いまさら聞けない、、市民権を獲得した”Karen”って何?

アメリカで数年前から大流行しているKaren。もともとはリアリティ番組に登場したKaren Gosselinに由来していますが、今では「こんな女にはなりたくない」的な象徴として使われることが多いニックネームとなっています。

目次

  1. Karenって何?
  2. 人種差別者もKaren
  3. Karenヘアカットはどんなスタイル?

1.Karenって何?

Karenの由来となった人物

今では、「あなた、 まるでKarenみたいね」と言われると全く嬉しくない代名詞となったKaren。もともとは、リアリティー番組の中に登場していた女性の名前がKarenで、彼女の言動が周囲をドン引きさせるものだったことから、悪名だかき代名詞となってしまったわけですね。

Karenの代表的なドン引き行動と言えば、「責任者を出してちょうだい(Can I talk to a manager?)」というもの。お前みたいな下っ端と話しててもらちが明かないから、とっとと責任者を出せ、というクレーマーです。

Karenの由来が白人の中年女子だったことから、Karenの条件に、

  • 白人であること
  • 中年であること
  • 女子であること

というものがありますが、現在ではKarenの要件がどんどん進化して広がっています。白人でなくても、若くてもKarenと呼ばれます。

  • レストランで注文した料理がなかなか出てこないと、「マネージャーを連れてこい」
  • コロナ渦でマスク着用をお願いした店に対して「絶対に着けない。アタシを病原呼ばわりするのか?」と威嚇
  • カフェでお茶を楽しんでいる人の席に行き、「アタシのお気に入りの席だから、どいて」と要求
  • 自分でバッグを置き忘れたくせに、他人を泥棒呼ばわりする

など、常識的な大人では信じられない行動をしてしまうのが、Karenです。

2.人種差別者もKaren

Karenがどんな人なのかを想像するのは簡単です。「Can I Talk to a Manager?」とすぐに言う人をイメージすればよいからですね。日本でも、何でもかんでもすぐにクレームをつけるババアを想像してみてください。自分の責任も他人に押し付け、何でもかんでも文句を言えばよいと思ってる、そんな嫌なババアがKarenなのです。(ちなみに私も中年ババアの年代なので、ババアとは何事だというクレームは受け付けません)

Karenは全般的に気が強く、世界は自分を中心に回っていると真剣に信じている自己中心な女性です。そして、決して上級国民ではないけれど、上級国民のようにふるまって他人をクソのように扱うという共通点があります。

しかも近年では、このKarenの意味はどんどん広がっていて、人種差別的な行動をした人もKarenという扱いになっています。そうです。Karenは進化しているのです!

例えばNYのセントラルパークで、ベンチに座って小鳥を鑑賞していた黒人男性に対して、気に入らないと不当に警察を呼んだ女性。その男性が状況をスマホで録画していたことから一気にSNSでKarenの悪行が広まり、彼女はその日のうちに仕事を解雇されました。ちなみに、犬を離してはいけないエリアで彼女は犬を離していたことから、犬も当局によって取り上げられました。これは、Karen的な言動をしたことによるペナルティです。

別の白人女性は、飛行機のエコノミー席で隣に黒人男性が座ったことが気に入らず、CAに席が気に入らないから自分をファーストクラスへ移せと要求しました。彼女もまた、公の場所で自身が人種差別者であることを露呈したので、Karen認定です。ちなみにこのケースでは、CAが黒人男性にファーストクラスへの移動をお願いし、事なきを得ました。

3.Karenヘアカットはどんなスタイル?

”She is SOO Karen!’と言われることは、おそらくアメリカで暮らす女性にとっては、「ブスは死ねコラ!」と言われるよりも、もっと不快なニックネームかもしれません。実はこのKarenには独特なヘアスタイルもあって、Karenヘアカットなんて呼ばれていたりします。

なんとなく、雰囲気はわかりますよね?もともとは、Karenヘアはブロンドと相場が決まっていましたが、現在はKarenの範囲が広がっているので、ブロンド以外でもKarenヘアと認められています!

ヘアスタイルのイメージとしては、

  • 左右非対称のアシメトリー
  • 前下がりのボブ
  • タイガーストライプと呼ばれる厚めのハイライトが入っている
  • オリジナルのKarenヘアは、高等部の部分が短くてツンツンと立ち上がっている

Karenの定義が進化している昨今では、必ずしもこの髪型のみというわけではありません。クレーマーっぽい表情をした中年おばさんのショートヘアは、だいたいKarenと呼んでしまうようです。暗い髪に明るい色のハイライトを入れているKarenは、「横断歩道みたいで最悪にダサい」呼ばわりもされています。

ちなみに、私も10年ほどずっとショートカットです。別にKarenを目標としているわけではありませんし、横断歩道のようなハイライトも入れてません。しかし夫からは、ショートヘアというだけでKarenみたいな印象を与えるのが嫌だから、髪を伸ばしてくれと懇願されています。嫌ですが(笑)。

一歩間違えたら誘拐犯になってたかも!?

アメリカには、日本の常識とは全く違う常識があります。特に子供に関しては、私たちが日本人として持ち合わせている常識とか親切心で行ったことでも、アメリカでは「余計なお世話」「するべきじゃない」「犯罪者の疑いあり」とみられてしまうことがあるかもしれません。

目次

  1. 事件は、街のお祭りで起きた
  2. 親切は犯罪?
  3. 知らない子供に触れることはハイリスク

1.事件は、街のお祭りで起きた

アメリカでは、人口1,000万人ぐらいの規模の町なら年に1回か2回ほど、Fairと呼ばれるお祭りが開催されます。これは簡易遊園地みたいなもので、ショッピングモールの駐車場のような広い場所に、子供向けのアトラクションがずらりと設置されて、子供たちが楽しく遊べるというものですね。

ちなみに、当たり前ですがアトラクションは有料です。

息子が2歳の時、私たちはカリフォルニアに住んでいました。それまでFairなるものに足を運んだことがなかった私は、ワクワクしながら夫と息子と3人で足を運びました。

Fairに設置されるアトラクションの多くは、小さい子供が喜びそうなものばかりです。子供だけで乗せる親もいますし、親が一緒に乗ってもOKな乗り物もたくさんあります。息子が乗りたいと指さした乗り物は、子供だけでもOKかつ親と一緒でもOKな乗り物で、私たちは家族で乗ることにしました。乗り込んだら、係の人がシートベルトを締めてくれました。

アトラクションが終了すると、私は自身のシートベルトを外して隣にいた息子のベルトも外し、降りようとしました。

その時、後ろから子供の泣き叫ぶ声が聞こえたのです。

2.親切は犯罪?

振り返ると、息子と同じぐらいの年齢の女の子が、どうやら降りたいのにシートベルトを外すことができず、しかも他の人はほとんど降りてしまったため、パニックになって泣き叫んでいたようでした。

あたりを見ると、係員は次の乗客のチケットを確認する作業で忙しく、誰も助けに来ません。

私は、余計な親切心を出してしまい、「大丈夫?」とその子に聞きました。するとその子は泣き叫びながら「外せない!」というのです。そのまま泣く子を放置して降りてしまうこともできましたが、その子のシートベルトを外すことぐらい大したことではないと思い、私は外してあげました。

今から考えると、おそらく私自身の危機管理が十分ではなかったのでしょう。今もし同じ状況になったならきっと、あなたの親がすぐ来るよと告げ、私はそのまま自分の家族と共に降ります。

しかしその時の私は、助けるのが親切だと思ったのです。

その後、私達は乗り物の台から地面へ伸びる階段を下りたのですが、その階段がけっこう急でした。夫がちょうど階段の所で息子を抱っこしてくれたので、私はその後ろからバランスを取りながら降りました。

その時真後ろで、さっきの子がまた泣き叫んでいます。振り返ると、怖くて降りられないから抱っこしてくれ的なポーズで、両手をあげて私を待ってます。

「へ?」

と思いました。階段が急だから怖いのだろうという事は分かりましたけれど、知らない子を抱っこするのはちょっとな、と思ったので、私は手を貸すことにしました。その子は私の手を握って階段を下りました。

