アメリカの電力自由化事情!便利?不便?

日本では2016年から電力の自由化が始まり、嬉しい悲鳴を上げる人が多数かと思いきや、電力会社を変えることに大きな抵抗を持っている人も多いようですね。

アメリカでは、法律的には1990年代からエネルギー政策基本法という法律が施行されて、電気の自由化が進められていました。しかし、全米すべてのエリアで自由に電力会社を選べるかといえば、決してそういうわけではありません。地域ごとに管轄している電力会社があり、消費者が自由に選べないというエリアはたくさんあります。

しかし私が以前住んでいたテキサスでは、もうすでに電力はユーザーが自由に選ぶのが当たり前となっていて、消費者としてはとても便利でした。今回は、そんなテキサスでの電力自由化事情をご紹介しますね。

目次

  1. テキサスでは電力会社を自由に選べる!
  2. 感じた不便さ

1.テキサスでは電力会社を自由に選べる!

テキサスへ引っ越すまでは、電力会社を自由に選べるなんて知りませんでした。引っ越したら、不動産会社から電気はココ、水道はココ、ガスはココに電話してくださいと連絡先を渡されて、そこへ電話してサービスをスタートするというのが一般的ですよね。

しかしテキサスに引っ越したとき、不動産会社の人から、電力会社はネットで検索して、単価が安い所にすると良いよ、と教えてもらいました。

Zip Codeを入力してどんな選択肢があるのか知りたい人はこちらから

電力の自由化といっても、私達ユーザーが選べるのは、電力の小売り業者です。大手の業者もあれば小規模な会社もあり、それぞれ契約期間や単価が大きく異なります。その中で感じたことは

  • 無名の業者でも大手でも、使っていて不便を感じたことは一切ない
  • 小規模な業者だからといって電力供給が不安定になったことはない
  • 単価が大きく違うので、業者の知名度や規模にこだわりすぎると隣人の数倍も高い電気料金を支払う羽目になる
  • 契約は数か月単位からできる。長期契約したほうが単価が安くなる。
  • 期間縛りが一切ないプランも各業者から出ている。しかし単価は最も高い。
  • 短期間縛りで更新するよりも、長期間縛りの方が単価が安い。
  • 更新すると単価は上がる。だからサービスそのものを変える人が多い。

カリフォルニア電力危機は22年前

電力自由化に抵抗がある人の多くは、2000年あたりにカリフォルニアで起こった電力危機が頭から離れないのかもしれません。これは電力自由化に伴って多くの人が電気を使いまくり、電力会社が電力設備を新設しなければならないベルになってしまい、最終的にそうしたコストもユーザーの利用料金で賄うため、自由化によって電力が安くなるどころか以前よりも高くなったという悲劇です。

私がカリフォルニアに引っ越した時には、すでに自由化は撤回されており、住んでいる場所によって決められている電力会社からサービスを受けるという選択肢しかありませんでした。

テキサスもなぜか値上がり

テキサス州も、自由化がスタートしたばかりの時には悲劇を経験した州です。自由化すると市場競争原理が働くので、電気料金の単価が安くなるのが普通なのですが、そこに仲介業者が入り込んできて、高額な仲介料を巻き上げるようになったのです。結局エンドユーザーにとっては以前よりも高くなってしまうという悲劇が起こりました。

私がテキサスへ引っ越した時には、そうした高額さは感じませんでした。おそらくネットの比較サイトが充実していて、仲介料だろうが何だろうが単価が高ければユーザーからの契約を取りづらい状況が整備された後だったのでしょう。

2.感じた不便さ

契約期間と電力会社を自由に選べることで、毎月の電気代を大きく節約することができます。10年ほど前に私が契約したときには、大手ではkwh当たりの単価が20セント程度で高かったのですが、無名の所ではいろいろなエネルギーを組み合わせることで単価を低く抑えていて、3年契約で単価7セントというものもありました。単価が3倍違えば、同じ電気量を消費していても、かかる電気代は大きく変わりますよね。

不便だなと感じたことは、契約期間が切れると自動的に期間縛りがないプランとなるので、電気代が急に高くなります。それで気づくという人もいるぐらい、高くなります。

そのため、契約期間が切れる1か月ぐらい前から再びネットで単価を比較しながらどこと契約するかを決めて、引っ越しするまで何年あるから、と逆算しながら契約していたのを覚えています。

電力会社を切り替える時にも、停電になることはなく、あってもきっとサブリミナル的に気づかないレベルだったと思います。

アメリカ私大4年間のリアル収支を公開!

息子様の卒業がいよいよ数か月後に迫りました! いやぁ、長かったようで短かった4年間でした。そこで今日は、4年間に我が家が支払った教育費がどのぐらいだったのかをご紹介します!

目次

  1. 基本データ
  2. 年間8万ドルの内訳
  3. 我が家はいくら払った?その内訳は?
  4. 大学が遠方だと交通費も高い
  5. 4年間の収支!

1.基本データ

  • 私大。ファイナンシャルエイドなしの学費は年間8万ドル(約1,080万円)
  • 年度の最初と最後は車で送迎。サンクスギビング休暇、クリスマス休暇、春休みは飛行機で帰省
  • 4年間ずっと学生寮

2.年間8万ドルの内訳

年間8万ドルの学費なんて、一体全体どこにお金が使われているんだ?と気になる人は多いと思います。はい、もちろん私も気になります。

項目金額
Direct CostTuition(授業料)$62,000
Room(寮費)$9,000
Board(食費)$7,000
アクティビティ費(使途不明)$700
Indirect CostTravel(使途不明)$500
Personal(使途不明)$500
トータル$79,700
学費の内訳

TravelとかPersonal、アクティビティ費などは、もしかしたらクラブ活動費とか、キャンパスで実施していたコロナ検査費用などが含まれているような気がします。

また息子様の大学は、ニューヨーク州のド田舎にあるため、寮費は格安でした。コロンビア大学のように同じニューヨーク州でも都会にある大学だと、寮費だけでも2万ドル超だったりするようです。

3.我が家はいくら払った?その内訳は?

アメリカの大学は、皆さんもご存じの通り、世帯収入によって学費が変わります。そのため、うちがいくら払ったといっても、うちより高額所得の世帯なら、余裕のよっちゃんでもっと多額を請求されることでしょう。

ちなみに息子様の大学では、学生1人当たりの平均額が紹介されており、それによると、定価8万ドルに対して平均は約4万ドル程度となっています。

しかしここで知っておきたいのは、これはあくまでも平均という事です。大学からのお知らせには、学生の約半数は定価8万ドルを全額支払っていると明記されていました。つまり、平均的な4万ドルを払う家庭もあれば、もっと少なくて済む家庭もアリ、そして満額を徴収される家庭もあるというわけですね。

年間のざっくりした収支をご紹介すると、こんな感じです。

ファイナンシャルエイド(大学スポンサーのニードベース。返済義務なし)$39,700
★学生ローン(申し込んだら保証されているローン額)$4,000
★親が払う分(Family Contribution)$33,000
★生徒が払う分(なぜか自動的に組み込まれている)$1,000
★キャンパスでのバイト代(バイトできるかは保証されてない)$2,000
家庭が払う金額の合計$40,000
支払いの明細

★がついている分は、基本的に親が払います。

学生ローン

学生ローンには、低金利で借りられるけれど年間数千ドルしか無理という公的ローンと、そのほか高額な学費を満額で借りられる民間ローンがあります。もちろん、ローンを利用しなければ、その分は親が負担しなければいけません。

キャンパスのバイト?何それ?

