になってしまうのです。これは注意が必要です!

3.どうしよう、キャッシュアドバンスしてしまった。どうする?

もしもうっかりキャッシュアドバンスしてしまった場合、どうすれば地獄から這い出せるのでしょうか?

一番ベストな解決方法は、カードの残高をすべて払って完済することです。こうすれば、年利が高いキャッシュアドバンスの悪夢から解放されます。

しかし、カードの残高が多すぎて完済なんて無理という場合には、年利が低めのクレジットカードを作り、キャッシュアドバンスしてしまったカードの残高を丸ごと移行(Transfer)するという解決方法もあります。

これなら、キャッシュアドバンスも何もかもまとめての移行なので、高い金利からは解放されます。

残高をゼロにした後のクレジットカードの処遇については、そのままキープしても良いですし、使わなければ解約するという方法もあるでしょう。

4.カード社会だからこそ気を付けよう

アメリカは日本よりもカード社会化が進んでいます。だからこそ、民間企業はあの手この手で私たちからお金を引っ張り出そうとします。いいえ、被害妄想ではありません。

カードを使うことは便利ですし、私もほぼすべての買い物はカード払いにしています。だからこそ年利とか手数料という点には注意が必要ですし、あまり高い手数料や年利なら、他のカードに乗り換えることも選択肢の一つだと意識することが大切ですね。

カードってグローバルじゃないの?

現金を持たなくてもさっとショッピングや飲食に使えるクレジットカードは、持っているととても便利なアイテムですよね。私も普段はどんな少額でもカード払いがデフォルトになっていて、お財布の中には2ドルぐらいしか入っていません。それでも、現金がお財布はいっていないことを心配したことすらないのは、ほぼすべての店でカード払いを受け付けているからです。

このクレジットカードは、基本的には海外に行ってもそのまま使えますというコンセプトです。しかし実際には、そうでもありません!ここでは、グローバルな体をしながら意外とグローバルとは言えないクレジットカードのメカニズムをご紹介します。

目次

  1. 海外発行のカードが使えない!
  2. 日本でもあります!
  3. 海外発行のカードを受け付けないのはどうして?

1.海外発行のカードが使えない!

アメリカに限ったことではありませんが、海外でクレジットカードを使おうと思った時に、拒否されて使えないということがあります。

これは、手持ちのクレジットカードに問題があるわけではなく、カードを発行した銀行が悪いわけでもありません。そのショップが、海外発行のカード(International Card)の利用を拒否していることが理由で起こる現象です。

海外発行のカードというのは、日本で発行されたカードのように、海外で作ってきたカードという事です。クレジットカードの16桁の番号にはそれぞれ意味があり、ショップごとに海外で発行されたカードを拒否するという設定も可能です。

Sam’sで突然使えなくなった

私はお給料を日本円で受け取っており、その日本の銀行に紐づけされているクレジットカードを使って、普段の日常品を購入しています。これまで様々なショップで日本発行のカードを使ってきましたが、先日ある日突然、普段ショッピングをしていたSamsでこのカードが使えなくなってしまったのです。

オンラインでも使えず、店舗でも使えず。数週間前までは問題なく使えていたのでビックリでした。

ネットで調べてみた所、どうやらSamsの支払いポリシーが変わったらしく、海外発行のカードは一切使えないという新ルールになっていました。

Sam’s系列のWalmartでは使える

Sam’sでは、残念ながら海外発行のクレジットカードを使えなくなってしまいました。この結果、海外発行のカードしか持っていない人たちは、おそらくSamsに絶望してライバルであるコストコへ移動するかもしれません。

そして売上にマイナスの影響を感じたSamsは、数か月後ぐらいに海外発行のカードを再び使えるようにしてくれる、と私は予測しています。

その理由は、こうしたことは、これまでも頻繁に起こっていて、突然使えなくなったかと思ったら、数か月後に再び使えるようになることが多かったからです。

ちなみに、Sam’sで使えなくても、同じ系列のWalmartでは、海外発行のカードは問題なく使うことができます。しかしその昔には、Walmartでも店舗単位で海外カードの受付を拒否していたことがありました。

その時には、私は海外発行のカードが使える別のウォルマート店舗へ行って買い物をしていました。はい、それができれば客としては特定の店舗に行かなければ良いだけの話なので、痛くもかゆくもありません。

2.日本でもあります!

