アメリカに車を持ってきたい!方法やかかる費用は?

日本の愛車をアメリカに輸送するには、時間と費用がかかります。具体的な手続き方法や費用の目安はどのぐらいなのでしょうか。

日本で乗っていた大好きな愛車を、アメリカにそのまま持ってこれるなら、自動車を購入する費用を節約できますし、何よりも便利ですよね。日本で左ハンドルの輸入車が走っているのだから、アメリカでも右ハンドルの日本車が走っていても、おかしくありません。ここでは、日本からアメリカで車をもってきたい人が知っておきたいコトをご紹介しています。

目次

  1. 日本からアメリカに車を持ってくることは可能?
  2. どこで手続きすれば良い?
  3. かかる費用はどのぐらい?
  4. まとめ:自動車はアメリカで購入するのがベター

1.日本からアメリカに車を持ってくることは可能?

日本からアメリカへ、日本で乗っていた自動車を持っていくことは、可能です。その際には、自動車を空輸か海運でアメリカまで送り、通関手続きやアメリカ仕様に車をカスタム、そして関税を支払えば、アメリカで登録できる自動車のスペックになります。

考えてみれば、日本の中古車は海外へ輸出されて、現地で乗られているわけですから、不可能ということはありません。しかし、経験したことがない人にとっては、どこでそんな風に手続きをしたらよいのか、また費用や時間はどのぐらいかかるのかなど、暗中模索です。

右ハンドルの車は州によって登録不可

日本で乗っていた自動車の多くは、右ハンドルですよね。州によっては登録できることはありますが、ハンドルの位置が右だと登録不可になってしまう州もあります。そのため、手続きを始める前には、引っ越す先の州のルールをしっかりリサーチした上で、決断することをおすすめします。

アメリカで右ハンドルだと、正直、普段の生活でもかなり不便を強いられることは多いと思います。例えば、ドライブスルーはアメリカの方が充実していて、ファストフードのドライブスルーだけでなく、銀行のATMとか薬局もドライブスルーになっています。それに、アメリカのカスタマーサービスは日本ほど丁寧ではないので、ドライバーが車の右に座っているからと言って、わざわざ店員が持ってきてくれるという親切は期待しない方が良いでしょう。右ハンドルの車でアメリカのドライブスルーを利用するなら、ドライバーが車を降りて車の左側へ移動して、立った状態でオーダーすることになります。

はい、不便です。

2.どこで手続きすれば良い?

自動車の整備や通関に関する手続きは、ノウハウを知っている人が手続きをしても、時間がかかるものです。そうした知識を持たない私達のような素人がすると、更に時間がかかったり、書類が足りないから出直せと言われてストレスを感じたり、良い結果にはなりません。ただでさえ渡米前は誰でも忙しいものです。そのため、手続きに関しては、経験と実績のある業者に依頼するのがおすすめです。

3.かかる費用はどのぐらい?

自動車は重量があるので、リーズナブルなコンテナで輸送しても、まとまった送料がかかってしまいます。その他にも、業者への手数料や、通関のための書類作成、倉庫での保管料など諸経費がかかりますし、アメリカ仕様へカスタマイズするための整備費用も掛かります。

通関にかかる費用

日本からアメリカに車を送り、通関するまでにかかる費用を見ると、空輸する場合には最低でも250万円程度、船で送る場合には50万円程度は見ておいた方が良いでしょう。車種によっても状況によってもかかる費用はケースバイケースですが、だいたいこのぐらいはかかることが多いです。

1年以内の留学なら、関税が免除?

もしも海外の滞在が1年以内なら、AIT/FIA Carnet de Passages en Douane(自動車カルネ)の制度を利用して、通関手続きを簡略化することができます。しかしこの制度は、アメリカは対象外となっているので、残念ながら利用できません

ちなみに、この制度を利用すると、自動車をその国の仕様へカスタマイズする必要がなく、現地でナンバープレートを取得する必要もありません。そのため、リーズナブルに車を持って行けます。有効期間は1年のみで、日本のJAFが手続きをサポートしてくれます。

アメリカ仕様への整備費用

さらに、アメリカを通関できても、そのまま現地でその車を乗れるわけではありません。日本のプレートを付けたままでは走行できませんから、アメリカのプレートへ付け替えなければいけません。

その際には、アメリカの州ごとに決められている排ガス基準や安全基準を満たすべく、必要な整備を行います。古い年式でなければ、大きなカスタマイズが必要になるケースは少ないですが、最低でも距離表示のメーター系は交換しなければいけません。日本の自動車だと、メーターはkm表示となっていますよね。しかしアメリカではマイル表示なので、そのあたりを整備工場で対応してもらうことになります。

アメリカに走っていない車だと費用は無限天井

アメリカに輸入されていない車種の場合には、費用はさらにかかることになります。その理由は、アメリカの安全基準を満たすかどうかの検査に、クラッシュテストがあるからです。既にアメリカに輸入されている車なら、メーカーが最初にそうしたテストを行った上での販売開始となっているので、日本から車を持ち込むユーザーの車を使う必要はありません。しかし、アメリカに輸入されていない車種の場合には、なんとクラッシュテストを行わなければいけません。

クラッシュテストとは、衝撃に耐えられるかというテストなわけですが、自分の車を使って行うので、車をつぶすテストを受けることになります。

げげげ。。と思いますよね?大切な車を、検査という名目でCollisionダメージを与えられ、それを修理した上での引き渡しとなるので、かかる費用が数千万円て単位になってしまうこともあります。

そのため、アメリカへ輸出されていない車種に関しては、持って行かないことを強くお勧めします。

ライセンスプレートを取得するための登録費用

アメリカで自動車の登録をする際には、各州にあるDMV(Department of Motor Vihecle)という公的機関に足を運びます。これは陸運局と免許センターをあわせたようなもので、自動車の登録や、運転免許所に関する業務を行っています。

最寄りのDMVはこちらから検索

登録の際には、州の規定や基準に合っているかが検査され、合格すれば自動車を登録して、その場でナンバープレートを手渡しされます。日本のように、プレートを車に設置するネジを封印するという習慣はなく、手渡しされたプレートを、ドライバーが自身で車に装着することになります。

登録の際には、登録料がかかります。かかる費用は、車の年式や車種によっても異なりますが、一般的には年式が新しい車ほど高く、古い車ほどリーズナブルになります。目安としては、数百ドル~1000ドル超程度です。DMVではカード払いができるので、現金を持参する必要はありません。

4.まとめ:自動車はアメリカで購入するのがベター

日本でよほどの高級車に乗っていて、金に糸目はつけないからとにかくアメリカにも持っていきたいというのであれば、自動車の持ち込みは不可能でなありません。しかし大半の場合には、いろいろな障害があり、費用や時間がかかります。予想を上回るコストがかかり、現地で新車を購入したほうが安いということも多いでしょう。

そのため、アメリカへ自動車を持っていくことは、おすすめしません。

海外だからこそ安心感が欲しい!生命保険の種類と加入方法

アメリカにも、生命保険はあります。結婚している人、そして子供がいる人にとっては、配偶者の万が一に備えて自分と子供を守るための生命保険、もしくは自分に万が一の時には家族を守るための生命保険にぜひ加入したいものです。アメリカには、どんな生命保険があって、どのように加入すれば良いのでしょうか?

目次

  1. 生命保険の種類
  2. 生命保険への加入方法
  3. こんな保険には気を付けよう
  4. 生命保険の選び方

1.生命保険の種類

アメリカの生命保険は、大きく分けると4種類あります。

Term Life(掛け捨ての生命保険)

Term Lifeとは、期間限定の掛け捨てタイプです。期間は10年とか15年、20年などがよくありますが、他の保険と比べるとリーズナブルな保険料で加入できるのが魅力です。掛け金は、年齢及び健康状態、受け取り保険金の額によって異なります。

掛け捨てタイプは、

  • 加入の期間が最初に決まっていて、後から変更できない
  • 毎月の保険料がリーズナブル
  • 掛け捨てなので、満期を迎えても手元には何も戻ってこない
  • 保険加入期間及び支払総額が決まっているので、最初に一括で払い込んでもOK
  • 子育て期間中だけなど、一時的にニーズが高まる時に便利

などの特徴があります。

誰におすすめ?

この保険は、生命保険に加入したいけれど掛け金が高いのは困るという人におすすめです。我が家でも、子供が生まれたことをきっかけに、夫と私とでTerm Lifeへ加入しました。20年で満期を迎えるTerm Lifeで、当時私も夫も30代でしたが、$150,000の保険が毎月20ドル程度、$100,000は毎月10ドル程度で加入できました。

子育て世代にも、Term Lifeはおすすめだと思います。子供が成人するまでは、世帯主が亡くなると家計は危機的な状況となってしまいます。仮に専業主婦の妻が亡くなっても、デイケアなどの負担が大きくなることで、経済的に困窮しそうです。そのため、子供が成人するまではしっかり保障したいという目的でTerm Lifeに加入する人は多いですね。

Whole Life(終身保険)

このタイプは終身保険で、一度加入すると年齢に関わらず、加入者が死亡する時点で満期を迎えるというタイプの保険です。掛け捨てタイプと比較すると、毎月のの保険料は割高ですが、貯蓄性があるという点が魅力です。

  • 加入期間は名義人が死亡するまでずっと続く(保険料を払い続けてもよし、途中でストップすることも可能)
  • 最後は必ず保険金を受け取ることができる
  • 毎月の保険料は割高
  • 解約すると、部分的に返金してもらえる
  • 一定期間以上保険料を納めると、払い込みを辞めても保障が一定期間は続く
  • 家族に必ず何か残したい人におすすめ

という特徴があります。

我が家では、Whole Lifeにも加入しています。正直、加入した当時には生命保険の種類や違いをよく知らず、保険の人にすすめられるまま加入してしまいました。やはりTerm Lifeと比較すると保険料は割高で、夫の場合には$150,000の受取金で毎月の保険料は70ドル程度です。

Whole Lifeは貯蓄性があり、途中で解約しても部分的に返金してもらうことができます。我が家の場合、年に1回ステートメントが送られてきて、払い込み70ドル分の使用用途が詳細に記載されています。70ドル分のうち、返金対象となるのは約20ドル程度で、残りの50ドル分は、生命保険に加入している手数料や安心料ということで、解約しても返金はされません。

Universal Life

ユニバーサル保険というのは、もともとアメリカで考案された生命保険のタイプで、基本的にはWHOLE LIFEタイプと同じです。保険によっては、Universal Whole Lifeという商品になっていることもあります。万が一の時には安心できる保険料を受け取れるだけでなく、毎月の保険料から少額が貯蓄に回されているため、貯蓄性があるという点が、ユニバーサル保険の大きな特徴です。

ユニバーサル保険と終身保険の大きな違いは、毎月の保険料のうち、どのぐらいを保険保障に回すか、そしてどのぐらいを貯蓄に回すかという点を、自由に決められるという点です。全てのユニバーサル保険が加入者にカスタマイズさせてくれるのかは不明ですが、毎月の保険金出費を抑えながら、安心感と貯蓄のどちらもしたいという人におすすめの保険商品です。