基本的に世帯の収入に関わらず、生徒が負担する分$1,000とキャンパスでのバイト代$2,000はなぜか上乗せされています。子供の貯金額を見て計算しているわけではなく、学年によって1年生ならいくら、という感じで数字を出しているようです。

生徒が負担するといっても、生徒あてに請求書がくるわけではありません。

それにキャンパスでのバイト代にしても、バイトを斡旋してくれて、バイト代から学費を差し引いてくれるわけではありません。これはあくまでも「頑張ればこのぐらいバイトで稼げるでしょ」というざっくりとした見積もりです。

バイト代から学費が天引きされるわけではなく、バイト代は生徒の口座へ普通に振り込まれます。そこから学費に当てるなら、親やローンなど立て替えてくれている人へ勝手にどうぞ、というスタンスです。

キャンパスでのバイトは、正直激戦です。学生の数だけバイトがあるということはなく、バイトしたくてもできない生徒もたくさんいます。勉強が忙しすぎてバイトなんて無理という生徒もいます。

息子の場合には、

  • 大学1年の時には、ライブラリでバイト。週2時間のシフトでお給料は週に30ドル。
  • 大学2年の時には、コロナのため全バイト禁止。
  • 大学3年の時には、働きたくてもバイトがなかった。
  • 大学4年になっていきなり昇格。バイトリーダー的な仕事をゲットでき、週300ドルを獲得。

やはり上級生になると高額なバイトをゲットできるようになります。息子は、イベントを計画するようなお仕事だったようですが、詳しくは私は知りません。ほかには下級生に勉強を教えるTA(Teacher’s Assistant)バイトなどもあります。

4.大学が遠方だと交通費も高い

大学が自宅から車でさっと行けるロケーションなら、かかる費用は上記だけ。でも車で行けない距離だったり、休みの度に親が車で行くのは面倒だから飛行機で帰ってこいという我が家のような場合には、飛行機代もかかります。はい、もちろん自腹です。

息子の場合、フライト料金は、通常は往復で$350程度なのですが。サンクスギビング休暇とクリスマス休暇には価格が高騰して$800ほどになります。高いから帰らないという選択肢はないので、払いました。

そして大学4年になってからは、インフレの影響なのでしょうか、フライト料金が爆上りしてしまい、通常料金を見る機会すらなくなりました。

年間の帰省回数3回、4年間で1万ドル(約130万円)近くを使いました。

ちなみに、年度の最初と最後は荷物が多いので、車で行きました。自宅から片道6時間程度かかるのですが、渋滞するエリアが多く、7時間程度かかります。そのため、車で行ったら必ず宿泊するのが習慣となっていて、そこにも費用が掛かりました。

車で送迎したときの宿泊費は4年間で、$4,000(約52万円)ぐらいですね。

5. 4年間の収支!

これらをすべてまとめると、我が家では$174,000(約2,300万円)を大学の4年間に払ったことになります。

ちなみに、息子様が小さなころからコツコツと積み立ててきた目標額は10万ドル(1,300万円)でした。これはクリアしたのですが、想像以上に学費が高騰したこと、しかもクソ高い私大に進学したことなどで、まったくお呼びではないレベルで足りませんでした。

これから皆さんのお子様が大学へ進学される時が来たら、ぜひ参考にしてください。

アメリカ人は何歳で定年退職する?

日本では、会社によって60歳ぐらいを定年退職の年齢として社内規定などで定めていて、その年齢になると、よほどの重役的なポジションでない限りは、肩をポンポンと叩かれてお疲れ様と強制的に定年退職となる、、というケースが多いのではないでしょうか。

アメリカの場合、定年退職はどうなっているのでしょうか?また、皆さん何歳で退職するのでしょうか?

目次

  1. 辞めなければいけない定年退職はない
  2. 何歳で退職する人が多い?
  3. 退職できない人はどうすればよい?
  4. 退職したら働けない?
  5. たまに耳にするEarly Retireって何?

1.辞めなければいけない定年退職はない

アメリカには、何歳になったら定年退職しなければいけないという法律もなければ、社内の規定もありません。フリーダムの国なので、基本的にはどんなにヨボヨボになっても、働きたい年齢までずっと働くことができます。

日本人と比べて貯蓄という習慣を持たない人が多いアメリカ人の場合、会社を辞めると食べていけないという人が少なくありません。だから、何歳で会社を卒業しなければいけないというルールがないことは、大きなメリットかもしれませんね。それに近年では60代は元気なので、できるだけ長く働きたいという人もたくさんいます。

2.何歳で退職する人が多い?

会社から強制的に年齢を理由に辞めさせられることは、アメリカではありません。しかし皆さん60代になるとソワソワしだして、何歳で退職しようかなという計算を始めます。

それは60歳前後から、さまざまな老後資金を捻出するためのリタイアメント口座がペナルティなしで引き出せるようになるからです!

  • 59歳6か月~ IRAと401Kの引き出しができる
  • 62歳~ ソーシャルセキュリティの受給年齢(早期ペナルティはかかりますが受給可能)
  • 67歳 ソーシャルセキュリティを満額で受給できる年齢

つまり60代になると、「働かなくても自動的に入ってくる年金がスタート」するので、それで生活が成り立つ人はストレスまみれの仕事にサヨナラして、さっさと退職するわけです。

警察や消防士、軍人などのように、20年間勤めれば、退職後に年齢にかかわらずリタイアメントの支給が始まるというお仕事もあります。しかし一般的な民間企業は、55歳以上でなければ年金支給はスタートしない所が多いです。

3.退職できない人はどうすればよい?

金銭的に余裕がある人は、ソーシャルセキュリティの受給が開始となる62歳から少しずつ辞めはじめ、満額支給できる67歳になると、多くは退職します。

しかし上記のように、貯金何それ美味しいの?という人が多いアメリカでは、退職の年齢になったからといって、金銭的な理由で退職できない人も大勢います。この場合、退職すると毎月の収入がガクンと減るので、最悪の場合には家を失うリスクさえあるでしょう。

退職できない人は、残念ながら働き続けるという選択肢しかありません。もしくは、退職してソーシャルセキュリティなどを受け取りながら、低所得者向けの公的なサービスを利用するかのどちらかとなります。

退職せずに働き続けた場合、どうなるのでしょうか?元気に働けて仕事のパフォーマンスにも問題がなければ、まさに理想的かもしれません。しかし年齢によって仕事のパフォーマンスが低下したり、使い物にならなくなってしまうと、企業は容赦なくレイオフするでしょう。私も過去に、そうした人を複数見てきました。

ちなみに、レイオフの場合には企業が社員に対して一時金を支払う義務はありません。倫理的な理由でわずかな一時金を支払う会社は多いですが、それは会社の善意でしていることです。

その日をもってレイオフされた人は事実上の無職となってしまいます。失業手当を数か月間受け取ることはできますが、残念ながら働いていた時と同じ金額というわけではありません。

4.退職したら働けない?