海外発行のカードを受け付けない店があると、グローバルな生活をしている人にとっては不便になってしまいますよね。これは、アメリカだけでなく、日本にもあります。

例えばアメリカで生活している私たちが、日本へ里帰りをした時、ショップに買い物に行ったら「海外発行のカードは使えません」と言われることもあります。個人商店だけでなく、色々なところに店舗を展開している大手の家電量販店などでも、日本発行のカードしか受け付けませんという店は、けっこうあるものです。

もしも日本に帰国して買い物に行く際には、そういう可能性があることは念頭に入れておいた方が良いかもしれません。

3.海外発行のカードを受け付けないのはどうして?

海外発行のカードを受け付けたくない店があるのは、万が一の貸倒リスクに対する不安があるからだと思います。

クレジットカードを受け付けるということは、その国のVisaやMasterなどの加盟ネットワークを信頼して受け入れるということです。グローバルに展開しているVisaとかMasterというワンクッションを入れることで、それなりに安心感を得ることはできますが、それでも万が一の時に経済的な損害を受けるのは店舗です。そういうのが嫌だという店や、これまで嫌な経験をしたという店だと、海外のカードは一切受け入れたくないという意志決定をするのかもしれません。

これに対して、客の私たちができることはありません。残念ながら、海外発行のカードしか持っていなければ、それを受け付けない店でのショッピングはできません。別の店に行くという選択肢しかありませんね。

ただし、世界中から観光客を受け入れている大都市では、そういう心配は少ないと思います。そんなこと言ってたら、店の売り上げが出ませんから。

海外からの観光客がほぼいない「ごく普通のアメリカ」では、そういうことをする店がたまにあります。すべての店がそうだというわけではないものの、知っておいて損はないかもしれません。

コレやったらブラックリスト入り?~クレジットカード編~

クレジットカードのDisputeは、不正なカード使用から私たち消費者を守ってくれる便利な制度です。日本ではチャージバックと呼ばれていますが、基本的には同じことです。今回は、Disputeについて意外と知らない裏側をご紹介しますね。

目次

  1. Disputeのメカニズム
  2. 旅行関連のDisputeには注意しよう
  3. 結論

アメリカに住んでいる人なら、誰でも1度や2度は経験したことがあるDispute。私もこれまで、何度も経験があります。多くの場合には、カードを紛失していないのに、どこかから情報が漏洩して不正チャージがあり、それを「私じゃありません!」とDisputeするというものですね。

このタイプのDisputeなら、その後トラブルに巻き込まれたり、生活の中で不便を感じることはありません。大半は、カード会社に連絡すればその場で返金対応してもらえます。

しかしDisputeにはもっとほかにも理由があります。「使ったのは自分だけれど異議を唱えたい」場合です。例えば

  • 返品して返金されたはずなのに、クレジットカードに反映されていない
  • チャージされないと言われたのにチャージされてる
  • 使っていないサービスが追加でチャージされてた

など、色々あります。

1.Disputeのメカニズム

Disputeは、

  1. ユーザがカード会社にDipute。正当性を証明する証拠を提出。
  2. カード会社がレビューして認められたら、VisaやMasterのネットワークへ行く。
  3. そこから業者へDisputeの連絡。
  4. もしも業者が反論する場合には、業者が書面であちらの正当性を主張する証拠を提出。
  5. カード会社がレビューをして、最終的に判断する。

という順序になります。ユーザーが明確な証拠を最初に提出できれば、それほど難航することなく、すんなりと返金してもらえます。しかし、口頭での約束だけだったり、主張に無理があると、当然ですが業者側から反論されます。

2.旅行関連のDisputeには注意しよう

gantas airplane

後から問題が起こりやすいのは、商品ではなくサービスに関するDisputeです。特に航空チケットやホテルでの宿泊、レンタカーなどはDisputeの定番らしく、クレジットカード会社も消費者も、そしてサービスを提供する会社も頭を抱えているようです。

航空券のDisputeはメールを保存していたかどうかで勝負が決まる

航空券のDisputeには、

  • キャンセルしたのにチャージされた
  • 返金されると言われたのにクレジットされてない

などが多いです。クレジットカード会社にDisputeを申請することはできても、自分の正当性を証拠として提出できなければ、残念ながら返金してもらうことは難しいのが、航空券のDisputeの特徴です。