ちなみに我が家が加入しているのは、ステートメントをチェックした所、Universal Whole Lifeというタイプでした。私達が自由に貯蓄がいくら、と決めたわけではありませんが、終身型、そして保険という安心感と貯蓄の両方のメリットがある保険商品ということですね。

Variable Life

アメリカの保険には、一般的ではありませんが、変額年金というものがあります。これはユニバーサル保険の一種で、払い込んだ保険の運用を、いろいろなファンドに投資することによって積極的に増やそうという保険です。充実した選択肢の中から自由にファンドを選び、保険加入者が投資のような感覚で生命保険を組み立てられるという点が、大きな魅力なのでしょう。

ただし、運用がうまくいかない場合には、加入した時の満額受け取り保険金が低くなってしまうリスクがあります。残された家族への安心感という意味では、あまり理想的ではないかもしれません。

2.生命保険への加入方法

アメリカで生命保険に加入する方法は、とても簡単です。たくさんの保険会社が多種多様な保険商品をネットで販売しているので、自分で見つけて見積もりを取ることができます。

見積もりを取る際に注意したい事は、生命保険の掛け金は、加入者の年齢だけによって決まるわけではないという点です。加入に当たっては、Risk Assessmentなる健康診断を行い、保険会社が低リスクと判断した人ほど、保険料は安くなります。

この健康診断は、以前では保険会社が看護師を派遣してくれて、自宅で血圧をチェックしたり、採血をしたほか、体重や健康状態などを総合的に判断していました。私が生命保険に加入した時にも、看護師が自宅にやってきました。

近年でも、もしかしたらそういうプロセスはまだあるのかもしれません。しかし近年増えているのは、数か月以内の健康診断の記録を保険会社へ送るという方法です。具体的にどんな項目をチェックしなければいけないかという点は、保険会社から指定されますが、体重や既往症、そして高血圧や糖尿病などのリスクがないかをチェックするという点では、以前と判定基準はそれほど大きく変わっていないのだと思います。

ちなみに、健康状態によっては、保険会社から加入拒否されることもあります。例えば、体重が一定以上の人だと、ハイリスクとみなされて、いくら健康でも加入拒否されます。この場合、健康であることを証明して保険会社を説得できれば、加入させてもらうことは可能ですが、保険料はかなり高めになることが多いです。

糖尿病や高血圧、高脂血症などを持っている人もまた、ハイリスクとみなされることが多いです。

実は私の夫も、30代の時には生命保険に問題なく加入できました。しかしアラフィフになると、やはり体重がヘビー級になってしまい、健康だったのですが、別途加入しようと思った保険会社からは、加入拒否されてしまいました。

健康保険に加入するなら若いうちが良いというのは、そういう理由があるのかもしれませんね。

3.こんな保険には気を付けよう

生命保険と謡われている商品の中には、Accidental Life Insuranceなるものがあります。アクシデント保険とか、事故保険なんて呼ばれているかもしれません。

この保険も、確かに生命保険であることは変わりません。しかし、死亡理由がアクシデント、つまり事故でなければ保険金が下りる対象にならないという点が大きな特徴です。交通事故などの事故なら、保険は満額がおりますが、病気で亡くなった場合には、対象外となってしまいます。

アクシデント保険は、掛け捨て保険が多く、保険料は比較的リーズナブルです。車社会のアメリカなので、毎日マイカーで長距離を通勤する人や、自動車の運転をすることが多い人等、ガテン系の仕事をする人は、加入することで大きな安心感を得られるかもしれませんね。

4.生命保険の選び方

アメリカの生命保険は、保険商品ごとに毎月の保険料が大きく異なります。そのため、加入する際には、複数の商品を比較検討することをおすすめします。

保険金はいくらが目安?

保険金の金額が大きくなると、当然ですが毎月の保険料は高くなります。どのぐらいの保険金にするのが目安なのか、分からないという人は多いかもしれません。保険アドバイザーの話によると、目安は世帯の収入の5倍なのだそうです。つまり、年収が5万ドルの世帯なら、保険金の目安は$250,000ということになりますね。

ただし、アメリカの生命保険は、万が一の時に自宅のMortgage(住宅ローン)を完済できる金額を目安にすることも多いです。アメリカの住宅ローンには、世帯主がなくなった時にローン残債がゼロになるという保険はないため、多くの人はその安心感を生命保険でカバーしています。

そう考えると、年収が5万ドルの家庭の場合、生命保険の目安は$250,000ですが、住宅ローンの残債が$400,000残っているなら、保険金は払い込み料と相談しながら$400,000にできるだけ近い金額にするのが賢明かもしれません。

保険料がディスカウント?

アメリカの金融機関では、銀行口座やローン商品、また保険商品を同じところで契約すると、マルチディスカウントとして保険料がディスカウントされるシステムがあります。全ての金融機関ではありませんが、マルチディスカウントの可能性も視野に入れた上で、生命保険をどこで契約するかを比較しましょう。

ただし、ディスカウントしてもらえるのは、生命保険ではなく、自動車保険となることが多いです。我が家でも、同じ金融機関に銀行口座を持ち、住宅ローンや自動車ローンを持ち、自宅のProperty Insuranceや自動車保険など、複数の商品を契約しています。そのため、自動車保険の料金は、本来の半額以下の金額で契約させてもらっています。

保険が高いアメリカにおいては、こうしたディスカウントでも家計にとっては大きなメリットだと思います。

アメリカの大学費用はどう貯める?529Planって何?

子供の大学費用をどうやって貯めるのがベストなのか、頭を悩ませている人はたくさんいるのではないでしょうか。私自身も、子供が生まれたばかりの頃には、どんな方法で貯めるのが良いのか、またどんな貯め方だとどんな落とし穴があるのか、不安でした。ここでは、学費を貯める方法としてよく耳にする529Planについて、詳しくご紹介します。

目次

  1. 529 Planって何?
  2. 529プランのメリット
  3. 529プランのデメリット
  4. どの529プランがオススメ?

1.529 Planって何?

529プランとは、子供の教育費を貯蓄する目的の口座です。金融機関が提供してる金融商品ですが、運用方法が異なるだけで、基本的なルールはどの金融機関で口座を作っても変わりません。

A 529 plan is a tax-advantaged investment vehicle in the United States designed to encourage saving for the future higher education expenses of a designated beneficiary. In 2017, K–12 public, private, and religious school tuition were included as qualified expenses for 529 plans along with post-secondary education costs after passage of the Tax Cuts and Jobs Act

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529プランの特徴

  • contribution(入金)に非課税枠はない
  • 引き落とした時にも税金はかからない
  • Growth(増えた分)に税金がかからない→ここが魅力
  • 引き落とせるのは教育目的のみ(学費や寮費、教科書代など)
  • 親の名義で貯蓄し、子供に学費に使う
  • 年間$10,000までなら私立の小中高に学費として引き落としてもOK

529プランは、Traditional IRAのように貯蓄分が非課税にはなりません。その点では、Saving Accountの代わりに529プラン口座で貯めているという感覚でOKだと思います。そして引き出す際にも、それが収入としてカウントされることはないという安心感があります。

金融機関ごとに、どんなMutual Fundで増やしてくれるのかという点は異なります。私が利用していたUpromise529プランでも、最初に「ハイリスクだけれど大きく増やしたい人向けのプラン」「堅実にコツコツ貯めたい人のためのプラン」などの選択肢から選ぶことができました。銀行のSaving Accountなどに入れておくよりも大きく増えるという点で、529プランは利用する価値は大いにあると思います。

2.529プランのメリット

529プランのメリットは、たくさんあります。

親名義で貯められる

アメリカの大学では世帯の収入によってかかる学費が違います。親の収入はもちろんのこと、子供名義の資産や貯金があると、Financial Aidを受ける際には不利です。できるだけ子供名義の口座は持たない、資産は作らない、というのがアメリカの常識です。529プランは、Account Owner(口座の所有者)は親で、Beneficiary(学費を使う人)は子供という設定ができます。この点は、大きなメリットだと思います。

大きく増える

529プランの多くは、Saving Accountよりも金利が高めのMutual Fundで運用します。例えば、毎月$200ずつを18年間コツコツと積み立てた場合、Saving Accountで利子が1%しかつかなければ、最終的には$47,000程度にしかなりません。しかし、金利が6%つく529プランなら、18年後には$77,000にまで大きく増えてくれます。しかも、金利で増えた$30,000には税金はかからないので、その分もしっかり学費に充てられます。

Financial Aidへの影響が少ない

大学の学費を決定する際に申請するFAFSAにも、529プランの残高を申告する必要はあります。親名義でも子供名義の場合でも、他の口座やIRA口座後比較すると、インパクトは少なめです。Vanguardの調査によると、529プランを持っていることでFinancial Aidに与える影響は、5.64%程度なのだとか。例えば、大学側が$30,000のFinancial Aidパッケージを準備していた場合には、その5%程度なので$1,500ぐらい金額が下がるだろうということです。

祖父母や親戚からの応援も受け付けられる

529プランへの貯蓄は、口座の所有者ではない祖父母や親戚、友人などもギフトとして一時的に入金することができます。口座所有者の親は、毎月コツコツと積み立てるわけですが、祖父母からのクリスマスギフトを529プランへ入れてもらうことができれば、学費が増えるスピードにも拍車がかかりそうです。

フレキシブル

529プランは、とてもフレキシブルです。口座を開設した所有者を変更することは簡単ではありませんが、誰が貯蓄した学費を使うかというBeneficiaryに関しては、変更したり、また複数の人を設定したり削除することも可能です。

また、年間いくらまでしか貯蓄できないという制限もなければ、年間いくらまでしか引き出せないという制限もありません。それに、いつでも口座を解約することもできます。

州立大学の学費を現在のレートでロックインできる

州が提供している529プランの中には、口座を開設した時の学費レートが、子供が大学へ進学する時にも適用されるというお得なプランもあります。現在では既に学費が高騰した状態となっていますが、これからも学費の高騰は続く可能性が高いですよね。

私の友人は、この州のプランを利用していました。口座を開設したのが約20年ぐらい前で、学費の高騰が始まったばかりの頃だったそうです。彼女が子供の学費として支払った金額は、現在の学費の半額以下で年間$10,000程度だったそうです。

州によっては収税面で優遇措置あり

全ての州ではありませんが、全米30の州では、529プランに貯蓄した投資額については、収税の所得税から一部もしくは全額が控除されるという特典があります。控除枠が最も大きいインディアナ州では、年間の節税額は$200以上が期待できるようです。ちなみに残念ながら、私が住んでいた州では、そうした特典は一切ありませんでした。

州ごとの節税についてはこちらから

3.529プランのデメリット

私は子供が生まれてから大学を卒業するまで、ずっとコツコツと529プランに積立をしてきました。その他にもIRA口座なども併用しましたが、実際に529プランを使った際に感じたデメリットをご紹介します。

FAFSAで申告しなければいけない

529プランはInvestment口座として、毎年ファイルするFAFSAで申告しなければいけません。Traditional IRAなどは資産としてカウントされない大学がほとんどなのですが、残念ながら529Planは、しっかり資産としてカウントされてしまいます。ただ、他の口座と比べてインパクトが少ないというだけなのです。

学費以外の引き出しにはペナルティがかかる

529プランは、学費を貯蓄する目的で利用するための口座です。金利によって成長した利子が非課税になるのも、そのためですね。しかし、子供が大学に進学しないことにしたから口座を解約したいとか、事情が変わって529口座内のお金が必要になったから解約したいという場合には、増えた分に対して10%のペナルティがかかります。上記に挙げた、毎月$200を18年間積立続けた場合だと、利子の分$34,000に対して10%のペナルティ、つまり$3,400程度が徴収されることになります。これは結構、大きいです。

元本保証ではない

これは529プランに限らず、全ての投資商品に共通するデメリットです。比較的リスクが少ない529プランも、元本保証ではありません。市場の劇的は大暴落などが起こると、元本割れのリスクもわずかながら存在します。

ただし、529プランは積立信託投資なので、長期間続ければ続けるほど、そのリスクを小さく抑えることができます。

金融機関によって手数料が違う

529プランの運用は、金融機関が行います。そして、手数料もかかります。私が利用していた529プランは、年間の手数料が$20とリーズナブルでしたが、金融機関によってはもう少しかかる所があるかもしれません。少額をコツコツ貯めたい人にとっては、手数料をガッポリ徴収されることは、大きなデメリットですね。

4.どの529プランがオススメ?