退職しても、雇用してくれる企業があれば働けます。地域密着型のサービスをコンセプトとしているウォルマートなどでは、入り口の所に高齢者がスタンバイしており、買い物客に挨拶をしています。はい、グリーター(Greeter)と呼ばれるお仕事で、高齢者にとっては人気が高い激戦職なのだそうです。

一般的には、若い年齢よりも高齢者を積極的に採用しようという企業は少ないので、仕事は見つけづらくなります。

5.たまに耳にするEarly Retireって何?

日本でもアメリカでもたまにいますが、30代とか40代ぐらいで「僕はEarly Retireなのさ」という人がいたりします。FIRE(Financially Independent Retire Early)と呼ぶ人もいますね。

一般的なEarly Retireというのは、「すでにたくさん稼いだので、もう働かなくても食べていける」という超うらやましい人々を指すことが多いですね。どうしてそんな若くして「働かなくても食べていける」経済状況になるのかというと、

  • 宝くじで大当たりした
  • 不労収入(株の配当とか賃貸収入とか)だけで食べていける
  • 高額所得の仕事でコツコツと貯め続けて財を成した
  • 起業して大成功、それを売却して大金を手に入れた
  • 親の遺産相続

などが多いですね。働かなくても十分な資金があれば、働かないという選択をすることも可能です!

ちなみにこのEarly Retireは、自分で勝手に宣言していることなので、その年齢からソーシャルセキュリティ年金が受け取れるとか、そういうわけではありません。働かない選択をすることは悪くありませんけれど、そこから年金を受給できる年齢になるまでどうやって生活していくのか、しっかり計算した上で慎重に決めることをおすすめします。

カードってグローバルじゃないの?

現金を持たなくてもさっとショッピングや飲食に使えるクレジットカードは、持っているととても便利なアイテムですよね。私も普段はどんな少額でもカード払いがデフォルトになっていて、お財布の中には2ドルぐらいしか入っていません。それでも、現金がお財布はいっていないことを心配したことすらないのは、ほぼすべての店でカード払いを受け付けているからです。

このクレジットカードは、基本的には海外に行ってもそのまま使えますというコンセプトです。しかし実際には、そうでもありません!ここでは、グローバルな体をしながら意外とグローバルとは言えないクレジットカードのメカニズムをご紹介します。

目次

  1. 海外発行のカードが使えない!
  2. 日本でもあります!
  3. 海外発行のカードを受け付けないのはどうして?

1.海外発行のカードが使えない!

アメリカに限ったことではありませんが、海外でクレジットカードを使おうと思った時に、拒否されて使えないということがあります。

これは、手持ちのクレジットカードに問題があるわけではなく、カードを発行した銀行が悪いわけでもありません。そのショップが、海外発行のカード(International Card)の利用を拒否していることが理由で起こる現象です。

海外発行のカードというのは、日本で発行されたカードのように、海外で作ってきたカードという事です。クレジットカードの16桁の番号にはそれぞれ意味があり、ショップごとに海外で発行されたカードを拒否するという設定も可能です。

Sam’sで突然使えなくなった

私はお給料を日本円で受け取っており、その日本の銀行に紐づけされているクレジットカードを使って、普段の日常品を購入しています。これまで様々なショップで日本発行のカードを使ってきましたが、先日ある日突然、普段ショッピングをしていたSamsでこのカードが使えなくなってしまったのです。

オンラインでも使えず、店舗でも使えず。数週間前までは問題なく使えていたのでビックリでした。

ネットで調べてみた所、どうやらSamsの支払いポリシーが変わったらしく、海外発行のカードは一切使えないという新ルールになっていました。

Sam’s系列のWalmartでは使える

Sam’sでは、残念ながら海外発行のクレジットカードを使えなくなってしまいました。この結果、海外発行のカードしか持っていない人たちは、おそらくSamsに絶望してライバルであるコストコへ移動するかもしれません。

そして売上にマイナスの影響を感じたSamsは、数か月後ぐらいに海外発行のカードを再び使えるようにしてくれる、と私は予測しています。

その理由は、こうしたことは、これまでも頻繁に起こっていて、突然使えなくなったかと思ったら、数か月後に再び使えるようになることが多かったからです。

ちなみに、Sam’sで使えなくても、同じ系列のWalmartでは、海外発行のカードは問題なく使うことができます。しかしその昔には、Walmartでも店舗単位で海外カードの受付を拒否していたことがありました。

その時には、私は海外発行のカードが使える別のウォルマート店舗へ行って買い物をしていました。はい、それができれば客としては特定の店舗に行かなければ良いだけの話なので、痛くもかゆくもありません。

2.日本でもあります!

海外発行のカードを受け付けない店があると、グローバルな生活をしている人にとっては不便になってしまいますよね。これは、アメリカだけでなく、日本にもあります。

例えばアメリカで生活している私たちが、日本へ里帰りをした時、ショップに買い物に行ったら「海外発行のカードは使えません」と言われることもあります。個人商店だけでなく、色々なところに店舗を展開している大手の家電量販店などでも、日本発行のカードしか受け付けませんという店は、けっこうあるものです。

もしも日本に帰国して買い物に行く際には、そういう可能性があることは念頭に入れておいた方が良いかもしれません。

3.海外発行のカードを受け付けないのはどうして?

海外発行のカードを受け付けたくない店があるのは、万が一の貸倒リスクに対する不安があるからだと思います。

クレジットカードを受け付けるということは、その国のVisaやMasterなどの加盟ネットワークを信頼して受け入れるということです。グローバルに展開しているVisaとかMasterというワンクッションを入れることで、それなりに安心感を得ることはできますが、それでも万が一の時に経済的な損害を受けるのは店舗です。そういうのが嫌だという店や、これまで嫌な経験をしたという店だと、海外のカードは一切受け入れたくないという意志決定をするのかもしれません。

これに対して、客の私たちができることはありません。残念ながら、海外発行のカードしか持っていなければ、それを受け付けない店でのショッピングはできません。別の店に行くという選択肢しかありませんね。

ただし、世界中から観光客を受け入れている大都市では、そういう心配は少ないと思います。そんなこと言ってたら、店の売り上げが出ませんから。

海外からの観光客がほぼいない「ごく普通のアメリカ」では、そういうことをする店がたまにあります。すべての店がそうだというわけではないものの、知っておいて損はないかもしれません。

アメリカ大学費用の計算!収入vs資産?

