コストコだけじゃない!アメリカにあるWholeSaleを比較

「まとめ買いをすれば単価が安くなる」というのが、ホールセールの最大のメリットです。日本ではコストコ(Costco)がよく知られていますし、業務スーパーなんかも、まとめ買いをすることでリーズナブルに買えます。

アメリカにもCostcoはもちろんありますが、Costcoの他にも全国展開しているホールセールブランドはいくつかあります。その中でも3大ブランドといえば、やはりCostco、Sam’s、そしてBJ’sがよく知られていますよね。

自宅のそばに1つのブランドしかなければ、加入するかしないかという選択をすれば良いでしょう。しかし、これらの店舗は近いロケーションにあることも多く、どこに加入するべきか迷ってしまう人は少なくありません。この記事では、Costo、Sam’s、BI’sの3つのブランドを、いろいろな点から比較してみました。

目次

  1. Costcoとは?
  2. Sam’sとは?
  3. BJ’sとは?
  4. 年会費を比較
  5. 店のロケーションを比較
  6. 返品のしやすさを比較
  7. キャッシュバックのプログラムを比較
  8. ストアブランドならさらにリーズナブル!
  9. そもそも単身世帯や二人世帯でもホールセールは必要?

1.Costcoとは?

Costscoは、ワシントン州に本社を持つ会員制のホールセールで、コストコホールセールジャパンの親会社です。アメリカ国内には560店舗近くを展開していますが、グローバル展開にも力を入れていて、日本以外には韓国や中国、イギリスやオーストラリアなど11か国に展開しています。それぞれの国ごとに、取扱うアイテムは異なりますが、どのショップでも「まとめ買い」を前提としているのが特徴です。

ちなみに、アメリカでも日本でも、ショッピングするには会員となる必要があります。この会員資格はグローバルに有効で、一つの国で会員なら全世界で使えます。

取り扱う商品は幅広く、生鮮食品から冷蔵・冷蔵食品、アパレルや日用品、靴などもあります。アウトドアグッズもあり、テントとかボートなども販売されています。店内では自動車のタイヤやバッテリーなども販売されていて、多くの店舗は敷地内にガソリンスタンドもあります。アメリカ国内のホールセールブランドとしては、売上高ナンバーワンです。

私は20年ほど前にCostcoの会員でした。スーパーと完全に同じ品ぞろえというわけではありませんが、当時は息子のおむつや牛乳などを購入するだけでも十分に元が取れていました。

2.Sam’sとは?

Sam’sは、ウォルマートの会員制Warehouse(倉庫)ストアと位置付けで誕生したホールセールブランドで、Samというのは、ウォルマートの創立者サム・ウォルトンにちなんでいます。Costcoについでアメリカ国内では売りあげ2位を誇ります。国内には600店舗程度を展開しており、海外ではメキシコとブラジル、そして中国にも進出しています。

Sam’sは、私が現在会員になっているブランドです。Costcoと比較すると、品ぞろえという点では、大きな差はありません。価格の面でも、裏で示し合わせているのでしょうか、差がありません。ガソリンスタンドも展開していて、一般的なスタンドよりもガロン当たり10セント程度お安くなっています。

3.BJ’sとは?

マサチューセッツ州を拠点とした倉庫型ショップで、アメリカ国内では東海岸およびオハイオ州やミシガン州などの中西部に店舗医を展開しています。アメリカ全土に展開しているわけではないものの、狭いエリアに210店舗程度があり、CostcoやSam’sと肩を並べる選択肢となっています。

4.年会費を比較

CostcoSam’sBJ’s
通常会員Gold Star $60
Business $60
Club会員$45Inner Circle $55
上級ステータスExecutive $120Plus会員 $100Perks Reqward $110
オンライン会員$10あり

通常会員と上級ステータスの違い

通常ステータスの会員でも、会費を多めに払って上級ステータスになっても、ショッピングする際の価格は変わりません。そのため、できるだけ低予算でホールセールを利用したいなら、通常会員でも不便に感じることはないと思います。

上級ステータスは、どのブランドでも取り扱っており、通常会員よりも約50ドルから60ドルぐらい、年会費が高くなります。この年会費の差、支払う価値があるのでしょうか?

価値があるかどうかは、どんな利用をするかによって決めることをおすすめします。ブランドによって会員ステータスの差は多種多様ですが、ザックリまとめると、

  • ショッピングの時にポイントが多くつく
  • オンラインショップを利用した時に送料が無料
  • 場合によっては通常会員よりも早い開店時間で買い物できる
  • ガソリンを入れてもポイントがつく

などがありますね。

私が会員のSam’sは、最初は通常会員から始めたのですが、半年しないうちに追加料金を払って上級のステータスになりました。その理由は、

  • Sam’sでは店舗にはないけれどネットショップにあるアイテムが多く、上級ステータスならすべて送料無料で買える
  • 予想以上に使っていたので、キャッシュバックが欲しいと思った

ですね。

5.店のロケーションを比較

CostcoSam’sBJ’s
国内店舗数約600店舗約600店舗約210店舗

私が住んでいるエリアのように、Sams’とBJ’sはあるけれどCostcoがないという地域もあれば、Costcoはあるけれど他がないという地域もあります。しかし、中には、3つのブランドが通いやすい距離にある、という恵まれたエリアも多いと思います。

6.返品のしやすさを比較

返品大国のアメリカでは、ホールセールだって返品はしやすくなければいけない、というのが私達一般消費者の期待値ですよね。

アメリカの返品事情はこちらから

CostcoSam’sBJ’s
電化製品90日以内90日以内90日以内
家電90日以内90日以内30日以内
携帯90日以内14日以内
タイヤとバッテリー90日以内自動車関連のアイテムはすべて30日以内
カスタムメイドのアイテム90日以内N/A
処方箋の医薬品返品なし返品なし返品なし
チケットやギフトいカード返品なし返品なし
セール品例外なし例外なし返品なし

7.キャッシュバックのプログラムを比較

ホールセールの店では、まとめ買いをするので、どうしても買い物に行くたびに使う金額は大きくなります。各ブランドでは、利用金額に応じてポイントがキャッシュバックされるシステムを取っていて、年に1回、会員のアカウントにキャッシュバックされます。

CostcoSam’sBJ’s
通常会員なしなしなし
上級会員2%2%2%
キャッシュバックの上限$1,000$500上限なし

例えば、キャッシュバック$500をゲットするためには、年間で$25,000のショッピングをする必要があり、これは毎月$2,000程度をホールセールで使うことになります。商売をしている人なら、十分に可能な金額だと思いますが、一般家庭では、結構クリアするのがハードな金額ではないでしょうか。そのため、上限はそれほど気にする必要はないかなと思いますね。

8.ストアブランドならさらにリーズナブル!

CostcoSam’sBJ’s
KirklandMember’s MarkBerkley Jensen
Wellsley Farms

各ブランドでは、ストアブランドが確立されています。安いと言っても激安というわけではなく、有名なブランドよりも若干リーズナブル、ぐらいです。品質は、かなり満足できるアイテムが多いと思います。

例えばトイレットペーパーは、我が家ではSam’sのストアブランドを使っているのですが、ペーパーの薄さは、それほど薄くないです(Scottの方がはるかに薄い)。

我が家では、パンや牛乳、卵などはストアブランドを愛用していますし、トイレットペーパーなどの日常品も、ストアブランドが多いですね。例えば、ペーパータオルは、吸収性が優秀なBountyブランドは、キッチン用に使っており、ストアブランドはトイレ掃除の時に使うペーパータオルとして活用してます。

9.そもそも単身世帯や二人世帯でもホールセールは必要?

これは、私がよく受ける質問です。まとめ買いのメリットは、「たくさん使うから、まとめて買うことで単価を安くする」 ことですよね。生鮮食品などは、大量に買っても腐ってしまうと捨てることになり、かえって割高となってしまいます。

ホールセールが必要かどうかは、普段何を使っているかによって決めると良いと思います。食品でも、毎日たくさん牛乳を飲む人なら、ホールセールの方がお得です。しかし、特定のブランドのオムツを使っているけれど、ホールセールでは取り扱っていなければ、ブランドを妥協して安く買うか、もしくはこれまで通りのショップで買うことになり、必ずしもホールセールがお得とは言えないでしょう。

単身世帯や二人世帯の場合には、

  • トイレットペーパー
  • キッチンペーパーやキッチンタオル類
  • 洗剤類
  • ペットフード
  • パンツや靴下などのアパレル
  • 缶ジュースや水など、すぐに悪くならないもの
  • 缶詰や調味料
  • 冷凍食品

で元を取ることになると思います。

ギフトに最適なギフトカードも、ホールセールでは多数取り扱っていて、安いです。例えば、$10のギフトカードが3枚入りで$25だったりします。全く使わないギフトカードなら意味がないですが、普段からよく使うブランドのギフトカードだったり、職場の人へのギフトとして使うなら、額面$10のギフトカードを少しお安く買えるのですから、とってもお得だと思います。

我が家はすでに息子が独立しているので、夫と猫との3人暮らしをしています。それでもSam’sはとても役立っていて、元が取れています。その理由は、上記のようなアイテムを買うからですね。

Costcoのメンバーシップはこちらから

Sam’sのメンバーシップはこちらから (割といつでもプロモーションやってるのでお得

BJ’sのメンバーシップはこちらから

アメリカのお取り置きサービス!Layawayって何?

お店にショッピングに行ったら、とても気に入った商品を見つけた!でもお金がなくて買えない。お金を貯めるまで待っていたら、きっとあの商品が売れてしまう。そんなジレンマを抱えている人におすすめなのが、アメリカならではの便利なシステム、Layaway(レイアウェイ)です。

どんな仕組みで利用でき、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

目次

  1. Layawayって何?
  2. Layawayの仕組み
  3. Layawayのメリットとデメリット
  4. Layawayが利用できるおすすめショップはココ

1.Layawayって何?

Layawayとは、1980年代に始まった「お取り置き」システムです、現在はクレジットカードがあれば、Layawayを利用しなくても、欲しい商品はお金がなくても購入できますが、クレジットカードが作れない人や、クレジットカードを利用すると利息がかかるから嫌だという人には人気があります。

Layawayがスタートしたのは、アメリカで起きた大恐慌の頃でした。どこの家庭でも家計がきつく、欲しいものが買えない状態に、国民はストレスを感じていたのです。そんな時に登場したLayawayですね。当時はクレジットカードなんてありませんでしたから、お金がなくてもショッピングができるという魅力はあっという間に国内に広がり、多くの人が利用するシステムとなりました。

現在でもLayawayをしているショップはたくさんあります。ニーズに合わせて利用してみてはいかがでしょうか?