529プランの中には、公的な機関が提供しているものもあれば、民間の金融機関からラインナップされているものもあります。州ごとに、どのプランがベストなのか、もしくはどの大学へ将来行こうと考えているかによって、ベストのプランはそれぞれ異なります。

例えば、子供が大学に入学するまで、州をまたいでの引越しをする可能性がない人なら、州立大学へ進学する際に有利なプランも含めて考慮するのが良いかもしれません。しかし、現在住んでいる州とは異なる州の大学へ子供が進学する可能性がある人なら、州の条件などがなく、全米の公立でも私立でも自由に使える529プランを選ぶのが良いでしょう。

州ごとにベストな529プランを見つけるならこちらから

私が利用していた529プランは「Upromise529」

私が利用していたのは、全米全ての大学で利用できるUpromiseというサービスです。これは、ただ毎月コツコツと529プランへ積み立てるだけでなく、クレジットカードを使ったりレストランを利用すると、キャッシュバックのような形で大きく貯めることができる529プランです。最近では、オンラインショッピングをすると、利用金額に応じてさらにキャッシュバックしてもらえる特典がついています。ちなみに私は、18年間で積立以外にゲットした特典分だけでも、$6,000ほどになりました。

もしも529プランをいろいろ比較検討しているなら、ぜひチェックしてみてくださいね。口座を開設すると、もれなく$30をプランへ入金という形でゲットできるキャンペーンをしています。

Upromiseに興味がある方はこちらから

もしも口座を開設するなら、私のお友達として紹介されると、さらに$25をもれなく529プランに付与してもらえます。→こちらのリンクからどうぞ

アメリカで憧れのマイホーム!購入方法や注意点とは?

アメリカのアパートなど賃貸物件で生活している人の中には、更新の度に容赦なく値上がりする賃料にうんざりしている人も多いのではないでしょうか。「嫌なら出て行けばよい」とはわかっていても、賃料が値上がりする度に生活が圧迫されますし、精神的なストレスも大きくなってしまいますよね。留学や駐在組はあまり関係ないことかもしれませんが、ずっとアメリカにいる移住組なら、遅かれ早かれマイホームを購入することを検討するのも良いかもしれません。

目次

  1. ステップ1:何よりも最初にすることは何
  2. ステップ2:Realtorと物件探し
  3. ステップ3:物件が見つかったら、いよいよMortgage申請
  4. ステップ4:魔の30日間がスタート
  5. ステップ5:いよいよクロージング

1.ステップ1:何よりも最初にすることは何?

マイホームを購入しよう!と思った時に最初にする事は、金融機関からPre-ApproveとかPre-Qualitiedと呼ばれる書類をもらうことです。これは、言ってみるなら住宅ローンの仮審査に位置づけられるもので、「このぐらいの価格なら審査に通るし買えそうでしょう」と太鼓判を押してくれるような役割があります。

Pre-Approveを申請する際には、特定の不動産を抑えておかなければいけないということはありませんし、Realtorを見つけていない状態でもOKです。購入を考えている不動産のざっくりとした予算で申請して、金融機関からOKをもらうという書類です。

Pre-Approveを取得するのにかかる期間は?

フルタイムで仕事をしていて、勤続年数がそれなりにある人なら、Pre-Approveを申請してから承認されるまでにかかる期間は、数日ととても短いです。私もこれまで何回かマイホームを購入しているのですが、どの場合でも、勤続年数が長く安定した収入のある夫を基準に審査を受けるので、1日とか2日程度で承認してもらえます。

しかし、世帯ごとに家計の状況は異なりますよね。そのため、人によってはPre-Approvedをもらう最初のステップでも、数か月かかってしまうこともあるのだとか。ケースバイケースでどんな書類が必要になるか分からないので、提出できそうな収入関連の書類は、全てスキャンしてパソコンにPDFファイルとして保管しておくことをおすすめします。

購入したい不動産の価格よりも高いのが理想的

Pre-Approvedの書類を申請する際には、自身でどのぐらいの予算内で不動産を購入するかという点を決めて申請します。金融機関は、その金額に応じて承認するかしないかを決定するわけですが、ここで注意点があります。

申請する金額を低くすれば、確かに承認してもらえる確率は高くなります。しかし、実際に買いたいと思った不動産の価格が承認された価格よりも高い場合には、ローンのプロセスが遅くなってしまうリスクがあるので注意しなければいけません。

そのため、Pre-Approvedの申請では、予算よりも若干多めの金額で申請するのがおすすめです。例えば、予算が$200,000ぐらいなら、申請は$230,000ぐらいにする、のような感じですね。

Pre-APprovedを迅速に出してくれる金融機関を見つけるならこちらから

有効期限に注意

Pre-Approvedの書類を発行してもらった場合、有効期限がついているので注意しましょう。多くの場合には、発行してもらった日から90日間で、失効します。失効したらもうマイホームは買えない、ということはなく、失効したら再度申請すれば、全く問題ありません。

引っ越した先でマイホームを購入しようと考えているなら、引っ越す前にPre-Approvedを取ることもできます。しかし、あまりにも早すぎると、実際に住宅ローンのプロセスを始める前にPre-Approvedのステータスが失効してしまうリスクがあるので、注意してくださいね。

2.ステップ2:Realtorと物件さがし

金融機関からPre-APprovedのお墨付きをもらうということは、「その予算内の不動産なら、住宅ローンが下りる可能性がとても高い」ということです。これをもってRealtorを探し、どのぐらいの予算でどんな家を探しているのかを告げれば、いよいよそこから物件探しが始まります。

Realtor の探し方

どのエリアにも、Realtorはたくさんいます。資格を持っていれば誰でもRealtorになれるわけですが、その人のRealtorとしての質や、自分との相性は人それぞれです。

Realtorを選ぶ際には、何を重視するかという点を決めておくことをおすすめします。

  • フレンドリーな対応(愛想が悪い人もいます)
  • 素早いレスポンス(メールしても3日ぐらい放置する人もいます)
  • 交渉力(無理そうなものでも押してくれる人が頼れます)
  • マメかどうか(Inspectionに立ち会ってくれるかどうか、など)

ちなみに私は、待つことがとても嫌な性分なもので、Realtorを選ぶ際には、メールでもテキストでも、こちらからの質問に30分以内、もしくは1時間以内に返信してくれる人を選びました。Realtor探しのプロセスでは、本当にいろんな人がいて、折り返し電話をくださいと言っても完全スルーだったり、レスポンスが遅いことに対して真剣に言い訳する人などもいました。

Realtorのサービス料はかかりません

不動産の売買では、RealtorFeeなるものが、売買価格の6%程度含まれています。基本的にこれを支払うのはSellerですが、契約方法によってはBuyerが負担するとか、折版にするなど、さまざまです。しかし、デフォルト設定はSeller、つまり不動産を売る側が、クロージングの際にこの費用を負担することになっています。

売買価格の6%って、結構な金額です。$200,000の物件なら、6%で$12,000です。これを、売る側のRealtorと、買う側のRealtorとで折半します。つまり、$6,000ずつということですね。

そして、下世話な話をするなら、独立しているRealtorなら、この$6,000はすべて自身の利益となりますが、どこかの不動産業者に所属している人だと、不動産業者と折半になったり、半分以下が自身の取り分になったりするようです。

物件探しは即決がオススメ

アメリカの不動産購入は、じっくり慎重に考えていると、あっという間に他の人に買われてしまう可能性がとても高いです。これは私自身、とても驚いたことの一つです。そのため、事前にしっかりリサーチをして、自分たちに譲れないものを優先順位ごとにリストアップし、満足できる物件があったら、即決するぐらいの勢いが必要です。

家の雰囲気が分かる形容詞とは?

それと、Realtorが物件をどのような形容詞で表現するかによって、なんとなくイメージを掴むことができます。

  • Cozy →狭い
  • Charm →古い
  • Character →ダサい、時代遅れ

これらの言葉は、要注意です。もちろん、古くて小さな家を安く購入して、DIYで変身させたいという人もいます。その場合には、

” We’re Fixer Upper.(私たちはリモデルなどで家を価値を上げることが得意なの!”

と言えば、Realtorは喜んで、古くて汚く、修理が必要そうな家を紹介してくれることでしょう。

ちなみに、私が探していた家は、

  • Open (Open conceptとも言う) →間取りが開放的
  • Bright →光が入って明るい
  • Move-in Ready →修理の必要がなく、掃除やペイントなどもすべて終了しており、すぐに入居できる

でした。Move-in Readyは、Fixer-Upper物件と比べると当然ですが高額になります。しかし、引っ越しで疲労困憊している時に、家のことでストレスを抱えたくなかったので、私は不動産探しをする際には、まずRealtorにこの3点を明確にしました。そして、Cozy、Charm、Characterな物件は、時間の無駄なので見せないでくれ、ともお願いしました。

早く決めるなら事前リサーチが必須

Realtorも忙しいので、一日中つきっきりで物件探しを手伝ってくれるわけではありません。viewingという内見も、多くても1日3件程度しか連れて行ってくれません。

しかし、これは交渉次第でどうにでもできます!

引っ越し先や転勤先で不動産探しをするなら、何度も足を運べませんし、長引くとホテル生活が長くなってしまいますよね。

私が実践したことは、ネットでRealtorを見つけてコミュニケーションをとり、Zillowrealtor.comなどで見つけた物件をリストアップしていきます。

実際の物件を見ずに決めるのはさすがにリスキーでしたので、3日間だけ新天地へ下見のために足を運び、Realtorには「この日で決めるので、1日中時間を作ってほしい」とお願いしました。

Realtorはとても協力的な人で、viewingを6件したあと、その日のうちにオファーを入れることができました。

Earnest Money Deposit(手付金)を入れる

気に入った不動産に正式にオファーする際には、Earnest Money Depositと呼ばれる手付金をいれます。これは、物件の価格によって変わるのかもしれませんが、$200,000~$400,000程度の価格の不動産なら、Earnest Moneyは$1,000ぐらいが相場です。

これは、手数料ではなく手付金なので、最終的に家をClosingする際には、そこに組み込まれます。ただし、書いたチェックがClosingの時まで監禁されないというわけではありません。チェックを描いて渡すと、数日中に換金されるので、注意してくださいね。

ちなみに、このEarnest MoneyはNon-Refundableです。もしローンの審査に通らなくても、戻ってきません。

3.ステップ3:物件が見つかったら、いよいよMortgage申請

気に入った物件が見つかったら、いよいよ住宅ローン(Mortgage:モゲージ)を申請します。申請するのは、Pre-approvedをもらった金融機関です。ここからいよいよ本格的に、ローンの利子や毎月の支払、そしてローンを通すために必要な書類を提出する作業が始まります。

金利はどうやって決まる?