地面まで降りたところで、私はその子に聞きました。

「パパかママのところに行ける?」

そしたらその子は「サンキュー」と言って親のところに走っていったようでした。親の所へ無事にたどり着いたかどうかまでは確認せず、私は夫と息子と歩き出しました。

その数秒後、なんとその親に呼び止められたのです。

びっくりしました。

おそらく、一緒にアトラクションに乗らずに外で待っていた両親は、娘が見ず知らずのアジア人の手を握って降りてきたものだから、誘拐犯かと思ったようでした。

私は憤慨しました。人の親切に対して誘拐犯とは何事だ!と思い、ワナワナしました。

その時は、一緒にいた私のアメリカ人夫がその子の父親に「お宅の娘が泣き叫んでいたので、私の妻が親切心でシートベルトを外してあげたんだ。階段を降りる時には手を貸したんだよ。見ろよこの階段、小さな子だと落ちそうだろ?」

というと、その子の父親が状況をようやく理解したらしく、「娘を助けてくれてありがとう。感謝します。」といって立ち去っていきました。

3.知らない子供に触れることはハイリスク

アメリカでは、誘拐が日常茶飯事に起こっています。それだけでなく、子供への性的いたずらを目的とした犯罪などもたくさんありますし、性犯罪や臓器売買目的の誘拐も多いです。子供から一瞬でも目を離したすきに子供がいなくなってしまうと言っても、大げさではありません。だから親は皆、子供の体に誰かが触れることに対してとても警戒します。

もしも私たちが親の立場でなくても、他人の子供に対しては、犯罪者だと勘違いされるような行動をしないように気を遣います。見ず知らずの子供に対しては、どんな行動のどの部分が切り抜かれてイチャモンを付けられるか分かりません。だから大人の方から、基本的には身体的な接触を全力で避けます。

(その子の親が目の前にいる状況でハイタッチをするとか、そういう接触はもちろん別です)

ハグやスモールトークが当たり前、とてフレンドリーなイメージがあるアメリカですが、そうした犯罪も多い国だからこそ、見知らぬ他人への警戒はもひときわ強いのかもしれません。

おい金返せ!ホテルで返金トラブルにあったらどうする?

ショップに返品したり、サービスで返金を受けたりすると、私たちは疑うことなく、クレジットカードに反映されているものだと盲目的に信じていることが多いものです。しかし、私が少し前に経験した返金トラブルは、目からうろこな経験でした。

目次

  1. 2週間の滞在
  2. チェックアウトの際に返金300ドル
  3. 案の定たらいまわし
  4. クレジットカード会社へ泣きついた
  5. 経験から学んだこと

1.2週間の滞在

数か月前に、息子が夏のインターンをするため、とある都市のホテルに2週間ほど滞在しました。ホテルはHome2というヒルトン系ホテルチェーンで、キッチンやリビングのスペースがついているSuiteタイプでリーズナブルな価格帯が人気です。彼はルームメイトとアパートを契約していたのですが、入居日まで2週間ほどあったため、それまではホテルにいたのです。

ホテルの予約は、私が半年ほど前に取りました。その時には具体的なチェックアウト日がまだわかっていなかったため、余裕をもって日数を確保しました。早めに予約を入れたため、本来なら一泊200ドル程度のホテルが、1泊当たり120ドルというお得な価格でとれました。

2.チェックアウトの際に返金300ドル

luxury reception in hotel

ホテルでは一般的に、チェックインした時点でチェックアウトまでの宿泊費が全額チャージされます。息子の場合もそうでした。しかし彼の場合、予定よりも数日早くチェックアウトして契約したアパートへ入居しました。

ホテルの予約システムは、何日前もしくは何時間前まででなければキャンセルできませんというルールになっています。定価で宿泊するなら24時間前までにキャンセルすればチャージはされませんが、格安料金で泊まる場合には、これが2日前とか3日前までにキャンセルしてください、というルールだったりします。

息子の場合もおそらく、数日前のキャンセルルールだったのだと思います。返金が発生すれば返してもらえるだろうと軽く考えており、細かい部分はチェックしませんでした。そして実際にチェックアウトの際に、300ドル程度の返金がありました。

こうした返金は、ケースバイケースではあるものの、多くは数日以内、遅くても2週間以内にはクレジットカードに反映されます。しかしこのホテルの場合、1か月待っても返金の事実がカードに反映されませんでした。

3.案の定たらいまわし

a sad man talking on the phone

私はホテルへ直接電話を掛けました。どうやらBilling部署で働いている人はリモートワークをしているのか、いつかけても不在で、毎回フロントデスクの人が彼のメールアドレスを教えてくれました。

彼のメールへ連絡しても、返信が返ってきません。

これまでの長いアメリカ生活の中で、このパターンはよく心得ています。シカトを決め込もうというパターンですね。ヒルトン系列の大きなホテルだったので、この対応には驚きましたが、ホテルへ直接連絡してもらちが明かないので、ネットからヒルトングループのカスタマーサービスを見つけ、そこへ連絡しました。

こちらも、アメリカらしく、人によって言うことが違います。グループの側で解決しましょうという人もいれば、ホテルへ直接連絡しろという人もいます。返金されているはずなのにカードへクレジットされていない事実を裏付ける証拠として、カードの取引明細などもすべて提出しているのですが、そうしたものに目を通していないのか、「返金したでしょ」という人もいました。挙句の果てには「グループは各ホテルの問題を解決することはできません。」と全く役に立たないアドバイスを頂戴しました。

夫に事情を話し、息子がお世話になったホテルだし、金額が300ドルでめくじら立てる金額でもなく、あきらめたほうが良いのかなと聞きました。彼は、それとこれとは全く異なる問題だから、解決するべきだと言いました。そして、時間を見つけて彼がホテルの支配人と話をしようと提案してくれました。

4.クレジットカード会社へ泣きついた

そんな中、ある日ふと、もしかしたらホテル側は返金したけれど、クレジットカード会社の側でシステムエラー的な何かが起こっているのではないか?という案がひらめきました。

そこで、カード会社へ連絡したのです。すると、

通常、法人が返金をした場合には、業者には2週間の猶予が与えられており、その期間内に返金額をクレジットする義務があります。猶予期間を超えた場合には、返金額に金利が付いた額をカード会社から業者に対して請求します。

ユーザーには、返金から2週間以内にクレジットがない場合には、Diputeする選択肢があります。

この場合には、Disputeすることをおすすめします。証拠書類とカバーレターをこちらの住所まで郵送してください。

Barclay Creditcard

とのアドバイスを受けました。つまり、ホテルが300ドルの返金をしなければ、私はホテルからチャージされた1000ドル以上を全額Disputeして良いですよ、とのことです。

本当かなと思いながらも、カード会社のアドバイス通り、Disputeしました。その後、1か月程度の調査を行った結果、私たちが払った全額ではない返金分を、無事に返金してもらえました。

5.経験から学んだこと

クレジットカード払いは、現金を持たなくて便利という利便性はありますが、それだけではありません。今回のようにトラブルが起こった時には、私たちユーザーを守ってくれる役割もしています。

これまでDisputeは、使っていないチャージをされた時にするものだと思っていました。しかし、今回のように返金されるべきものがなかった場合にも適用されることが分かりました。

ちなみに、そのホテルのレビューを読んだところ、多くの人がBilling Departmentとトラブルを抱えていることが分かりました。私たちのように返金がないという人もいれば、よくわからないチャージをされたという人もいました。皆が解決したのかどうかは知りません。夫曰く、誰かが何か悪いことをしている香りがすると。そうなのかもしれませんし、頭の悪い人が経理を担当しているだけなのかもしれません。その辺は、私にはわかりません。

もしも今回のようなトラブルが起こった場合、ホテル側が誠意のない対応をしても、クレジットカード会社が助けてくれるので、あきらめる必要はありません!