2.Layawayの仕組み

Layawayの仕組みは、いたって簡単、そして単純です。クレジットカードのような審査はありませんし、Layawayに対応しているお店なら、いつでもどこでも、誰でも利用できます。

私も20年ほど前、お金がなかった頃に、何度か利用したことがあります。欲しかったのは子供向けのおもちゃで、金額的にはそれほど多額ではありませんでした。でも、夏に見つけたそのおもちゃは、クリスマスプレゼントとして買うには早すぎる、だけど待っていたら売り切れるかもしれない、という不安や焦りがあり、最終的にLayawayを利用して、クリスマスまでにピックアップするという計画を立てたのです。

Layawayの仕組みは、とてもシンプルです。欲しい商品を店にキープしておいてもらい、自分自身で分割払いをするのです。満額を支払ったら、その商品を店からピックアップできます。利息などはかかりませんし、欲しいサイズや色が売り切れになってしまうリスクもありません。自分が選んだ商品が、そっくりそのまま店がキープしてくれます。

分割払いは、基本的には自分自身で自由に決めることができます。お給料日ごとに、今回は20ドル払おうかなとか、今回は他に出費があってきついから10ドルだけにしようかなとか、クレジットカードのように最低返済額などはありません。分割にするのが面倒になったら、残額を支払ってピックアップすることも可能です。

ステップ1:ショップでLayawayをしているか確認

カスタマーサービスに行って、Layawayができるか確認しましょう。できなければクレジットカード払い、できるならLayawayを利用すれば、クレジットカードよりも利息分だけ安く購入できます。

ステップ2:欲しい商品をLayawayのカウンターに持っていく

Layawayは一言で言えばお取り置きです。気に入った商品をLayawayのカウンターに持っていくと、その商品をピックアップする日まで裏でキープしてくれます。

Layawayの際には、名前や電話番号、住所などを聞かれます。また、どの商品を店でキープするかが明記されたレシートみたいなものをくれます。この紙を保管しておけば、いつどの店で何をLayawayしたかが分かりますし、いくら払ったのかについても把握しやすいですね。

ステップ3:満額を払ったら、いよいよ商品をピックアップ

Layawayでは、消費税も含めた合計金額を満額払えば、商品をピックアップできます。例えば、家族のために購入した商品をLayawayするということも可能です。クリスマス前ギリギリにピックアップしたければ、最終の支払をクリスマスのギリギリ直前まで待てばよいのです。

クレジットカードで購入すると、買った商品をどこかに隠さなければいけませんし、クリスマスの前に本人に見つかってしまうと、せっかくのサプライズが台無しです。Layawayなら、商品の隠し場所は「店」なので、安心です。

3.Layawayのメリットとデメリット

Layawayのメリットは、

  • お金がなくても商品が買える
  • サイズや色が売切れる心配がない。欲しい商品を自分で選び、店が預かってくれる。
  • クレジットカードのように利息が付かない
  • サプライズのギフトに利用するなら、隠し場所を探す必要がない。
  • ピックアップの跡に返品してもOK

などがあります。一方のデメリットは、

  • 今すぐ持って帰りたい時には、クレジットカードの方が便利
  • 店の保管状況によっては、汚れたり壊されるリスクがある
  • 全ての店が対応しているわけではない
  • 頭金(Down Payment)が必要な所もある
  • シーズン性が高いものは無理
  • 店や商品によって、ピックアップまでの期間が決まっている

と言ったところでしょうか。

私も、これまでに何回かLayawayを利用しましたが、プラスチックのおもちゃなどは、どうやら保管状況が悪かったらしく、壊れたものをピックアップしたことがありました。残念ながら、それはピックアップした直後に返品し、これまでコツコツ払い続けてきたお金を全額返金してもらいました。

4.Layawayが利用できるおすすめショップはココ

全国に、Layawayができるショップはたくさんあります。その中から、多くの人が利用するショップを紹介しますね。

Baby Depot

赤ちゃん用品って、カーシートとかベビーベッドのように、意外とコストがかかりますよね。そういうアイテムは、クレジットカードを使って上限マックスに使うのではなく、Layawayでちびちび払うのがおすすめです。Baby DepotのLayawayでは、

  • 手数料は$1から$5とリーズナブル
  • ダウンペイメントは購入金額の20%
  • キャンセルしたらキャンセル料$10

という特徴があります。

Big Lots

家具など高額商品を取り扱っているBig Lotでも、Layawayができます。

  • 手数料は無料
  • 頭金も不要
  • キャンセルした時のキャンセル料は$5とリーズナブル

Hallmark Gold Crown

ショッピングモールの中に入店していることが多いHallmarkのお店。素敵なカードや置物などで人気がありますよね。このお店でも、Layawayをしていて、クリスマスに向けてのシーズンは大人気です。

  • Layawayできるのは7月から12月まで
  • 頭金は20%
  • 手数料はケースバイケース

Walmart

アメリカ国民の90%は日常的に足を運ぶと言われているWalmartでも、Layawayをしています。

  • 手数料は10%から30%と若干高め
  • 頭金は不要
  • 購入金額の合計が$155以上に限る

アメリカらしい生活を満喫したい人は、ぜひ一度ぐらいは経験するのも良いかもしれませんよ!

アメリカの大学費用はどう貯める?529Planって何?

子供の大学費用をどうやって貯めるのがベストなのか、頭を悩ませている人はたくさんいるのではないでしょうか。私自身も、子供が生まれたばかりの頃には、どんな方法で貯めるのが良いのか、またどんな貯め方だとどんな落とし穴があるのか、不安でした。ここでは、学費を貯める方法としてよく耳にする529Planについて、詳しくご紹介します。

目次

  1. 529 Planって何?
  2. 529プランのメリット
  3. 529プランのデメリット
  4. どの529プランがオススメ?

1.529 Planって何?

529プランとは、子供の教育費を貯蓄する目的の口座です。金融機関が提供してる金融商品ですが、運用方法が異なるだけで、基本的なルールはどの金融機関で口座を作っても変わりません。

A 529 plan is a tax-advantaged investment vehicle in the United States designed to encourage saving for the future higher education expenses of a designated beneficiary. In 2017, K–12 public, private, and religious school tuition were included as qualified expenses for 529 plans along with post-secondary education costs after passage of the Tax Cuts and Jobs Act

Wiki

529プランの特徴

  • contribution(入金)に非課税枠はない
  • 引き落とした時にも税金はかからない
  • Growth(増えた分)に税金がかからない→ここが魅力
  • 引き落とせるのは教育目的のみ(学費や寮費、教科書代など)
  • 親の名義で貯蓄し、子供に学費に使う
  • 年間$10,000までなら私立の小中高に学費として引き落としてもOK

529プランは、Traditional IRAのように貯蓄分が非課税にはなりません。その点では、Saving Accountの代わりに529プラン口座で貯めているという感覚でOKだと思います。そして引き出す際にも、それが収入としてカウントされることはないという安心感があります。

金融機関ごとに、どんなMutual Fundで増やしてくれるのかという点は異なります。私が利用していたUpromise529プランでも、最初に「ハイリスクだけれど大きく増やしたい人向けのプラン」「堅実にコツコツ貯めたい人のためのプラン」などの選択肢から選ぶことができました。銀行のSaving Accountなどに入れておくよりも大きく増えるという点で、529プランは利用する価値は大いにあると思います。

2.529プランのメリット

529プランのメリットは、たくさんあります。

親名義で貯められる

アメリカの大学では世帯の収入によってかかる学費が違います。親の収入はもちろんのこと、子供名義の資産や貯金があると、Financial Aidを受ける際には不利です。できるだけ子供名義の口座は持たない、資産は作らない、というのがアメリカの常識です。529プランは、Account Owner(口座の所有者)は親で、Beneficiary(学費を使う人)は子供という設定ができます。この点は、大きなメリットだと思います。

大きく増える

529プランの多くは、Saving Accountよりも金利が高めのMutual Fundで運用します。例えば、毎月$200ずつを18年間コツコツと積み立てた場合、Saving Accountで利子が1%しかつかなければ、最終的には$47,000程度にしかなりません。しかし、金利が6%つく529プランなら、18年後には$77,000にまで大きく増えてくれます。しかも、金利で増えた$30,000には税金はかからないので、その分もしっかり学費に充てられます。

Financial Aidへの影響が少ない

大学の学費を決定する際に申請するFAFSAにも、529プランの残高を申告する必要はあります。親名義でも子供名義の場合でも、他の口座やIRA口座後比較すると、インパクトは少なめです。Vanguardの調査によると、529プランを持っていることでFinancial Aidに与える影響は、5.64%程度なのだとか。例えば、大学側が$30,000のFinancial Aidパッケージを準備していた場合には、その5%程度なので$1,500ぐらい金額が下がるだろうということです。

祖父母や親戚からの応援も受け付けられる

529プランへの貯蓄は、口座の所有者ではない祖父母や親戚、友人などもギフトとして一時的に入金することができます。口座所有者の親は、毎月コツコツと積み立てるわけですが、祖父母からのクリスマスギフトを529プランへ入れてもらうことができれば、学費が増えるスピードにも拍車がかかりそうです。

フレキシブル

529プランは、とてもフレキシブルです。口座を開設した所有者を変更することは簡単ではありませんが、誰が貯蓄した学費を使うかというBeneficiaryに関しては、変更したり、また複数の人を設定したり削除することも可能です。

また、年間いくらまでしか貯蓄できないという制限もなければ、年間いくらまでしか引き出せないという制限もありません。それに、いつでも口座を解約することもできます。

州立大学の学費を現在のレートでロックインできる

州が提供している529プランの中には、口座を開設した時の学費レートが、子供が大学へ進学する時にも適用されるというお得なプランもあります。現在では既に学費が高騰した状態となっていますが、これからも学費の高騰は続く可能性が高いですよね。

私の友人は、この州のプランを利用していました。口座を開設したのが約20年ぐらい前で、学費の高騰が始まったばかりの頃だったそうです。彼女が子供の学費として支払った金額は、現在の学費の半額以下で年間$10,000程度だったそうです。

州によっては収税面で優遇措置あり

全ての州ではありませんが、全米30の州では、529プランに貯蓄した投資額については、収税の所得税から一部もしくは全額が控除されるという特典があります。控除枠が最も大きいインディアナ州では、年間の節税額は$200以上が期待できるようです。ちなみに残念ながら、私が住んでいた州では、そうした特典は一切ありませんでした。

州ごとの節税についてはこちらから

3.529プランのデメリット

私は子供が生まれてから大学を卒業するまで、ずっとコツコツと529プランに積立をしてきました。その他にもIRA口座なども併用しましたが、実際に529プランを使った際に感じたデメリットをご紹介します。

FAFSAで申告しなければいけない

529プランはInvestment口座として、毎年ファイルするFAFSAで申告しなければいけません。Traditional IRAなどは資産としてカウントされない大学がほとんどなのですが、残念ながら529Planは、しっかり資産としてカウントされてしまいます。ただ、他の口座と比べてインパクトが少ないというだけなのです。

学費以外の引き出しにはペナルティがかかる

529プランは、学費を貯蓄する目的で利用するための口座です。金利によって成長した利子が非課税になるのも、そのためですね。しかし、子供が大学に進学しないことにしたから口座を解約したいとか、事情が変わって529口座内のお金が必要になったから解約したいという場合には、増えた分に対して10%のペナルティがかかります。上記に挙げた、毎月$200を18年間積立続けた場合だと、利子の分$34,000に対して10%のペナルティ、つまり$3,400程度が徴収されることになります。これは結構、大きいです。

元本保証ではない

これは529プランに限らず、全ての投資商品に共通するデメリットです。比較的リスクが少ない529プランも、元本保証ではありません。市場の劇的は大暴落などが起こると、元本割れのリスクもわずかながら存在します。

ただし、529プランは積立信託投資なので、長期間続ければ続けるほど、そのリスクを小さく抑えることができます。

金融機関によって手数料が違う

529プランの運用は、金融機関が行います。そして、手数料もかかります。私が利用していた529プランは、年間の手数料が$20とリーズナブルでしたが、金融機関によってはもう少しかかる所があるかもしれません。少額をコツコツ貯めたい人にとっては、手数料をガッポリ徴収されることは、大きなデメリットですね。

4.どの529プランがオススメ?