ローンの申し込みをすると、クレジットチェックをした上で、金利(Interest rate)がどのぐらいになるのか、そして30年Fixed Loanだと毎月の支払がいくらになるかという点で見積もりを出してくれます。

金利は、クレジットスコアによって変わりますが、スコアが800前後ある人なら、その金融機関が提供する金利の中でも最低金利を獲得できる可能性が高いので安心してください。

スコアが700以下になってしまうと、金利面ではかなり不利な状況になってしまうかもしれません。低金利で借りられる人と比較すると、毎月の支払がずいぶん高くなってしまうので、場合によっては「負担が大きすぎて買えない」状況にもなりかねません。

ポイントとは?

提案された金利を下げる方法の一つに、Point購入があります。これは、いくらか費用を払う事で金利を下げてもらえるというものです。自身のFICOスコアが高くても、市場の金利情勢が良くなければ、金利は高くなってしまいます。そんな時に、ポイントを購入することで、金利を下げてもらうことができ、毎月の住宅ローン返済額を低く抑えられるのです。

ポイント購入については、金融機関によって異なりますし、金融情勢によっても変わると思います。例えば、3%の金利を2.9%にするなら$1,000、2.8%にするなら$1,800、のようにいくつかの選択肢があり、選べます。もちろん、購入しないという選択もできます。

どんな書類が必要?

住宅ローンのプロセスでは、主に収入と雇用に関する書類の提出を求められます。

  • 過去3年分の納税状況(1040フォームとかW2フォームなど)
  • 資産状況(審査に含めたい口座をリストアップし、過去の明細書を提出します。これはかかり数年分ではなく、過去数カ月分程度でOKです。私は、Saving AccountやIRA口座、職場でしている401K口座などを提出しました。
  • 雇用状況。雇用主から何かを取得する必要はなく、いつから働き始めたという自己申告でOKです。

ちなみに、これらの書類は、Mortgageの申請をする前に分っていることなので、マイホームを購入すると決めた時から少しずつ準備しておくことをおすすめします。特に金融機関からのステートメントは、全てPDFなどのデジタルで提出しなければいけません。フォルダに分かりやすいラベルを付け、整理して見やすくしてから提出すると、感謝されますよ!

働きながら金融機関とのやり取りは大変

我が家では、住宅ローンの手続はすべて私が担当しました。毎日朝から晩まで連絡が必要ということはないものの、ローン会社から「この書類を提出してください」とか「この部分の説明をしてください」的なメールは結構頻繁に来ました。書類などは速やかに提出しなければいけませんし、説明する場合にも、明確かつ簡潔に説明することが求められます。結構ドキドキしますし、ストレスにもなりました。

もしもカップルのどちらかが専業主夫や専業主婦、もしくはパートなどで自宅にいる時間が多いなら、ぜひその人が手続き対応をすることをおすすめします。

私は、普段の仕事は自宅が多く、しかもパソコンを使って作業しているため、メールが来たらリアルタイムで分かります。そのため、必要だと言われた書類も速やかに提出できたので、手続きは比較的スムーズに進みました。

4.ステップ4:魔の30日間がスタート

住宅ローンのプロセスは、一般的に申請してから30日でのクロージングを目指すと言われています。審査のプロセスは簡略化されていないものの、確実にスピードアップしているようですね。

この30日間というのは、必要な書類がすべて提出されて問題なかった場合のコトです。もしも書類に不備があったり、もっと必要な書類が増えたり、審査が難航すると、当然ですが時間はかかります。その点は、覚えておきましょう。

お金の動きには要注意

住宅ローンのプロセスでは、注意しなければいけないことがあります。それは、審査が終了するまでは、可能な限りお金は使わないということです。

  • クレジットカードでショッピングするのは少額でもNG
  • ローンを組んだり、新しく車を買うのもNG
  • 貯金を引き落とすのもNG。口座間の移動もダメ。ただし入金はOK。

ローンがクローズするまでは、とにかくお金は使わない、何も買わないことを徹底してください。このぐらいなら大丈夫かな、と思っても、大丈夫ではないことが多いです。もしも大丈夫でない場合、ローンが不承認となり、住宅ローンが組めません。つまり、不動産も購入できない結果となってしまいます。

引っ越した先で家具を買うのにカードを使いたいというのも、クローズするまではNG、待ちましょう。

私の場合、普段の生活で浸かっているチェッキングアカウントは、審査の対象に含めていなかったので、問題ありませんでした。しかし、クレジットカードはお財布から出して自宅に置いておき、ネットショッピングなどもすべて一時的に凍結しましたね。

不動産購入のダウンペイメントを引き下ろしたい

預貯金の中には、不動産を購入する際に必要となるダウンペイメントもあるでしょう。それを引き落とすのも、ローン業者から審査完了の連絡が来るまでは待ちましょう。

私の場合、ローンを組む際に、「頭金がこのぐらいになるから、この口座とこの口座からいくらずつ引き出そうと考えています」と事前に申告しました。できれば時期に余裕をもって早めに下ろしたかったのですが、ローン業者から「クローズの準備ができるまで、下ろさないように」と言われ、結局、口座間の移動ができたのはクローズの1週間前でした。

5.ステップ5:いよいよクロージング

ローン業者から「クローズの準備が整いました」と審査完了の連絡が来たら、いよいよ最終段階です。不動産の初期費用を持って、クロージングを行います。

不動産のクローズは、不動産名義の書き換えなどが作業があるため、Taitleカンパニーと呼ばれるところで行います。法律事務所というわけではありませんが、Title Officerと呼ばれる人が仕切り、売主とそのRealtor,買主とそのRealtorが一堂に会して行います。

クロージングの際に必要な書類は、

  • 身分証明書
  • 初期費用(現金持参はNG。事前に銀行でCheckを発行してもらいます。)

夫婦でJoint名義なら、どちらも出席が必要

不動産を購入する際には、夫婦でJoint名義にすることが多いですよね。うちも、そうしています。この場合には、クロージングの際にも、夫婦が両方同席することが必要です。

出席できない時にはどうする?

遠方に住んでいるために出席できない時には、夫婦の片方が出席して、もう一人は委任状を提出するという形でも認められます。ただし、そのためには前もって準備しなければいけない分厚い書類があります。

その書類は、まるでちょっとした本のように分厚くて、おそらく100ページ以上はあったような気がするのですが、夫婦どちらも署名しなければいけない箇所が複数カ所あり、1つでも抜けていると、書類不備となってしまいます。

私も実は、現在住んでいる自宅を購入した時には、遠方からの引越しで、子供の学校などがあったため、夫だけがクロージングに出席しました。事前に分っていたので、Realtorにもローン会社にも伝えておいたのですが、クロージングのギリギリ前になって分厚い書類を夫が渡され、「署名をしたらNotarizeし、奥さんにも署名してもらってNotarizeし、それをこちらに返送するように」と言われたのです。

署名をするだけなら、その日にできますよね。しかし、引っ越したばかりの新天地でNotarrizeできるオフィスを検索してアポを取り、それを郵送で私が住んでいる場所まで送り、私も署名したらNotarizeしてもらい、書類を返送するという作業を、とても限られた時間で行わなければいけませんでした。

実際、ギリギリで間に合ったからよかったのですが、間に合わなければクロージングの予定日時が変更となったことでしょう。

ちなみに、Notarizeは法律事務所で対応してもらえるのが一般的ですが、近年ではUPSでも対応可能となりました。UPSならアポなしで行けますし、費用もリーズナブルなのでおすすめですよ!

医者に行って1億円⁉アメリカの医療費と健康保険の仕組み

アメリカにも、健康保険制度はあります。しかし、日本の仕組みとかなり違うので、慣れるまでは戸惑ってしまう人が多いですね。ここでは、アメリカの医療費の仕組み、健康保険の種類などについてご紹介します。

目次

  1. アメリカの健康保険制度は複雑
  2. 保険会社が加入拒否?
  3. 健康保険のプランは大きく分けて3種類
  4. 医療費の自己負担分が計算される仕組み
  5. かかる医療費をできるだけ安く抑えるコツ

1.アメリカの健康保険制度は複雑

日本の健康保険制度といえば、職場の組合を通して加入する社会保険課、市役所を通して加入する国民健康保険、どちらかに加入しなければいけません。税金の一つなので、加入しないという選択肢はありませんよね。これは、日本が、国民皆保険制度を採用しているからです。

しかしアメリカでは、オバマ政権によって大きく変わりましたが、基本的には国民は健康保険に加入する義務はありません。つまり、加入するかどうかを選択できる仕組みとなっているのが特徴です。もちろん、加入しなければ病院に行った時にかかる費用がびっくりするほど高額になりますが、それでも「僕は健康、保険なんて必要

なし」という人がたくさんいます。

アメリカで健康保険に加入するには、

という方法があります。

職場を通して健康保険に加入する

仕事をしている人なら、職場を通して健康保険に加入するのが一般的です。日本の場合だと、健康保険と年金などをあわせて社会保険料として、収入によって決められた金額が源泉されますよね。高収入の人と低収入の人とでは、納める健康保険料は違います。

しかしアメリカの場合には、収入に関わらず、健康保険料はプランによって毎月の価格が決まっています。低収入の人も高収入の人も、同じ金額がかかるわけです。職場を通して健康保険に加入する場合には、保険料は源泉されますが、企業によってはかかる保険料の一部を会社が負担してくれるため、毎月の保険料は個人で加入するよりもリーズナブルになることが多いです。

しかし、ここで大きな問題があります!それは、収入が低い人にとっては、保険料が高すぎて払えない、いや、払いたくないというケースがあることですね。例えば、毎月のお給料が10万円で、健康保険料が8万円かかるとしましょう。ほとんどの人は、払いたくないという判断をするのではないでしょうか。だって、給料10万円から8万円が引かれたら、手元にはたったの2万円しか残りません。そこから家賃や食費を払うなんて、無理ですよね.