乗ってる飛行機から降りろってどゆこと?オーバーブッキングの罠と対処法

民間の航空会社はどこも、ガラガラの状態よりも乗客をできるだけ満員にした状態で飛びたいものです。そのため、予約を入れても後からキャンセルする人が出ることを見越し、飛行機の定員よりも若干多めの予約を受け付けることがよくあります。

JALやANAでもするこのオーバーブッキングは、アメリカでももちろんあります。今回は、このアメリカ系航空会社のオーバーブッキングへの対処法と、あとから怒り心頭にならないためのコツをご紹介します!

目次

  1. 搭乗した後にオーバーブッキング対応?
  2. 降りても良いボランティアがいない!どうなるの?
  3. キャッシュのオファーもある!
  4. ボランティアで降りた人はどうなるの?
  5. 降りろと言われた。NOと言っても良い?
  6. バウチャーも現金ももらえないことがある?

1.搭乗した後にオーバーブッキング対応?

私はこれまで、飛行機に搭乗した後にCAが客席を右往左往しながら「オーバーブッキングなので自主的に降りてくれる客」を探している現場に何回か居合わせたことがあります。

皆さん、座席に座っているし、今更降りたくはないわけです。だから大抵は、CAを目を合わせないように下を向いたり寝たふりを決め込みます。

CAにとっては、決められた数をボランティアとして降りてもらわなければいけないので、必死です。誰も手を挙げなければ、あちらから客に声をかけてきます。多くの場合、中高年者が声を掛けられるケースはとても少なく、ターゲットとなるのは「時間にフレキシブルに対応できそうな」若者、特に若い男性などは良く狙われてしまいます。はい、私の息子も、これで何度も声をかけられました。

うちはアメリカン航空のマイルをためているので、基本的にフライトはすべてアメリカン航空にしています。なので、ほかの航空会社の対応方法は分かりません。しかしアメリカン航空の場合には、この状態になると、飛行機は飛びません。以前、ボランティア待ちで2時間ほど遅れたことがありました。

2.降りても良いボランティアがいない!どうなるの?

もしも、CAが必死にボランティアで降りてくれる乗客を探し回っても、誰もYESと言わない場合、航空会社は次に、バウチャーと呼ばれる割引券を提示してきます。

例えば、降りてくれたら1,000ドル分のバウチャーを差し上げます!みたいな飴を差し出してくるわけですね。

このバウチャー、実はとっても注意が必要です。

orange and green label airplane ticket

制限がありすぎて死ぬほど面倒

1,000ドルのバウチャーをもらっても、ネットで次のフライトを予約する時にさっと番号か何かを入力して無料で予約できる、なんて簡単なわけではありません。多くの場合、

  • バウチャーを換金するなら電話で予約を取らなければいけない。ネット予約は不可。
  • 電話しても予約を入れられない。仮予約しかできない。運を天に任せろということ。
  • 本予約するにはフライト時間の24時間前に空港に足を運んで、カウンターで直接予約を入れなければいけない。
  • 別の空港で使おうとすると「何それ?見たことない」と拒否されることもある

などの事態が起こるケースが多いのです。

近年ではなんでもデジタルなのだから、バウチャーもデジタルにすればよいのに!と思うところですが、デジタルバウチャーも存在はするようです。しかし、一般乗客は残念ながら使えないらしく、まったく役に立ちません。

一人分しかカバーされない

たとえ1,000ドル分のバウチャーをもらっても、500ドルのチケットを2人分取る時に使えるわけではありません。大半のバウチャーは、受け取った人にしか適用できません。そして、おつりなんて出ません。場合によっては、複数の人が一緒に使えるバウチャーもあるようですが、そこらへんはしっかり説明を受けたほうが良いかもしれません。

3.キャッシュのオファーもある!

航空会社のこのバウチャー作戦は、すでに多くの乗客に知れ渡っています。だから、「いいや、その手には乗らない」という人は多いですね。大学から飛行機で帰省する息子は、何度もこのバウチャーという飴で降りろと言われたそうですが、そのたびに私が「NOと言え」と断らせています。

もしもバウチャーで誰も釣れない場合には、次にキャッシュのオファーを出してくるそうです。もしかしたら、時間的に素早く降りてくれる人を見つけたいときには、バウチャーなんて遠回りなことをせずに、最初からキャッシュオファーをすることも、十分に考えられます。

ちなみに、こうしたキャッシュのオファーには上限はありません。つまり、交渉次第では、思いがけない高額キャッシュをゲットすることも可能です。

もしもキャッシュのオファーなら、時間的にフレキシブルに対応できる人なら、対応するのもアリかもしれません。

4.ボランティアで降りた人はどうなるの?

オーバーブッキングのためにボランティアで飛行機を降りた人は、通常は航空会社が無償で次の便にブッキングしてくれます。ただし、同じ経路というわけではなく、直行便のはずが経由便となったり、場合によっては目的地から数時間離れた「最寄りの」空港で降ろされるなんてこともあります。

食費と宿泊費も出してもらおう

もしも当日便がなく、翌日便になってしまった場合には、乗客側からリクエストした場合に限り、宿泊施設も確保してくれます。これはホテルバウチャーを支給してくれるというもので、もしかしたらこれも制限があるのかもしれません。。。

また、ボランティアで降りたために2時間以上の遅延となる場合には、フードバウチャーと呼ばれるものもリクエストすればもらえます。これも現金ではなくバウチャーとして受け取ることができるもので、リクエストしなければもらえないので注意しましょう

これを、降りる価値があると判断するか、いやいやカネなんていらないから予定通り飛んだほうがマシだと判断するかは、その人次第だと思います。

5.降りろと言われた。NOと言っても良い?

person holding letters

すでに飛行機に搭乗して座席に座っている自分に対して、CAがボランティアで降りてくれないかと圧をかけてきた場合、圧に負けずにNOという事は、もちろん可能です。もしも条件次第で降りても良いと考えるなら、譲れない条件を提示して、それを飲むなら降りてやってもいいぐらいの強気な態度でも良いでしょう。

多くの場合、そうした強気の態度をすぐに飲んでもらえるわけではなく、なんだこいつ的な軽蔑の視線を受けたり、「その条件じゃ無理」と言われるかもしれません。その場合には、「それなら降りない」で問題ありません。

6.バウチャーも現金ももらえないことがある?

アメリカ国内線の場合には、バウチャーや現金のオファーは良くあります。しかし、日本を含めた海外からからアメリカへの便だと、オーバーブッキングされてもこうした特典をもらえないので、注意してください。その理由は、アメリカの法律で認められていないから。つまり、日本からアメリカに来る時の便では、ボランティアで降りても何も見返りをもらえません。

指先をスパッと切断した!医者に行かずに完治できる?

日本でもアメリカでも、ケガをしたら念のために医者に行くという人もいれば、できれば行かずに治したいという人もいます。医療費が高額なアメリカでは、行かずに治す人の数は多いような気がします。私もアメリカに来てからは、医者に行っても意味がなさそうなことに関しては、行かずに治すようになりました。

スライサーで指の先端をスパッと切断

数年前のことですが、日本のアマゾンで購入した優秀なスライサーを使ってキャベツを千切りしていた時のことです。よそ見をしていたのでしょう、スライサーでキャベツと共に指の先端もスパッとやってしまいました。

信じられない痛みでうめき声しか出ず、止まらない出血でパニックになりました。とりあえずティッシュを使って止血を試みたものの、何枚使っても血が止まりません。しかも痛い。30分ほど格闘しましたが止まらず。医者に行こうかと真剣に考え始めました。

しかしここはアメリカ。ERなんて言ったら数百ドルかかるにきまってます。しかも、縫合できる切り傷ならまだしも、指の先端をスパッと切り落としているので、縫うこともおそらくできないだろう、というくだらない考えが、瞬時に脳裏を駆け巡りました。

とりあえず傷口を見てみると、切り落とした指の先端はほぼ円形になっていて、確実に肉が露出していました。しかし、どうやら骨は出ていないようです。見た感じ、医者に行っても縫えないだろうと判断し、そのまま自力で治すことにしました。

大活躍してくれる常備薬Antibiotic薬品

日本でも、切り傷や擦り傷にばい菌が入って化膿したり感染しないよう予防できる抗生物質クリームはありますよね。アメリカにも、もちろんあります。その中でもよく知られているのはNeosporin(ネオスポリン)で、我が家では常に常備しています。

アマゾンでも販売されていますし、WalmartやTargetにもあり、いくつかの種類があります。どれも切り傷や擦り傷による炎症や化膿を抑えてくれる役割をしているので、とりあえずケガをして赤く なっていたらネオスポリンをつける、というのが我が家の習慣です。

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夫がドラッグストアで見つけてきた便利アイテム

とりあえず抗生物質クリームを塗ってバンドエイドを貼りましたが、正直何かに触れるだけで悲鳴が出るレベルの痛さでした。包帯をぐるぐる巻きにしたものの、これでは指を濡らせないので家事が一切できません。困り果てていたところ、夫がドラッグストアで便利なアイテムを見つけてきてくれました!