529プランの中には、公的な機関が提供しているものもあれば、民間の金融機関からラインナップされているものもあります。州ごとに、どのプランがベストなのか、もしくはどの大学へ将来行こうと考えているかによって、ベストのプランはそれぞれ異なります。

例えば、子供が大学に入学するまで、州をまたいでの引越しをする可能性がない人なら、州立大学へ進学する際に有利なプランも含めて考慮するのが良いかもしれません。しかし、現在住んでいる州とは異なる州の大学へ子供が進学する可能性がある人なら、州の条件などがなく、全米の公立でも私立でも自由に使える529プランを選ぶのが良いでしょう。

州ごとにベストな529プランを見つけるならこちらから

私が利用していた529プランは「Upromise529」

私が利用していたのは、全米全ての大学で利用できるUpromiseというサービスです。これは、ただ毎月コツコツと529プランへ積み立てるだけでなく、クレジットカードを使ったりレストランを利用すると、キャッシュバックのような形で大きく貯めることができる529プランです。最近では、オンラインショッピングをすると、利用金額に応じてさらにキャッシュバックしてもらえる特典がついています。ちなみに私は、18年間で積立以外にゲットした特典分だけでも、$6,000ほどになりました。

もしも529プランをいろいろ比較検討しているなら、ぜひチェックしてみてくださいね。口座を開設すると、もれなく$30をプランへ入金という形でゲットできるキャンペーンをしています。

Upromiseに興味がある方はこちらから

もしも口座を開設するなら、私のお友達として紹介されると、さらに$25をもれなく529プランに付与してもらえます。→こちらのリンクからどうぞ

アメリカで憧れのマイホーム!購入方法や注意点とは?

アメリカのアパートなど賃貸物件で生活している人の中には、更新の度に容赦なく値上がりする賃料にうんざりしている人も多いのではないでしょうか。「嫌なら出て行けばよい」とはわかっていても、賃料が値上がりする度に生活が圧迫されますし、精神的なストレスも大きくなってしまいますよね。留学や駐在組はあまり関係ないことかもしれませんが、ずっとアメリカにいる移住組なら、遅かれ早かれマイホームを購入することを検討するのも良いかもしれません。

目次

  1. ステップ1:何よりも最初にすることは何
  2. ステップ2:Realtorと物件探し
  3. ステップ3:物件が見つかったら、いよいよMortgage申請
  4. ステップ4:魔の30日間がスタート
  5. ステップ5:いよいよクロージング

1.ステップ1:何よりも最初にすることは何?

マイホームを購入しよう!と思った時に最初にする事は、金融機関からPre-ApproveとかPre-Qualitiedと呼ばれる書類をもらうことです。これは、言ってみるなら住宅ローンの仮審査に位置づけられるもので、「このぐらいの価格なら審査に通るし買えそうでしょう」と太鼓判を押してくれるような役割があります。

Pre-Approveを申請する際には、特定の不動産を抑えておかなければいけないということはありませんし、Realtorを見つけていない状態でもOKです。購入を考えている不動産のざっくりとした予算で申請して、金融機関からOKをもらうという書類です。

Pre-Approveを取得するのにかかる期間は?

フルタイムで仕事をしていて、勤続年数がそれなりにある人なら、Pre-Approveを申請してから承認されるまでにかかる期間は、数日ととても短いです。私もこれまで何回かマイホームを購入しているのですが、どの場合でも、勤続年数が長く安定した収入のある夫を基準に審査を受けるので、1日とか2日程度で承認してもらえます。

しかし、世帯ごとに家計の状況は異なりますよね。そのため、人によってはPre-Approvedをもらう最初のステップでも、数か月かかってしまうこともあるのだとか。ケースバイケースでどんな書類が必要になるか分からないので、提出できそうな収入関連の書類は、全てスキャンしてパソコンにPDFファイルとして保管しておくことをおすすめします。

購入したい不動産の価格よりも高いのが理想的

Pre-Approvedの書類を申請する際には、自身でどのぐらいの予算内で不動産を購入するかという点を決めて申請します。金融機関は、その金額に応じて承認するかしないかを決定するわけですが、ここで注意点があります。

申請する金額を低くすれば、確かに承認してもらえる確率は高くなります。しかし、実際に買いたいと思った不動産の価格が承認された価格よりも高い場合には、ローンのプロセスが遅くなってしまうリスクがあるので注意しなければいけません。

そのため、Pre-Approvedの申請では、予算よりも若干多めの金額で申請するのがおすすめです。例えば、予算が$200,000ぐらいなら、申請は$230,000ぐらいにする、のような感じですね。

Pre-APprovedを迅速に出してくれる金融機関を見つけるならこちらから

有効期限に注意

Pre-Approvedの書類を発行してもらった場合、有効期限がついているので注意しましょう。多くの場合には、発行してもらった日から90日間で、失効します。失効したらもうマイホームは買えない、ということはなく、失効したら再度申請すれば、全く問題ありません。

引っ越した先でマイホームを購入しようと考えているなら、引っ越す前にPre-Approvedを取ることもできます。しかし、あまりにも早すぎると、実際に住宅ローンのプロセスを始める前にPre-Approvedのステータスが失効してしまうリスクがあるので、注意してくださいね。

2.ステップ2:Realtorと物件さがし

金融機関からPre-APprovedのお墨付きをもらうということは、「その予算内の不動産なら、住宅ローンが下りる可能性がとても高い」ということです。これをもってRealtorを探し、どのぐらいの予算でどんな家を探しているのかを告げれば、いよいよそこから物件探しが始まります。

Realtor の探し方

どのエリアにも、Realtorはたくさんいます。資格を持っていれば誰でもRealtorになれるわけですが、その人のRealtorとしての質や、自分との相性は人それぞれです。

Realtorを選ぶ際には、何を重視するかという点を決めておくことをおすすめします。

  • フレンドリーな対応(愛想が悪い人もいます)
  • 素早いレスポンス(メールしても3日ぐらい放置する人もいます)
  • 交渉力(無理そうなものでも押してくれる人が頼れます)
  • マメかどうか(Inspectionに立ち会ってくれるかどうか、など)

ちなみに私は、待つことがとても嫌な性分なもので、Realtorを選ぶ際には、メールでもテキストでも、こちらからの質問に30分以内、もしくは1時間以内に返信してくれる人を選びました。Realtor探しのプロセスでは、本当にいろんな人がいて、折り返し電話をくださいと言っても完全スルーだったり、レスポンスが遅いことに対して真剣に言い訳する人などもいました。

Realtorのサービス料はかかりません

不動産の売買では、RealtorFeeなるものが、売買価格の6%程度含まれています。基本的にこれを支払うのはSellerですが、契約方法によってはBuyerが負担するとか、折版にするなど、さまざまです。しかし、デフォルト設定はSeller、つまり不動産を売る側が、クロージングの際にこの費用を負担することになっています。

売買価格の6%って、結構な金額です。$200,000の物件なら、6%で$12,000です。これを、売る側のRealtorと、買う側のRealtorとで折半します。つまり、$6,000ずつということですね。

そして、下世話な話をするなら、独立しているRealtorなら、この$6,000はすべて自身の利益となりますが、どこかの不動産業者に所属している人だと、不動産業者と折半になったり、半分以下が自身の取り分になったりするようです。

物件探しは即決がオススメ

アメリカの不動産購入は、じっくり慎重に考えていると、あっという間に他の人に買われてしまう可能性がとても高いです。これは私自身、とても驚いたことの一つです。そのため、事前にしっかりリサーチをして、自分たちに譲れないものを優先順位ごとにリストアップし、満足できる物件があったら、即決するぐらいの勢いが必要です。

家の雰囲気が分かる形容詞とは?

それと、Realtorが物件をどのような形容詞で表現するかによって、なんとなくイメージを掴むことができます。

  • Cozy →狭い
  • Charm →古い
  • Character →ダサい、時代遅れ

これらの言葉は、要注意です。もちろん、古くて小さな家を安く購入して、DIYで変身させたいという人もいます。その場合には、

” We’re Fixer Upper.(私たちはリモデルなどで家を価値を上げることが得意なの!”

と言えば、Realtorは喜んで、古くて汚く、修理が必要そうな家を紹介してくれることでしょう。

ちなみに、私が探していた家は、

  • Open (Open conceptとも言う) →間取りが開放的
  • Bright →光が入って明るい
  • Move-in Ready →修理の必要がなく、掃除やペイントなどもすべて終了しており、すぐに入居できる

でした。Move-in Readyは、Fixer-Upper物件と比べると当然ですが高額になります。しかし、引っ越しで疲労困憊している時に、家のことでストレスを抱えたくなかったので、私は不動産探しをする際には、まずRealtorにこの3点を明確にしました。そして、Cozy、Charm、Characterな物件は、時間の無駄なので見せないでくれ、ともお願いしました。

早く決めるなら事前リサーチが必須

Realtorも忙しいので、一日中つきっきりで物件探しを手伝ってくれるわけではありません。viewingという内見も、多くても1日3件程度しか連れて行ってくれません。

しかし、これは交渉次第でどうにでもできます!