アメリカの高額すぎる学費は、これから大学へ送り出す子供を持つ家庭にとっては、頭が痛い悩みではないでしょうか。少なくても、我が家はそうでした。うちは一人っ子の息子しかいませんけれど、それでも年間いくらかかるか見当もつかない学費を貯めながら、どうやったら少しでも学費を減らせるだろうか、という事ばかりを考えていたような気がします。

皆さんもご存じの通り、同じ大学の同じ学部でも、アメリカの大学にかかる学費は世帯収入によって雲泥の差があります。年間に500ドルしかかからない生徒もいれば、ファイナンシャルエイドが全く適用されずに、全額8万ドルを毎年4年間払う生徒もいるのです。

そこで今回は、大学の学費を決める要素を調べてみました。

目次

  1. 収入
  2. 資産
  3. 収入vs資産どちらが比重が大きい?
  4. 結論

1.収入

FAFSAやCSSなど大学の学費を決定する際に最も大きな比重を占めているのは、世帯収入です。

  • 労働収入(給料など)
  • 不労収入(家賃収入など)
  • 年金(はい、これも収入です)
  • リタイヤメントから一時的に引き出した金額

これらがすべて収入としてカウントされます。しかも、学費の計算では、FAFSAもCSSも、毎年のTax Returnを使い、収入を細かくチェックします。学費の時だけ自己申告だから過小申告しようともくろんでも、残念ながら上手く行きません。

ちなみに、大学によってはFAFSAとCSSをはじめ、別のサービスや機関からも情報を入手してクロスチェックします。そして、ユーザーの間違いを発見したら、ご丁寧に訂正してくれて、FAFSAへも訂正申告してくれます。

2.資産

資産は、定期的に入ってくる収入以外に持っているモノすべてです。貯金も投資も、そして529もすべて申告します。

  • 貯金
  • 投資(セービングボンドや529、株やビットコインなどもすべて)
  • 所有している自宅のEquity(はい、こんなところまでしっかりカウントしてきます)
  • コレクションなど価値のある資産

などがあります。

3.収入vs資産どちらが比重が大きい?

大学の学費を貯める時に、資産が多ければ学費が多くかかってしまうから、できるだけ少なくする方法はないものか、と考える人は多いでしょう。資産なんて大げさなものを持たない私ですら、そんなことを考えました。

しかし結論から言うと、そんなことはこれまでにも全国で数えきれない人が考えており、実際にあの手この手でトライした人もいました。しかし大学側もそれを心得ているので、あの手この手で隠し持っている資産を奪取しに来るのです!

私が以前に聞いた噂話では、

  • とても賢いインド人家庭(なぜインドかは不明)は、大学入学に合わせて親は仕事をやめ、資産を親戚へ移し、学費ゼロを狙う

なんて信ぴょう性がかなり疑わしいものもありました。

そんな中でも知っておきたいことが1つあります。それは、収入と資産とでは、圧倒的に収入の方が学費の計算に占める比重が高いという事です。つまりは、高収入世帯の方が、資産家よりも高額な学費を払う羽目になる可能性が高いという事ですね。

ちなみに、学費の計算に与える影響の比重ですが、計算の際に使われる収入評価額は、実際の収入のなんと47%。約半分です。

その一方で、資産評価額は、全体の約5.64%しかありません。つまり、同じ金額を持っている人でも、稼いできた収入なのか、それとも投資などで築いた資産なのかによって、学費に与える影響は大きく変わります。

4.結論

結論を言うと、学費を若干、気持ち程度だけ、安くするテクニックはあります。しかし、大幅な値下げを実現できるような術は、残念ながらないと考えるのが妥当かもしれません。

私が子供の大学費用を4年間払い続け、あの手この手で学費を安くできないかと七転八倒、いえ、試行錯誤した結果気づいたことは、大学を選ぶ際にはそれなりに払うつもりで腹をくくった方が良いという事でした。

はい、何の役にも立たないアドバイスですみません。

大学の学費を安くして!ってお願いしたら安くなる?

アメリカでは信じられないほど高額な大学費用。世帯の収入によって学費が決まるため、昇進や転職で収入がアップした!と喜んでいても、その分は学費として大学に持っていかれてしまいます。

そんな高額な大学の費用ですが、私はこれまで学費を安くしてもらったことがありました。その時のエピソードをご紹介しますね。

目次

  1. 原因1:転勤にかかった諸経費にW2が発行された
  2. 原因2:家の頭金でIRから引き出した
  3. 大学2年目の学費が1年目より3万ドルも多かった
  4. 学費が決まった後にアピールした
  5. どんな時に学費値下げの要求ができるのか?

1.原因1:転勤にかかった諸経費にW2が発行された

息子がハイスクール最終年に、私たちは夫の転勤で引っ越しをしました。引っ越しにかかる諸経費はすべて会社が出してくれたのですが、

  • 家財道具の運搬にかかる費用 →会社から業者へ直接支払い
  • 荷物が届くまで3週間程度のホテル代 →私たちが払った分を会社が返金
  • 交通費 →会社がチケットを購入
  • 車の運送代 →私たちが支払った分を会社が返金
  • 新天地で住宅を購入した際にかかった諸経費(頭金以外すべて) →私たちが支払った分を会社が返金

という感じでした。上記の通り経費の中には、私たちが最初にポケットマネーで払った分を会社が返金してくれたものもありました。

しかしこの「返金」、なんと翌年に収入としてW2が発行されたのです!これは、IRSが新しく決めたルールでした。

収入ではなく返金のはずなのに、W2が発行されたせいで、私たちの課税所得額が上がり、そのせいで大学のFAFSAによる学費が高くなってしまいました。

2.原因2:家の頭金でIRから引き出した

原因はもう一つありました。引っ越し先で賃貸物件を探したのですが、なかなかお手頃なものが見つからず、賃貸よりも購入したほうが毎月の支払いが安くなることが分かったのです。

息子の学区のこともありましたので、私たちは住宅を購入することにしました。

それは良いのですが、肝心なのは頭金をどこから捻出するかという問題です。引っ越し前の場所で所有していた住宅は、会社が提携しているRelocation Serviceが買い取ってくれることになっていたため、売れない心配はありませんでした。しかし業者が買い取ってくれるタイミングと、私達が引っ越すタイミングとがイマイチ合わず、1ヶ月ほど家を2軒所有する羽目になったのです。

困ったのは、頭金ですよね。通常なら、前に住んでいた家を売却して、その利益を次の家の頭金にするのが一般的です。しかし私たちは、その時にはタイミングが合わずにそれができませんでした。

そのため、Roth IRAから数万ドルを引き下ろして頭金に当てました。

3.大学2年目の学費が1年目より3万ドルも多かった

上記の2つの理由で、なんと大学2年生の時に計算されるFAFSAが1年目より3万ドルも高くなってしまいました。

そうです。会社が発行したクソW2のせいと、Roth IRAとはいえ、収入が上がったことで大学の学費計算でも多く収入が入ったとみなされてしまったのです。

私はガクガクブルブル。真剣に怖くなりました。だって我が家は庶民なのです!そんな気軽にプラス3万ドルだなんていわれても、払えません!