Finger Cotというアイテムは、一言でいうならゴム製の指サックですね。医療用として販売されているものは指にしっかりフィットするものが多く、お値段もリーズナブルなので使い捨てにできる点がメリットです。水を触る家事の時には、これをつけた上からゴム手をすることで、若干の痛みを軽減できました。

シャワーに入る時にも、この指サックはとても重宝しました。

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キズパワーパッドはアメリカにもあります

日本で大人気の傷パワーパッドは、温潤療法で傷跡を残さず素早く完治できることで知られています。これはハイドロコロイドという有効成分が入っているバンドエイドですが、アメリカでも販売されています!

ただし、ドラッグストアなどのショップに行っても、売り切れの可能性が高いので、家庭に常備するならアマゾンで購入するのが便利です!

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縫合スタイルのスティッチテープも!

近年では、と言ってもずいぶん前からですが、切り傷を縫合する際には糸でチクチク縫うのではなく、ホチキス的なもので傷口を縫合するのが一般的です。ぱっくり開いた傷口は、やはり閉じたほうが早いもの。医者に行かずに傷口を縫合できないかな、という人にオススメなのが、Stitch Bandageと呼ばれるアイテムです。

これは、バンドエイド的な細いテープに針金が通っていて、開いた傷口を閉じた状態で貼ると、傷が開いてしまうのを防いでくれるという優秀なアイテムです。

私の今回の傷は、大きくぱっくりと開いていたので、このStitch Bandageは活躍する機会がありませんでしたが、自宅に常備しておけば何かの時に役立ちそうだと思います。

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指カバーをつければ仕事もできました

今回の傷は、出血が止まるまでに5日ほどかかりました、この時点で、完治までかなり時間がかかりそうだなという嫌な予感はあったのですが、実際に完治までは1か月以上かかりました。

指の先端をスパッとやったので、日常生活の中では指先を使う作業に苦労しました。私は仕事でパソコンを使うのですが、指先がキーボードに当たると痛くて作業ができません。それどころか、指が何かに触れるだけで傷口を刺激してまた出血するという悪循環だったので、仕事を休もうかなと考えたほどです。

そんな時、便利なものを発見!仕事を休まずに済みました!これも夫が見つけてきてくれたアイテムなのですが、指を保護するカバーですね。金属もしくはプラスチックで指を保護してくれるもので、内側についているクッションが指への衝撃が吸収してくれます。キーボードをたたいても痛くありません!叩きづらいという難点はあったものの、それはケガをしたわけですから、ある程度は我慢ですね。

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最後に

アメリカの医療費はとても高いです。しかし高いからと言って医者が必ず何かをしてくれるわけではありません。医者に行っても「ドラッグストアに売ってる薬で治せ」と言われることもあれば、何もせずに「様子見」と言われることもあります。

だから私は、万が一に備えて家庭に最低限の医薬品を常備しておき、できるだけ行かない方向で対処するように心がけています。もちろん、それが理想的かどうかは知りません。でもどんな医薬品が市販されているのかを知っていれば、医者に行かずに治す方法を素早く見つけられる可能性はアップしそうですね。

病院へ行くなと言っているわけではありません。マズイかもと感じた時には、速やかにUrgent careもしくはERへ行ってください。

憧れのアメリカ横断!失敗しないコツとは?

日本人にとっては、アメリカ横断とかアメリカ縦断ときくと、とても壮大なロマンを感じるのではないでしょうか。私自身、息子が2歳のころに、夫の異動でアメリカ横断をした経験があります。その他にも何回か数日間かけて車で移動する経験をしていますが、こうした経験をしているアメリカ人は、とても多いと思いますね。その理由は、アメリカ人は車での移動がデフォルトだから!だと思います。

ここでは、アメリカ横断(縦断でも)で失敗しないプランニングや知っておくと便利なコツをご紹介しますね。

目次

  1. あなたはどちらのタイプ?
  2. 1日どのぐらい走るのが目安?
  3. 宿泊先の決め方
  4. 持っていると便利なもの
  5. 高速道路での注意点
  6. ハードだけど一生の思い出になる

1.あなたはどちらのタイプ?

アメリカは広いです。グーグルマップで東海岸の都市と西海岸の都市の距離を計算すると、ニューヨークからロサンゼルスまでは車で41時間かかると出てきます。

「あ、41時間ね。1日は24時間だから、4日ぐらいでつくね。」

なんて単純計算しているあなた!それはいくら何でも無謀です!

この41時間を、1日当たり何時間ぐらい運転すればよいのかを計算すれば、大体何日ぐらいかかるのかが分かります。しかしこれはあくまでも、「このぐらい運転できるだろう」という仮定で、渋滞や天候などによる影響は全く考慮していないベストな状態での予測です。

何日もかかる距離を車で移動する場合、

  • 毎日できるだけ進み、暗くなってきたり疲れてきたら、そこで宿泊先を見つけるタイプ
  • 最初に毎日何マイル走るかを計画し、事前に宿泊先を押さえておきたいタイプ

のどちらが自分の性格に合っているかを考えて、旅の計画を立てることをおすすめします。

フレキシブルに対応したいタイプ

事前に計画を立てると、今日はどこまで行かなければならないという義務感が生まれます。それが精神的な圧になるという人なら、その日の気分で可能な限り走り、一日の終わりには気に入ったところで宿泊先を探すという旅の方法が良いかもしれません。

ただし、アメリカは日本のように高速道路が整備されているわけではありませんし、ガソリンスタンドや宿泊できる場所が充実しているわけでもありません。かなり疲れてきたけれど、山の中だったり砂漠の中だったりして、宿泊先もガソリンスタンドも見つからずに走りつづけなければならないという事態が起こるリスクはあります。

事前に計画したいタイプ

これは、会社の異動などで移動に自由気ままな日数をかけられない人にオススメの方法です。出発前に、今日は何マイル走ってどこに泊まる、という計画をすべて立ててしまうので、計画通りに目的地に到着できるという安心感があります。しかし無理な計画をすると、疲労困憊の状態に陥ったり、道中を楽しむ気力も体力も残っていないという悲惨な状況にもなりかねません。

2.1日どのぐらい走るのが目安?

black wing mirror

人によって、何時間ぐらいの運転なら疲れないかという基準は違います。3時間ぐらいでダウンしてしまう人もいれば、10時間ぐらい走れるという人もいるでしょう。アメリカ横断や縦断では、旅の期間が10日前後かかることが多いです。そのため、疲れすぎない状態を維持するのが最終的にはベストだと思いますね。

アメリカ政府が公務員の異動に対して推奨している一日の移動距離は、350マイルです。これは563kmに当たります。民間企業でも社員が車で異動する場合には、このぐらいの距離を走ると推定して、交通費や宿泊費などの手当てを計算することが多いようです。

1日350マイルって疲れる距離?