引っ越し先や転勤先で不動産探しをするなら、何度も足を運べませんし、長引くとホテル生活が長くなってしまいますよね。

私が実践したことは、ネットでRealtorを見つけてコミュニケーションをとり、Zillowrealtor.comなどで見つけた物件をリストアップしていきます。

実際の物件を見ずに決めるのはさすがにリスキーでしたので、3日間だけ新天地へ下見のために足を運び、Realtorには「この日で決めるので、1日中時間を作ってほしい」とお願いしました。

Realtorはとても協力的な人で、viewingを6件したあと、その日のうちにオファーを入れることができました。

Earnest Money Deposit(手付金)を入れる

気に入った不動産に正式にオファーする際には、Earnest Money Depositと呼ばれる手付金をいれます。これは、物件の価格によって変わるのかもしれませんが、$200,000~$400,000程度の価格の不動産なら、Earnest Moneyは$1,000ぐらいが相場です。

これは、手数料ではなく手付金なので、最終的に家をClosingする際には、そこに組み込まれます。ただし、書いたチェックがClosingの時まで監禁されないというわけではありません。チェックを描いて渡すと、数日中に換金されるので、注意してくださいね。

ちなみに、このEarnest MoneyはNon-Refundableです。もしローンの審査に通らなくても、戻ってきません。

3.ステップ3:物件が見つかったら、いよいよMortgage申請

気に入った物件が見つかったら、いよいよ住宅ローン(Mortgage:モゲージ)を申請します。申請するのは、Pre-approvedをもらった金融機関です。ここからいよいよ本格的に、ローンの利子や毎月の支払、そしてローンを通すために必要な書類を提出する作業が始まります。

金利はどうやって決まる?

ローンの申し込みをすると、クレジットチェックをした上で、金利(Interest rate)がどのぐらいになるのか、そして30年Fixed Loanだと毎月の支払がいくらになるかという点で見積もりを出してくれます。

金利は、クレジットスコアによって変わりますが、スコアが800前後ある人なら、その金融機関が提供する金利の中でも最低金利を獲得できる可能性が高いので安心してください。

スコアが700以下になってしまうと、金利面ではかなり不利な状況になってしまうかもしれません。低金利で借りられる人と比較すると、毎月の支払がずいぶん高くなってしまうので、場合によっては「負担が大きすぎて買えない」状況にもなりかねません。

ポイントとは?

提案された金利を下げる方法の一つに、Point購入があります。これは、いくらか費用を払う事で金利を下げてもらえるというものです。自身のFICOスコアが高くても、市場の金利情勢が良くなければ、金利は高くなってしまいます。そんな時に、ポイントを購入することで、金利を下げてもらうことができ、毎月の住宅ローン返済額を低く抑えられるのです。

ポイント購入については、金融機関によって異なりますし、金融情勢によっても変わると思います。例えば、3%の金利を2.9%にするなら$1,000、2.8%にするなら$1,800、のようにいくつかの選択肢があり、選べます。もちろん、購入しないという選択もできます。

どんな書類が必要?

住宅ローンのプロセスでは、主に収入と雇用に関する書類の提出を求められます。

  • 過去3年分の納税状況(1040フォームとかW2フォームなど)
  • 資産状況(審査に含めたい口座をリストアップし、過去の明細書を提出します。これはかかり数年分ではなく、過去数カ月分程度でOKです。私は、Saving AccountやIRA口座、職場でしている401K口座などを提出しました。
  • 雇用状況。雇用主から何かを取得する必要はなく、いつから働き始めたという自己申告でOKです。

ちなみに、これらの書類は、Mortgageの申請をする前に分っていることなので、マイホームを購入すると決めた時から少しずつ準備しておくことをおすすめします。特に金融機関からのステートメントは、全てPDFなどのデジタルで提出しなければいけません。フォルダに分かりやすいラベルを付け、整理して見やすくしてから提出すると、感謝されますよ!

働きながら金融機関とのやり取りは大変

我が家では、住宅ローンの手続はすべて私が担当しました。毎日朝から晩まで連絡が必要ということはないものの、ローン会社から「この書類を提出してください」とか「この部分の説明をしてください」的なメールは結構頻繁に来ました。書類などは速やかに提出しなければいけませんし、説明する場合にも、明確かつ簡潔に説明することが求められます。結構ドキドキしますし、ストレスにもなりました。

もしもカップルのどちらかが専業主夫や専業主婦、もしくはパートなどで自宅にいる時間が多いなら、ぜひその人が手続き対応をすることをおすすめします。

私は、普段の仕事は自宅が多く、しかもパソコンを使って作業しているため、メールが来たらリアルタイムで分かります。そのため、必要だと言われた書類も速やかに提出できたので、手続きは比較的スムーズに進みました。

4.ステップ4:魔の30日間がスタート

住宅ローンのプロセスは、一般的に申請してから30日でのクロージングを目指すと言われています。審査のプロセスは簡略化されていないものの、確実にスピードアップしているようですね。

この30日間というのは、必要な書類がすべて提出されて問題なかった場合のコトです。もしも書類に不備があったり、もっと必要な書類が増えたり、審査が難航すると、当然ですが時間はかかります。その点は、覚えておきましょう。

お金の動きには要注意

住宅ローンのプロセスでは、注意しなければいけないことがあります。それは、審査が終了するまでは、可能な限りお金は使わないということです。

  • クレジットカードでショッピングするのは少額でもNG
  • ローンを組んだり、新しく車を買うのもNG
  • 貯金を引き落とすのもNG。口座間の移動もダメ。ただし入金はOK。

ローンがクローズするまでは、とにかくお金は使わない、何も買わないことを徹底してください。このぐらいなら大丈夫かな、と思っても、大丈夫ではないことが多いです。もしも大丈夫でない場合、ローンが不承認となり、住宅ローンが組めません。つまり、不動産も購入できない結果となってしまいます。

引っ越した先で家具を買うのにカードを使いたいというのも、クローズするまではNG、待ちましょう。

私の場合、普段の生活で浸かっているチェッキングアカウントは、審査の対象に含めていなかったので、問題ありませんでした。しかし、クレジットカードはお財布から出して自宅に置いておき、ネットショッピングなどもすべて一時的に凍結しましたね。

不動産購入のダウンペイメントを引き下ろしたい

預貯金の中には、不動産を購入する際に必要となるダウンペイメントもあるでしょう。それを引き落とすのも、ローン業者から審査完了の連絡が来るまでは待ちましょう。

私の場合、ローンを組む際に、「頭金がこのぐらいになるから、この口座とこの口座からいくらずつ引き出そうと考えています」と事前に申告しました。できれば時期に余裕をもって早めに下ろしたかったのですが、ローン業者から「クローズの準備ができるまで、下ろさないように」と言われ、結局、口座間の移動ができたのはクローズの1週間前でした。

5.ステップ5:いよいよクロージング

ローン業者から「クローズの準備が整いました」と審査完了の連絡が来たら、いよいよ最終段階です。不動産の初期費用を持って、クロージングを行います。

不動産のクローズは、不動産名義の書き換えなどが作業があるため、Taitleカンパニーと呼ばれるところで行います。法律事務所というわけではありませんが、Title Officerと呼ばれる人が仕切り、売主とそのRealtor,買主とそのRealtorが一堂に会して行います。

クロージングの際に必要な書類は、

  • 身分証明書
  • 初期費用(現金持参はNG。事前に銀行でCheckを発行してもらいます。)

夫婦でJoint名義なら、どちらも出席が必要

不動産を購入する際には、夫婦でJoint名義にすることが多いですよね。うちも、そうしています。この場合には、クロージングの際にも、夫婦が両方同席することが必要です。

出席できない時にはどうする?

遠方に住んでいるために出席できない時には、夫婦の片方が出席して、もう一人は委任状を提出するという形でも認められます。ただし、そのためには前もって準備しなければいけない分厚い書類があります。

その書類は、まるでちょっとした本のように分厚くて、おそらく100ページ以上はあったような気がするのですが、夫婦どちらも署名しなければいけない箇所が複数カ所あり、1つでも抜けていると、書類不備となってしまいます。

私も実は、現在住んでいる自宅を購入した時には、遠方からの引越しで、子供の学校などがあったため、夫だけがクロージングに出席しました。事前に分っていたので、Realtorにもローン会社にも伝えておいたのですが、クロージングのギリギリ前になって分厚い書類を夫が渡され、「署名をしたらNotarizeし、奥さんにも署名してもらってNotarizeし、それをこちらに返送するように」と言われたのです。

署名をするだけなら、その日にできますよね。しかし、引っ越したばかりの新天地でNotarrizeできるオフィスを検索してアポを取り、それを郵送で私が住んでいる場所まで送り、私も署名したらNotarizeしてもらい、書類を返送するという作業を、とても限られた時間で行わなければいけませんでした。

実際、ギリギリで間に合ったからよかったのですが、間に合わなければクロージングの予定日時が変更となったことでしょう。

ちなみに、Notarizeは法律事務所で対応してもらえるのが一般的ですが、近年ではUPSでも対応可能となりました。UPSならアポなしで行けますし、費用もリーズナブルなのでおすすめですよ!

アメリカは返品しやすい!返品のルールややり方

日本でも、購入した商品を返品することはできます。しかし、返品のルールはかなり厳しくて、返品したいけれどできないというケースは少なくありません。アメリカでは、日本よりもずっと返品ルールが緩いため、大抵のものは返品しやすいですね。ここでは、アメリカの返品事情をご紹介します。

目次

  1. アメリカの返品は購入後何日までOK?
  2. レシートがない!返品できる?
  3. 返品のやり方
  4. オンラインの返品もラクチン
  5. 返品したけれど返金がまだ。返金はいつされる?

1.アメリカの返品は購入後何日までOK?

購入してから何日まで返品を受け付けるかについては、ショップによってポリシーが異なります。日本のように、購入後1週間以内というような厳しいルールを課すショップはほとんどなく、1ヶ月とか2ヶ月、Lowe’sなどのホームセンターになると、1年以内ならOK、なんてショップもあります。

返品の理由は、さまざまです。明らかに商品の欠陥や故障などで返品することもあれば、日本人としては首をかしげてしまうような理由もあります。例えば、

  • 庭に植えた木が枯れたから返品したい(本当は水やりをしなかったから枯れた)
  • クリスマスギフトとして購入したけれど余った。だからクリスマス後に返品。
  • SかMか、どちらのサイズが合うか分からなかったので、両方購入。そして1つは返品。
  • 妻(夫)にダメって言われた。返品してこいと言われた。
  • 使ってみたけれど、使い勝手が悪い。
  • 購入したシャンプーを1週間遣ったらかぶれた。だから返品。
  • 1回使ったら壊れた。

などは、よく耳にする返品理由です。たまに、既に半分ぐらい使っているシャンプーのボトルを返品しに持ってきた人が、店員から「半分も使ってるから返品はダメ」と諭されている光景を見にすることもあります。

これでも、アメリカの返品ルールは、以前よりも厳しくなりました。私が渡米したばかりの20年ほど前は、とにかくレシートさえあれば何でも返品ができていたような気がしますね。まぁ、良いか悪いかは別問題ですが。

2.レシートがない!返品できる?