そこで、健康保険に加入しない人が生まれるわけです。基本的には加入するかどうかは選択なので、加入したくないという人もいれば、加入したいけれど高額すぎて無理、という人もいます。

保険会社が販売する商品を個人で購入する

健康保険は、職場を通して加入しなくても、保険会社がそれぞれ販売しているプランに加入するという選択肢もあります。よく知られている保険会社と言えば、

  • BlueCross BlueShield
  • Aetna
  • United Heathcare
  • Humana

などがあります。それぞれ複数の健康保険プランをラインナップしており、毎月かかる保険料や、どこまで健康保険がカバーしてくれるのかという点が異なります。個人で購入するタイプの保険はどれも、職場を通して加入する健康保険と比較すると、割高感があるプランが多いです。

しかも、同じ保険会社でも、州によって支社があり、プランが異なります。そのため、まずは住んでいる場所によってどんな健康保険の選択肢があるのかを知ったうえで、比較検討することが大切ですね。

人で購入できる健康保険はこちらから

メディケイドを利用する

オバマ大統領の医療保険制度改革法によって誕生したのが、通称オバマケアと呼ばれているメディケイド(Medicaid)です。これは、低所得者向けのリーズナブルな公的な健康保険プランとして注目されました。

このメディケイドが施行された2018年からは、アメリカも国民皆保険にしようという動きが高まり、健康保険に加入していない人には罰金が科せられました。(大人1人あたり$695,子供1人あたり$347と高額です)

このメディケイドは、その世帯の収入によって保険料が変わるというシステムとなっているため、これまで「加入したいけれど高額すぎて無理」だった人達にとっては、大きな救いの手となったわけです。

2.保険会社が加入拒否?

アメリカの健康保険は、社会福祉という要素よりも、ビジネス的な要素が強いですね。日本の場合だと、基礎疾患を持っているとか、健康上でたくさんのトラブルを抱えている人でも、健康保険に加入することはできますよね。

しかしアメリカでは、職場を通して加入する場合には問題はないものの、保険会社が販売する保険商品に個人が加入する場合には、基礎疾患があったり、健康面でハイリスクと判断されると、加入拒否をされてしまいます。

病気がちな人こそ健康保険に加入するべき、という声が聞こえてきそうですよね。確かに、正義という点ではそうかもしれません。しかし保険ビジネスモデルとしては、健康保険をたくさん使いそうな人を加入させてしまうと、保険会社の損失が大きくなってしまうと考えるようです。そのため、健康保険に加入する際には、健康診断を求められることが多く、その結果次第では、加入したくても加入できない状態となってしまいます。

メディケアでは、基礎疾患がある人でも加入できる制度が確立されました。そのため、それまで健康保険が必要だったけれど加入できなかった人でも、安心して健康保険に加入できるようになったのです。

3.健康保険のプランは大きく分けて3種類

各保険会社が提供している健康保険、および職場を通して加入する健康保険は、大きく分けるとサービス内容によって3つのタイプに分類できます。

HMO保険会社が決めた医療機関を受診するプラン。これはネットワークと呼ばれていて、各保険プランごとに、どの医療機関が該当するか異なります。
HMOプランでは、医療機関を受診した際にかかる自己負担分(Co-Pay)があらかじめ決められていて、その金額のみを支払います。Co-Payはプランによって異なりますが、20ドル~40ドル程度と比較的リーズナブルです。
PPO患者自身が自由に医療機関を選べるプランです。ただし、年間の持ち出し負担分(Deductible)があり、その負担額をクリアするまでは、保険の適用はありません。このDeductible、年間で2000ドル~5000ドルと高めなので、健康な人だと、健康保険が適用されないままほぼ全額が自己負担となってしまうことも珍しくありません。
POSHMOとPPOの中間に位置するプランで、両者の良い所を抽出したハイブリッドタイプの保険商品です。ネットワーク内の医療機関を受診することを前提とするものの、それ以外の医療機関を受診しても、保険が適用されるという魅力があります。

おわかりでしょうか。健康保険のプランが変わると、同じ疾患で同じ医療機関を受診しても、自己負担分が大きく変わります。20ドルの自己負担分だけで済む人もいれば、300ドルを請求される人もいるわけです。

4.医療費の自己負担分はどう計算する?

アメリカの医療費の計算方法は、とても複雑です。日本のように、かかる医療費は病院が変わっても同じ、というわけではなく、医療機関ごとによって治療費の設定額は異なります。

もしも健康保険に加入していなければ、この医療機関が設定する金額を、そのまま請求されることになります。例えば、インフルエンザかなと思って病院に行き、簡単な検査を受けたとしましょう。無保険の場合には、病院が設定した「Office Visit代$300」を全額請求されます。

それでは、健康保険に加入していた場合にはどうでしょうか?どこで加入したかに関わらず、健康保険はプランごとに、提携価格があります。上記のOffice Visit代も、医療機関が設定した価格は$300ですが、プランの提携価格は$100だとします。この場合、医療機関は治療費をプランとの提携価格に修正しなければいけません。その結果、治療費は$100となります。

さぁここで、HMOやPPOによる違いが出ます。

この健康保険で、患者の自己負担額は$40というHMOプランに加入していた場合、患者さんに請求されるのは$40だけです。そして、健康保険会社が医療機関に対して支払うのは、残額の$60となります。

PPOプランはどうでしょうか?年間の自己負担額(Deductible)が$2000と設定されているプランなら、かかる$100は全額が患者さんの負担となります。

ちなみに、このDeductibleは、1月1日~12月31日までの自己負担分が蓄積されていきます。たくさん病院に行ってDeductible額をクリア(自己負担で$2000払ったということ)した後には、プランが定めるカバー率で、医療費の一部が健康保険によって負担されます。

5.かかる医療費を安く抑えるコツとは?

アメリカの医療費は、日本とは比較できないほど高額です。仮に無保険だったとすると、ケガや病気で入院すると、数日間の入院だけでも数万ドルという信じられない医療費を請求されることも珍しくありません。

そういえば、新型コロナウィルスで入院した場合、無保険だと医療費の請求が1億円ぐらいになる、という噂がまことしやかにささやかれました。本当かどうか、信じるのはあなた次第、なのですが。

それでは、医療費を少しでも安く抑えるコツには、どんなものがあるのでしょうか?

  • 健康保険は、家族の健康状態を見て決める。健康ならHMOプラン、基礎疾患がある人はPPOプランがオススメ
  • ER(Emergency Room)ではなくUrgent Careを利用する
  • 気軽に病院には行かず、まずは家庭で様子をみる

などがありますね。

日本からアメリカへの荷物送付ガイド

日本からアメリカへの引越しは、日本国内の引越しとは比較できないほど多額の費用がかかります。そのため、基本的には衣類など身の回りのものだけを持参し、家具や寝具など生活に必要なものは現地で調達するというスタンスが一般的ですね。

目次

  1. 日本からアメリカへ荷物を送る方法
  2. 荷物はどこから送る?

1.日本からアメリカへ荷物を送る方法

日本からアメリカへ荷物を送るには、

という選択肢があります。

渡米の際に手荷物として持っていく

飛行機で渡米する際には、手荷物として一定量の荷物を持っていくことができます。エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスによって荷物1つ当たりの許容重量は異なりますが、渡米してすぐに必要となる服や下着など身の回りのものは、手荷物として持参するのがおすすめですね。

手荷物として持っていく場合には、基本的に2つまでは無料で持って行けます。しかしその数を超えると追加料金がかかりますし、一つ一つの荷物にも重量制限やサイズの制限があるため、詳しくは航空会社の規定をチェックしてください。

JALの手荷物規定

ANAの手荷物規定

アメリカン航空の手荷物規定

ユナイテッド航空の手荷物規定

デルタ航空の手荷物規定

航空便で送る

手荷物として持っていく以外の方法の中でもスピード重視なのは、航空便です。最も高額なのはEMS便で、送ってから1週間~2週間程度で現地へ到着します。EMS便よりもリーズナブルなのはSAL便と呼ばれるもので、船便よりも早く、そしてEMSよりも早く到着するという点で、アメリカへ引越しする人に人気があります。

重量費用の目安
2kg3,850円
4kg6,150円
6kg8,350円
8kg10,455円

船便で送る

日本からアメリカへ荷物を送る方法の中でも、最もリーズナブルなのは船便です。コスト重視で送りたい人におすすめですが、到着までの時間が2ヶ月程度かかってしまうため、渡米後すぐに必要なアイテムを送るのは控えたほうが良いかもしれませんね。

重量費用の目安SAL便との差額
2kg2,350円1,500円
4kg3,450円2,700円
6kg4,550円3,800円
8kg5,650円4,800円

2.荷物はどこから送る?

日本からアメリカへ荷物を送る際には、どこから送るかという選択肢がいくつかあります。

郵便局

日本からアメリカへ荷物を送る際には、郵便局から送ることができます。SAL便も船便も、荷物の大きさと重量にいは規定があるので、あまり大きな家具などを送ることはできません。

重量の制限30kgまで
最長辺の長さ1.5メートル以内
長さ+胴回り3メートル以内

DHL

「金に糸目はつけないから、とにかく早く送りたい」という人におすすめなのは、世界220か国以上に対応しているDHLです。日本からアメリカへ荷物を送る際でも、早ければ3日程度でついてしまうという超高速スピードが魅力です。郵便局から送るSAL便よりも早いので、超特急で送りたい人にはおすすめの方法ですね。

DHLは、日本国内に170カ所の受付ポイントがあります。中には24時間受付ているオフィスもあるので、要チェックです。

気になる価格ですが、DHLが規定する箱の大きさによって価格が変わります。

梱包材料金
封筒5,800円
ボックス28,800円
ボックス312,100円
ボックス418,400円
ボックス525,600円
DHL料金表

Fedex

Fedexは、世界220か国以上に流通している大手サービスで、1日に取り扱う貨物の数は、なんと1500万個にも上ります。価格はDHLと変わらない割高感があり、SAL便と比べるても高めです。

梱包材価格
封筒6,470円
2kg15,410円
プライオリティ4kg30,610円
プライオリティ5kg37,750円
Fedex 料金表

集荷は、オンラインが便利です。最初にオンラインでアカウントを作る必要がありますが、重たい箱をいくつも搬送するなら、自宅まで受け取りに来てくれるオンライン予約をおすすめします。

ヤマト運輸

日本国内の宅配業者として大人気のヤマト運輸もまた、アメリカへの荷物を受け付けています。ただし、クロネコヤマト便がそのままアメリカにサービスを提供しているというわけではなく、日本側ではクロネコヤマトが集荷を行ってくれて、実際の配送はアメリカの輸送会社であるUPSが担当するという仕組みとなっています。

重量価格
2kg22,200円
3kg28,100円
5kg38,900円
ヤマト運輸/UPSの料金表

アメリカで携帯電話を契約しよう!渡米前にゲットする方法やおすすめのキャリアは?

アメリカは、日本よりもスマホ普及率が高く、使い勝手は良くなっています。日本の携帯電話普及率は92%、スマホ普及率は2021年現在で77%ですが、アメリカでは携帯電話普及率は94%、スマホ普及率は82%と高めです。

世界各国のスマホ普及率はこちらから

これから渡米する人にとっては、やはり気になるのは、アメリカのスマホ事情ではないでしょうか。ここでは、アメリカのスマホの仕組みや購入方法、おすすめのキャリアまでご紹介します。

目次

  1. アメリカの携帯電話の形態
  2. アメリカで携帯電話を購入する方法
  3. 購入に必要な書類
  4. どんなキャリアがある?
  5. アメリカの携帯を購入してから渡米することもできる?
  6. 通話もデータも使いたい放題プランがオススメ
  7. 日本から携帯を持ってきたら、使える?