もしも高速道路を70マイルで走れば、350マイルは5時間です。80マイルで走行すれば、4時間半ぐらいで到着します。普段運転しなれている人なら、このぐらいの距離は「全く問題ない」距離だと思います。

ただし、アメリカ横断や縦断では、大都市も通過します。時間帯によっては通過する際に渋滞に引っかかったりすることがあり、5時間のつもりが7時間になってしまう事はもちろんあります。疲れている時にそうした状況になると、さらに疲れがアップします。

上限はどのぐらい?

10日ぐらい連日運転しなければいけないことを考えると、1日の上限は450マイルから500マイルぐらいが限度だと思います。もちろん、強靭な精神を持っている人なら、もっと長距離を運転してもへっちゃらでしょう。私が横断したときには、夫が一人でドライバーをしていたため、1日450マイル以上は走らないような計画を立てました。

3.宿泊先の決め方

people standing at parking lot

高速道路沿いには、モーテルと呼ばれるホテルがたくさんあります。ヒルトンやリッツカールトンなどと比べれば、当然ですが高級感はありません。しかし、お得感は確実にありますし、ホテルを選べば衛生面でも問題なく泊まれます。

日本人にとって衛生面で抵抗なく泊まれるモーテルを選ぶなら、Best WesternとかHoliday InnComfort Innあたりがおすすめです。もしも価格重視でチャレンジャーな衛生環境もいとわないなら、ごめんなさい、Super 8とかEconomy Inn、そのほかチェーンになっていないローカルな激安モーテルもたくさんあります。旅の記念にどうぞ。

アメリカでホテルを最安値で抑える方法はこちらから

都市部を避ければ節約できる

宿泊先を事前に決める際には、渋滞になりやすい都市部はできるだけ避けるのが得策です。人里離れた場所にあえて宿泊する必要はありませんが、都市部の近郊なら安心感があると思います。

アメリカの人里離れた場所での宿泊は、土地勘がある人か肌で危険を察知できる人以外は、避けたほうが無難だと思います。部外者は目立ちますし、狙われやすいものです。

ディスカウントは積極活用

アメリカのホテルの多くは、さまざまな割引制度があります。早めに予約するだけでも割り引いてもらえたりしますし、場合によっては半額ぐらいになったりするのでお得です。

4.持っていると便利なもの

アメリカ横断や縦断では、車に携帯していると便利なものがいくつかあります。

GPSシステム

人気ブランドはGarmin

スマホのキャリアによっては、電波が届かない地域があります。土地勘が全くない場所でスマホの電波も入らないとなると、かなり精神的なストレスとなってしまうでしょう。出発前に必ず携帯している携帯キャリアの電波状況マップを見て、怪しいなと感じたらBest Buyなどでサテライトを使ったGPSシステムを購入しておきましょう。

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ミネラルウォーター

500ml入りのミネラルウォーターは、数本ではなくケースでトランクに入れておくことをおすすめします。高速道路沿いのガソリンスタンドで販売されている水は、高いです。しかも、万が一路上でトラブルが起こった時には、水がないと熱中症や脱水症状のリスクもあります。

トイレットペーパー

私は心配性なので、トイレットペーパーを必ず持参します。その理由は、アメリカ横断中や縦断中には、信じられないほど人里離れた場所でトイレに行きたくなったりすることがあるからです。トイレはあっても、ペーパーがないという事は普通にありますし、高速道路沿いのトイレにも、ペーパーがないという事もあります。大量に持っていく必要はありませんが、万が一の時のために持参しておくと安心感が違います。

鎮痛剤と解熱剤はマスト

解熱剤、整腸剤はマストです。私が横断したときには東海岸北部のマサチューセッツ州から、西海岸南部のロサンゼルスまで3200マイル程度の旅でした。9日間という日数を会社から頂いていたので、事前に計画を立ててドライブしましたが、2歳の息子は道中、ちょうどオクラホマ当たりまでついたところで、熱を出しました。おそらく精神的なストレスだったのだのでしょう。

医者に連れて行ったところで寝かせておくことには変わらないですし、引き返すことも滞在することもできなかったため、解熱剤を飲ませて車の後部座席に寝かせ、そのまま移動を続行しました。

子供の退屈しのぎはゲーム

一日の大半を車の中に座りっぱなしの状態でいると、誰でもイライラするし退屈もします。道中の景色を楽しむことはできますが、毎日そればかりでは子供は退屈してしまうでしょう。

そんな時には、場所を取らずに長く子供を楽しませてくれるスマホやタブレットの一択です。ゲーム三昧に対して否定的な人でも、背に腹は代えられません。

5.高速道路での注意点

アメリカの高速道路では、いくつか注意点があります。

基本的には無料、しかしTollは有料

toll gate on a concrete pavement

アメリカの高速道路は、基本的に無料です。しかし都市部の周辺には、Tollと呼ばれる有料道路もあります。避けて通ることは可能ですが、アメリカ横断や縦断ではできるだけ労力を最小限に抑えたほうが良いので、支払うことをおすすめします。場所によっては通行料金が10ドルぐらいすることはあるものの、2ドルとか3ドルぐらいが多いです。

このToll料金は、基本的に現金オンリーとなっている所が多いです。中にはおつりすら出ないという事もあるので、1ドル札と25セントを多めに準備しておくと安心です。

夜間の走行は控えよう

日本の高速道路は、夜間には照明がついて明るいですよね。しかしアメリカの場合、照明が全くなく、自身のヘッドライドだけが頼りとなることは少なくありません。疲労の度合いが昼間とは大きく変わりますし、動物の飛び出しなどもあるので危険です。

ちなみに、鹿など大型動物が飛び出してきて轢いてしまうと、旅行を続行できないレベルで車にダメージを負います。昼間なら視界が良くて見えるので、避けることもできますよね。しかし夜は、真っ暗な中を走るので、そういった危険にも注意が必要です。

また、夜間には高速道路沿いのパーキングエリアなども危険です。ずいぶん昔ですが、早朝4時ぐらいの高速道路パーキングで、トイレに行った女性がレイプされて殺害されるという事件が起こりました。それ以来私は、暗くなってから高速道路のRest Area系のパーキング(長距離トラックのドライバーが仮眠をとっていることが多いです)には近寄りません。

ただし、フードコートがあるサービスエリアは別です。

6.ハードだけど一生の思い出になる

私が東海岸から西海岸まで横断したのは、30代前半のころです。夫がずっと運転してくれたこともあり、当時はほとんど疲れることなく、道中を楽しみながら旅ができました。その前にも後にもたくさんの旅行をしましたが、一生のうち最も思い出に残っているのは、この横断の旅です。特に観光をしたわけでもなければおいしいグルメをいただいたわけでもないのに、です。

40代後半にも似たような横断をしましたが、この時は死ぬほど疲れました。良い思い出にならなかったどころか、ハードな1週間だったという記憶しかありません(笑)。

もしもアメリカ横断や縦断の旅をするなら、ぜひ若いうちに慣行することをおすすめします!