日本では、明らかにその店で販売されている商品でも、レシートがなければ返品することはできません。それは、そういうルールですし、本当に購入した商品かどうかを確認できないからです。

アメリカでも、基本的にはレシートがないと現金で返品してもらうことは難しいです。店によっては、売上情報がデータベースに2か月~3か月ほどまで残っているので、クレジットカードと商品コードを照らし合わせ、購入の事実を確認できれば、レシートがなくてもショップのクレジットとして返品扱いにしてもらうことはできます。

アメリカで生活する人の9割が足を運ぶと言われている大型スーパーのWalmartでも、レシートがなければ現金での返金をしてもらうことはできません。しかし、Walmartで使えるクレジットという形で返金してもらえるので、事実上は返品可能ということですね。

3.返品のやり方

返品のやり方は、いたって簡単です。ショップによっては、返品受付専用カウンターがあり、そこに返品したい商品とレシート、そして支払ったクレジットカードなどを持参します。返品専用カウンターがないショップなら、通常のレジに持って行けば対応してもらうことができます。

カウンターに返品したい商品を置けば、こちらから何も言わずとも返品だということが分かるので、あちらから「Return?」と聞いてくれます。もちろん、こちらから「This is for Return」と言っても問題はありません。

レシートと商品のバーコードをスキャンする際には、「商品に何か欠陥があったの?Anything wrong with this?」と聞かれることが多いですが、問題があった場合には、簡潔に説明をすればOKです。この質問は、その商品を再販売できるかどうかのチェックなので、壊れているなら「This doesn’t work」などと言えばよいです。

商品に問題がないからと言って、返品理由を隠す必要はありません。

「イマイチだった(I just didn’t like it)」のように正直に答えでもOKです。

通常は、現金払いとデビットカード払いの人は、返金はその場でキャッシュで受け取ります。クレジットカードの場合には、そのカードへ返金という対応となります。しかしコロナ禍で不要な接触を避けるために、デビットカードでの支払いに関しても、カードへの返金対応となりました。

4.オンラインでの返品もラクチン

man using laptop on table against white background

オンラインでの返品も、ラクチンです。アマゾンの返品を始め、返品の手続がすべてオンラインだけで完結する事が多く、英語が苦手な人にとってはまさに天国!

オンラインで購入した商品を返品する際には、そのサイトからオーダー情報に行き、「Return(返品)」という選択肢がないかを見つけます。そうすると、返品理由を聞かれたりしますが、そのまま返品用の郵送ラベルをプリントアウトできたり、返品用の紙をプリントアウトして商品に同封するなどの指示があります。それに従えば、問題なく返品手続をしてもらえます。

大抵の場合には、

  1. オンラインで返品の手続き
  2. オンラインで返送用ラベルをプリントアウト(送料はショップ持ち)
  3. 自分で梱包する
  4. UPSやFEDEX、もしくはUSPS(郵便局)へ持っていく
  5. ショップが返品アイテムを受け取流(追跡可能)
  6. 数日程度でカードへ返金
  7. 返金が済むとメールが来ることが多い

と言う流れになります。

5.返品したけれど返金がまだ。いつ返金される?

young troubled woman using laptop at home

クレジットカードで購入した商品の返金は、その場で現金で受け取ることはできません。支払ったクレジットカードへの返金となります。これは、日本でもアメリカでも同じですし、金額や購入した商品の種類などによって変わることはありません。

アメリカでカード払いをすると、早ければ当日中、遅ければ購入から2,3日後に、クレジットカード会社のActivityに購入の事実が反映されます。

返金の場合には、返品した当日に返金が反映されることはなく、若干時間がかかります。ショップのスタッフは、5-10営業日、なんて言いますが、そんなに長くかかることは稀で、多くの場合には早ければ3日ぐらい、遅くても1週間程度で返金の事実をクレジットカードのActivitiyで確認できます。

心配な人は、返品した時に受け取るレシートを、返金を確認するまで保管しておきましょう。

アメリカの銀行口座!日本と違って分かりづらい?

アメリカの銀行の仕組みは、日本と大きく違います。まず、口座の種類がたくさんあって分かりにくいですし、かかる手数料なども違います。ここでは、アメリカの銀行の仕組みや銀行口座の種類、かかる手数料など基本的な所を、分かりやすく説明しています。

目次

  1. Checking Accountとは?
  2. Saving Accountとは?
  3. Checking accountとSaving Accountの違い
  4. 銀行口座はいつ開く?
  5. どんな手数料がある?
  6. 最初に開設するならこの銀行がオススメ

1.Checking Accountとは?

アメリカに行って銀行口座を開く時には、このChecking Accountのことを指します。これは、日本でいう”普通預金口座”のようなもので、店舗に足を運んでも開設できますし、ネットでも開くことができます。

Checking Accountを開くと、口座番号やデビットカードとともに、CheckBookなるものが発行されます。口座番号はその場で教えてもらえるので、日本からの送金などもすぐできます。デビットカードは、1週間~2週間ぐらいで、口座開設の時に登録した住所まで、郵送で贈られてきます。書留のように受け取りにサインが必要ということはなく、ポストに他の郵便物と一緒に投函されるので、在宅でいる必要はありません。

Checking Acccountは、バイト代やお給料の振込口座として使えるだけでなく、光熱費やカードの支払や、チェック(小切手)による支払口座としても使えます。

なお、アメリカの銀行では、口座を開設しても銀行通帳というものはありません。利用明細や残高などは、郵送で送ってもらえるほか、オンラインを使ってチェックします。パソコンからオンラインのサイトへアクセスしても良いですし、アプリをスマホにインストールしておけば、いつでも簡単に取引明細や残高のチェックができます。

2.Saving Accountとは?

Saving Accountとは、貯蓄用の口座のことで、Checking Accountと一緒に開設しても良いですし、別途で開くこともできます。口座にお金が入っていると利子がつくという特典付きの嬉しい口座ですが、毎月の平均残高が一定額以下になると、口座維持費として10ドルから15ドルぐらい徴収されることが多いです。

また、貯蓄することを目的としている口座なので、毎月の引き出し回数制限は6回までと決められています。もし6回以上引き出した月が半年以内に2月以上あると、そのSaving Account口座は、自動的に利子がつかないChecking Accountへと変更されてしまいます。

3.Checking AccountとSavingAccountの違い

Checking AccountとSaving Accountとの違いは、いくつかあります。

違い1:チェックを書けるかどうか

1つ目は、Check Bookと呼ばれる小切手を発行してもらえるかどうか。キャッシュレスが進んでいるアメリカでは、お財布の中に現金が入っておらず、支払いはカードかCheckという人が多いです。しかも近年では電子マネーなども普及しているため、Checkによる支払をする人も減っています。

違い2:利子がつくかどうか

2つ目は、利子がつくかどうか。Checking Accountでは、基本的にはノー利子。日本の銀行では、普通預金でも利子はつきますが、アメリカでは利子がつかない口座もあります。ただし銀行によっては、最低預金残高などの制限はあるものの、利子がつくChecking Accountもあります。

違い3:デビットカードとして使えるか

3つ目は、デビットカードを発行してもらえるかどうか。毎日のお買いものでカード払いをする際には、このデビットカードを使う人が多いです。利用回数や利用金額に制限はなく、1ドルぐらいな少額ショッピングでも、カード払いができます。このデビットカードを発行してもらえるのは、Checking Accountのみ。Saving Accountだと、ATMから現金を引き出すためのカード発行されますが、VISAやMasterのロゴがついたデビットカードは発行してもらえません。

違い4:毎月引き出せる回数

4つ目の違いは、引き出し制限の有無です。Checkingは制限がないので、毎月何回でも、いくらでもカード払いやATMからの引き出しなどで使えますし、それに対するペナルティはありません。しかしSavingの場合には、毎月6回までの引き出ししかできないので、ATMや別口座への振り替えなどの合計が6回未満になるように注意しなければいけません。

4.銀行口座はいつ開く?

アメリカに行ったら、まずやりたい事は銀行口座を開くことではないでしょうか。数週間の留学のような短期滞在なら、わざわざ口座を開く必要はありませんが、半年以上滞在する人や、移住する人なら、銀行口座は必要ですね。

アメリカの銀行口座を開くためには、

  • 身分証明書
  • アメリカ国内で有効なビザ(学生ビザI-20、就労ならJ-1ビザやH-1Bビザ、L-1ビザなど)
  • 最初の入金額$25程度

が必要です。身分証明書は、アメリカ国内で発行された運転免許証があれば理想的なのですが、渡米したばかりの人がそんなものを持っているはずがありません。その場合には、日本のパスポートでもOKです。

などがあれば、銀行口座を開設できます。ちなみに、観光客というステータスでは口座を開くことはできません。

ビザの種類についてはこちら

5.どんな手数料がかかる?

アメリカの銀行口座には、さまざまな手数料がかかります。口座を開くときに渡される書類みたいなものを熟読すれば記載されていますし、ネットでも調べることができます。

口座維持管理手数料

銀行によって、口座を持っていることに対してかかる手数料です。金額は銀行によって異なり、毎月5ドルから12ドルぐらいが多いです。銀行ごとに、毎月の口座残高が一定額以上なら手数料がかからない条件などもあります。

ATM手数料

口座を持っている銀行のATM以外を使うと、手数料がかかります。これは日本でも同じですよね。しかし、手数料のかかり方が、アメリカでは若干異なります。銀行から3ドル程度の手数料がかかる他、使用したATMからも手数料が3ドル程度かかります。いくらかかるかは銀行やATMごとに異なるため、頻繁にATMを利用するという人は、どの銀行で口座を開設するのがお得かという点を考えましょう。

6.最初に開設するならこの銀行がオススメ

ある程度生活が落ち着いたら、もっと便利な銀行があるかもしれない。だけど渡米直後に最初に開設するなら、やはり使い勝手が良くて便利な銀行を選ぶのがおすすめです。まず最初に口座を開設するなら、

あたりがおすすめですね。

Case Bank

国内大手銀行の一つで、支店やATMの数が充実しています。しかも、ATMが最新式で、操作性がバツグンという点も魅力ですね。

ただし、Checking Accountは、毎月の残高が$1,500以上でなければ、口座維持費として毎月$12かかります。

Chase Bank口座開設はこちらから

Bank of America

アメリカ最大の銀行で、口座開設の手間が少なく、手数料も大手の割には比較的リーズナブルです。ATMや支店の数はChaseほどではありませんが、都市銀なので使い勝手はバツグンです。

この銀行も、Checking Accountの平均残高が$1,500以上でなければ、口座維持費として毎月$12がかかります。

Bank of America口座開設はこちらから

Wells Fargo

ChaseやBank of Americaと並んでトップ規模を誇る大手銀行です。ATMや支店の数は充実していて、特に東海岸ではATMが非常に多いので、使い勝手が良いでしょう。