例えば、キャンセルしたのにチャージされた場合、航空券のチケットを購入したときに受け取ったConfirmation Emailを見てみましょう。キャンセルポリシーはありますか?もしもそこに、「キャンセルしても返金しません」というポリシーが明記されていたら、残念ながらDisputeしても航空会社から反撃されてゲームオーバーです。

返金されると言われたのにクレジットされていない場合には、「返金します」と書かれたメールがあれば、問題なくDisputeで問題を解決できます。ただし、口頭で言われただけだと、「航空会社が返金すると約束した事実」を証明できないので、場合によってはDisputeしても徒労の苦かもしれません。

ホテルのDispute は意外と多い

light fashion man people

ホテルのDisputeは、私がつい先日経験しました。私の場合には、予定よりも数日早くチェックアウトし、ホテル側から受け取ったレシートにも「300ドル返金です」と明記されていたのにクレジットカードへのクレジットがなかったというものでした。これは、ホテル側から明確に「返金します」という旨がかかれたレシートがあるので、実際に返金しなかったホテルに落ち度があることになり、私のDisputeは勝利でした。

しかし中には、

  • タバコを吸っていないのにスモーキング清掃代を徴収された
  • 物品の破損やミニバーのドリンクを飲んだなど、追加チャージされている
  • 時間通りにチェックアウトしたにもかかわらず、Late Feeがチャージされた

などがあります。この場合にも、両者ともに書面で正当性を証明しなければいけません。

レンタカーは要注意

black cars on gray concrete road

レンタカーのDisputeは、旅行業界の中でも注意が必要です。それは、ブラックリストに簡単に載せられてしまうから。どんなDisputeがあるかというと、

  • ガソリン代が後から請求されていた
  • 傷があったとして後日チャージされていた

などがあるようですが、中には客側に悪質なケースが多いのもまた、レンタカーのDisputeの特徴なのだそうです。例えば

  • 車が気に入らなかった(だけど利用した)
  • 高すぎると思った(だけど利用した)
  • シンプルに払いたくない(悪質)

なども多いらしく、カード会社にいろいろな理由をつけてDisputeするのだそうです。もちろん、レンタカー業者は反撃するわけですが、予約をした時に書面で詳細を説明していなかったなどの理由でDisputeが通ることもあるらしく、その場合には激怒したレンタカー業者はその人をブラックリストに載せ、「永久にこいつには貸さない」という意思表示をすることが多いのだとか。

3.結論

クレジットカードの不正チャージやいわれのないチャージに対しては、断固として戦うべきだと思います。しかし、サービスが気に入らなかったから払わないとか、当たり屋的な理由でのDisputeは、あとから大きなしっぺ返しがきます!

悪徳なDisputeをすると、業者から法的に訴えられる可能性はありますし、実際に訴えられて損害賠償を払う羽目になった人もいるようです。

もしも旅行に行った時に返金してもらえることになった場合には、必ず返金のレシートを保管しておきましょう。それがなければ、返金すると言ってしない業者に対して、対抗する手段がありません。レシートをしばらく保管しておくことは、実はとても大切です。

おい金返せ!ホテルで返金トラブルにあったらどうする?

ショップに返品したり、サービスで返金を受けたりすると、私たちは疑うことなく、クレジットカードに反映されているものだと盲目的に信じていることが多いものです。しかし、私が少し前に経験した返金トラブルは、目からうろこな経験でした。

目次

  1. 2週間の滞在
  2. チェックアウトの際に返金300ドル
  3. 案の定たらいまわし
  4. クレジットカード会社へ泣きついた
  5. 経験から学んだこと

1.2週間の滞在

数か月前に、息子が夏のインターンをするため、とある都市のホテルに2週間ほど滞在しました。ホテルはHome2というヒルトン系ホテルチェーンで、キッチンやリビングのスペースがついているSuiteタイプでリーズナブルな価格帯が人気です。彼はルームメイトとアパートを契約していたのですが、入居日まで2週間ほどあったため、それまではホテルにいたのです。

ホテルの予約は、私が半年ほど前に取りました。その時には具体的なチェックアウト日がまだわかっていなかったため、余裕をもって日数を確保しました。早めに予約を入れたため、本来なら一泊200ドル程度のホテルが、1泊当たり120ドルというお得な価格でとれました。

2.チェックアウトの際に返金300ドル

luxury reception in hotel

ホテルでは一般的に、チェックインした時点でチェックアウトまでの宿泊費が全額チャージされます。息子の場合もそうでした。しかし彼の場合、予定よりも数日早くチェックアウトして契約したアパートへ入居しました。