1.アメリカの携帯電話の形態

アメリカの携帯電話は、大きく分けるとプリペイドタイプ(PrePaid:先払い)と、ポストペイドタイプ(Post Paid:後払い)に分類できます。

プリペイド

  • 契約が必要なく、誰でも気軽に購入できる。観光客でも購入可能。
  • 購入したら、その場ですぐに使用できる
  • 機種の選択肢は少ない。
  • 通話コストの単価は高め。
  • プリペイドなので、残高分しか通話ができない。
  • 使い捨てタイプもあれば、料金を追加して長く使えるタイプもアリ

ポストペイド

  • クレジットカードのような後払い制なので、契約をして審査を受ける。
  • 機種の選択肢が多い
  • 申し込んだ当日に携帯電話をゲットすることも可能だが、契約に時間がかかる。
  • 1分当たりの通話コストなど、コスパが良い。
  • 機種の購入でディスカウントが適用される

2.アメリカで携帯電話を購入する方法

アメリカで携帯電話を購入するには、

という方法があります。

店舗に行って購入

これは、携帯キャリアの店舗に足を運び、必要な書類を提示して契約するという方法です。最新の機種を選べますし、申し込んだ当日に携帯電話をゲットできるという点で、大きなメリットがあります。アメリカではじめて携帯電話を持つ人にとっても、日本で使い慣れている機種とよく似た機能を持つ機種が欲しいという人にとっても、また自分の携帯の使い方パターンが分かっている人にとっても、フレキシブルに対応してもらえる方法ですね。

店舗で購入するメリットは、全ての初期操作はすべてスタッフが目の前でしてくれて、店舗を出る際には使用できる状態になっているという点です。携帯の仕組みや使い方がイマイチ分からないという人なら、店舗に行くのが安心です。

携帯キャリアのオンラインで購入

携帯キャリアの多くは、オンラインで機種を購入して、契約までできます。マイペースで自分なりに比較検討しながら機種やプランを決めたい人にとっては、この方法がおすすめです。また、オンラインで購入することでディスカウントが適用される場合もあり、コスト面でもお得度が高い購入方法です。

オンラインで購入する場合でも、契約に必要な書類のチェックはあります。

また、オンラインで携帯機種を購入すると、郵送で自宅まで配達してもらえますが、その際にはキャリアごとに、受領サインを求められることもあります。

オンラインで配達された携帯電話は、自宅でアクティベートして使える状態にできます。しかし、もしも上手くできなかったとか、やり方がイマイチ分からんという人なら、自宅に届いた携帯電話を持って、契約したキャリアの店舗に足を運んでもOKです。追加料金がかかることなく、初期設定をしてもらえます。

量販店のブースで購入

携帯キャリアの中には、CostcoとかSamsなどのホールフーズストア、Best Buyなどの家電量販店、またショッピングモールの中にブースを出し、そこで携帯電話の購入と契約をしている所もあります。キャリアの店舗ではなく量販店で購入する場合には、必要な手続きや書類などは変わりませんが、価格面でリーズナブルになりやすいですね、

日本でも、家電量販電に携帯キャリアのブースが出ていて、そこで機種を購入したり契約できたりしますよね?あれと同じです。

3.購入に必要な書類

アメリカで携帯電話を購入・契約するために必要な書類は、いくつかあります。

申し込みをすると、まず最初に身分証明書を確認されます。そして、申込書に記入しながら、ソーシャルセキュリティナンバーで審査が行われます。審査にかかる時間は数分~数十分程度で、その場で結果が分かります。

日本から渡米したばかりの人だと、ここで審査落ちする可能性があります。なぜなら、アメリカ国内におけるクレジットヒストリーがないからですね。

また、渡米したばかりでまだ生活の拠点が決まっておらず、とりあえずホテル暮らしをしているという人も、残念ながらポストペイドタイプの携帯を契約することは難しいですね。基本的には、運転免許証のような現住所が反映された身分証明書が必要です。

高額なDepositを払えば契約できるキャリアも

基本的には、アメリカはカード社会なので、携帯電話の利用料金などはすべて、クレジットカード払いなどを求められます。渡米直後の場合には、上記のような理由でポストペイドタイプの携帯電話を購入したり契約することは難しいのですが、 中には例外的に、高額なDepositとよばれる保証金を納めれば契約できるキャリアもあります。

例えば、大手キャリアのAT&Tでは、初期デポジットは~$800と高額です。しかしこれはあくまでも保証金なので、12ヶ月間利用料金を遅延することなく支払っていれば、12か月後に保証金を全額返金してもらうことができます。

4.どんな携帯キャリアがある?

日本の携帯キャリアと言えドコモやソフトバンク、そしてauが3大ビッグキャリアとして知られていますよね。アメリカにも、携帯の大手キャリアがります。

少し前までは、ソフトバンク会長である孫正義氏がオーナーだったSprintという大手キャリアもありました。しかし現在では、SprintはT-mobileへ吸収合併されたので、これから携帯の購入や契約をする人は、この3つのキャリアから選ぶのがおすすめです。

キャリアによってカバレッジが大きく異なる

日本でもアメリカでも、都市部でしか使わない人なら、キャリアごとのカバレッジの違いを意識する必要はないでしょう。しかし、田舎や中都市で生活する人や、出張などでいろいろな場所に行かなければいけない人だと、携帯を購入契約する際には、カバレッジもしっかりチェックしておきたいものです。せっかく契約したのに、住んでいる場所や出先で自分のスマホが全く使えない、なんて事態も起こりかねません。

全米内のカバレッジで選ぶなら、Verizonがおすすめです。契約できるプランは全般的に高めですが、カバレッジ率は全米の99%と高いというメリットがあります。どんな田舎に行ってもとにかくつながりやすいのはVerizonでしょう。

T-mobileは、Sprintのネットワーク網をそのまま引き継いだため、以前よりもカバレッジは良くなっています。まだ成長を続けているキャリアなので、今後も少しずつ改善すると期待されていますが、カバレッジにおいてはVerizonほどではありません。少し郊外に行くと、つながりにくい状況に陥りやすいです。

しかし、T-mobileはコスト面でリーズナブルな点で人気があります。普段自分が生活する自宅や職場などの圏内で問題なくつながるなら、T-mobileでも良いかもしれませんね。

AT&Tは、VerizonとT-mobileの中間に位置しています。都市部では問題ありませんが、少し郊外に行くと使えないエリアが多くなるため、契約前にカバレッジマップをチェックすることをおすすめします。

Verizonのカバレッジはこちらから

T-mobileのカバレッジはこちらから

AT&Tのカバレッジはこちらから

5.渡米前にアメリカの携帯を購入することはできる?

アメリカには、日本人向けの格安携帯サービスがあります。これを利用すると、渡米する前にアメリカ国内で使える携帯の契約ができるので、渡米直後の空港でも電源を入れればすぐに利用できます。

渡米してからスマホがないと困るという人や、仕事やコミュニケーションでスマホが使えない期間が少しでもあるとまずいという人にとっては、とりあえずアメリカで落ち着くまでの期間だけでも、こうした日本人向けのサービスを利用するのがおすすめです。

3大キャリアから選べてリーズナブルな「アメスマ」

アメスマは、日本人向けの携帯サービスを提供している業者で、一言で言うなら的な位置づけになります。アメスマの特徴は、

  • 渡米前に、日本で契約し、日本で機種を受け取れる
  • アメリカ3大キャリアを選べる(Verizon$49.99~、T-mobile$29.99~、AT&T$69.99)
  • アメリカで正規の携帯契約をするよりもリーズナブル(通常は1台あたり$80程度かかります)
  • 契約期間の縛りがない、いつでも解約可能
  • 動画もデータも使いたい放題
  • SIMのみ購入プランもある
  • 日本へ一時帰国した時には、国際ローミングが無料

アメスマは、アメリカで長く生活している人にとっては、通信スピードの点などで若干の不便さを感じることがあるかもしれません。これは、格安SIMの宿命ですね。

しかし、日本へ里帰りする人や頻繁に一時帰国する人なら、日本でもアメリカでも不便なく使えるアメスマは、通信スピードの遅さなど吹き飛ばしてしまうほど、使い勝手が良いと感じるのではないでしょうか。

アメスマモバイルはこちらから

ハナセル(HanaCell)

ハナセルも、アメリカで暮らす日本人向けの携帯サービスです。ただしハナセルは、アメリカのニューヨークだけではなく、ロンドンや東京にも支社を展開し、グローバルに展開している企業です。ハナセルの特徴は

  • 格安SIMカードの販売
  • 日米どちらでも使用できる
  • カスタマーサービスは完全日本語の対応可能
  • アメリカでも購入可能、日本でも購入可能、しかもどちらで購入しても送料無料
  • 使い慣れている携帯機種をSIMロック解除すれば、機種変更する必要がない
  • 月額料金は、使った月だけ$59.00

ハナセルはこちらから

6.通話もデータも使いたい放題プランがオススメ

アメリカの携帯プランは、通話もテキストもデータも、使いたい放題プランがリーズナブルで、おすすめです。多くのキャリアでは、使いたい放題プランの料金は携帯1台当たり $40 ~$60程度で、家族で複数台を契約するとさらにディスカウントになったりします。

また、毎月どのぐらいのデータを使うか把握している人なら、使うデータ量をマックスにしたプランもあります。

無料Wi-Fiが充実

アメリカでは、日本よりも無料Wi-Fiが充実しています。特定のキャリアでなければ利用できないというものではなく、ホテルやレストラン、ショップでは利用客のために無料Wi-Fiを提供していますし、病院や学校でも無料Wi-Fiが使えるところがたくさんあります。スターバックスなどの故―フィーショップやカフェ、マクドナルドなどのファストフードでも普通にWi-Fiが無料提供されています。

都市部なら、地下鉄の中で無料で利用できるWi-Fiがあったり、公園などのアウトドアでもWi-Fiが使えたりします。(全米すべてではなく、あくまでも都市部です)

そのため、携帯の契約プランが上限なしプランでなくても、こうした無料Wi-Fiを使うことによって、使用データ量を低く抑えることができます。

7.日本の携帯電話は、アメリカでは使える?

日本で使っていた、使い慣れた携帯をアメリカでもそのまま使えたら、便利ですよね?基本的には、持っている携帯のSIMロックを解除すれば、ほとんどの場合には、アメリカに来てからSIMを入れ替えて、そのまま使えます。しかし、中には周波数が異なるために使えないものもあるので、注意してくださいね。

ちなみに、iPhoneは使えます。

Check Bookって何?書き方や購入方法は?

アメリカの銀行でChecking accountを開くと、チェックブックなるものを発行してもらえます。使ったことがない人にとっては、「何これ?」ですよね。

ここでは、そんなCheck bookについてご紹介します。

目次

  1. Check Bookとは?
  2. どんな種類がある?
  3. どんな時に使うの?
  4. 書き方は?
  5. Check Bookの注意点
  6. オンラインで買えるオシャレなチェックはココがオススメ
  7. Checkbookにカバーをかけるとオシャレ!

1.Check bookって何?