Checking Accountの平均残高が$1,500以上でなければ口座維持費がかかるという点はChaseやBank of Americaと同じですが、維持費は毎月$10で少しだけ良心的ですね。

Wells Fargo口座開設はこちらから

Union Bank

海外銀行への送金が便利な銀行として人気があります。日本への送金では、三菱東京UFJ銀行と提携しているので、日本でのメインバンクが三菱東京UFJの人は、Union Bankの口座を持っていると送金手数料を節約できます。

Union Bank 口座開設はこちらから

 

医者に行って1億円⁉アメリカの医療費と健康保険の仕組み

アメリカにも、健康保険制度はあります。しかし、日本の仕組みとかなり違うので、慣れるまでは戸惑ってしまう人が多いですね。ここでは、アメリカの医療費の仕組み、健康保険の種類などについてご紹介します。

目次

  1. アメリカの健康保険制度は複雑
  2. 保険会社が加入拒否?
  3. 健康保険のプランは大きく分けて3種類
  4. 医療費の自己負担分が計算される仕組み
  5. かかる医療費をできるだけ安く抑えるコツ

1.アメリカの健康保険制度は複雑

日本の健康保険制度といえば、職場の組合を通して加入する社会保険課、市役所を通して加入する国民健康保険、どちらかに加入しなければいけません。税金の一つなので、加入しないという選択肢はありませんよね。これは、日本が、国民皆保険制度を採用しているからです。

しかしアメリカでは、オバマ政権によって大きく変わりましたが、基本的には国民は健康保険に加入する義務はありません。つまり、加入するかどうかを選択できる仕組みとなっているのが特徴です。もちろん、加入しなければ病院に行った時にかかる費用がびっくりするほど高額になりますが、それでも「僕は健康、保険なんて必要

なし」という人がたくさんいます。

アメリカで健康保険に加入するには、

という方法があります。

職場を通して健康保険に加入する

仕事をしている人なら、職場を通して健康保険に加入するのが一般的です。日本の場合だと、健康保険と年金などをあわせて社会保険料として、収入によって決められた金額が源泉されますよね。高収入の人と低収入の人とでは、納める健康保険料は違います。

しかしアメリカの場合には、収入に関わらず、健康保険料はプランによって毎月の価格が決まっています。低収入の人も高収入の人も、同じ金額がかかるわけです。職場を通して健康保険に加入する場合には、保険料は源泉されますが、企業によってはかかる保険料の一部を会社が負担してくれるため、毎月の保険料は個人で加入するよりもリーズナブルになることが多いです。

しかし、ここで大きな問題があります!それは、収入が低い人にとっては、保険料が高すぎて払えない、いや、払いたくないというケースがあることですね。例えば、毎月のお給料が10万円で、健康保険料が8万円かかるとしましょう。ほとんどの人は、払いたくないという判断をするのではないでしょうか。だって、給料10万円から8万円が引かれたら、手元にはたったの2万円しか残りません。そこから家賃や食費を払うなんて、無理ですよね.

そこで、健康保険に加入しない人が生まれるわけです。基本的には加入するかどうかは選択なので、加入したくないという人もいれば、加入したいけれど高額すぎて無理、という人もいます。

保険会社が販売する商品を個人で購入する

健康保険は、職場を通して加入しなくても、保険会社がそれぞれ販売しているプランに加入するという選択肢もあります。よく知られている保険会社と言えば、

  • BlueCross BlueShield
  • Aetna
  • United Heathcare
  • Humana

などがあります。それぞれ複数の健康保険プランをラインナップしており、毎月かかる保険料や、どこまで健康保険がカバーしてくれるのかという点が異なります。個人で購入するタイプの保険はどれも、職場を通して加入する健康保険と比較すると、割高感があるプランが多いです。

しかも、同じ保険会社でも、州によって支社があり、プランが異なります。そのため、まずは住んでいる場所によってどんな健康保険の選択肢があるのかを知ったうえで、比較検討することが大切ですね。

人で購入できる健康保険はこちらから

メディケイドを利用する

オバマ大統領の医療保険制度改革法によって誕生したのが、通称オバマケアと呼ばれているメディケイド(Medicaid)です。これは、低所得者向けのリーズナブルな公的な健康保険プランとして注目されました。

このメディケイドが施行された2018年からは、アメリカも国民皆保険にしようという動きが高まり、健康保険に加入していない人には罰金が科せられました。(大人1人あたり$695,子供1人あたり$347と高額です)

このメディケイドは、その世帯の収入によって保険料が変わるというシステムとなっているため、これまで「加入したいけれど高額すぎて無理」だった人達にとっては、大きな救いの手となったわけです。

2.保険会社が加入拒否?

アメリカの健康保険は、社会福祉という要素よりも、ビジネス的な要素が強いですね。日本の場合だと、基礎疾患を持っているとか、健康上でたくさんのトラブルを抱えている人でも、健康保険に加入することはできますよね。

しかしアメリカでは、職場を通して加入する場合には問題はないものの、保険会社が販売する保険商品に個人が加入する場合には、基礎疾患があったり、健康面でハイリスクと判断されると、加入拒否をされてしまいます。

病気がちな人こそ健康保険に加入するべき、という声が聞こえてきそうですよね。確かに、正義という点ではそうかもしれません。しかし保険ビジネスモデルとしては、健康保険をたくさん使いそうな人を加入させてしまうと、保険会社の損失が大きくなってしまうと考えるようです。そのため、健康保険に加入する際には、健康診断を求められることが多く、その結果次第では、加入したくても加入できない状態となってしまいます。

メディケアでは、基礎疾患がある人でも加入できる制度が確立されました。そのため、それまで健康保険が必要だったけれど加入できなかった人でも、安心して健康保険に加入できるようになったのです。

3.健康保険のプランは大きく分けて3種類

各保険会社が提供している健康保険、および職場を通して加入する健康保険は、大きく分けるとサービス内容によって3つのタイプに分類できます。

HMO保険会社が決めた医療機関を受診するプラン。これはネットワークと呼ばれていて、各保険プランごとに、どの医療機関が該当するか異なります。
HMOプランでは、医療機関を受診した際にかかる自己負担分(Co-Pay)があらかじめ決められていて、その金額のみを支払います。Co-Payはプランによって異なりますが、20ドル~40ドル程度と比較的リーズナブルです。
PPO患者自身が自由に医療機関を選べるプランです。ただし、年間の持ち出し負担分(Deductible)があり、その負担額をクリアするまでは、保険の適用はありません。このDeductible、年間で2000ドル~5000ドルと高めなので、健康な人だと、健康保険が適用されないままほぼ全額が自己負担となってしまうことも珍しくありません。
POSHMOとPPOの中間に位置するプランで、両者の良い所を抽出したハイブリッドタイプの保険商品です。ネットワーク内の医療機関を受診することを前提とするものの、それ以外の医療機関を受診しても、保険が適用されるという魅力があります。

おわかりでしょうか。健康保険のプランが変わると、同じ疾患で同じ医療機関を受診しても、自己負担分が大きく変わります。20ドルの自己負担分だけで済む人もいれば、300ドルを請求される人もいるわけです。

4.医療費の自己負担分はどう計算する?

アメリカの医療費の計算方法は、とても複雑です。日本のように、かかる医療費は病院が変わっても同じ、というわけではなく、医療機関ごとによって治療費の設定額は異なります。

もしも健康保険に加入していなければ、この医療機関が設定する金額を、そのまま請求されることになります。例えば、インフルエンザかなと思って病院に行き、簡単な検査を受けたとしましょう。無保険の場合には、病院が設定した「Office Visit代$300」を全額請求されます。

それでは、健康保険に加入していた場合にはどうでしょうか?どこで加入したかに関わらず、健康保険はプランごとに、提携価格があります。上記のOffice Visit代も、医療機関が設定した価格は$300ですが、プランの提携価格は$100だとします。この場合、医療機関は治療費をプランとの提携価格に修正しなければいけません。その結果、治療費は$100となります。

さぁここで、HMOやPPOによる違いが出ます。

この健康保険で、患者の自己負担額は$40というHMOプランに加入していた場合、患者さんに請求されるのは$40だけです。そして、健康保険会社が医療機関に対して支払うのは、残額の$60となります。

PPOプランはどうでしょうか?年間の自己負担額(Deductible)が$2000と設定されているプランなら、かかる$100は全額が患者さんの負担となります。

ちなみに、このDeductibleは、1月1日~12月31日までの自己負担分が蓄積されていきます。たくさん病院に行ってDeductible額をクリア(自己負担で$2000払ったということ)した後には、プランが定めるカバー率で、医療費の一部が健康保険によって負担されます。

5.かかる医療費を安く抑えるコツとは?

アメリカの医療費は、日本とは比較できないほど高額です。仮に無保険だったとすると、ケガや病気で入院すると、数日間の入院だけでも数万ドルという信じられない医療費を請求されることも珍しくありません。

そういえば、新型コロナウィルスで入院した場合、無保険だと医療費の請求が1億円ぐらいになる、という噂がまことしやかにささやかれました。本当かどうか、信じるのはあなた次第、なのですが。

それでは、医療費を少しでも安く抑えるコツには、どんなものがあるのでしょうか?

  • 健康保険は、家族の健康状態を見て決める。健康ならHMOプラン、基礎疾患がある人はPPOプランがオススメ
  • ER(Emergency Room)ではなくUrgent Careを利用する
  • 気軽に病院には行かず、まずは家庭で様子をみる

などがありますね。

ソーシャルセキュリティ番号とは?

アメリカで生活する際に避けて通ることができないものの一つに、ソーシャルセキュリティ(Social Security)があります。これは、日本で言うマイナンバー制度のようなもので、アメリカ市民は生まれた時に申請し、子供でも一人一人が異なるソーシャルセキュリティ番号を持っています。

ここでは、ソーシャルセキュリティ番号についてご紹介するとともに、日本から渡米した際のソーシャルセキュリティ番号取得の方法についてご説明しますね。

目次

  1. ソーシャルセキュリティとは?
  2. ソーシャルセキュリティタックスって何?
  3. ソーシャルセキュリティ番号はどんな時に必要?
  4. ソーシャルセキュリティは日本人でも取得できるの?
  5. ソーシャルセキュリティ申請に必要な書類は?
  6. ソーシャルセキュリティ申請はどこでする?
  7. かかる費用は?
  8. カードはその場でもらえるの?
  9. ソーシャルセキュリティカードをなくした!再発行はしてもらえる?

1.ソーシャルセキュリティとは?