4.学費が決まった後にアピールした

私は10月初旬にFAFSAの計算をし、夜も眠れないほど怖くなったので、すぐに大学のファイナンシャルエイドオフィスへ電話しました。そして事情を話すと、

「一時的な収入アップは考慮します」

とのお返事をいただけました。

手続き方法としては、5月にFAFSAに基づいて大学の費用が一斉に計算され、その直後に2週間程度のアピール期間があるので、そこでアピールしてくださいとのことでした。

実際にアピールした所、大学側がそうした一時的な収入を除いて学費を計算し直してくれ、なんと1年目よりも2,000ドルほど学費の負担分が安くなるというおまけもついてきました。

5.どんな時に学費値下げの要求ができるのか?

ただ払いたくないという理由で、学費の値下げを要求しても、残念ながらそれは通りません。私もやったことはもちろんありますが、その時には「払えなければ各種ローンを紹介します」と言われただけでした。

それでは、どんな時に学費の値下げを要求できるのでしょうか?

例えば、一時的な収入があった場合です。

  • 引っ越しでかかった経費を会社が返金ではなく収入として扱い、W2を発行した
  • 住宅購入の頭金や医療費の支払いなどでIRAなどリタイヤメント口座から引き出した

などがあります。これは、あくまでもその収入が継続的なものではなくて一時的なものである時に該当します。

それ以外にも、FAFSAの計算をした時とは経済的な事情が変わった場合にも、学費の値下げ要求をすると通ります。例えば、

  • 収入源である親が死亡したりレイオフなどにあい、収入がなくなってしまった
  • 災害などで経済的苦境に立たされている
  • 子供が18歳になったことで、これまで受け取っていた養育費がなくなって収入減
  • ほかにも兄弟が大学に通っていてキツイ
  • 親の介護を支援するなど、大きな出費を抱えている

などがあります。

ただしこれらの場合には、ただ口頭で相手を説得しても聞き入れてもらえません。ファイナンシャルエイドオフィスでは、アピールする人たちの再考会議をして、学費値下げを認めるかどうかをケースバイケースで決めます。そのため、サポートする証拠書類が必要ですね。

ちなみに私の場合には

  • IRAの引き出し額を住宅購入の頭金として使ったことを証明するための書類(不動産の契約書)
  • 引っ越し前と後の住所が変わったことで、引っ越した事実を証明
  • 返金分は別のW2だったので、同じ職場からw2が2枚きたと提示。

でOKでした。

もしも皆さんも、そうしたイベントがあったために学費計算がアップした時には、ぜひアピールすることをおすすめします。

電気や水道の業者は高い!安くする方法はある?

アメリカに来て感じたこと、そして近年特に強く思うことは、

業者ってどうしてあんなに高いんだ??

という事です。

近年では業者が自主的に時給100ドルを想定しているらしく、5分で終わる作業でも「最低料金100ドルなので」と言って100ドルを徴収しようとします。

中でも高額なのは水回りの業者ですね。Plumberと呼ばれる業者は本当に高額で、我が家で利用している業者は、見積もりを取るだけでも80ドルを吹っ掛けます。修理するかどうかに関係なく、見積もりを取るだけで80ドルなのです。

しかも、最低料金はつい先日値上がりしたらしく、どんなに簡単な作業でも400ドル~。1ドル150円で計算すれば、水道業者に来てもらうだけで、作業内容に関係なく6万円以上かかるという事です!!

高いと思いませんか?

実は、この高すぎる業者費用を安く抑えるコツがあります。

それは、Home Insuranceを利用するというものです。

目次

  1. Home Insuranceって何?
  2. Property Insuranceと何が違う?
  3. Home Insuranceは誰にオススメ?
  4. 保険によって利用方法が違う
  5. アメリカンホームシールドの注意点

1.Home Insuranceって何?

Home Insuranceとは、例えば電気の配線や設備、水道設備、ガスやエアコンなど、家の一部として考えられている設備に対する保険です。Home Warrantyと呼ばれることもあります。

保険なので毎月の保険料がかかりますが、私が加入しているAmerican Home Shield(アメリカンホームシールド)では、毎月60ドル~70ドルぐらい(だと思います)の掛け金をはらうと、万が一の故障の際には、修理料金100ドルだけで済むというもの。100ドルかからない修理でも修理費用の100ドルはアメリカンホームシールドから徴収されますが、数千ドルかかるような修理でも、自己負担は100ドルだけで済むのが魅力です。

我が家で加入しているのはこれ

Water Heaterタンクの交換も100ドル

以前住んでいた場所で、ちょうど築15年の家のWater Heaterタンクが寿命を迎えました。修理ではなく交換という対応になったのですが、すぐに来て対応してくれ、私たちが支払った金額はたったの100ドル。残額は「保険」なのでアメリカンホームシールドが数千ドルを払ってくれました。

ちなみにウォーターヒーターの交換をすると、4000ドル~5000ドル程度かかることが多いです。それがたったの100ドルだったので、保険さまさまでした。

万が一のトラブル時には、加入していると大きな出費を抑えられます。

2.Property Insuranceと何が違う?

Home InsuranceとProperty Insuranceは大きな違いがあります。家のローンと合わせて支払っている人が多いProperty Insuranceは、火事とか地震などで家が半壊したとか全壊したとか、雹が降って屋根に穴が開いたなどのトラブルの時に、修理にかかる費用を出してくれる保険です。

これも保険なので、毎月のローンと共に私たちは保険料を払っています。ただ、家のローンってローン返済分の他に固定資産税やProperty Insurance分もまとめて金融機関に徴収してもらっている人が多いので、保険を払っていてもいくらか金額は知らないという人は多いかもしれません。

ちなみに、Home Insuranceの多くは、家の屋根とか壁、床などには一切適用されません。あくまでも電気設備や冷暖房設備、給排水設備などがメインです。アメリカンホームシールドでは、家電製品(冷蔵庫とか洗濯機など)もカバーしており、故障して修理できない場合には、同じモデルの新品に交換してくれます。

3.Home Insuranceは誰にオススメ?