Check bookは、日本語で言うと「小切手」のことです。しかし、普通の生活をしている人は、小切手と言われてもどんなふうに使うのか知りませんよね。

Check bookは、紙幣ぐらいの大きさで、誰にいくらの支払いをするかを記入して、現金の代替として使います。例えば光熱費の請求書が来たら、支払う金額をチェックに書き込んで、郵送で支払うというわけです。

日本では、こうした支払いには口座振替が一般的ですよね。しかしアメリカでは、口座から引き落とされるお金は自分で管理したいという人が多く、口座振替はあまり人気がありません。その代わりに、毎月チェックを書いて光熱費の支払いをする人が多かったのです。

現在では、こうした支払いにはオンラインを使ってカード払いが主流となっています。郵送の時間や切手代もかからず、チェックブックも必要ないという点で、人気です。

Checkで支払いをすると、受け取った人が銀行へ行って換金します。そうすると数日後に、その金額分だけchecking accountから引き落とされるという仕組みです。

2.どんな種類がある?

Checkbookは、パーソナル用(個人用)とビジネス用とがありますが、記入する内容やレイアウトなどは同じです。違いがあるとすれば、ビジネス用チェックの方が、やサイズが大きめといったところでしょうか。

Check bookは、複写紙の有無によって、singleとDuplicateとがあります。自分用に記録を残したい人はDuplicateがおすすめですが、銀行から毎月送られてくる取引明細には、換金されたチェックの画像も添付されていますし、オンラインバンキングでも確認できます。

Check bookは、紙幣のように横長な形をしています。トップもしくは左サイドか切り離せるようになっているのが特徴で、個人用のものは1冊50枚程度です。

Check bookは、銀行で発行してもらうだけでなく、ネットショップなどでも購入できます。その際には、銀行口座の情報をショップに送ると、ショップが銀行に確認を取ってくれます。ネットショップで購入するものは、デザインが多種多様なので、女性に人気がありますね。

ちなみに、Check bookを発行する手数料ですが、多くの銀行では口座開設に伴って発行してくれる最初のCheck bookは無料という所が多いですが、2回目からは手数料として$5程度がかかります。

オンラインで購入する場合には、デザインがオシャレという魅力がありますが、価格は高めとなり、200枚程度のセットで$10~$30ぐらいがかかります。

3.どんな時に使うの?

check bookの用途は多岐にわたります。個人で使う場合だと、光熱費の請求書の支払いに使ったり、学校からの集金などでもCheckが活躍してくれます。

近年ではクレジットカード払いが主流となっているので、チェックはあまり見かけることがなくなりました。でもまとまった金額の支払いをするときなどには、現金を持ち歩くよりも安全なので、おすすめですね。アパートの契約とか、自動車を購入する際の頭金などでは、現在でもチェックを書くのが一般的です。

4.書き方は?

Check bookは、背景のデザインや色は多種多様ですが、フォーマットは同じです。

①自分の名前や住所などの個人情報

この部分は、Check Bookを作る段階で、自分で決めることができます。基本的には、

  • 口座所有者の名前(ジョイントアカウントの時は、Hanako&Takeshi Yamadaのように連名にできます。
  • 住所 これも必須事項です。住所を記載しないとチェックを作ってもらえないということはないと思いますが、Checkを振り出す時に、手書きで住所を書けと言われるので、面倒です。
  • 電話番号 これも必須ではありませんが、書いていないと、チェックを書くたびに手書きで書かされるので、印刷したほうが楽だし便利です。

②チェックナンバー

これは、チェックに最初から印刷されている番号で、チェックブックを見ると分かりますが、1枚ずつ番号が違います。個人が使うチェックは、基本的に4桁です。頻繁に使う人なら、5桁以上でもOKなチェック業者を探すと良いでしょう。

どの番号から始まるかは、チェックブックを注文する時に決めることができます。0001からスタートしても良いですし、0100から始めてもOKです。

③日付

これは、チェックを書いた日の日付です。こう書かなければいけないというフォーマットはないので、January 1,2022と書いても良いですし、Jan 1,22と書いてもOKです。また、01/01/2022とか、1-1-22 なんて書き方もあります。書きやすい書き方で問題ありません。

④誰に対してチェックを書いたのか

これは、チェックを振り出す人や店の名前を書きます。ブロック体でも筆記体でも問題ありませんし、正式名称でなければいけない、というわけでもありません。

例えば、Targetの支払でチェックを書くなら、この部分はTargetと書くだけでOKです。Target XX店みたいな書き方は必要ありません。

⑤チェックの金額

ここは、チェックの代金をブロック体もしくは筆記体で、文字で記入します。こうすることで、右側に各数字を偽造されるリスクを回避できます。

例えば$230.50という金額なら、

Two hundred thirty dollars and 50/100

となります。ドルとセントの間には、andを入れるのが正解です。たぶん、なくても問題ないとは思いますが。

また、これは私が以前勤務していた会社で教わったことなのですが、金額を書くエリアは、更なる偽造防止対策として、

-Two hundred thirty dollars and 50/100-

のように、左右両側にラインを引くのが良いと教わりました。

⑥チェックの金額

ここは、チェックの金額を数字で入力します。12ドル18セントなら、12.18となりますが、ピリオド(.)の部分は、うっかり間違えてコンマにならないように注意してください。

私はいつも、このピリオドの点は、少し大きめの●のように、グリグリっと書いてます。

⑦銀行情報

これは、チェック所有者が利用している銀行の情報が記載されています。チェックを注文する時には、チェックブックとリンクさせる銀行口座を指定するわけですが、その情報がここに自動的に記載されます。

ただし、記載しないでほしいとリクエストできる場合もあるようですね。まあ、記載してあるからと言ってトラブルになったことはありませんし、記載していないからといって、銀行名を手書きで書けと言われたこともありません。

⑧目的

これは、そのチェックをどんな目的で使ったのか、いわゆるメモを書ける場所です。店でチェックを書くときにその場で書いても良いですし、書かなくても問題はありません。光熱費の支払いなどでチェックを書く場合には、私はこの部分に、アカウント番号を記載してます。

⑨サイン

チェックを書いた人のサイン(署名)をここにします。名前を適当に手書きすれば良いというわけではなく、万が一のトラブル時には、この署名と、銀行口座を開設する時に登録した署名を照らし合わせることもあるので、必ず銀行口座に登録した署名をしましょう。(トラブルがなければ、違うサインでも特に問題にはなりませんが)

⑩Routing Number(ルーティングナンバー)

これは、Routing Numberと呼ばれるもので、自分で自由な数字をリクエストするわけではなく、持っている銀行口座の銀行名や支店名を示す9桁の番号です。

普段の買い物などで、この番号が必要になることはありませんが、

  • チェックブックを新しく注文する時
  • クレジットカードなどの申し込みなどで銀行口座の情報が必要な時
  • 日本からの送金を受け取りたい時

などには必要となります。チェックブックには記載されますが、銀行のオンラインバンキングでもRoutingナンバーを確認することができます。そのため、記憶しておく必要はありません。

⑪口座番号

ここが、自分の銀行口座の番号です。桁数は銀行によって若干異なるようですが、口座番号の桁数が少ない場合には、0001234567899のように、最初がゼロで埋まります。

そして、口座番号の右側にある4桁の数は、チェック番号です。チェックの右上にも同じ4桁の数字があるので、気ににある人は確認してくださいね。

白紙でもOK店もある

大手の店、たとえばWalmartとかTarget、そのほかCostcoやSam’sなどでは、レジのところでチェックを書かなくても、白紙チェックをレジの人に渡すことができます。レジの人は、受け散った白紙チェックをレジの機会に通し、白紙のままチェックを返却してくれます。

とても便利なサービスですが、どのチェックをどこで使ったのかは、自分で管理しなければいけません。以前に私が会計を務めていた組織では、同じチェックを複数の店舗で使った人がいました。

結果的に、銀行側でこれが問題になることはありません。個人の場合なら、自身が理解していれば良いでしょう。しかし法人の場合だと、プチトラブルになるかもしれないので、注意してくださいね。

5.Check Book注意点

Check bookを使う際には、いくつか注意点があります。

十分な残高があるかをチェック

降り出したCheckがいつ口座から引き落とされるかは、いつ換金されるかによります。早ければ1日、遅ければ何ヵ月もしてから換金されることもあります。

口座の残高よりも大きな金額のチェックが換金されると、残高がマイナスになってしまいますよね?

もしもSaving accountからOver draft protectionなどで対策をしていれば、マイナス分が自動的にSaving accountからChecking account振替されて、Checking Accountの残高がマイナスではなくゼロになるように調整されます。

しかしそれができない時には、どうなるのでしょうか?

その時には、insufficient という扱いになり、25ドル程度のペナルティがかかります。

同時に、チェックを換金しようとした人も換金ができません。もしも光熱費の支払いだと、延滞料がかかりそうですし、学校への支払いなどでも迷惑がかかりますよね。

偽造対策をしっかりすること

Checkを書く際には、悪用されないようにしっかり対策を取りましょう。例えば、簡単に書き直せるような鉛筆を使うのはNG。黒か青インクで書くことをお勧めします。

鉛筆で書くのはNG

チェックブックに各金額は、そのまま銀行口座から引き落とされます。チェックブックを受け取った人が即日換金すれば、即日もしくは翌日と早いタイミングで、銀行口座から引き落とされます。

もしもチェックを鉛筆で書いてしまうと、悪い人だと掻き直して偽造されるリスクがありますよね。10ドルと書いたつもりなのに、10000ドルに書き直されたとしたら、その金額が銀行口座から引き落とされるのです。

そうしたトラブルや犯罪の被害を防ぐために、チェックを書くのは必ずインクのペン。色は黒でも良いですが、青とかパープルなどの色付を推奨するプロもいます。

ちなみに私はいつも、油性のペンSharpieを使ってます。

Disputeできない

チェックは、受け取った人が銀行に行って換金したら、金額が間違っていても、うっかりミスで渡してしまった場合でも、キャンセル扱いにしてもらったり、やっぱりなかったことにして!というのはできません。Disputeできない点が、チェックブックのデメリットです。

もしも金額にミスがあったり、書いたチェックをなかったことにしたい場合には、チェックが換金される前に、銀行へ行ってチェックをキャンセルしなければいけません。

6.オンラインで購入できるチェックブックはココがオススメ!

パーソナルチェックを取り扱っているオンラインショップは、たくさんあります。ネットで、Personal Checkと検索すると、サイトがたくさんでてきます。その中でも、おすすめのサイトをいくつかご紹介しましょう。

Checks Unlimitedオシャレでキュートなチェックから、ビジネス向けのハイセンスなデザインまで、数多く揃っているチェック購入の老舗サイトです。セキュリティ面もしっかりしているので、安心です。価格は若干高めですが、ディスカウントコードをネットで探して安くすることも可能。チェックブックのクオリティがとても高く、★★★★★
Vistaprint自分だけのパーソナルチェックをカスタムメイドで作れるサイト。チェックブック以外にも、ステーショナリーなどを取り扱っています。価格はリーズナブルですが、クオリティは★★★★
Check Advantageデザインが充実していて、150枚なら$7.50~とリーズナブル。どんなデザインがあるのかを比較しながら選びたいという人におすすめのサイトです。

そのほかのおすすめサイトはこちらから

7.Checkbookにカバーをかけるとオシャレ!