ソーシャルセキュリティとは、アメリカの公的年金制度のことで、アメリカ国内で社会保障制度のことを指します。アメリカで働くと、自動的に給与からソーシャルセキュリティタックスなる税金が源泉される仕組みになっています。

ソーシャルセキュリティは社会保障制度で、定年退職した時に国から受け取ることができる老齢年金(Retirement Benefit)を始め、心身の障害によって働けなくなった時に受け取ることができる障害年金(Disability Benefit)、そして低所得者向けの保障(Supplemental Security Income)や健康保険制度(MedicaidやMedicare)なども、全てこのソーシャルセキュリティに含まれます。

ソーシャルセキュリティに関するベネフィットの詳細はこちら

2.ソーシャルセキュリティタックスって何?

アメリカで働くと、正社員だけでなくバイトでもパートでも、税金が源泉されます。ソーシャルセキュリティタックスと呼ばれるものもその一つで、収入に関係なく6.2%が引かれます。

ただしこれは、会社に雇用されている場合です。従業員と会社がそれぞれ6.2%を負担して、国へ12.4%を収めることになっています。アメリカで自営業をする場合には、会社が負担してくれる分がないので、ソーシャルセキュリティタックス12.4%全額が自己負担となります。

ただし、ソーシャルセキュリティタックスがかかる収入の上限は $137,700です。この金額を超える所得の分に関しては、ソーシャルセキュリティタックスはかかりません。

3.ソーシャルセキュリティ番号はどんな時に必要?

ソーシャルセキュリティ番号は、アメリカで生活するためには必要不可欠な番号です。そのため、駐在でも移住でも、アメリカに渡米したら、まず最初に取得しなければいけません。

アメリカでは、ソーシャルセキュリティ番号が必要となるシーンが数多くあります。例えば、銀行口座を開設したりクレジットカードを申請する際には、当然のように聞かれます。運転免許証を取得する際にも、必要です。アパートの契約をしたり、自動車を購入する際にも必要ですし、スマホを購入する際にもなければ売ってくれません。

つまり、アメリカで何かの手続をしたりサービスを受ける際には、ソーシャルセキュリティ番号が必要となるので、ソーシャルセキュリティ番号は渡米したらまず最初に申請したい手続きと言えます。

4.ソーシャルセキュリティは日本人でも取得可能!

アメリカ国籍を持つアメリカ人なら、赤ちゃんの頃に既にソーシャルセキュリティ番号を持っているので、大人になってからあえて取得する必要はありません。しかしアメリカに住んでいない日本人は、当然ですが持っていませんよね。そのため、アメリカに渡米してから申請をして取得することになります。

ソーシャルセキュリティは、外国人に対しても発行されます。しかし、基本的にはアメリカ国内で働ける人が対象となるので、ビザなしで渡米している観光客とか、就労資格がない観光ビザで滞在している人には、発行してもらうことができません。

結婚などで移民として渡米した人や、転勤などで渡米した駐在員の場合には、アメリカで働いて税金を納める資格があるので、ソーシャルセキュリティを発行してもらうことができます。

駐在員の子供として渡米した場合には、就労予定がなければあえてソーシャルセキュリティを取得する必要はありませんし、申請しても却下されてしまいます。しかし、就労する資格を得た場合には、後から申請すれば受理されるので安心してくださいね。

5.ソーシャルセキュリティの申請に必要な書類

ソーシャルセキュリティ番号の申請には、以下の書類が必要です。

  • 申請書(SS-5) ダウンロードはこちら
  • アメリカでの滞在資格が確認できる書類 パスポートに押されているスタンプ(I-551)パスポートに貼られたビザのシール、労働許可証(I-766)、出入国カード(I-94)など
  • 日本のパスポート(有効期限内のもの)
  • 結婚による移民渡米なら、婚姻証明書も必要です(アメリカの日本領事館で発行可能)

6.申請はどこでできる?

ソーシャルセキュリティの申請は、最寄りのSocial Security Administrationオフィスでできます。自分の住所を管轄している特定のオフィスがあるわけではないので、足を運びやすいオフィスに行けばOKです。

Social Security Administrationオフィス検索はこちら

基本的に、このオフィスはアポは不要です。場所によってはいつもガラガラということもあれば、いつも激混みということもあります。場合によっては待ち時間が1時間以上ということもあるので、時間に余裕を持っていくことをおすすめします。

アメリカのこうした公的オフィスの多くは、入り口で受付をし、整理番号を渡されます。受付に機械が設置されていて、自動的に整理番号をくれることもあれば、カウンターに受付の人がいて、整理券をくれることもありますが、どちらも難しくありません。

自分の番号が呼ばれたら、窓口に行ってソーシャルセキュリティを新規取得したい旨を告げ、必要な書類を提示して確認してもらいます。以前ソーシャルセキュリティ番号を取得したことがあるかとか、申請する理由などを質問されますが、これは申請のために必要な手続きの一つで、難しいことはありません。

7.かかる費用は?

ソーシャルセキュリティ番号の申請には、費用は掛かりません。無料です。

8.カードはその場でもらえるの?

ソーシャルセキュリティ番号を申請して受理されても、カードはその場で受け取ることはできません。申請してから約2週間ぐらいで、郵送で送られてきます。

ソーシャルセキュリティカードは、クレジットカードサイズの紙で、表に自分の番号が記載されていて、裏には署名するデザインとなっています。必ず裏に署名して、自宅の大切な場所で保管してくださいね。

アメリカの生活では、ソーシャルセキュリティ番号を聞かれるシーンはたくさんあります。しかし、カードそのものを見せろと言われる機会はほとんどありません。そのため、基本的には自宅で保管するのがベターです。

9.ソーシャルセキュリティカードをなくした!再発行はしてもらえる?

普段の生活の中では、ソーシャルセキュリティカードがなくても困ることはありません。番号を聞かれるこ都は多くても、カードを見せろと言われることは少ないからです。

しかし、近年では、実物のカードを使う機会が全体的に増えたような気がします。例えば、

  • 子供の学校の進学で身元確認のため
  • 金融機関の口座をオンラインで開設する際の身分確認用
  • 子供のバイトやインターン、就職などの雇用関係で身分確認用

などでは、以前ではBirth Certificateのコピーを見せろということが多かったのですが、最近ではソーシャルセキュリティカードを見せろ、に変わってきているような気がしますね。

話がずれてしまいましたが、ソーシャルセキュリティカードは、紛失しても再発行してもらうことができます。再発行はソーシャルセキュリティオフィスのオンラインサービスで神聖できます。→こちらから

再発行してもらっても、ソーシャルセキュリティ番号が変わるわけではありません。安心してくださいね。

Birth CertificateとSocial Security Cardの違い

Birth Certificateは、アメリカ市民であることを証明するための書類として使われますが、出生で国籍を取得したわけではなく、後からアメリカ国籍を取得した場合には、出生証明書でなくNaturalization Certificateが発行されます。Birth Certificateがなくても、Naturalization Certificateがあれば、アメリカ国籍であることを証明できるわけですね。Birth Certificateがないからといって、アメリカ市民じゃないないとは言えませんし、アメリカで働くことが認められていない不法労働者にもなりません。

一方のソーシャルセキュリティカードは、アメリカで働ける資格を持っていることの証明になります。しかし、アメリカ国籍の証明にはなりません。その理由は、アメリカ市民でなくても取得できるからです。

分かりづらいですが、この2つには若干の意味の違いがあります。覚えておくと、将来何かの役にたつかも。

クレジットレポートとヒストリー、FICOスコアって何?

アメリカで生活していると、よくクレジットヒストリー(Credit History)とかクレジットスコア(Credit Score)という言葉を目にします。クレジットヒストリーとクレジットスコアは、クレジットレポートで確認できます。

これは、日本で言うなら、独立した機関が管理している顧客信用情報、と言ったところでしょうか。アメリカでは、この情報は自分本人が確認できる仕組みとなっています。

目次

  1. クレジットヒストリーとは?
  2. クレジットヒストリーは誰が管理している?
  3. クレジットスコアとは?
  4. クレジットスコアに影響する要素
  5. クレジットスコアの目安はどのぐらい?
  6. レジットスコアを下げる要因
  7. クレジットスコアをあげる方法
  8. 無料でクレジットヒストリーをチェックする方法

1.クレジットヒストリーとは?

クレジットヒストリーとは、アメリカ国内におけるその人の信用度を表したものです。分かりやすく言うと、自分がどこからいくら借りていて、返済状況は遅延がないか、と言ったお金に関する情報が管理されている履歴のことですね。

クレジットヒストリーに記載される内容は、

  • 個人情報(名前、住所、勤務先、ソーシャルセキュリティ番号、通称)
  • クレジットカードの借入額と残高、返済状況
  • ローンの返済状況

です。

このクレジットヒストリーが何に使われるかというと、「その人にお金を貸しても返してくれるかな?」という信用度を判断する材料として使われます。例えば、

  • クレジットカードやローンの申し込みをした時
  • 自動車や不動産を購入する時
  • アパートを借りる時
  • 携帯電話を申し込む時

などが挙げられます。

2.クレジットヒストリーは誰が管理している?

TransUnion
Experian
EquiFax

クレジットヒストリーは、各金融機関が管理しているわけではありません。独立した個人信用調査機関(Credit Bureau)と呼ばれる管理機関がアメリカに3つあります。

各金融機関は毎月そこへ、利用者の返済状況などの情報を更新しています。どの機関でも、管理している情報は同じなのですが、時として、金融機関から最新の情報が更新されていなかったり、間違った情報が記録されているというトラブルがあります(少ないですけれど)。そんな時には、各機関に「これ、間違ってます」とレポートすると、調査をして正確な記録へと修正してもらえます。

自分自身のクレジットヒストリーをチェックするためには、これらの機関のホームページから簡単に申請できます。オンラインで申請すると、本人確認のために、過去に住んでいた住所とか、過去に乗っていた車のモデルなど、いくつかの質問をされて、全て答えると、その場でオンラインでクレジットヒストリーを閲覧できます。

相互連携はナシ

この3つの機関は、お互いにデータを共有しているというわけではなさそうです。私はこれまで、3つの機関から何回もクレジットレポートを取り寄せていますが、1つの機関だけ記載ミスがあるとか、収集しているデータが若干違うなど、違いはあります。

もしもクレジットレポートに誤記を見つけたら、誤った情報が記載されている管理機関すべてに個別に連絡することをおすすめします。TransUnionへ連絡しても、それがEquiFaxやExperian へ反映されるわけではないです。

3.クレジットスコアとは?