私が最初にHome Insuranceに加入したのは、家を購入したのがきっかけでした。アメリカの不動産売買では、売主が1年間分の保険を付けてくれることが多く、私が購入した家にもついてきました。ちなみに、私が売却した家には、私たちが負担して1年分の保険を付けました。

どの保険を付けるかは、その不動産業者によって異なります。私たちが最初に購入した家についていた保険が、American Home Shieldだったのです。

その後、別の州へ引っ越して新しく家を購入した時には、自分たちでアメリカンホームシールドに申し込みました。

こうした保険は、

  • 家が老朽化していて修理費が怖い人
  • 故障や修繕でまとまった出費をしたくない人

にオススメです。

4.保険によって利用方法が違う

私たちが利用しているのはアメリカンホームシールドです。使い方は簡単で、

  1. 修理が必要な時にはWEBで修理を依頼
  2. アメリカンホームシールドに登録している業者を自動的に割り振ってくれる
  3. 業者から連絡が来る(こちらから連絡してもOK)
  4. 支払いはアメリカンホームシールドへ
  5. 業者はアメリカンホームシールドからサービス料金を受け取る

の順番です。便利だなと感じることは、自分たちで業者を探さなくて良いという点ですね。業者の不誠実な対応は、すべてアメリカンホームシールドが間に立ってくれます。いい加減な業者が多いアメリカでは、こういうクッションは大きな安心感です。

ちないに現在住んでいる家を購入したときについてきた保険は、違うものでした。使い勝手が大きく違っていて、使い慣れていない私たちにとっては不便だなと感じました。

  1. 修理が必要な時には保険会社へ連絡→許可をもらう
  2. 自分たちで業者を選ぶ
  3. 業者から見積もりを取って保険会社へお伺い→許可をもらう
  4. 業者へ連絡して実際に修理してもらう
  5. 業者への支払いは自分たちで建て替える。
  6. 保険会社から見積もりに合わせた保険金をもらう。

という流れだったと思います。

急いで修理が必要な時に、アレもコレも許可が必要だとか、業者を自分で探す手間や時間を考えたら、とても面倒だと思いました。

5.アメリカンホームシールドの注意点

アメリカンホームシールドがおすすめかどうかは、住んでいる地域で大きく変わります。その理由は、どんな業者が登録しているかが変わるから。

私が現在住んでいるDC周辺は、残念ながら業者の質が「全米ワースト」と言っても木っと過言ではないぐらい、最悪です。

業者が最悪な件についてはこちらから

特に水道業者は、「ほかの業者ないの?」というほど最悪な業者しか登録しておらず、依頼しても来ない、中途半端な仕事で帰ってしまう、電話しても出ないなど、頼れない業者しかいないのです。

夫が「それでも水道業者以外は使えるから」というので、今は我慢して加入していますが、水道業者に関しては、保険は使わず全額自腹で別の業者へ依頼しています。

冒頭で水道業者の破格な値段で泣きをいれたのは、そういう理由があります。。

でも以前住んでいた場所では、この保険にはずいぶんお世話になったし、メリットしか感じなかったので、DC周辺以外の地域ならおすすめだと思います!

アメリカンホームシールドのホームページはこちらから

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アメリカの確定申告!何を準備すればよい?

日本の確定申告といえば、年に1度2月から3月にかけてやってくる、みんな大嫌いな一大イベントです。確定申告はアメリカにもあり、こちらはTax FilingとかTax Returnと呼ばれています。

実はワタクシ、去年に税金申告のお手伝いができる資格を取得しました。過去20年近くほぼ自分で勉強しながら税対策をしてきたので、それなりに知識はあると自負していたものの、知らないエリアがとても多くありましたし、どこをどうすれば節税できるのかについても知ることができて、とても有意義な経験でした。

目次

  1. アメリカの税金申告はいつやるの?
  2. どこで申告すればよい?
  3. 年間を通して準備しておく書類には何がある?

1.アメリカの税金申告はいつやるの?

アメリカの税金申告は、その年によって始まる時期は若干のずれがありますが、多くは2月初旬に始まります。(2023年は早めにスタートしており、1月下旬でもすでにはじまりましたね)

そして最終日は4月15日。もしも15日が土日なら翌月曜日になります。近年ではコロナで若干延長してくれるなど変動があるので、必ず自分で調べて期限までに申告してくださいね。

ウッカリ申告の期限が過ぎてしまうと、期限までに申告しなかったペナルティ、そして税金納付の延滞ペナルティがかかってしまいます。

2.どこで申告すればよい?

それなりにアメリカの税金の仕組みが分かっている人や、パソコン操作に不便を感じない人なら、自宅でWEBを使えば簡単にできます。私も15年以上ずっとそうしてます。どのWEBサイトを使っても、基本的に同じ結果になるはずですが、ツールごとに質問の内容や質問の仕方が変わるので、結果には若干の誤差が出ます。

IRSのWEBサイト

IRSのWEBサイトには、税金の申告フォーム1040をWEBで記入してE-Fileできるシステムが完備されています。賃貸物件を所有しているとか、スモールビジネスをやっているとか、経費や減価償却などいろいろな計算をしたい人は、残念ながら対象外です。しかし、収入は会社からもらう給料だけで、特に申告したい項目がなければ、1040フォームを使って迅速に計算できると思います。

IRSのサイトで1040をEfileするのは、無料です。しかし条件があって、世帯年収が$73,000以下に限定されています。

WEBサービスを使う

ネットでは、税金のE-fileサービスを提供しているサイトがたくさんあります。よく知られている所では、H&R BlockとかTurboTaxぐらいじゃないかと思いますが、他にもたくさんあります。

どのサイトを使っても、申告方法は同じです。サイトが色々質問してくるので、それに対して答えれば、サイトのアルゴリズムで必要なフォームに必要な事項が記入され、自動的に納税額(Payment)か還付額(Refund)かを計算してくれるという仕組みです。

その中でも私が一押しするのは、TurboTaxですね。使い方が分かりやすく、細かく質問してくれるので、見落としがありません。

Turbo Taxはこちらから ←このリンクを使うと20%オフ。

Taxオフィスへ行く

WEBサービスが台頭するまでは、この方法が一般的でした。タックスシーズンになるとTAXオフィスは大忙しとなり、スーパーの中には簡易的にTAXをしてくれるブースが登場します。TAXに関して色々質問しながら申告したい人や、質問したりアドバイスをもらうことで翌年に供えたい人なら、この方法が良いですね。

H&R Blockの最寄りのオフィスを探す

3.年間を通して準備しておく書類には何がある?

TAX申告では、1月1日から12月31日までどんなジャンルでどんな出費をしたか、それが税金の控除になるかどうかを見極めながら、レシートや領収書を保管しなければいけません。

そのため我が家では、TAXノートなるものを準備し、どんな出費があったのかをリリストアップしながら、レシートも保管しています。

それでは、具体的にどんなレシートや書類を準備しておけばよいのでしょうか?(ここでは、とりあえず会社に勤務している人に必要なアイテムのみを紹介しています。)

医療費

年間を通して病院に1回しか行かなかったという人は、おそらく医療費控除は適用外となってしまいますけれど、医療費がクソ高いアメリカだからこそ、支払った医療費が数千ドルになる人なら、医療控除枠が適用されるチャンスがあります。

  • 医者で支払った費用
  • 処方箋に支払った費用
  • メガネ購入代金
  • 入院などの施設や設備にかかった費用
  • 入院や通院にかかった交通費や駐車場代
  • 遠方の病院に行ったなら、宿泊費や食事代も
  • 年間を通して支払った健康保険代

などは、記録を残しておくことをおすすめします。

学費

高額な学費も、教育費控除できます。子供が大学へ進学しているなら、支払った学費数万ドルがまるまる控除ではないものの、色々な複雑な計算式によって、税金支払い分が割引してもらえます。

大人が仕事のためにクラスを習得した場合にも、Lifetime Learningという別枠の教育費控除が使えます。控除額はわりとショボいのが難点ですが、それでも少しは税金納付額が安くなります。

多くの控除は、課税所得から控除分を引いてもらうという方法なのですが、学費に関しては支払う税額から認められた学費分のクレジットがダイレクトに差し引かれます。これは、かなり大きいです!