アメリカのペットファーストはどこまで?安楽死で私が感じたこと。

私は数年前、10年間一緒に暮らしていたワンコ様を安楽死で見送りました。生後8週間程度でお迎えしてから最期まで、息子様の弟分として大切に育ててきたのですが、9歳の時に糖尿病を患ってしまい、色々と手を尽くしたものの治療の効果が表れず、最後は安楽死というつらい決断をしました。ここでは、その治療の過程で感じたことをご紹介します。

突然の糖尿病

私のワンコ様は、9歳の頃に尻尾にできた大きな脂肪種を除去する手術を受けた直後、糖尿病という事が分かりました。

糖尿病はある日突然発症する病気ではありません。おそらく、それまでは全く症状が出ることなく生活していたところ、手術をきっかけにして体のバランスが崩れ、症状が出てきたのでしょう。

ある日私が帰宅すると、廊下一面に大量のオシッコをしていたのです。本人は申し訳なさそうにしていましたが、そんなこともあるだろうと私は後始末をしました。その時に、オシッコの臭いが普段とは違い、甘い香りがしたのです。もしやと思ったのが始まりでしたね。

病院へ連れて行くと、案の定、糖尿病だと診断されました。しかもその時には、血糖値がすでにとても高い状態で、すぐにインスリンの注射が必要だと言われました。

治療効果、ゼロ

person holding a syringe

犬の糖尿病には、本来はペット用のインスリンを注射します。打つ量は血糖値によって変わるのですが、私のワンコ様はすでに血糖値が測定不能な状態だったため、ボトル1本を1週間で使い果たすほどの量をうたなければいけませんでした。お金のことを言うのは少し気が引けますが、その動物病院ではボトル1本60ドル。ペット保険に加入していなかったため、全額が自腹でした。

ただインスリンを打つわけではありません。血糖値が安定しないので、週に1度病院へ行き、治療効果をチェックしに行きました。半日預かって様子を見るはずなのですが、いつも30分程度で連絡が来て、測定不能だから半日預かっても意味がないと言われるのです。この治療費、足を運ぶたびに200ドルかかりました。

糖尿病と診断されてから半年後、夫の異動で私たちは引っ越すことになり、ワンコ様の病院も転院となりました。

新しい病院で事情を説明した所、ペット用のインスリンではなく人間用のインスリンを使いましょうと、治療方針が変わりました。ヒューマン用インスリンは保険ナシでボトル1本30ドル程度でした。

引っ越してから3か月目、安定する気配すらない血糖値を測定するために週1で通う治療は、辞めました。経済的な負担が大きくなってきたこともありましたが、行くたびに針を刺されて血液を採られるワンコ様のストレスが大きくなってきたことが、大きな理由です。その変わり、3か月ごとに受診して、そのほかの部分をチェックしていきましょうという方針に変わりました。

肝臓も腎臓も機能していない

糖尿病を発症してから1年たったころ、ある日突然、ワンコ様が脳梗塞らしきものに襲われました。本人はつらそうに両眼を閉じた状態で、じっと動きません。すぐに病院で検査した所、肝臓と腎臓どちらも機能していないことが分かりました。

私もそれなりの覚悟を持って病院に行ったのですが、医師からは安楽死をすすめられました。

本人が苦しむなら安楽死で楽にしてやりたい、というのが私の気持ちでした。しかし、夫や息子も見送りたいだろうと思ったので、その場で「ですよね」とワンコ様を見送ることはできません。家族に相談する時間が必要だと伝え、強力な鎮痛剤を処方してもらい、帰宅しました。

すると、奇跡が起きたのです。

ワンコ様がその夜、目を開けて普段通りに活動し始めました。

本人は何事もなかったかのように元気にしているし、食欲もあるため、家族で話し合った結果、本人がつらくないならこのまま共に生活しようという結論に至りました。でもカウントダウンな状態であることは、家族全員で共通の認識となりました。

医師から電話

翌朝、心配してくださった医師から直接電話がありました、私は事情を説明し、痛そうにしていないので様子見で行くと伝えました。

医師からは、強く安楽死をすすめられました。最も大切なのは人間のQOLであり、ペットが最高の友でいられなければ、安楽死は妥当な決断だというのが、彼女の意見でした。

しかしその時には、ワンコ様は食欲もあり、正常なうんちもしていたので、私たちは、今回は安楽死はさせないという意思決定をしました。

ついにその日が

little dog sitting in light studio

それから2か月後、ワンコ様の体調が急変しました。体調がとても悪かったのでしょう、食欲もなく水も飲みません。心細いらしく、ずっと膝の上で寝ていました。1日様子を見ましたが、事態は改善するどこか悪化していくようでした。

その夜、深夜1時にワンコ様がトイレに行きたいというので、一緒に庭へ出ました。その時のワンコ様の便を見て、最期だと思いました。

朝いちばんで病院に行くと、安楽死の一択でした。この時は本人がとてもつらそうにしているので、人間の勝手な都合で先延ばしにするのはかわいそうだと思い、病院の待合室から夫と息子に連絡し、その日の午後に見送ることにしました。

私は日本でのペット安楽死がどうなっているのかは、分かりません。しかしアメリカでは、少なくても我が家のワンコ様が通っていた動物病院では、安楽死に対してはフレキシブルに対応でした。手術が詰まっていた医師のスケジュールのわずかな隙間に予約を入れてもらい、家族全員で見送ることができました。そうした対応には、今でもとても感謝しております。

焼骨や埋葬などのオプションについても、すべて動物病院で対応してもらえました。

1週間後、動物病院へ遺骨を引き取りに行くと、どうやら葬儀屋のサービスらしいのですが、遺骨が入った骨壺には名前が刻まれており、石膏で取った手形にも、ワンコ様の名前が刻まれていました。

安楽死を通して感じたこと

ペットという家族の安楽死を通して、私はいろいろなことを感じました。

日常生活においては、ペットは家族です。ショップやレストランへの入店が認められている所は多いですし、大型犬でも室内で生活します。アメリカでは、雪が降る寒い時期にペットを数時間以上外に放置したり、暑い季節の車内にペットを放置したら、飼い主が逮捕されます。

しかし病気などを発症すると、アメリカでは安楽死という選択肢がとても身近なところに浮上します。

もしかしたらそれは、人間だけでなくペットの医療費も高いことが理由なのかもしれませんし、人間のQOLを最優先するという価値観からくるものなのかもしれません。ペットがつらい思いをする前の元気なうちに旅立たせようという思いやりなのかもしれません。

私は子供の頃にヨークシャ・テリアを飼っていました。当時は安楽死という選択肢はなく、体が不自由になってもずっと母がお世話していて、彼の最期は18歳での大往生でした。それが幸せだったのかどうかは、母とワンコ様にしか分からないと思います。でも現代のアメリカでは、大往生を迎えられるペットは意外と少ないのかもしれませんね。

育児はマウントに始まり、マウントに終わる~アメリカのマウント事情

アメリカの学校は、日本よりも親が関わる比率は多いような気がします。子供が一人で屋外を歩けないというルールがあるので、どこに行く時でも親がついていきます。そんな中で感じた「親同士のマウント」。アメリカに限ったことではないのでしょう。しかし、アメリカならではのマウント合戦もあります!ここでは、私が経験した親のマウント合戦について、ご紹介します。

大人同士のマウントが多く登場します。気分を害したくない方は、ここで退出されることをおすすめします!

目次

  1. マウントは赤ちゃんの頃からすでに始まっている!
  2. キンダー前後のマウンティングは「頭がいい」
  3. 小学校中高学年は「アスリートが偉い」
  4. 彼氏・彼女がもうできたマウンティングも
  5. ミドルスクールでは履修レベルPre-APやAPでマウンティング
  6. ハイスクールで始まるGPAマウンティング
  7. ハイスクール中盤からは「スカラシップ」
  8. この先にはどんなマウントがあるのだろう?

1.マウントは赤ちゃんの頃からすでに始まっている!

赤ちゃんの頃から、マウント合戦はすでに始まっています。生後間もない赤ちゃんでも、

  • うちの子は、もう夜泣きをしない
  • もう首が座った!
  • こんなに早く歩けるようになった!
  • 他の子よりオムツが早く取れた!

など、マウントの内容は満載です。赤ちゃんの頃って、親としては子供の成長が心配ですし、同じぐらいの月齢の子と成長スピードを比べながら、一喜一憂することはあると思います。

ちなみに、この年齢のマウントは、マウントしている本人は自覚していないことがほとんどです。本人は純粋に、子供の成長を喜んでいるだけなので、悪気はありません。

対策方法

言いたい奴には言わせておく。長い人生の中で赤ちゃんのそうした成長の時期は、後から振り返ると誤差でしかありません。オムツが1歳半で取れたからと言って天才というわけではありませんし、3歳を過ぎてもオムツしているからと言って、脳に異常があるわけでもありません。

一生ハイハイのままじゃありませんし、大きくなってもオムツが外れないなんてことはありません。その子にとってベストなタイミングには個人差があるのです。焦らない、焦らない。

2.キンダー前後のマウンティングは「頭がいい」

crop boy with dry solution and glasses preparing for experiment

プリスクールやキンダーぐらいの年齢になると、今度は「うちの子は頭がいい」マウントがスタートします。

  • うちの子は、もうアルファベットを読める
  • 教えてないのに勝手に本を読めるの!(←そんなわけあるはずない)
  • もう数を数えられる
  • うちの子はGiftedなの!