ホテルの予約システムは、何日前もしくは何時間前まででなければキャンセルできませんというルールになっています。定価で宿泊するなら24時間前までにキャンセルすればチャージはされませんが、格安料金で泊まる場合には、これが2日前とか3日前までにキャンセルしてください、というルールだったりします。

息子の場合もおそらく、数日前のキャンセルルールだったのだと思います。返金が発生すれば返してもらえるだろうと軽く考えており、細かい部分はチェックしませんでした。そして実際にチェックアウトの際に、300ドル程度の返金がありました。

こうした返金は、ケースバイケースではあるものの、多くは数日以内、遅くても2週間以内にはクレジットカードに反映されます。しかしこのホテルの場合、1か月待っても返金の事実がカードに反映されませんでした。

3.案の定たらいまわし

a sad man talking on the phone

私はホテルへ直接電話を掛けました。どうやらBilling部署で働いている人はリモートワークをしているのか、いつかけても不在で、毎回フロントデスクの人が彼のメールアドレスを教えてくれました。

彼のメールへ連絡しても、返信が返ってきません。

これまでの長いアメリカ生活の中で、このパターンはよく心得ています。シカトを決め込もうというパターンですね。ヒルトン系列の大きなホテルだったので、この対応には驚きましたが、ホテルへ直接連絡してもらちが明かないので、ネットからヒルトングループのカスタマーサービスを見つけ、そこへ連絡しました。

こちらも、アメリカらしく、人によって言うことが違います。グループの側で解決しましょうという人もいれば、ホテルへ直接連絡しろという人もいます。返金されているはずなのにカードへクレジットされていない事実を裏付ける証拠として、カードの取引明細などもすべて提出しているのですが、そうしたものに目を通していないのか、「返金したでしょ」という人もいました。挙句の果てには「グループは各ホテルの問題を解決することはできません。」と全く役に立たないアドバイスを頂戴しました。

夫に事情を話し、息子がお世話になったホテルだし、金額が300ドルでめくじら立てる金額でもなく、あきらめたほうが良いのかなと聞きました。彼は、それとこれとは全く異なる問題だから、解決するべきだと言いました。そして、時間を見つけて彼がホテルの支配人と話をしようと提案してくれました。

4.クレジットカード会社へ泣きついた

そんな中、ある日ふと、もしかしたらホテル側は返金したけれど、クレジットカード会社の側でシステムエラー的な何かが起こっているのではないか?という案がひらめきました。

そこで、カード会社へ連絡したのです。すると、

通常、法人が返金をした場合には、業者には2週間の猶予が与えられており、その期間内に返金額をクレジットする義務があります。猶予期間を超えた場合には、返金額に金利が付いた額をカード会社から業者に対して請求します。

ユーザーには、返金から2週間以内にクレジットがない場合には、Diputeする選択肢があります。

この場合には、Disputeすることをおすすめします。証拠書類とカバーレターをこちらの住所まで郵送してください。

Barclay Creditcard

とのアドバイスを受けました。つまり、ホテルが300ドルの返金をしなければ、私はホテルからチャージされた1000ドル以上を全額Disputeして良いですよ、とのことです。

本当かなと思いながらも、カード会社のアドバイス通り、Disputeしました。その後、1か月程度の調査を行った結果、私たちが払った全額ではない返金分を、無事に返金してもらえました。

5.経験から学んだこと

クレジットカード払いは、現金を持たなくて便利という利便性はありますが、それだけではありません。今回のようにトラブルが起こった時には、私たちユーザーを守ってくれる役割もしています。

これまでDisputeは、使っていないチャージをされた時にするものだと思っていました。しかし、今回のように返金されるべきものがなかった場合にも適用されることが分かりました。

ちなみに、そのホテルのレビューを読んだところ、多くの人がBilling Departmentとトラブルを抱えていることが分かりました。私たちのように返金がないという人もいれば、よくわからないチャージをされたという人もいました。皆が解決したのかどうかは知りません。夫曰く、誰かが何か悪いことをしている香りがすると。そうなのかもしれませんし、頭の悪い人が経理を担当しているだけなのかもしれません。その辺は、私にはわかりません。

もしも今回のようなトラブルが起こった場合、ホテル側が誠意のない対応をしても、クレジットカード会社が助けてくれるので、あきらめる必要はありません!