住宅ローンと教育ローンの利息

すべてのローンがOKというわけではありませんが、持ち家の住宅ローンで支払ったInterest、そして教育ローンの返済で支払ったInterest分は、課税所得から引いてもらえます。年初に金融機関から支払った利息に関してフォームが送られてくるので、キープしておきましょう。

IRA

IRAにはTraditional IRAとRoth IRAとがありますが、どちらも税金の申告の際に必要です。IRA口座へ入金した金額、下ろした金額を正確に把握しておきまましょう。

寄付

寄付、つまりDonationですね。現金での寄付だけでなく、家具や電化製品、服などのモノを寄付した場合にも、控除してもらえます。寄付は、いつどこで、いくらの寄付をしたのかという正確な情報が必要なので、準備しておきましょう。

子供のデイケア費用

共働きの家庭なら、子供のデイケア費用や、アフタースクールケアに支払った費用を記録しておくことをおすすめします。共働きであることが条件なので、「ランチに行く間デイケアを利用した」とか「気分転換したいので子供を保育園に入れた」というのは、残念ながら税金においては控除してもらえません。

Casualty (被災)

これは、ハリケーンや山崩れ、そのほか森林火災など政府が緊急事態だと宣言した自然災害に被災した場合、受けたダメージ分のいくらかが控除してもらえるというものです。家屋のダメージ、所持品のダメージなど対象となるアイテムは多いので、被災して大変な時であっても、可能な限りレシートや記録を保管しておくことをおすすめします。

ビジネスに使った経費

会社員とはいえ、仕事に使う経費って色々なものがありますよね。例えば仕事にしか着ない制服とか、出張で自腹になった分など、色々です。数年前に、ビジネス関連の経費は控除の対象外となってしまいましたが、2025年あたりから控除項目として戻ってくるという話もあるので、こうご期待です。

引っ越し費用

転勤族の私たちにとっては、これは大きな控除でした。しかしこちらも数年前から、対象となるのが軍人だけになってしまいました。数年後にこれも控除項目として復活すれば、転勤族の人にとってはずいぶん助かると思います!

チャイルドサポート

チャイルドサポートは数年前からルールが変わり、支払った人が控除できることになりました。もしも離婚などでチャイルドサポートを支払っている人がいたら、ぜひ記録を残しておくことをおすすめします。

いかがでしたでしょうか?こちらで紹介した控除の項目で全部というわけではありません。もっといろいろケースバイケースであります。控除の項目によっては、高収入の人だと恩恵を受けられないというものもあったりしまが、まずは記録を保管して申請してみて、ダメならダメという方法が良いと思います!

専業主婦だと老後が心配!主婦の老後計画どうしてる?

アメリカでは日本よりも働く女性が多く、育児と仕事を両立している人がたくさんいます。しかしそんなアメリカでも、転勤族となれば話は別。夫の職場は多くの人が転勤族のため、配偶者はほぼ専業主婦(主夫)、もしくは引っ越し先でフリーで何かをするというスタンスです。

フリーだと気楽というメリットはありますけれど、自身で職場のリタイヤメントプランに加入できるわけでもなく、公的年金であるソーシャルセキュリティも将来いくら受給できるのか不安、という人は多いのではないでしょうか?

今回は、アメリカで専業主婦(主夫)をしている人の老後計画について検証してみました!

目次

  1. 専業主婦は年金がもらえない?
  2. 結婚証明書はどこで入手したらよい?
  3. Spousal benefitがもらえる条件とは?
  4. 自分で働いていた人は要注意!
  5. 日本の年金はもらえるの?
  6. で、いくらもらえるわけ?

1.専業主婦は年金がもらえない?

アメリカで年金を受け取るためには、10年間以上の就労が必要です。これは必ずしも正社員でなければいけないというわけではなく、ソーシャルセキュリティ税を納めた期間で、ソーシャルセキュリティオフィスのデータベースで管理されています。

ソーシャルセキュリティオフィスで自分のクレジットをチェックしたい人はこちら

1年間を4期に分け、1期を1クレジットとします。トータルで40クレジット(つまりは10年)ソーシャルセキュリティ税を納めていれば、その人は老後にソーシャルセキュリティ年金をゲットできる資格を得ることができます。

しかもこの年金、配偶者もおこぼれをいただけます。

専業主婦(主夫)だった期間が長くて、自分自身の年金をもらう資格がない人、もしくは稼ぎが少なかったので受給できても雀の涙という人は、しっかり稼いでくれた配偶者が受給する年金を元に計算してくれるSpousal benefitを期待するのが賢明です。

2.結婚証明書はどこで入手したらよい?

Spousal benefitは、法的に結婚していれば受給できます。その際には、結婚証明書(Marriage certificate)を提出しろと言われる可能性が高いので、きちんと準備しておきましょう。この証明書は、アメリカ国内で発行されたものでなく日本で発行されたものでもOKです。

例えば、結婚しましたという事実が記載されている日本の戸籍抄本や戸籍謄本を取り寄せてそこに自分で英語訳を付け、アメリカにある日本領事館で公証(Notarize)してもらったものでも、問題ありません。

3.Spousal benefitがもらえる条件とは?

稼いでくれた配偶者がいれば、自分が専業主婦(主夫)で稼ぎが少なくても、公的年金を受け取ることができます。しかしいくつか条件があります。

  • 配偶者がすでに年金を受給していること
  • 自分が年金を受給できる年齢(最低でも62歳)になっていること
  • 婚姻期間は最低でも1年間以上

これらの条件を満たしていれば、年金を受給できます!おめでとうございます!

4.自分で働いていた人は要注意!

ここで、多くの人が勘違いしていることがあります。それは、

自分の稼ぎによるソーシャルセキュリティ年金と、配偶者の稼ぎをもとに計算した年金を同時に受け取ることはできない

という事です。はい、もう一度言います。同時にはもらえません。どちらかを選べと言われます。

自分で稼いでいた人は、自分の稼ぎに基づいて計算した受給額と、配偶者の稼ぎを元に計算した受給額を比較して、多い方を選ぶことになります。

自分も配偶者も高額納税者だったりすると、かなり悩むかもしれません。しかし専業主婦期間が長かったり、パートなどで年収がそれほど多くない人なら、迷う必要はないと思います。

5.日本の年金はもらえるの?