など、いろいろです。これは、子供の興味と親の教え方によるものだと思うのですが、周囲を見ると、キンダー前後で読み書きができたとしても、それがイコール天才というわけではありません。あくまでも、スタートラインでつま先分だけ先にスタートできた、というレベルです。

対策方法

心配ご無用です。アルファベットの読み方や数の数え方は、すべてキンダーで教えてくれます。もちろん、親がキンダー前に教えられれば良いですが、私たちにとってアルファベットを教える事って至難の業だったりしますよね。キンダーではPhonenixというカリキュラムがあり、発音と読み方を集中的に教えてくれます。親が教えられなくても、子供は学校できちんと学んでくれます。

もしも何かできることをするなら、一緒にテレビでセサミストリートでも見ましょう。専門家が分かりやすく教えていますよ!

3.小学校中高学年は「アスリートが偉い」

little girl wearing a superhero cape running

頭がいいマウンティングは、小学校の低学年ぐらいまで続きます。しかし、2年生ぐらいになると、子供自身の学力が視覚化および数値化されるので、親が必死にマウンティングしなくても、頭が良い子はすぐに分かるようになります。

そのため、頭が良いとかIQが高いという学力マウンティングは、自然と消滅します。

そこに台頭するのが、アスリートはすごいというマウンティングです(笑)

小学校でアスリートと言ったって、走るのが速いとか、スポーツが上手とか、そのレベルなのですが、

  • 運動神経がどういうわけか抜群に素晴らしい
  • 年齢別に区切られているスポーツは、年上の子に混ざってPlay Upを望む
  • 将来はプロを目指してると豪語
  • 運動神経が良いから、もっと本格的に教えてくれるコーチを探している

など、色々出てきます。

対策方法

これも放置です。スポーツが得意なことは悪いことではありませんけれど、そんな小さな年齢で子供が将来プロになれると期待して、「勉強なんてしなくていい」という態度をする親は、お先真っ暗以外の何物でもありません。

4.彼氏・彼女がもうできたマウンティングも

小学校の中高学年になると、早い子だと彼氏とか彼女ができたりします。親に早々と紹介してくれる子もいれば、親は全く知らないというケースも普通にあります。

  • うちの子がXXちゃんと校庭でキスしてたって聞いたの
  • 彼女ができたらしくて~
  • お宅も早くできるといいわね~

など、色々あります。

対策方法

はい、右から左でオッケーです。そんな早くから性に目覚めてしまうと、ミドルスクール以降の問題の方が心配です。

5.ミドルスクールでは履修レベルPre-APやAPでマウンティング

man wearing gray dress shirt and blue jeans

アメリカでは、ミドルスクールあたりからレベル別にクラスが分かれるところが多いです。例えば数学なら、基本的な部分を習うベーシックなクラスと、少し難易度が高い所もカバーするPre-APと呼ばれるクラスが登場します。

学校では、大学への進学を考えているなら難しいクラスをとってくださいとアドバイスします。はい分かりました、で済むところを、親によっては

  • うちは全部のクラスでPre-APを取ってる
  • 勉強が簡単すぎてつまらないと言っている

など、マウンティングの材料にすることもあります。

対策方法

もう、無視しかありません。そんなことに神経をすり減らすなら、子供の勉強をチェックしたほうが、よほど有効な時間の使い方ができると思います。

6.ハイスクールで始まるGPAマウンティング

ハイスクールに入ると、今度はGPAマウンティングが始まります。学校ごとにGPAの計算方法は異なりますが、そんなことは関係なし。その学校で取得できる最高GPAが4.5の親に対して、最高GPAが6.0の学校で5.0のGPAをとっている子の親が、「うちの方がGPAが高いじゃない!」とマウントをとったりします。

対策方法

GPAを単純に数値比較することは、正直なんの役にも立ちません。GPAマウンティングをする親の多くは、GPAが高ければレベルの高い大学へ行けると考えているわけで、大学側が地域的な要素や学校のレベル、ほかにもACTやSATの試験結果、そのほかの活動など幅広く考慮したうえで合否を決めることは、まったく考えていません。

大学への進学で有利になることは、難しいクラスを履修して、そこで良い成績をとることです。簡単なクラスばかりをとってオールAでも、残念ながら大学からは評価されません。それを知っている親は、GPAマウントは取りません。

7.ハイスクール中盤からは「スカラシップ」

person swimming on body of water

スポーツや音楽をしている子の親なら、経験あると思います。アメリカの大学は、スポーツや音楽などで奨学金を出すシステムがあり、スカラシップを獲得することが子供たちにとっては一種のステータスだと感じる部分があるようです。

アメリカのスカラシップ事情についてはこちらから

  • うちは、XX大学とXX大学のコーチが興味を持ってくれてるの!(真偽は不明)
  • D1からオファーをもらった!お宅は?(と聞いてくる)
  • お宅のオファーってD1?あら、D3なの?ふーん(と見下す)
  • キャンプの時に、XX大学のコーチがうちの子を見てたから、きっとオファーをくれるに違いないわ!

など、色々あります。

息子はフットボールをしており、例外にもれず「大学でもフットボールを続けたい」と言っていました。大学でスポーツを続けるためには、金銭的なスカラシップの有無にかかわらず、コーチからスカウトを受けなければいけません。

そのため、露出を増やすために複数の大学が集うフットボールキャンプなるものに何度も、そして毎年参加しました。フィールドでプレーするのは子供で、親はスタンドに座って待っているのですが、マウントは主に、このスタンドで行われます。

親が他の親をマウントしたところで、子供のスカラシップには全く関係がないのですけれど、アウトマウントすればスカラシップが転がり込むと考える人は、残念ながら少なくありません。

対策方法

小さなころからずっと親同士のマウントに浸ると、いい加減疲れます。もしもマウント野郎と関わらずに済むなら、そうすることをおすすめします。

8.この先にはどんなマウントがあるのだろう?

子供の生活に親が関わっている限り、マウント合戦はいろいろな形であると思います。アメリカの場合、大学に入ると子供は親元を離れて寮に入るので、親同士のかかわりは一切なくなります。

私自身も、息子が大学生になってからは親同士の関わりがなくなり、マウント合戦からは解放されました。

しかし日本だと、就職マウントがあったり、結婚マウント、そして孫が生まれたマウントなどがありますよね。アメリカではこの先、どんなマウントがあるのか、興味半分、うんざり半分で見ていくことにします。

アメリカのホテルは朝食が無料?本当に追加料金はかからない?

日本のホテルだと、ビジネスホテルなら朝食サービスがあったりしますが、一般的には食事つきプランか食事なしのプランかを選ぶ選択肢が多いのではないでしょうか。アメリカの場合には、宿泊客なら誰でも無料で朝食をいただけるホテルがたくさんあります。

  1. ホテルの朝食?何それ?
  2. どんなホテルに朝食付きが多い?
  3. ホテルで朝食を食べるメリットは多い!
  4. 中には平日の夕食も提供してくれるホテルがある!

1.ホテルの朝食?何それ?

ホテルの朝食というのは、小規模から中規模なホテルがサービスの一環として行っているもので、ロビーのあたりに朝食エリアが設けられていて、朝になるとスタッフがバフェスタイルの朝食を準備してくれるというものです。

メニューはホテルによって違いますが、けっこう充実している所も多いです。

  • ドリンクはコーヒー、オレンジなどのフルーツジュース、牛乳もある
  • パン系はベーグルにマフィン、パンケーキ、トーストしてバターを塗るパンもある
  • ホットミールは、ベーコンに卵、ハッシュドブラウンなどが一般的。
  • シリアルやグリッツも充実
  • バナナやリンゴなどのフルーツもアリ

ただし、内容はホテルによって異なります。中には、その辺で買ってきたドーナツを箱のままポイと置いてあるとか、食欲が全くわかないメニューという事もあります。その点は、フレキシブルに対応することをおすすめします!