Checkbookを持ち歩く際には、そのまま「裸」の状態で持ち歩いてもOKです。しかし、バッグの中にオシャレに収納したい人、CheckBookがバッグの中で折れたり破れたりするのが嫌な人は、Checkbookカバーを使うのがおしゃれです!

カバーは、Checkbookのタイプによって、Top TearタイプとSide Tearタイプとがあります。間違えないように選んでくださいね。

アメリカの医療費の闇は深かった!

アメリカの医療費って、信じられないぐらい高いですよね!アメリカで自己破産する人の60%は、医療費が払えないことが原因と言われているほどですし、新型コロナウィルスで入院すると、1億円の医療費請求を受け取るという噂もまことしやかにささやかれています。

どうしてアメリカの医療費は、こんなに高いのでしょうか?気になりますよね?

目次

  1. アメリカの医療費が高い理由(1) 医療費は自由価格
  2. アメリカの医療費が高い理由(2) 医師が高給すぎる
  3. アメリカの医療費が高い理由(3) 人件費が高い

1.アメリカの医療費が高い理由(1) 医療費は自由価格

※写真はイメージです

アメリカの医療費が高い1つ目の理由は、医療費は医療機関が自由に設定できる仕組みになっていることが考えられます。日本の場合には、同じ治療を受ける場合には、都道府県や病院が変わっても、かかる医療費は同じですよね?これは、厚生労働省が医療費を一元管理しているからです。

しかしアメリカでは、医療はビジネスという考えが根底にあるため、医療費は病院やクリニックがそれぞれ自由に設定できます。同じ治療を受けても、ニューヨーク州のマンハッタンだと治療費が2万ドル、しかしアーカンソー州の田舎町ではたったの500ドル、なんて雲泥の差が出てしまうことも、不思議ではありません。

2.医師が高給すぎる

アメリカの医師が稼ぐ給料は、他の先進国と比較しても驚くほど高額です。

日本を含めた先進国では、医師の平均給料は、870万円~1600万円程度です。もちろん、健康保険が適用されない美容整形の分野に行くと、アメリカのように治療費が医療機関ごとに自由設定となるので、私が大ファンの「イエス!」医師のように高給の医師もいますが、決して一般的ではありませんよね。

しかしアメリカでは、医師の平均給料は、なんと2200万円と超高給です。

医師が高給な背景には、学校のビジネス化がある

医師になるためには、大学や大学院などの教育機関でMedicalを専攻し、州のライセンスを取得しなければいけません。アメリカは医学部だけでなく、大学全体がとても高額で、社会問題にもなっていますが、その中でも医学部は特に高額な学部として知られています。

医師になるためには、この高額な学費を支払わなければいけませんよね。親が超リッチな富裕層なら良いですが、誰もが富裕層出身というわけではありません。庶民だと医師になるために多額の教育ローンを組み、卒業するまでに1000万円~2000万円のローン借り入れとなってしまうことは珍しくありません。

このローン、どうやって返済するのでしょうか?

ローン返済のためには、高給を稼げる仕事につくしかありません。医師の給料が少しずつ上がって現在の状況となっているのは、学費の高騰と連動しているのです。

訴訟対策にもお金がかかる

アメリカは、訴訟大国です。個人レベルでも簡単に訴訟できますし、訴訟とか裁判に対してハードルはとても低いですね。

アメリカの医療機関も、患者が望む結果にならなければ、訴えられるリスクを抱えています。医療ミスのような、明らかに病院側に問題がある場合だと、信じられないぐらいの高額な賠償金を支払うことになりますし、そうでなくても患者さんからの訴訟に対しては、常に不安が付きまといます。

そのため、アメリカの医療費には、この万が一の訴訟に備えた弁護士費用が含まれています。

また、アメリカの医療機関では、訴訟が嫌なので、患者に対して過剰なサービスや治療をする傾向があります。そうした過剰な治療に対して費用を支払うのは患者なので、結果的に医療費が高くなってしまうわけですね。

研究費にも巨額を投資

アメリカの医療機関の多くは、研究のために莫大な金額を投資しています。新薬の開発を始め、アメリカの医療技術が世界のトップレベルに君臨し続けているのは、こうした研究の結果によるものです。

その研究費は、どこから出ているのでしょうか?

そうです、私達、患者です。もちろん、いろいろな所から資金集めはしていますけれど、私達が支払う医療費の一部は、こうした研究費に回っているのでしょう。

3.アメリカの医療が高い理由(3) 人件費が高い

アメリカの医療現場には、医師だけでなく、看護師をはじめとするスタッフなど、たくさんの人が働いています。これらのスタッフには、全て人件費がかかります。アメリカは全般的に人件費が他の先進国と比較しても高額なため、これらの人件費が治療代の中に含まれていると考えると、必然的に医療費が高くなってしまうのも納得できるのではないでしょうか。

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リーズナブルな州立大学の見つけ方

世界中を見ても、アメリカほど大学の学費が高額な国はありません。高額な私立大学になると、年間の学費が8万ドルを超えるところもあり、4年間かようとちょっとした家が1軒建つと言っても過言ではありません。

しかしアメリカには、学費がとてもリーズナブルな、良心的な大学もあります。

目次

  1. 学費が安い州立大学はココ
  2. 学費を安くすることはできる?
  3. 高い学費はどうやって払えばよい?

1.学費が安い大学はココ

既にアメリカで暮らしている人なら、住んでいる州の州立大学をチェックすることから始めると良いでしょう。私立大学よりも学費がリーズナブルな大学が多いですし、中には州内で暮らす生徒には学費を優遇する制度があったりします。

州立大学の場合(IN-State)

大学名ロケーション学費
Bridgewater State Universityマサチューセッツ州$910
Framingham State Universityマサチューセッツ州$970
University of North Carolina at Pembrokeノースカロライナ州$1,000
Elizabeth City State Universityノースカロライナ州$1,000
Dine Collegeアリゾナ州$1,320
Gulf Coast State Collegeフロリダ州$1,750
CollegeCalcより

州立大学では、その州で暮らす生徒が対象となるIn State Tuition の方が、州外からやってくるOut of State Tuitionよりも、圧倒的に安くなります。In State Tuition の対象になるかどうかは、各州によって居住年数などの条件があり、1年その州で暮らせばOKという州もあれば、過去3年暮らせばOKという州もあります。

年間の学費が$1,000程度と驚愕的なレベルでリーズナブルな大学が多いのは、主にマサチューセッツ州ノースカロライナ州です。

このIn State Tuitionは、残念ながら日本からの留学生には適用となりません。もしも州立大学を留学先として選ぶなら、学費はOut of Tuitionの金額を参考にすると良いでしょう。

州立の場合(Out of State)

大学名ロケーション学費
Minot State Universityノースダコタ州$6,810
Alcom State Universityミズーリ州$6,888
Central State Universityオハイオ州$8,096
University of Texas of the Permian Basinテキサス州$8,274
Southwest Minnesota State Universityミネソタ州$8,338

州立大学の中には、州内も州外も学費は一律となっている良心的な大学もあります。その場合には、Out of Stateの学生でもリーズナブルな学費で通えそうです。

私立大学の場合

大学名ロケーション学費
Brigham Young Universityユタ州$6,120
Stillman Collegeアラバマ州$11,025
National Louis Universityイリノイ州$11,325
Tougaloo Collegeミズーリ州$11,398
Wilmington Universityデラウェア州$11,750
Willey Collegeテキサス州$12,500

どこに住んでいようと、州内と州外、そして留学生でも学費に大きな差がないのは、私立大学です。その中でも特に、ユタ州にあるBrigham Young Universityは学費が安いことで人気があります。またこの大学は、モルモン教徒が多く入学する大学としても知られています。日本からの留学生も比較的おおいので、リーズナブルにアメリカ留学したい人にとっては、ぜひ検討したい大学と言えるでしょう。

2.学費を安くすることはできる?

アメリカの大学は、全般的に高額です。自宅のすぐそばにリーズナブルな学費で学びたい専攻のある大学が運よくあればよいのですが、必ずしもそういうわけにはいきません。学びたいことで大学を選んだら、びっくりするほど学費が高くなってしまうということの方が多いのではないでしょうか。

そんな高額すぎるアメリカの大学費用は、いくつかの方法で安くすることができます。

Financial Aid( ファイナンシャルエイド)

アメリカの大学に通うほとんどの生徒は、このファイナンシャルエイド制度を利用しています。これは、親の収入に応じて学費がディスカウントされるという制度で、世帯収入が多い親を持つ生徒ほど、支払うべき学費は高くなります。

Scholarship(スカラーシップ:奨学金)

これは、秀でた成績優秀者に提供されるもので、基本的には貸与ではなく賞与です。日本の大学で奨学金というと、一般的には貸与で、卒業後には返済義務が生じますよね。しかしアメリカの奨学金は賞与なので、返済の義務はありません。

奨学金は一般的に、提供する機関から大学へ直接支払われます。そのため、生徒の口座に振り込まれることはありません。

Grant(グラント)

返済不要な賞与タイプの奨学金とよく似ていますが、Grantは、生徒が直接現金で受け取れるタイプの奨学金です。学費のために使うことは義務付けられていますが、授業料(Tuition)に使わなければいけないというルールはなく、寮費や教科書代などに充ててもOKです。

3.高い学費はどうやって払えばよい?

アメリカでの大学費用を支払う方法は、いくつかの選択肢があります。

公的な教育ローンを活用する

まず最初に検討したいのは、Subsidized Loanと呼ばれる公的機関からの教育ローンです。大学院は対象外となりますが、年次によって年間$3,500~$7,500を借り入れることができます。

借り入れ額の上限
大学1年目$5,500/y
大学2年目$6,500/y
大学3年目$7,500/y
大学4年目$7,500/y

Subsidized Loanのメリットは、

  • 民間のローン商品よりも低金利で借りられる
  • 返済方法を選べる
  • 10年間遅延なく返済することで、その後の返済が免除になる可能性アリ
  • 世帯収入に関係なく借りられる

です。

民間の教育ローンを借りる

公的な教育ローンだけでは、十分に学費を賄えない場合には、民間の金融機関から提供されている教育ローンを利用することもできます。この場合。親が保証人となれば、低金利で借りられますが、保証人を付けなくても借りることは可能です。ただしその場合には、金利の面で割高となってしまうため、注意しなければいけません。

多くの教育ローンでは、学費や寮費など卒業に必要なコストを100%カバーしています。そのため、あちこちから複数の教育ローンを利用しなければいけない人は少なく、一つのローンでまとまった資金を借りるのが一般的です。

ただし、まとまった金額を借り入れると、低金利の教育ローンでも返済は大変です。借りる際には、返済計画も考え、できるだけ低金利で借りられるローン商品を選ぶことをおすすめします。

親が家を担保にして学費を工面

アメリカでは、所有している家を担保にお金を借りるHome Equity Loanという借り方も多いです。自宅を所有している人だけが利用できる借り方ですが、子供本人に多額のローンを負わせる必要がないという点で人気があります。

また近年では、親が自宅のローンをリファイナンスすることで学費分を捻出するという支払い方法も増えています。自宅の価値が、住宅ローンの残高よりも高ければ、その差額を上限として現金を引き出すことができます。