大昔に日本で働いていた人の多くは、少額でもいいから日本の年金も受給したいな~なんて考えているのではないでしょうか。

もしも日本での受給資格があれば、日本から年金を受け取って、別途でアメリカの年金を受け取ることは可能です。ただしこの場合、日本から年金を受給しているという理由で、アメリカからの年金受給額が減額されます(涙)

日本で働いていたけれど受給資格を満たすほどではない、でも年金が欲しい、という人もいますよね。そんな人のために法律が2005年に改正されて、日本の就労年数をアメリカの年金カウントとコラボできるようになりました。

日本で働いていた5年間を、アメリカで受け取る年金の受給額の足しにしたい!なんて時には便利ですね。

これも注意が必要

日本からしっかり年金を受給して、アメリカでもしっかり年金を受給している人は別ですが、日本の就労年数をアメリカの就労年数に組み込むことで受給額を多くしたいという人は、ここでも注意が必要です。

それは、日本の就労期間を追加したものはアメリカの「自分自身が稼いだソーシャルセキュリティ」という扱いになるという点です。そうすると、配偶者の稼ぎを元に計算した配偶者年金を受け取れなくなります。つまりは、どちらか多い方を選べば良いのですけれど、色々な手続きや労力を費やしたのに、結局自分は配偶者の稼ぎで年金をいただいた方が得だな、という結果になることは少なくありません。あらかじめ理解しておきましょう。

6.で、いくらもらえるわけ?

配偶者の稼ぎを元に年金を頂戴する場合には、配偶者が存命中には、相手が受け取っている金額の半額が目安となります。同額はもらえません。

そして、半額をもらえるのは、自分が年金受給額のFull ageになった場合。少し早めの62歳から欲しいという場合には、1年早くなるごとにペナルティが課せられるので、最低相手が受け取っている金額の32.5%しかもらえないということもあります。

その辺はしっかりずる賢く計算したうえで、受給の申請をしてくださいね。

ざっくりとした計算は、ソーシャルセキュリティの公式サイトで見積もれます。こちらからどうぞ。

これはあくまでも、ソーシャルセキュリティ年金に限定した話です。他の民間のサービスについては、それぞれ条件や受給額は異なります。

で、大学の学費は結局どうやって貯めれば良いのか?

子供の大学費用を貯めようとすると、恐ろしく長い月日がかかるものです。もちろん、いくら貯めるのかによっても変わりますが、我が家では子供がキンダーぐらいにの年齢からコツコツと、できる範囲で貯金を始めました。

そんな息子は今年で大学を卒業します。長かった学費貯金ライフから、ようやく解放されます!

大学費用を貯める方法は、色々あると思います。多くの人は、

  1. 529プラン
  2. Traditional IRA
  3. Roth IRA
  4. Educational Saving Bond

あたりが多いのではないでしょうか。私自身、学資貯金を始めたころには何が何だか分からず、試行錯誤しながらとにかく貯めました。上の方法もすべてトライしましたし、子供の学費として使いました。

学費として使うことを前提にこれらの口座で貯めることには、それぞれメリットとデメリットがあります。私の経験値を元にご紹介しますね。

1.529プラン

メリット

  • 学費として下ろす時に税金がかからない
  • 年間いくらまでしか貯金できないという上限がない
  • 大学側のFinancial Aidの計算では、これが最も有利
  • 州が提供するプランなら、Tax Returnの時に積み立て分を控除してもらえる可能性アリ

デメリット

  • 貯金する時に全く税金面で優遇されない
  • 学費の計算では資産としてカウントされる
  • 州に関係ないプランにすると、Tax Returnでの控除すらないことも
  • 子供が大学に行かないと、引き落としの際にペナルティがかかる

2.Traditional IRA

メリット

  • 貯める時に税金面で控除してもらえる
  • 学費として使うなら、引き出した時に10%のペナルティはかからない
  • 学費の計算では資産対象外になる
  • Financial Aidの計算が影響しない大学3年生、4年生の学費になら使っても問題なし
  • 子供が大学に行かなければ、そのまま老後資金として貯め続けられる

デメリット

  • 貯められる金額の上限が決まっている(Roth IRAとの合計が年間$6,000ぐらい)
  • ペナルティはかからなくてもIncome Taxがかかる。
  • 引き下ろしたことでその年の収入が高くなり、払う税金が高くなる
  • 大学のFinancial Aidの計算では、年収が高いとみなされて学費があがる

3.Roth IRA

メリット

  • 学費として使うなら、引き出した時のペナルティは免除(Traditional IRAと同じ)
  • Traditional IRA同様に、学費の計算では資産対象外となる
  • Financial Aidの計算が影響しない大学3年生、4年生の学費になら使っても問題なし
  • 子供が大学に行かなければ、そのまま老後資金として貯め続けられる

デメリット

  • 貯める時に税金面での控除がない
  • 貯められる金額の上限が決まっている(Traditional IRAとの合計が年間で$6,000ぐらい)
  • 引き出した分が収入とカウントされないので、税金は高くならない(Traditional IRAと違う点)
  • でも大学のFinancial Aidの計算では収入としてカウントされる(結果、学費が上がる)

4.Educational Saving Bond

セービングボンドは一般的に、購入したボンドを一定期間寝かせると価額が2倍になるというもので、教育費に使用することを目的としたEducational Saving Bondもあります。

メリット

  • 祖父母からまとまった金額を贈与されたときにおすすめ
  • 放置しておけば満期で価額が2倍になる
  • 2倍に成長した伸びしろについては無税

デメリット

  • ボンド購入時に税金の控除はない
  • コツコツ積み立て型の商品ではない

結論

大学が毎年計算するFinancial Aidの計算で、学費をできるだけ少なく抑えたいなら、学費の貯金は529プランを利用するのが一押しです。

貯める部分に焦点を当てて、資産にカウントされない方法を模索するなら、IRAもおすすめです。しかしIRAには「引き落とした年に収入がアップしたと見なされる」悲劇があるので、注意が必要ですね。

我が家では、貯金する年の税金を少しでも減らそうと、私と夫とお互いに年間$5,000ずつ、トータルで1万ドルをTraditional IRAに入れたこともありました。しかし引き出す時になって、「あ、しまった!収入があがっちゃう!」という事に遅ればせながら気づき、大学1年と2年の時には、我慢してIRAには手を付けませんでした。

大学のFinancial Aidの計算は、

2021年分の収入を2022年2月にファイル→2022年10月のFAFSAで計算→2023年5月に学費決定→2023年9月からの学費に適用

という時差があります。大学3年生と4年生の学費にならIRAを使っても学費面でデメリットがないのは、そういう理由です。

そう考えると、

  • 大学1、2年の学費は529で賄う
  • 大学3、4年の分はIRAで賄う

という方法が良いのかなという気がします。

これはあくまでも私の経験に基づく考察なので、皆様にはそれぞれ精査していただくことをおすすめします。