2.どんなホテルに朝食付きが多い?

都会にあるハイライズなホテルには、このサービスは少ないです。しかし、低層ホテル、例えば私はヒルトン系をよく利用するのですが、Homewood SuiteとかHilton Garden Inn、Home2などのチェーンだと、比較的朝食が無料でついてくるところが多いです。

アメリカで郊外へ旅行すると、4階建てぐらいの低層ホテルが高速沿いにたくさん建っています。ああいうホテルです。

都会のハイライズなホテルだと、きっと宿泊客数が多いために、無料で朝食を提供すると多分ホテルがパンクしてしまうのでしょう。こういうサービスは、ないですね。たまに、ホテルの中に入っているレストランで$10~$20ぐらいで朝食をいただけたりしますが、有料になってもメニューは無料のバフェと大差ないので、たいていガラガラです。このぐらいの価格を払うなら、外のIHOPに行くよ!というアメリカ人が多いのだと思います。

3.ホテルで朝食を食べるメリットは多い!

私は、ホテル内で朝食を済ませることが大好きです。ケチというのももちろんありますけれど、コスパが最高に良いし、おいしいものを出してくれるホテルなら、満足度は高いです!夫はたくさんのメニューから選べるIHOPに行きたいようですが、夫が食べたいものはホテルの朝食で十分に賄えるので、いつも朝はホテル内で済ませています。

ホテル内で食べるメリットは、

  • 食べた後に歯磨きをしてから外出できる
  • 食事をしてからゆっくりチェックアウトしても間に合う
  • お金がかからない
  • ホテルによってはレストランより落ち着いていただける
  • バフェなので、待ち時間などは一切ない
  • スッピンでも行ける
  • 朝5時とか6時ぐらいからスタートし、10時ぐらいまでと時間が長い

4.中には平日の夕食も提供してくれるホテルがある!

ヒルトン系の中でもHomewoood Suiteは、コロナ前には平日の夕食も無料で提供していました。観光なら、外でおいしいものを食べに行きたいと思うでしょうけれど、仕事などで何日も滞在していると、お金を使って毎日食べることが嫌になったり、疲れていてレストランに行くのが面倒だと感じることがあるかもしれません。そんな時には、ホテル内の夕食で済ませるという方法もアリだと思います。

もしも旅行などで食費を少しでも浮かしたい!という人は、ぜひ朝食付きのホテルをチェックしてみてください。予約を入れる時に朝食付きと記載されているわけではなく、ホテルのサービス欄に「朝食無料(Complimentary Breakfast)」の記載があります。

アメリカは本当にベビーにやさしい国なのか?

少し前にツイッターで、テーマパークのアトラクションで赤ちゃんが泣いてしまい、パーク側の対応がどうだったのか、また赤ちゃんが泣くことに対しての様々な意見が繰り広げられていました。

そういえば日本では、電車にベビーカーを持って乗ろうとすると文句を言われたり、ベビーカーを持っている人が乗れる専用の車両を作ると非難ゴーゴーだったり、赤ちゃん連れの人にとっては暮らしにくい文化だと感じることが多々あります。

しかしその一方で、ショッピングモールにはベビールームなるオムツ変えルームが設置されていて、授乳ができたり、中には離乳食の販売までされているような場所もあります。

アメリカは、日本と比べてベビーに対する風当たりはどうなのでしょうか?私が経験したエピソードをご紹介しますね。

ベビーの選別

miniature of a plane

私は夫の職業柄、息子が生後数か月の頃から飛行機に乗る機会が多々ありました。ベビー連れなので優先的に搭乗させてもらえるわけですが、あとから乗ってくる乗客の表情は皆、とても冷たいものです。

「あら~、今日はベビーがいるのね、ラッキー♪」

「赤ちゃん、何ケ月?」

なんて人は、正直、皆無です。皆、息子を見ては、

  • 大きなため息(訳:まじかよ、今日はついてねーな)
  • 黒目を回す(訳:うそだろ、赤ちゃんの近くかよ!)
  • 聞こえるレベルでの舌打ち(訳:ふざけんな、なんでベビーが乗ってんだよ!)
  • 「混んでるのに、子供なんて乗せんな」(心の声が言葉に出てしまった)
  • 「子供なんて、床に置けよ!」(これも、心の叫びが声になってしまった)

など、色々な洗礼を受けました。はい、私自身も、もし息子が泣き叫んだらどうしよう、と不安な気持ちでいっぱいでしたし、赤ちゃんですからおもちゃで遊べるわけでもなく、泣いても抱っこして通路をウロつくぐらいしか対策はありませんでした。

あいにく、息子はどういうわけかよくできた子供で、フライト中に泣くことは今まで一度もありませんでした。本当に、親孝行ものです。私が何か素晴らしいスキルを使ったというわけではなく、しつけたというわけでもなく、彼が生まれ持った性格なのだと思います。

数時間のフライト中、トイレが近い私は何回も席を立つことがありました。おそらく皆さん、泣くかもしれないベビーの親が私であることを明確に認識していたのでしょう。フライト後しばらく経過したぐらいから、私がトイレに行くたびに

「ベビーは寝てるの?」

と聞いてくれる人がチラホラいました。たいていは、中高年のオバサンが多かったですね。おそらく、私の不安を少しでも軽減しようと、親切心で声をかけてくれたのだと思います。

そしていつも、赤ちゃんが全く泣かずに目的地へ到着した途端、事態は急変するのです。はい、ほぼ毎回、同じパターンでした。

舌打ちや文句を言っていたオジサンたちが、次々と

  • 「いや~ホントに静かなベビーで、最高だよ!」
  • 「どうなることかと思ってたけど、泣かないベビーっているんだね!」
  • 「全然泣かないからさ、途中で死んでるんじゃないかと思ったよ!」
  • 「こんなベビーとのフライトなら、いつだって大歓迎さ!」

など、満面の笑みで息子に称賛の言葉を投げかけてくれました。

私が、こうした経験の中で感じたことは、アメリカは無条件にベビーに優しいというわけではないという事です。大人たちを不快にさせないベビーに対して温かいのだ、という事でした。

ちょっとした親切はアメリカが優秀

息子を育てる中では、私はずっと車社会の生活をしてきました。車を持たずに電車で移動することは、これまで一度もありませんでした。

車での移動と言っても、ショッピングモールなどに行くと移動はとても大変です。本音 としては、エスカレーターにベビーカーごと乗ってしまうと楽なのですが、知らない人から説教を受けそうでしたし、何かに躓いて事故になっても大変なので、いつもエレベーターを利用してました。

エレベータはドアが勝手に開くので、それほど利用は難しくありません。しかし、モールの入り口のドアなどは、ボタンを押すと勝手に扉が開く自動ドアがなければ、私がお尻でドアを開け、ベビーカーを後ろ向きにして通る、という方法を駆使していました。

そんな時でも、そばに人がいると、たいていはドアを開けてくれます。ベビーカー持ちの人にとっては、これは大きな親切だと思いますね。ママ友の中には、エレベーターがない階段の移動の時、知らない男性がさっとやってきてベビーカーを持ってくれた、なんて人もいました。

こうした「困っている人に手を差し伸べる」ことに関しては、アメリカ社会は日本社会よりもはるかに優しいと思います。もちろん、ベビー連れだけにやさしいわけではなく、高齢の人や障碍者の人に対しても、そしてペットに対しても、皆さん同じように、さっと手を差し伸べます。

もちろん、アメリカ人が全員弱者に対して親切で、日本人は全員冷たいというわけではありません。社会とか文化というざっくりとしたくくりで見ると、弱者に対する個人レベルの優しさという点では、アメリカの方が他人の優しさを感じる機会が多いな、という気がしました。