クレジットスコアとは、クレジットヒストリーの情報を元に、その人の信用度合いを数値化したものです。このクレジットスコアは、FICOスコアとも呼ばれていて、最低は300点、最高は850点tなっています。

数値が高いほど、その人は信用できる人とみなされて、銀行でローンを借りる際には低い金利で借りることができます。例えば、同じ金融機関で同じ金額のローンを申し込んでも、クレジットスコアが800点の人なら、金利は2.9%だけれど、クレジットスコアが500点の人は金利が10%になってしまう、なんてことも十分に起こりえます。金利が大きく変わることで、毎月の返済額も影響しますから、毎日の生活にも大きな影響が出ますよね。

その他にも、クレジットスコアが低いとスマホの契約ができなかったり、契約する際には高額な保証金を要求されることもあります。また、就職や転職の際にもクレジットスコアがチェックされ、スコアが低い人はおカネを取り扱う仕事にはつけない、なんて悲劇もあるかもしれません。

各機関でスコアは若干変わる

上記の各機関では、それぞれ独自にスコアを計算しています。スコアが大きく変わることはありませんが、こちらのスコアは800で、別の機関だと780ということは、珍しくありません。この20のスコア差が、実際の審査などにどれだけの影響を及ぼすかという点ですが、ほとんどありません。

金融機関は、ザックリとした信用度をチェックしたいだけなので、スコアが780だとイマイチで、800ならサイコーとは見ていません。それに、TransUnionのスコアが800なのに、EquifFaxのスコアが600なんてことはないので、安心してくださいね。

最初は700以下からのスタート

クレジットは、誰でも例外なく、まっさらな状態からのスタートです。それは、渡米直後の人でも、アメリカ人で高校や大学を卒業して社会人になったばかりの人も同じです。自分の名義でローンやカードを持った経験がなければ、クレジットレポートに記載される要素がないため、FICOスコアはどうしても低くなってしまいます。

ちなみに、先日私の息子が、生まれて初めてアパートの契約をする際に、クレジットレポートを取り寄せました。息子は学生だったため、自身の名義でクレジットカードやローンは一切なく、FICOスコアには全く影響しない銀行のデビットカードを使っていました。

最初に取り寄せたFICOスコアは、なんと700以下。その理由として、「ヒストリーがありません」と記載されていました。

この場合、理由が明確なので、スコアが悪くてもそれほど大きな影響はありません。今後、ローンやカードを利用することによって少しずつスコアは上がると思います。

4.クレジットスコアに影響する要素

クレジットスコアに影響を与える要素は、複数あります。

  1. 返済履歴(Payment History)
  2. 借入残高(Amount Owed)
  3. 信用履歴の期間(Length of Credit History)
  4. 新規借り入れ(New Credit)
  5. 借り入れの種類(Credit mix)

1.返済履歴

返済履歴というのは、クレジットカードやローンの支払いを、毎月きっちり返済しているかどうかという点が採点されます。過去数年分に渡って、1ヶ月ごとに「OK」「遅れ」などが記載されていて、過去に返済遅延があると、それもしっかりと具体的にいつ遅れたかというところまで分かります。

返済履歴がクレジットスコアに与える影響は、全体の35%と、かなり多めです。つまり、クレジットスコアを少しでも高くしたければ、毎月の返済は遅れるべからず、ということですね。

2.借入残高

借入残高は、クレジットカードやローンの借り入れ上限額に対して、いくらまで借りているかという点が採点されます。住宅ローンや自動車ローンでは、上限額は借りる額と一致するので、この項目には関係ありません。しかしクレジットカードの場合には、借りられる最高上限額が最初に設定されますよね。

例えば、上限額は1万ドルだとしましょう。その中で実際にクレジットカードで借りている残高が5000ドルだとすると、借りている割合は50%となります。

クレジットスコアの評価では、一つ一つのクレジットカードごとの借り入れ率に加えて、全体の借り入れ率も考慮されます。複数のクレジットカードを持っている人は、持っているカード全部の上限額を合計したものと、実際に借りている残高の合計額から、借り入れ率が計算されます。

クレジットスコアを高くするためには、この借り入れ率は30%以下が理想的です。50%を超えてしまうと、クレジットスコアは800を超えることが難しくなるので、注意してくださいね。

3.信用履歴の期間

これは、クレジットカードをどのぐらいの期間持っているかという点が採点されます。先月クレジットカードを作ったばかりという人よりも、10年前から同じクレジットカードをずっと使い続けているという人の方が、クレジットスコアは高評価となります。

4.新規の借り入れ

新規の借り入れは、直近3ヶ月ぐらいの期間で、どのぐらい新しい借り入れをしたかという点が採点されます。短期間にたくさんのクレジットカードを作ったり、ローンを組んでいると、返済状況に問題がなくても、クレジットスコアは下がります。

クレジットカードは、新しいカードを作る時にスコアに影響します。1枚だけ新規に作る場合でも、若干の影響はあるみたいですね。

5.借入の種類

借り入れの種類というのは、借りているのがローンなのかクレジットカードなのか、という点が採点されます。一般的に、生活する上では必要不可欠と言われている住宅ローンや自動車ローン、また教育ローンなどについては、クレジットスコアに大きな影響を与えることはありません。(返済が遅れていなければ、という条件つきですが)

しかし、クレジットカードやストアカードなどは、なくても十分に生活できる「ぜいたく品」のようなカテゴリーとなるので、クレジットカードによる借り入れが多いと、クレジットスコアは低くなってしまいます。

5.クレジットスコアの目安はどのぐらい?

クレジットスコアは、高ければ高いほどよく、低ければ金融商品を利用する際に不利になります。

点数評価
760-850EXCELLENT
725-759VERY GOOD
660-724GOOD
560-659FAIR
280-559POOR
FICOスコアの目安

ちなみに、アメリカ人の平均的なスコアは、680-700点ぐらいと言われています。もちろん、平均なら超低金利を適用してくれるというわけではありません。平均的なスコアだと、金融機関で貸してもらえる金利は「もう少し何とかなりませんかね?」ぐらいかもしれません。

6.クレジットスコアを下げる要因

クレジットスコアを下げる要因は、たくさんあります。一つ一つを理解しておくことは大切ですが、気にしすぎると生活ができなくなってしまうので、あくまでも念頭に入れておく程度にとどめておきましょう。

  • ローンやクレジットカードの返済遅延
  • クレジットカードの利用限度額まで使ってしまう
  • 短期間に複数のクレジットカードに申し込む
  • クレジットカードを解約する
  • 自己破産や債務整理、差し押さえをする

などが挙げられます。その中でも最も簡単に予防できるのは、返済遅延ですね。また、クレジットスコアに対して最も大きな影響を与えるのは、自己破産や差し押さえなどです。

7.クレジットスコアをあげる方法

クレジットスコアをあげる方法も、たくさんあります。

  • クレジットカードやローンの返済は、期日内にしっかり行う
  • クレジットカードは借り過ぎない。利用限度額の30%以内に抑えるのが理想的。
  • 短期間に複数のクレジットカードを申し込まない
  • あちこちのローンやクレジットカードに申し込むことは避ける
  • クレジットカードを作ったら、できるだけ長期間持ち続ける

クレジットカードは、少ない数を長く使うというスタンスがベストです。予備のカードのつもりで複数枚を持っていても、全く使わないのではカード会社から強制的に解約されてしまいます。また、カードを持っているだけで全く使わなければ、クレジットスコアにプラスの影響もありません。そのため、カードを作ったら、少額を使ってすぐに支払う、というスタンスが良いでしょう。

8.無料でクレジットヒストリーをチェックする方法

アメリカに住んでいる人なら、年に1度、TransUnion、Experian、Equifaxから無料でクレジットヒストリーを取り寄せることができます。

のサイトを利用すると、年に1回、それぞれの機関から無料でクレジットヒストリーをゲットできます。クレジットスコアに関しては無料ではありませんが、$15ぐらいでクレジットスコアもクレジットヒストリーと共にゲットできます。かかる費用がリーズナブルなので、たまにチェックしても良いかもしれませんね。

日本から現金はいくら持っていく?

目次

  1. アメリカドルはどこでゲットできる?
  2. こんな方法もアリ

1.アメリカドルはどこでゲットできる?

アメリカへ行く際には、現地通貨のアメリカドルをいくらかゲットしておくと安心ですよね。アメリカドルを手に入れる方法には、

の4通りがあります。それぞれメリットとデメリットがあるので、ニーズに合わせて使い分けるのがおすすめです。

日本国内の銀行に行く

飛行機に乗る前にアメリカドルをキャッシュで持っていたいという人におすすめの方法です。都市銀でも地方銀行でも、基本的にはアポなしで両替することができます。

国際空港なら、空港内にも両替できる窓口があります。両替レートは若干割高かもしれませんが、搭乗ギリギリでやっぱりキャッシュが欲しいという時には安心ですね。

ただし、大金を持ち歩くのは危険なので、両替するのは渡米1週間から2週間に必要な金額に留めておきましょう。

日本国内の両替ショップへ行く

両替ショップや金券ショップでも、日本円かアメリカドルへの両替ができます。近年では、外貨両替宅配サービスなどもあって、ネットで両替の申し込みができる業者も多いですよね。

基本的には銀行とあまり変わらないレートですが、中には銀行よりレートが良い業者もあります。渡米までに期間がある人なら、どこがお得かリサーチするのも楽しいですね。

アメリカ国内のATMから引き出す

長期間アメリカに滞在する人や、移住や転勤などで生活の拠点をアメリカに移した人におすすめの方法です。日本の銀行で発行されたデビットカード、もしくはクレジットカードにvisaやMasterのロゴが入っていることが条件となりますが、アメリカ国内のATMに日本のカードを入れて、その時の為替レートでドルを引き出せます。

ただし、ATMごとに1日あたりの引き出し限度額が決められていて、その金額以上は引き落とすことはできません。上限は500ドル程度のところが多く、日本のATMとは使い勝手の良さが大きく違いますね。

ただ、レートはイマイチです。長期間アメリカで暮らす人なら、背に腹は蹴られないと諦めもつきますけど、短期間の留学だと、迷ってしまいますよね。

アメリカ国内の銀行へ行く

ATMで引き出せる上限額よりも大きな金額が欲しい時には、アメリカの銀行で両替するという方法があります。ただし、銀行の窓口へ日本円を持参する必要があるので、日本円を持っていることが条件となりますね。

この方法も、レートはよくありません。なので、アメリカに到着してすぐに車を買うなど目的がはっきりしているなら、日本で両替を済ませた方が賢明かもしれません。

2. こんな方法もアリ

アメリカはキャッシュレスが進んでいるので、日常生活で現金が必要になることはほぼありません。ウォルマートなどの大型チェーン店はもちろん、個人店でもほとんどがカード払いを受け付けていますし、自動販売機もカードが使えます。

そのため、日本で発行されたクレジットカードを使って支払いをし、利用分が日本の口座から引き落とされるという使い方もできますね。

クレジットカードの多くは、visaやMasterのロゴがついています。そのクレジットカードを使って、ATMからお金を引き出すという方法もできます。

この場合には、海外での使用ということで、カードによっては手数料がかかることがありますが、キャッシュアドバンスの扱いではなく、ショッピングの扱いになるので、キャッシュアドバンスの利用枠が小さい人でも安心ですね。

ただし、アメリカで日本発行のクレジットカードを使う際には、注意点もたくさんあるので、気を付けてください。→注意点はこちら